| 【発明の名称】 |
鞄のインナーケース |
| 【発明者】 |
【氏名】馬場 安彦
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| 【要約】 |
【課題】従来の電子機器携帯用の鞄と同様に外部からの衝撃を緩和することができ、しかも従来の枠体より小さく且つどのような鞄にでも使用できる汎用性のある鞄のインナーケースを提供することを目的とする。
【解決手段】電子機器を収納可能な袋体2の周囲に弾性を有する線材4を使用した枠体1を袋体2の左右及び下方に間隙を有して配し、さらに枠体1の上棧1aに袋体2を吊り下げた鞄のインナーケースとした。前記枠体1の左右の縦棧1c,1d を少し外側に湾曲させることが好ましい。さらに、前記袋体2の前後面に緩衝材7を配することが好ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子機器を収納可能な袋体(2)の周囲に弾性を有する線材(4)を使用した枠体(1)を袋体(2)の左右及び下方に間隙を有して配し、さらに枠体(1)の上棧(1a)に袋体(2)を吊り下げたことを特徴とする鞄のインナーケース。 【請求項2】 枠体(1)の左右の縦棧(1c,1d )が少し外側に湾曲していることを特徴とする請求項1記載の鞄のインナーケース。 【請求項3】 袋体(2)の前後面に緩衝材(7)を配したことを特徴とする請求項1又は2記載の鞄のインナーケース。 【請求項4】 袋体(2)の上部に把手(11)を取り付けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の鞄のインナーケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ノートパソコン、ノートワープロ、PDA等の電子機器を鞄の中に入れて携帯するときに使用されるインナーケースに関し、運搬中に生ずる外部からの衝撃を緩和することができるようにしたものである。 【0002】 【従来の技術】ノートパソコン等の電子機器を外部からの衝撃から守り、安全に携帯できるように鞄内部に緩衝用の枠体を設けた電子機器携帯用の鞄は、特開平9-135722号、特開平9-301440号、特開平11-28114号、のように従来からあった。 【0003】しかし、これらの鞄の緩衝用の枠体は大きく、鞄自体が大きくなって携帯に不便になるという問題点があった。またさらに、枠体は収納する電子機器との間に隙間があると衝撃が大きくなるので、電子機器の大きさに合わせることが必要であり、汎用性がないという問題点があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明では、従来の電子機器携帯用の鞄と同様に外部からの衝撃を緩和することができ、しかも従来の枠体より小さく且つどのような鞄にでも使用できる汎用性のある鞄のインナーケースを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】そのため、この発明では、電子機器を収納可能な袋体2の周囲に弾性を有する線材4を使用した枠体1を袋体2の左右及び下方に間隙を有して配し、さらに枠体1の上棧1aに袋体2を吊り下げた鞄のインナーケースとした。 【0006】この発明のインナーケースでは、上下方向の衝撃を枠体1の弾性力で吸収し、電子機器にかかる衝撃を緩和することができる。また、枠体1は、線材で形成されているので、軽く、しかも幅方向の厚さが厚くなることがない。 【0007】前記枠体1の左右の縦棧1c,1d を少し外側に湾曲させることが好ましい。 【0008】このようにすれば、上下方向の衝撃を吸収しやすくなる。 【0009】前記袋体2の前後面に緩衝材7を配することが好ましい。 【0010】このようにすれば、前後方向の衝撃を緩衝材7で吸収できるだけでなく、袋体2内の摩擦が大きくなり、収納した電子機器が袋内で移動することがなくなる。 【0011】前記袋体2の上部に把手11を取り付けることもできる。 【0012】このようにすれば、インナーケース単独でも持ち運び可能となる。 【0013】 【発明の実施の形態】図1は、この発明のインナーケースの正面側を示す斜視図、図2は、この発明のインナーケースの裏面側を示す斜視図、図3は、枠体で衝撃を吸収する機構を示す説明図、図4及び図5は、この発明のインナーケースをブリーフケースに収納したときの状態を示す斜視図、図6は、この発明のインナーケースの別の実施例を示す斜視図、図7は、枠体で衝撃を吸収する別の機構を示す説明図、である。 【0014】以下、この発明の実施の形態をこれらの図面に基づいて説明する。 【0015】この発明のインナーケースは、図1に示すように、四角形の枠体1の上棧1aに袋体2をつり下げたものである。