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【発明の名称】 喪服用うでぬき
【発明者】 【氏名】仲屋 純子

【要約】 【課題】夏冬季節に関係なく、葬儀などの礼を失することのない婦人用の洋装喪服。

【解決手段】黒色の薄い布1を用い、肘緩挿口2が太く、手首緩挿口3が細くなる略筒形状に形成し、かつ肘緩挿口の先端部に、肘の部分で支承できるようにゴムを通し入れて、支承部4を設けてある。肘緩挿口2を広げて手首を通し入れ、肘緩挿口2を肘の上まで挿通すると、喪服用うでぬきは肘の上の部分で支承されるので、脱げたり、ズリ落ちたりはしない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 黒色の薄い布(1)を用い、肘緩挿口(2)が太く、手首緩挿口(3)が細い略筒形状に形成し、かつ肘緩挿口(2)の端部に、支承部(4)を設けたことを特徴とする喪服用うでぬき。
【請求項2】 手首緩挿口(3)の先端部にフリル(5)を逢着したものである請求項1記載の喪服用うでぬき。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、婦人用喪服着用の際に用いる服飾品に関するもので、詳しくは喪服着用時に用いる喪服用うでぬきに関する。
【0002】
【従来の技術】洋装喪服の歴史を繙くと、その起源は欧州における社会習慣に辿りつく。16世紀頃までの喪服は、白色のものを用いたとある。17〜18世紀になると、黒色の喪服が用いられるようになり、それが現在まで継続されており、今日では喪服には黒色の洋服を着用するのが社会習慣となっている。また喪服着用時に用いる服飾品に着目してみると、社交性を重視する欧米では、礼服を着用する際には、薄地の布などで仕立てられた長手袋を服飾品として着用するというファションが普及している。一方、日本で市販されている婦人用の洋装喪服に着目してみると、半袖ワンピース(ノースリーブもある)か、または半袖ブラウス及びスカートに長袖上着を組み合わせて、二点セットか三点セットになっているのが大半である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたように、婦人用の洋装喪服は、大半が半袖ワンピースか、半袖ブラウスとスカートの組み合わせの二点セットか三点セットになっている。従って冬は、半袖ワンピースか、または半袖ブラウスにスカートを着て、その上に長袖の上着を着用することになる。また夏は、長袖の上着は用いず、半袖ワンピースか、または半袖ブラウスにスカートを着用することになる。しかしこのように喪服を着用すると、冬は、長袖の上着を着用していても、長袖の下は、肘までの半袖のワンピースか半袖のブラウスを着ているだけである。従い肘から手首にかけては何もつけていないので、スースーして非常に寒さがしみこんでくるのである。また夏はブラウスの半袖だけなので、室内に冷房が入っていると、やはり肘から手首にかけては何もつけていないので、非常に寒いのである。これを解消するには、夏用の長袖の喪服を購入しなければならないことになるが、それは冬用の喪服の下に着用することもできず、冬用喪服着用時の寒さ解消にも繋がらない。そもそも喪服を夏用と、冬用のものを二着も購入するとなれば、ロスの多い支出負担になってしまう。欧米のように、礼服の服飾品として長手袋を着用する習慣でもあれば、このようなムダ遣いや、前記のような寒い思いをしなくてもすむのかもしれないが、日本では長手袋を着用する習慣がないことからか、喪服の服飾品としてセットにして市販されることもないのである。さらに夏用の喪服の着用時には、肘から手首までの素肌があらわに露出することになり、葬儀などの礼を失することにもつながりかねないのである。しかるに従来技術では、このような問題を解消するような服飾品は見当たらなかった。本発明は、従来技術のかかる課題の解決を図るために、喪服着用時に用いる服飾品としての喪服用うでぬきを提供しょうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明における喪服用うでぬきは、次のような構成としている。
