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【発明の名称】 2重構造のヘルメット本体とその製造方法
【発明者】 【氏名】ワン−キ,ホン

【要約】 【課題】本発明はオートバイ、スノーモービル、自転車などを搭乗する時搭乗者の頭を保護するために着用するヘルメットやその他頭を保護するために着用する安全帽において、ヘルメットを構成する本体を2重構造にする2重構造のヘルメット本体とその製造方法に関するものである。

【解決手段】本発明はヘルメット本体の構造を2重構造にして外装面の塗装作業時作業工程と重量とを減らし、衝撃吸収性を向上させることができるようにし、このための特徴的な手段はヘルメット本体を2重構造にして、外部層は表面が美麗に成形されるプラスチックで形成して、その内部層は衝撃強度などが優秀なFRPやアラミド繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン、カーボンファイバーなどの混合素材で形成してこれらを接合させることによって相異なる材質の2重構造として性能を相互補完して向上させたヘルメット用本体を製造できるようにしたことである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】ヘルメットを製作するための本体として、プラスチック材料でなった外部シェル(1)の内部にFRP及び/またはアラミド繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン、カーボンファイバーの混合素材などの積層材でなった内部シェル(14)を接合させ構成されることを特徴とする2重構造のヘルメット本体。
【請求項2】前記外部シェル(1)は0.5〜10mm範囲内の厚さでなるように形成することを特徴とする請求項1に記載の2重構造のヘルメット本体。
【請求項3】プラスチック材料でなる外部シェル(1)を成形してここにFRPなどの積層材でなる内部シェル(14)を接合させ2重構造のヘルメット本体を製造することにおいて、前記外部シェル(1)をブロー成形方法及び/または射出成形で製造し、前記外部シェル(1)の内部にファイバーガラスマット、ポリエチレン織造原緞などの積層材を必要とする数量ほど積層させて樹脂を入れた次にエアーバックに空気を高圧で供給してエアーバックの膨脹によって前記外部シェル(1)の内面に樹脂と積層材が強力な状態で接合されるように構成することを特徴とする請求項1に記載の2重構造のヘルメット本体。
【請求項4】前記外部シェル(1)を成形した次に、この内部にハンドレイアップ方式でファイバーガラスマット、ポリエチレン織造原緞などの材料を樹脂で積層したことを特徴とする請求項3に記載の2重構造のヘルメット本体。
【請求項5】プラスチック材料でなる外部シェル(1)を成形してここにFRPなどの積層材で内部シェル(14)を接合させ2重構造のヘルメット本体を製造することにおいて、前記外部シェル(1)をブロー成形方法及び/または射出成形で製造して前記外部シェル(1)の内部にファイバーガラスマット、ポリエチレン織造原緞などの材料を積層させて樹脂を入れた次にエアーバックやプレス機を前記シェルの内部に装着させてヘルメット本体を成形できるようにすることを特徴とする2重構造のヘルメット本体製造方法。
【請求項6】前記外部シェル(1)を成形した次に、この内部にハンドレイアップ方式でファイバーガラスマット、ポリエチレン織造原緞などの材料を樹脂で積層することを特徴とする請求項5に記載の2重構造のヘルメット本体製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートバイ、スノーモービル、自転車などを搭乗する時、搭乗者の頭を保護するために着用するヘルメットやその他頭を保護するために着用する安全帽において、発明の主な目的はヘルメットを構成する本体を2重構造で製造するようにする2重構造のヘルメット本体とその製造方法に関するものである。
【0002】本発明の主な目的はヘルメット本体の構造を2重構造にして外装面の塗装作業時作業工程と重量とを減らして、衝撃吸収性などの性能を向上させることができるようにしたことである。
