| 【発明の名称】 |
電子機器収納ヘルメット |
| 【発明者】 |
【氏名】新井 盛勝
【氏名】稲益 徳雄
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| 【要約】 |
【課題】自動二輪の運転者にも音楽等の情報が安全に得られるように考案されたヘルメットにおいて、運転中に充電が可能な電子機器収納ヘルメットを提供する。
【解決手段】スピーカと、運動性駆動部を有さない電子機器とを収容または固定するための部位と、を具備し、電源にポリマーリチウム二次電池を用い、風力発電器や太陽光発電器を具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スピーカと、音声情報を発しうる電子機器とを収容または固定するための部位と、を具備したヘルメットにおいて、前記電子機器は運動性駆動部を有さないものであって、前記ヘルメットが発電器を備えていることを特徴とする電子機器収納ヘルメット。 【請求項2】 前記リチウム電池が、ポリマー電解質を用いたポリマー二次電池である請求項2記載の電子機器収納ヘルメット。 【請求項3】 前記リチウム電池の外装体が金属樹脂複合フィルムである請求項1または2のいずれかに記載の電子機器収納ヘルメット。 【請求項4】 前記発電器が、風力発電器及び/又は太陽光発電器である請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器収納ヘルメット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカと、音声情報を発しうる電子機器収納部を有するヘルメットに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、携帯電子機器、特に携帯電話とオーディオ機器は日常生活に不可欠のものとなってきている。屋外においても、通勤等の移動中には携帯のオーディオ機器により、車の運転中には車内に設置されたカーオーディオにより、音楽等の情報を得ることができる。 【0003】一方、自動二輪の運転者が、移動中、ヘッドホンステレオ等の携帯オーディオ機器を使用することがある。しかしながら、従来の携帯オーディオ機器は、ヘッドホンを耳に密着させて用いるため、環境音が聞こえ難くなり、安全面で問題があった。また、ヘッドホンを装着した状態でさらにヘルメットを装着することは困難であり、ヘッドホンと携帯オーディオ機器本体を接続するコードについても、運転の支障となっていた。そこで、自動二輪の運転者にも音楽等の情報が安全に得られるように、特開平7−207512号公報には、ヘルメットの内部に音響機器を内蔵したオーディオヘルメットが提案されている。前記オーディオヘルメットには、市販のカセットテープ、MD、CD等を録音媒体とする携帯オーディオ機器を接続することができる。 【0004】しかしながら、前記オーディオヘルメットを用いて、自動二輪運転者が走行中に音楽等の情報を得るためには、前記オーディオヘルメットの構造上、ヘッドホンが耳に密着しないことから、前記携帯オーディオ機器からの音声出力を、直接付属のヘッドホンに接続すると、前記運転者が音声情報を聴取するには音圧が不足する場合があった。そこで、前記携帯オーディオ機器とヘッドホンとの間に音声増幅用のアンプを必要に応じて介在させる必要があった。 【0005】一方、前記携帯オーディオ機器ならびにアンプを駆動するための電源としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池が用いられる。しかしながら、前記携帯オーディオ機器や前記アンプが消費する電力は比較的大いため、容積の大きい外部電池パックを用いるか、ヘルメットを室内に持ち帰り、電池を充電するといった煩雑な保守作業が必要であった。また、電池パックを用いると、ヘルメットの軽量性が失われるといった問題があった。 【0006】前記電池を充電するため、自動二輪車の走行中に、発電器からの電力を前記オーディオヘルメットに供給するといった発案が可能である。しかしながら、自動二輪車本体の発電器またはバッテリーから電力を供給するには、前記自動二輪車本体と前記オーディオヘルメットを電線で繋ぐ必要があり、安全上問題がある。太陽光発電器(太陽電池)をヘルメットに装着する方法についても発案が可能であるが、太陽光発電器をヘルメットに装着できる面積には限度があるので、前記携帯オーディオ機器を充電するには、前記太陽光発電器から供給される電力は不足であり、実用的ではなかった。 【0007】また、ニッケル水素電池を用いた場合には、ニッケル電池がメモリー効果を有するため、上記のように、走行中に発電器からの電力の供給を受ける充電方式は、採用することができなかった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、自動二輪の運転者にも音楽等の情報が安全に得られるように考案されたヘルメットにおいて、運転中に充電が可能な電子機器収納ヘルメットを提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するため、スピーカと、音声情報を発しうる電子機器とを収容または固定するための部位と、を具備したヘルメットにおいて、前記電子機器は運動性駆動部を有さないものであって、前記ヘルメットが発電器を備えていることを特徴とする電子機器収納ヘルメットである。