【請求項1】 黒色の薄い布1(黒色の薄い布とは、レース地、ジョーゼット、刺しゅう地、ゴース、シルエットなど黒色の薄手の布を含む)を用い、肘緩挿口2が太く、手首緩挿口3が細い略筒形状に形成し、かつ肘緩挿口2の端部に、肘の部分で支承できる支承部4を設ける。
【0005】
【請求項2】 手首緩挿口3の先端部にフリル5を逢着したものである請求項1記載の喪服用うでぬき。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、レース地の黒色の薄い布1を用い、肘緩挿口2が太く、手首緩挿口3が細くなる略筒形状に喪服用うでぬきを形成し、かつ肘緩挿口2の端部に、肘の部分で支承できるようにゴムを通し入れて、支承部4を設けてある。従って、肘緩挿口2を広げて手首を通し入れ、肘緩挿口2を肘の上まで持ち上げると、喪服用うでぬきは肘の上の部分で支承されるので、脱げたり、ズリ落ちたりすることはない。肘緩挿口2は喪服の半袖の袖口に隠れるので、見た目にも不自然さがなく、ファション性もありオシャレな感覚も有する。また葬儀などに主席しても、腕の素肌があらわに露出することで、礼を失していると思われることもなくなる。そして何よりも素肌から奪われる放熱を防ぎ、保温性を保つことができる。ゴムで止めているだけなので、着脱も簡便であり容易にできる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照に説明する。図1は、請求項1記載に関する実施例で、本発明の一実施例の正面図である。本実施例では、レース地の黒色の薄い布1を用い、肘緩挿口2が太く、手首緩挿口3が細い略筒形状に喪服用うでぬきを形成し、かつ肘緩挿口2の先端部に、肘の部分で支承できるようにゴムを通し入れて、支承部4を設けてある。従って本実施例を用いるには、肘緩挿口2を広げて手首を通し入れ、肘緩挿口2を肘の上まで挿通すると、喪服用うでぬきは肘の上の部分で支承されるので、脱げたり、ズリ落ちたりはしない。このようにすることで肘緩挿口2は、喪服の半袖の袖口に隠れ、見た目にも不自然さがなく、ファション性もありオシャレな感覚もでる。また葬儀などに参列しても、腕の素肌があらわに露出していることで礼を失していると思われることもなくなる。そして何よりも素肌を暖かくすることができ、保温性を保つことができる。ゴムで止めているだけなので、着脱も簡便で容易にできる。黒色の薄い布1は、レース地の他、ジョーゼット、刺しゅう地、ゴース、シルエットなどの薄手の布地を用いればよい。また支承部4にはゴムを入れて止まるようにする他、シャーリングにしてもよく、縮織の布地を用いて形成してもよい。
【0008】図2は、請求項2に関する実施例の部分拡大正面図である。本実施例では、手首緩挿口3の先端部にフリル5を逢着してある。本実施例では、手首緩挿口3の先端部にフリル5を逢着してファション性を増加させたものである。手首緩挿口3の先端部にフリル5があると、一層のオシャレさが増す。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
1.葬儀の際に、喪服から露出する素肌をファション性のある装飾品で品良く着装することができ、艶やかな素肌を露出させて不必要な誤解を与えることが起こらなくなる。
2.肘から手首までの腕を、下着同様に布地を着装することで体温を失わずに済み、寒さから逃れられる効果がある。
3.着脱が簡単であり、携帯するにも容易であり、必要に応じて使用できる服飾品になっていることから、実際に使用してみた人達は、実用的で、オシャレであると評判が良い。
4.廉価に製造することができ、喪服とセットにしても、単品としても、製造販売ができる。
5.本発明品を着用することで、夏用の長袖の喪服を購入するムダを省くことができる。
【0010】
【出願人】 【識別番号】500319974
【氏名又は名称】仲屋 純子
【出願日】 平成12年6月4日(2000.6.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−348713(P2001−348713A)
【公開日】 平成13年12月21日(2001.12.21)
【出願番号】 特願2000−205888(P2000−205888)