| 【発明の名称】 |
ヘルメット用帽子 |
| 【発明者】 |
【氏名】矢野 キヌエ
|
| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 顎紐を備えたヘルメットの内側に重ねて着用するためのヘルメット用帽子であって、キャップ部とつば部とより構成され、前記つば部には、前記ヘルメットの内側に前記キャップ部を取り付けた場合に、前記ヘルメットの顎紐取付位置に対応する位置に、前記顎紐を挿通するための顎紐挿通孔を設け、着用の際の向い風等による前記つば部の捲れ防止のために、前記つば部の外周縁には安定用環を取り付けてなることを特徴とするヘルメット用帽子。 【請求項2】 上記キャップ部の上部に開口を形成し、該開口の径の大小を調整可能な径の調整手段を有してなることを特徴とする請求項1記載のヘルメット用帽子。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、オートバイ等の自動2輪車に乗車する際に着用するヘルメットの内側に重ねて着用する日除け防止目的のヘルメット用帽子に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ヘルメット着用の際にはヘルメットのみを直接頭に被っていた。そのため、直射日光が顔面、首に照射し、日焼けを生じるという問題点があった。この問題点を解消するために、ヘルメットの内側につば付帽子を重ねて被ることが考えられるが、帽子の左右側方に張設されているつば部が障害となって、ヘルメットの顎紐を締着することができず、結果的につば付帽子をヘルメットと併用できないという不具合があった。 【0003】上記不具合を解消するために、キャップ部の正面部分につばを設けた帽子をヘルメットと頭部の間に介在させ、ヘルメットの顎紐の締着により帽子を頭部とヘルメットで挟み付けて使用することや、キャップ部の正面部分につばを設けると共に顎紐を備えてなる帽子を頭部に被り、この帽子の顎紐で帽子を頭部に固定後、さらにヘルメットを被りヘルメットの顎紐を締着するようにして帽子のつばで顔面への直射日光の照射を回避するようにすることが提案されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来例であると、顔面への直射日光の照射を回避することができるが、キャップ部正面以外にはつばが設けられていないため、顔面左右、首、襟足には直射日光が照射し、これらの部分の日焼けは避けられないという問題点があった。 【0005】又、帽子をヘルメットと頭部に挟み付けて使用する方法であると、ヘルメットと頭部との間で帽子が位置ずれを生じる場合がある。又、帽子とヘルメットの夫々の顎紐を用いて着用すると、2本の顎紐が顎に引っ掛かり、極めて着用感が悪く、両者ともにヘルメットと帽子とを各々別に着脱しなければならず面倒であるという問題点があった。 【0006】又、帽子のつばは、周縁も他の部分も同一素材で一様に製造されているので、向い風によりつばが上方に捲れ、日除け作用を奏しないという問題点があった。 【0007】そこで、本発明は上記従来技術の有する問題点を解決するために、つば部の周縁を他の部分よりも重くして向い風によっても捲れないようにし、キャップ部の全周縁につば部を張設して人の首から上部を直射日光から保護すると共に、ヘルメットの顎紐挿通孔をつば部に穿設してヘルメットと帽子を一体的に取り付け可能にし、ヘルメットと帽子を同時に頭部に着脱し得るヘルメット用帽子を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、顎紐を備えたヘルメットの内側に重ねて着用するためのヘルメット用帽子であって、キャップ部とつば部とより構成され、前記つば部には、前記ヘルメットの内側に前記キャップ部を取り付けた場合に、前記ヘルメットの顎紐取付位置に対応する位置に、前記顎紐を挿通するための顎紐挿通孔を設け、着用の際の向い風等による前記つば部の捲れ防止のために、前記つば部の外周縁には安定用環を取り付けてなることを特徴とする。 【0009】本発明のうち請求項2記載の発明は、上記キャップ部の上部に開口を形成し、該開口の径の大小を調整可能な径の調整手段を有してなることを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図を参照にして本発明の実施の形態の1例について説明する。