さらに、袋体2の下部には、揺れ止め片3が取り付けられており、揺れ止め片3は枠体1の下棧1bに取り付けられている。 【0016】また、袋体2の左右及び下方には枠体1との間に間隙が設けられている。 【0017】枠体1は、袋縫いした布テープの中に弾性を有する線材であるピアノ線4を収納したものであり、左右の縦棧1c,1d は、少し外側に湾曲しており、図3に示すように、上下方向に荷重Wがかかったときに縦棧1c,1d が外側に曲がって衝撃を吸収するようになっている。 【0018】袋体2は、ノートパソコン等の電子機器を収納可能な空間を内部に形成した袋であり、前面に電子機器を挿脱するための蓋板5を形成している。蓋板5と袋体本体とは図示していないが、面接着テープで係脱自在となっている。 【0019】蓋板5の外側面に取り付けた面接着テープ6,6は、後述する鞄の面接着テープと係合し、鞄の内側面に係止するためのものである。 【0020】袋体2の前後面の内部には、発泡ウレタン樹脂で形成された緩衝材7が入れられており、前後方向の衝撃を吸収するようになっている。 【0021】この発明のインナーケースの構成は以上の通りであり、インナーケースの内部にノートパソコン等の電子機器を収納し、さらに図4に示すようなブリーフケース8に入れて携帯する。 【0022】ブリーフケース8には、内ポケット9が設けられており、その中にこの発明のインナーケースを収納するようになっている。 【0023】ブリーフケース8には、この発明のインナーケースの面接着テープ6,6と係合する面接着テープ10,10 が取り付けられており、インナーケースを係脱自在としている。 【0024】以上が実施例であるが、図6に示すように、この発明のインナーケースの袋体2の上部に把手11を取り付け、単独で使用できるようにしてもよいし、前面にフロッピーディスクを収納するポケット12,12 を設けることもできる。 【0025】また、枠体1の構成は、前記実施例に限定するものではなく、枠体1の弾性力により衝撃を吸収できるようにしたものであれば、どのようなものにでもすることができる。例えば、図7に示すように、枠体1内のピアノ線4が、上下方向に荷重Wがかかったときに上棧1aが撓み、縦棧1c,1d が内側に倒れ込むことにより衝撃を吸収するようにしたものとすることもできる。 【0026】 【発明の効果】この発明のインナーケースでは、上述のように、上下方向の衝撃がかかると枠体1が湾曲して衝撃を吸収するようになっており、しかも枠体1が線材で形成されているので、軽く、しかも幅が厚くならないので、電子機器の携帯に使用する鞄が大きくならないという効果を有する。さらに、ブリーフケースのように鞄補強枠のないソフトタイプの鞄を使用した場合には、電子機器にかかる横方向の衝撃を縦棧1c,1d により守ることができるという効果も有する。 【0027】請求項2に記載の発明のように、前記請求項1に記載の構成に加え、枠体1の左右の縦棧1c,1d を少し外側に湾曲させれば、縦棧1c,1d が曲がりやすくなり、上下方向の衝撃を吸収しやすくなる。 【0028】請求項3に記載の発明のように、前記請求項1又は2に記載の構成に加え、袋体2の前後面に緩衝材7を配すれば、前後方向の衝撃を緩衝材7で吸収でき、より安全に携帯できるようになるだけでなく、袋体2内の摩擦抵抗が大きくなり、収納した電子機器が袋内で移動することがなくなるので、多少袋体2と電子機器との大きさが違っていても衝撃力の吸収に影響はない。 【0029】請求項4に記載の発明のように、前記請求項1,2又は3に記載の構成に加え、袋体2の上部に把手11を取り付けすれば、インナーケース単独でも使用可能となり、便利になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000102304 【氏名又は名称】エース株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月22日(1999.10.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072213 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 一義
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| 【公開番号】 |
特開2001−120324(P2001−120324A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月8日(2001.5.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−301569 |
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