また、前記リチウム電池が、ポリマー電解質を用いたポリマー二次電池であることを特徴としている。また、前記リチウム電池の外装体が金属樹脂複合フィルムであることを特徴としている。また、前記発電器が、風力発電器及び/又は太陽光発電器であることを特徴としている。 【0010】即ち、本発明の電子機器収納ヘルメットに用いる電子機器は、運動性駆動部を持たないので、消費電力が大幅に低減される。従って、音声増幅用のアンプを併用した場合でも、トータルの消費電力は低く抑えられる。その結果、ヘルメットに装着可能な程度の太陽電池や小型風力発電機を、前記電子機器の消費電力に見合う電力を供給しうる充電器として用いることができる。また、本発明の電子機器収納ヘルメットは、前記電子機器を収納又は固定する部位を持っているので、前記電子機器の装着・脱着が容易である。従って、ヘルメットが事故等により強い衝撃を受けた結果、ヘルメットの安全性機能が失われるに至った場合でも、内蔵した前記電子機器は機能を維持する可能性が高いので、前記電子機器を新規の電子機器収納ヘルメットに再装着することができる。即ち、電子機器が組み込まれたオーディオヘルメットに比べ、経済的である。 【0011】また、本発明の電子機器収納ヘルメットは、駆動電源にリチウム電池を用いているので、メモリー効果がなく、走行中に音声情報を得ながら同時に充電を行うことができる。また、上述したように、本発明の電子機器収納ヘルメットが消費する電力は極めて小さいので、カセットテープ、MD、CD等を録音媒体とする携帯オーディオ機器に用いられるような金属電槽缶を用いたリチウムイオン電池を用いてもよいが、金属樹脂複合体を外装材に用いた、軽量で薄型のラミネートパック電池程度の容量があれば、本発明の電子機器収納ヘルメットに用いる二次電池として充分である。さらに、消費電流が小さいので、ゲル電解質やポリマー電解質を用いて安全性を高めたポリマー電池を採用することができる。ポリマー電解質を用いた電池は、リチウムイオン電池に比べて取り出せる電流が制限されるが、本発明の用途には好適に用いられる。これらのラミネートパック電池やポリマー電池は、従来のリチウムイオン電池に比べて極めて小型軽量であるので、本発明の効果がさらに有効に発揮できる。 【0012】本発明に収納する電子機器としては、携帯電話を用いてもよい。このとき、必要に応じて小型マイクをさらに取り付けることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を挙げ、本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。 【0014】(実施例)電子機器収納ヘルメット1の後部は、携帯電話や携帯オーディオ機器等、小型の携帯電子機器9が収納できる扉2付き収納庫4を具備している。前記携帯オーディオ機器としては、例えば萩原シスコム社の "Solid Audio(登録商標)" を収納することができる。前記扉2付き収納庫4の内部は、収納スペースと接続端子8を具備している。前記接続端子8は、ヘルメット後部に設置されたアンプ5を介して、ヘルメット両耳部に設置されたスピーカ7と電気的に接続されている。 【0015】収納庫4は、外部からの衝撃から電子機器を保護するため、衝撃緩衝材が詰められている。扉2は、外部から雨水等が浸入しないような防水構造になっている。 【0016】 【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明は、自動二輪の運転者にも音楽等の情報が安全に得られるように、ヘルメットに外部の携帯オーディオ機器を収納し、スピーカを取りつけた比較的安価な電子機器収納ヘルメットを提供したので、その工業的価値は大である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006688 【氏名又は名称】株式会社ユアサコーポレーション
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| 【出願日】 |
平成12年3月10日(2000.3.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−254218(P2001−254218A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月21日(2001.9.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−66925(P2000−66925) |
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