| 【発明の名称】 |
ヘルメット用ワイパー |
| 【発明者】 |
【氏名】高山 哲夫
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】略コ状の支持体(A)の対向する面に、それぞれ、雨滴用掃拭子(3a)及び曇り用掃拭子(3b)を取付ける。そして、支持体(A)の適当な位置に、支点を設けて押圧力を加え、シールドの内外面に密着して摺動しうるように構成する。このように構成したワイパーを、操作片(7)を指で操作することにより、ヘルメットシールド内外面の掃拭をおこなう。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】略コ状の支持体(A)の、対向する面のそれぞれに掃拭子を取付け、この両面がヘルメットシールドを挟んで挟着できるように構成し、かつ、支点(6)に押圧力を加えることにより、シールドの内外面に密着した状態で摺動可能な構造としたヘルメット用ワイパー。 【請求項2】請求項1のヘルメット用ワイパーにおいて、片方の掃拭子を省略し、替りに滑動片(8)を装着した、請求項1記載のヘルメット用ワイパー。 【請求項3】バネ(4)の先端部にネジ穴(11)及びネジ(12)を設け、支点(6)に加える押圧力を加減できるようにした、請求項1及び請求項2記載のヘルメット用ワイパー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、二輪車で走行中に、ヘルメットシールド(以下、「シールド」と略称する。)の外面に付着する雨滴、及び、内面に付着する曇り等の、視界障害物を拭うために使用されるヘルメット用ワイパーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、シールド外面に付着した雨滴、雪等を除去するためには、手袋で直接拭い取るか、あるいは、撥水性を有する液体をスプレー等の手段により塗布し、走行中の風圧を利用して飛散させるという方法が用いられていた。 【0003】また、シールド内面に付着する曇りを除去する手段としては、シールドを上に持上げて手袋等で拭い取るか、外気を導入してシールド内面付近の相対湿度を下げ、付着した曇りを自然蒸発させることにより対処していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、シールドの外面に付着する雨滴、雪等、及び、内面に付着する、主として運転者の呼気に起因する曇りを、手動操作により、同時に拭い取るヘルメット用ワイパーの提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明におけるヘルメット用ワイパーでは、略コ状の支持体の、対向する一面に雨滴用掃拭子を取付け、他の一面に曇り用掃拭子を取付けて、この両面がシールドを挟んで狭着できるように構成し、かつ、操作片を設けて、手動操作によりシールドの両面を同時に掃拭しうるように構成する。 【0006】また、支持体には弾性体を使用し、その適当な位置にバネを用いた支点を設けて押圧力を与え、両方の掃拭子が、シールド内外面の湾曲形状に密着して追随しうるように構成する。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態について説明する。 【0008】図1において、支持体(A)は、硬質塩化ビニル、ポリエチレン等の弾性を有する素材を、基部(1)の両端部で折り曲げることによりコ字状としたものである。 【0009】そして、保持部(2)の向い合う面のそれぞれに、雨滴用掃拭子(3a)及び曇り用掃拭子(3b)を接着する。 【0010】ここで使用される雨滴用掃拭子(3a)は、先端がエッジ状をなしており、自動車用として使用されているワイパーブレードの先端部と相似のものである。 【0011】また、曇り用掃拭子(3b)には、シールド面に、掃拭子との摩擦による傷の付きにくい素材を使用することが必要であり、一例として、薄いスポンジ板、あるいはゴム板の表面に、軟質の布を貼付けることで製作することができる。 【0012】ここで使用する布としては、メガネのレンズに付着した汚れを拭取るときに用いられているレンズ用クロス等が、傷付き防止を考慮された素材として適当である。 【0013】単一の素材で曇り用掃拭子を構成しようとするならば、フェルト等の、軟質で弾力があり、ある程度の厚みを有する素材が適当である。 【0014】図1において、バネ(4)は、支持体(A)の基部(1)に設けられた溝(5)に嵌着された上で、その先端が保持部(2a、2b)の表面に圧接し、支点(6a、6b)となるように構成されている。 【0015】支点(6a)は、雨滴用掃拭子(3a)をシールド外面の凸形形状に追従させるため、保持部(2a)の先端部付近に設置する。また、支点(6b)は、曇り用掃拭子(3b)をシールド内面の凹形形状に追従させるため、保持部(2b)の略中間部に設置する。 