図1は本発明の実施の形態の1例におけるヘルメット用帽子の一部切欠斜視図、図2は縦断面図、図3はヘルメットの顎紐を帽子に取り付ける状態を示す裏面図、図4は使用状態を示す説明図である。これらの図において、ヘルメット用帽子1は、材質は問わないが例えば綿、毛、少なくとも何れか一方の面に防水性コーティング処理等の防水加工を施した布若しくは塩化ビニール等の耐水性を有する合成樹脂製薄片等よりなり、キャップ部2とつば部3とより構成されている。キャップ部2は、人の頭部を収容可能な大きさの中空半球体状若しくはドーム形状に形成されている。つば部3は、その全周縁に、例えばワイヤ、細棒状硬質性プラスチック等の線材を環状に形成して成る安定用環4を縫着5等の手段により取り付けている。安定用環4は、図1に示すように1本である場合に限定せず、2本以上である場合も考えられる。図4に示すように、ヘルメット6の内側にヘルメット用帽子1を装着した場合、つば部3に於けるヘルメット6の顎紐7の取付位置に対応する位置即ちキャップ部2横中心より僅ばかり後方位置に、ヘルメット6の顎紐7を挿通するための横長な顎紐挿通孔81、82を穿設している。 【0011】尚、つば部3は平視略楕円形であることが好ましい。 【0012】そして、本実施の形態におけるヘルメット用帽子1は、既存のヘルメット6の内側にキャップ部2を重合して着用し、図3に示すようにヘルメット6の留め具9を備えている一方の顎紐7をつば部3の上面上方より顎紐挿通孔81に、端部に受け具10を備えている他方の顎紐7をつば部3の上面上方より顎紐挿通孔82に夫々挿通して、受け具10に留め具9を嵌着連結して使用するものである。つば部3の全周縁に安定用環を設けているので、モーターバイク等に乗車走行中は、向かい風によってもつば部3が捲れず、顔面正面、襟足、顔面左右に対してつば部3が日除けの作用をなすと共に前後左右ともよく見えて安全である。又、ヘルメット6に設けている夫々の顎紐7は顎紐挿通孔81、82に挿通されており、従来と同様に一方の顎紐7を顎に掛けて受け具10に留め具9を嵌着連結及び取り除しできるので、着用者はヘルメット6とヘルメット用帽子1を同時に頭部に着脱することが出来て便利である。 【0013】図5を参照にして他の実施の形態について説明する。キャップ部2の上部は開口11し、該開口11の開口端縁には紐挿通孔12を形成している。紐挿通孔12には紐13を挿通し、紐13を紐挿通孔12より出し入れすることにより、開口11の径を調整している。このように、キャップ部2の上部に径の大小が調整可能な開口11を設けることにより、着用時に於ける頭部の通気性を高めてムレを防止すると共に、頭部の大小に応じてキャップ部2の大小を調整可能にし、1のヘルメット用帽子1で頭部の大小に拘らず何人も快適に使用し得るようにした。尚、開口11の径の調整手段は、上述のように紐13の緊緩による場合の他にも、開口端縁にゴム等の伸縮性紐を縫着等の手段により取り付ける場合も本発明に含まれる。 【0014】 【発明の効果】本発明ヘルメット用帽子は、ヘルメットの顎紐を挿通するための顎紐挿通孔を設けているため、ヘルメットとヘルメット用帽子を同時に容易に着脱可能で、しかも何れか一方が着用中に頭部より外れることがないため便利であるという効果がある。 【0015】又、つば部を前後幅広の平視略楕円形に形成し安定用環を備えているので、着用中の向い風等の衝撃によってもつば部が捲れず、常に顔面、首、襟足等を直射日光から保護し、日焼け防止効果を発揮し、更に前後左右の安全確認は従来と同様スムースに行うことができるという効果がある。 【0016】又、キャップ部の上部に径の大小を調整可能な開口を形成しているので、頭部の大小に拘らずキャップ部が頭部にフィットして何人も快適に着用できるという効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】500068038 【氏名又は名称】矢野 キヌエ
|
| 【出願日】 |
平成12年1月15日(2000.1.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100050901 【弁理士】 【氏名又は名称】長尾 貞吉
|
| 【公開番号】 |
特開2001−200419(P2001−200419A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月27日(2001.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−42024(P2000−42024) |
|