【0003】このための特徴的な手段は、ヘルメット本体を2重構造にして、外部層は表面が美麗に成形されるプラスチック(Plastic)で形成して、その内部層に衝撃強度などが優秀なFRP(Fiberglass ReinforcedPlastic)やアラミド繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン、カーボンファイバーなどの混合素材で形成して相異なる材質でなった2重構造のヘルメット用本体を製造できるようにすることにある。
【0004】
【従来の技術】従来の通常的なヘルメット本体は、図5に示すように、耐衝撃性を高めるためにFRPを材料として単一体で形成したり、熱可塑性プラスチックを射出成形して製造するように構成して、これの内部には衝撃吸収材15と内装材16を設けて構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような従来のヘルメット本体は、FRPで成形して製造する場合、このFRPを構成するファイバーガラス(Fiberglass)繊維と、ポリエチレン繊維などがマット(Mat)組織や繊維組織によって織造された組織を有するようになってこの組織によってヘルメット本体の表面が滑らかでなくて、また前記繊維組織にポリエステルなどの樹脂を配合してヘルメット本体を製造するようになってその強度と耐衝撃性が優秀になる反面、表面が荒くなって重量が重くなる弊害があった。
【0006】また、前記従来のヘルメット本体は、表面が荒く形成されることによってヘルメットの表面の塗装作業をする場合、塗装性が良くないために前記ヘルメットの表面を研磨すべきであって、これによる研磨工程を実施しなければならないのでその作業性が低下されて作業工数が多くかかるようになる弊害があった。
【0007】また、前記熱可塑性樹脂を金型を利用して射出成形する場合には、成形されたヘルメットの表面が美麗になる反面、前記FRP材質と同一な厚さに形成する場合その強度と耐衝撃性が著しく低くなるので前記強度と耐衝撃性を高めるためにはその厚さを厚くすべきであって、これによりその重量が重くなる点などの問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような従来の諸般問題点を勘案して案出したものであり、オートバイ、スノーモービル、自転車などを搭乗する時、搭乗者の頭を保護するために着用するヘルメットやその他頭を保護するために着用する安全帽において、ヘルメット本体の構造を2重構造にして外装面の塗装作業時作業工程と重量とを減らして、衝撃吸収性を向上させることができるようにするために、外部層は表面が美麗に成形される熱可塑性プラスチックで形成して、その内部層に衝撃強度などが優秀なFRPやアラミド繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン、カーボンファイバーなどの混合素材を積層成形してこれらを接合させることによって相異なる材質でなった2重構造のヘルメット用本体を製造するようにして、前記ヘルメットの耐衝撃性を向上させることはもちろん、外装面の表面状態を滑らかにすることのよって塗装作業などを容易にして、ヘルメットの全体重量を減らすことができるようにしたことである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成及び作用効果と製造方法を添付図面によって詳細に説明すると次のようである。
【0010】本発明を構成する2重構造のヘルメット本体は、図1に示すように、プラスチックで外部シェル1を作ってこの外部シェル1の内部にはFRPやアラミド繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン、カーボンファイバーなどの混合素材を接合して内部シェル14を構成する。
【0011】前記プラスチックで成形された外部シェル1に前記FRPやアラミド繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン、カーボンファイバーなどの混合素材を接合して内部シェル14を構成させる多様な種の実施の形態は以下で説明する。
【0012】〔実施の形態1〕前記外部シェル1をブロー成形方法や射出成形で製造するようになり、この外部シェル1と同一な形状のモールド用金型を備えてこの金型に前記外部シェル1を安着させる。
【0013】前記外部シェル1の内部にファイバーガラスマット、ポリエチレン織造原緞などの積層材を必要とする数量ほど積層させてポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂を入れた次に前記金型を適正な温度で加熱する。