【0016】支点(6a、6b)には、ワイパー操作時にバネの先端が保持部(2a、2b)から外れないようにするため、適当な形状のバネ受けを設ける。 【0017】バネ(4)は、支点(6a)、支点(6b)及び溝(5)でそれぞれ固定されることにより、支持体基部(1)の剛性を増すことに寄与する。このことは、ワイパー操作時に、シールドと掃拭子との摩擦力により、基部(1)にねじり力が働いて、保持部(2a)と保持部(2b)との相対位置がずれてしまうことを防止するのに寄与する。 【0018】図1において、操作片(7)は、バネ(4)を貫通させるための空隙を設けた形状とし、保持部(2a)に接合する。 【0019】図2のワイパーは、図1における保持部(2a)から雨滴用掃拭子を取除き、替りに、フェルト等の滑動片(8)を貼付けたものである。保持部(2a)の長さは、同図のように、操作片(7)を取付けるのに必要な程度にまで、短縮することもできる。 【0020】図2において、バネ(4)は、支点(6b)、溝(5)及び保持部(2a)に設けた掛止穴(9)の、それぞれにより固定される。 【0021】掛止穴(9)においては、バネ(4)の先端部をL形に折曲げて挿入する。その際、シールドに傷が付かないようにするため、バネの先端が保持部(2a)の裏面に突出しないように、長さを調整する。 【0022】保持部(2a)と保持部(2b)によるシールドの挟着力は、基部(1)の両端部における、バネの曲げ角度により調整することができる。 【0023】 【実施例】図3の実施例は、図1のワイパーをシールドに取付けた状態を、側面から見たものである。 【0024】図3において、シールド(10)は、掃拭子(3a、3b)を介して、保持部(2a、2b)により挟着されている。 【0025】掃拭子(3a、3b)は、保持部(2a、2b)の素材自体が有する弾性と、支点(6a、6b)を介して伝えられるバネ(4)の押圧力とが協調的に働くことにより、シールド内外面の湾曲に追従して、密着することができる。 【0026】この状態で、操作片(7)を指で保持し、左右に動かせば、シールド内外面の付着物を同時に払拭することができる。 【0027】図4の実施例は、図2のワイパーをシールドに取付けた状態を、側面から見たものである。 【0028】シールド内面の曇りは、特に冬時期などには晴天時においても生じるものであり、その場合、雨滴用掃拭子(3a)の省略された本実施例のものは、シールド面との摩擦が少なく、小さな力で操作できるようになっている。 【0029】図5の実施例は、バネ(4)の先端部にネジ穴(11)を設け、ネジ(12)を介してバネ(4)の押圧力が支点(6)に加わるように構成したものである。 【0030】図5において、ネジ(12)を伸縮させ、バネ(4)と支点(6)との間隔を変えることにより、支点(6)に加わる押圧力を加減することができる。 【0031】このようにすることにより、異なった湾曲度を有するシールドに対して、シールドと掃拭子との密着度が最適となるように、支点(6)におけるバネ(4)の押圧力を調節することが可能となる。 【0032】 【発明の効果】本発明は、以上のようにして構成されているので、常時、シールドを挟む形でヘルメットに装着しておくことができ、必要に応じて操作することにより、シールド内外面の付着物を同時に払拭することができる。 【0033】また、このワイパーを装着したままでシールドの開閉をすることが可能であり、冬時期等で、走行中に冷気を遮断する目的でシールドを閉塞しようとする際にも、支障とはならない。 【0034】さらに、本ワイパー操作のためには、シールド下部に、基部(1)のスライドできるだけの隙間があれば十分であり、シールドをほとんど閉塞した状態で、従って、冷気を顔に受けることなく操作することが可能である。 【0035】また、図2のように、雨滴用掃拭子(3a)を省略した構成のものは、小さな力で操作することができ、晴天時等で、シールド内面の曇りのみを除去したい時に便利に使用することができる。 【0036】さらに、図5のように構成したものは、シールドの湾曲度に応じて支点(6)に加える押圧力を加減することができ、シールドと掃拭子(3)との密着度を最適とすることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500196320 【氏名又は名称】高山 哲夫
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| 【出願日】 |
平成12年3月16日(2000.3.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−262426(P2001−262426A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月26日(2001.9.26) |
| 【出願番号】 |
特願2000−120170(P2000−120170) |
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