【0014】前記金型の入口を通してエアーバックを前記外部シェル1の内部に装着させてこのエアーバックに空気を高圧で供給してエアーバックが前記金型の内部で膨脹されるようにしてこの膨脹されるエアーバックによって前記外部シェル1の内面に樹脂と積層材が強力な状態で接合されて前記内部シェル14及び外部シェル1が接合された状態で前記金型を分離させて2重構造のヘルメット本体を成形できるようになる。
【0015】この時、前記外部シェル1の内側に接合成形されるFRPの積層材と樹脂は前記ヘルメット本体の強度や耐衝撃性の強弱によって調節しながら積層でき、これはヘルメットの用途によって別にすることができるようになったことである。
【0016】〔実施の形態2〕前記製造された外部シェル1を前記成形用金型にそのまま置いた状態で前記外部シェル1の内部に積層材料を供給して前記金型に前記したエアーバックを装着してこのエアーバックを膨脹させて前記2重構造のヘルメット本体を製造するようにする。
【0017】〔実施の形態3〕前記外部シェル1を成形した次に、この内部にハンドレイアップ(Handlay−up)方式でファイバーガラスマット、ポリエチレン織造原緞などの材料をポリエステル樹脂で1層ずつ接着させて一定な厚さに積層するようにし、前記内部シェル14を構成する積層材はヘルメットの用途によってその厚さを調節するようになる。
【0018】また、前記のような実施の形態によって製造される外部シェル1をブロー成形方法や射出成形で製造することにおいては、図2に示すように、この外部シェル1は熱可塑性プラスチック材料をヒーター3が装着されたホッパー2に供給して加熱して前記材料を溶かし、スクリュー4を利用して前記材料をノズル5を通して金型6に供給する。
【0019】前記金型6に材料が供給されると、エアータンク7の空気バルブ8を開放させて金型6の表面に均等に分布されるようにしながら成形して外部シェル1が成形されると、前記金型6を分離して外部シェル1を取り出して、図3に示すように、この成形された外部シェル1をエアーバックが装着される金型9に安着させる。
【0020】前記外部シェル1が金型9に安着すれば、図4に示すように、この外部シェル1の内部にファイバーガラス、ポリエチレン繊維などの積層材10を積み重ねて適当量積層してここにポリエステル樹脂11を入れた状態で前記エアーバック12を装着し、この装着されたエアーバック12をエアータンク701と空気バルブ801を通して空気を注入させながら膨脹させて前記積層材10と樹脂とを強く押すようにする。
【0021】前記エアーバック12が膨脹される時ヒーター13を作動させて前記金型9に熱を加えて、この熱によって前記積層材10と樹脂とでなる内部シェル14が外部シェル1の内面に強力に接合され、前記内、外部シェル1の2重構造でなったヘルメット本体が成形されてこの製造されたヘルメット本体を前記金型9から取り出して完成させる。なお、未説明符号15は前記ヘルメットの内部に設けられる衝撃吸収材である。
【0022】また、前記製造される外部シェル1の厚さは大体0.5〜10mm程度が望ましくてその表面が美麗になって内部シェル14の積層材によってその強度と耐衝撃性が優秀になる。
【0023】
【発明の効果】以上のような本発明は、プラスチック材質の外部シェルと、FRP材質などの積層材でなる内部シェルで構成して2重構造を有するヘルメット本体を製造するようになって、前記内部シェルにより剛性はそのまま維持されながら、外部シェルの外装面を簡単な工程のみで美麗に製造できて、それによって生産原価が節減されるだけでなく商品性が優秀で、前記ヘルメットの外部面を後加工しなくても塗装作業を簡便にできるようになるので、これによる工程を減らすことができることになる点などの特徴を有する。
【出願人】 【識別番号】500496024
【氏名又は名称】ホン ジン クラウン コーポレーション リミテッド
【出願日】 平成12年10月25日(2000.10.25)
【代理人】 【識別番号】100080034
【弁理士】
【氏名又は名称】原 謙三 (外3名)
【公開番号】 特開2001−159021(P2001−159021A)
【公開日】 平成13年6月12日(2001.6.12)
【出願番号】 特願2000−326002(P2000−326002)