トップ :: A 生活必需品 :: A41 衣類




【発明の名称】 折返し構造の指先開口の手袋
【発明者】 【氏名】小林 ルタカ

【要約】 【課題】手指の爪をネイルアートで装飾した手指と防寒用などに着用した手袋および衣服とのトータルファッションあるいはコーディネートを可能として、手袋、特に婦人用手袋を実用からファッション性に優れたものとし、爪を長くした手にも装着でき、さらにその日の気分や爪の色により指部の先端の色を変えることのできる手袋を提供する。

【解決手段】手袋1の親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6からなる各指部を指先10の爪11を越える長さとして各指部の先端を開口して指先開口部7に形成し、該指先開口部7から指先10の爪11を露出するように各指部の先端を外側に折返して折返し部9とした婦人用の手袋であり、さらに折返し部を独立した着脱式折返し部13とした手袋とし、これらの手袋1にさらに指部間にわたる一体化した図柄14を配設した手袋1とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手袋1の親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6からなる各指部を指先10の爪11を越える長さとして各指部の先端を開口して指先開口部7に形成し、該指先開口部7から指先10の爪11を露出するように各指部の先端を外側に折返して折返し部9としたことを特徴とする婦人用の手袋。
【請求項2】 手袋1の親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6からなる各指部を爪11の手前の長さとして各指部の先端を開口して爪手前開口部12に形成し、該爪手前開口部12の外周に指貫き状の筒に別途形成して折返してなる着脱式折返し部13を装着したことを特徴とする婦人用の手袋。
【請求項3】 請求項1または2記載の婦人用手袋において、手袋1の甲部8側の親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6からなる各指部のうち適宜選択した隣合う指部に図柄14を配設し、該図柄14は各指部の指間18を開いたときは分断されているが各指部を合わせて指間18を閉じたときに一体化した1つの図柄14であることを特徴とする婦人用の手袋。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、婦人用の手袋、特にファッション性を重視した婦人用手袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手袋は冬に装着して手指の防寒に使用するなど殆どが実用目的のものである。ところが最近はトータルファッション、あるいはコーディネートされたファッションが求められ楽しまれている。このため指先を単なるマニキュアからネイルケア或いはネイルアートと爪部分を含めて指先を着色したり装飾物を付して美しく装っている。ところで通常の手袋は全て指先まで覆うので、手袋を嵌めている限りこのように美しく装った指先は一目にふれることはない。したがって、手袋と衣服などとのトータルファッションやコーディネートはできるが、折角の指先の装飾を生かした指先と手袋および衣服とのトータルファツションあるいはコーディネートすることはできなかった。さらに、ネイルファッションで爪を通常は長くするが、このように長い場合には通常の手袋では、指部の長さが適合せず嵌めることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、手指の爪をネイルアートで装飾した手指と防寒用などに着用した手袋および衣服とのトータルファッションあるいはコーディネートを可能として、手袋、特に婦人用手袋を実用からファッション性に優れたものとし、爪を長くした手にも装着でき、さらにその日の気分や爪の色により指部の先端の色を変えることのできる手袋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本発明の手段は、請求項1の発明では、手袋1の親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6からなる各指部を指先10の爪11を越える長さとして各指部の先端を開口して指先開口部7に形成し、該指先開口部7から指先10の爪11を露出するように各指部の先端を外側に折返して折返し部9としたことを特徴とする婦人用の手袋である。
【0005】請求項2の発明では、手袋1の親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6からなる各指部を爪11の手前の長さとして各指部の先端を開口して爪手前開口部12に形成し、該爪手前開口部12の外周に指貫き状の筒に別途形成して折返してなる着脱式折返し部13を装着したことを特徴とする婦人用の手袋である。
【0006】請求項3の発明では、請求項1または2記載の婦人用手袋において、手袋1の甲部8側の親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6からなる各指部のうち適宜選択した隣合う指部に図柄14を配設し、該図柄14は各指部の指間18を開いたときは分断されているが各指部を合わせて指間18を閉じたときに一体化した1つの図柄14であることを特徴とする婦人用の手袋である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の手袋の手に挿着した状態を示す模式図で、図2は本発明の手袋の指先部の折返し前の状態を示す模式図で、図3は本発明の手袋の折返し前の人指し指部と折返した指部を示す模式図で、図4は本発明の他の実施の形態の手袋で、着脱式折返し部を別途設けた手袋の模式図で、図5は本発明のさらに他の実施の形態を示し、指部が合体して1図柄を形成する模様を各指に設けた手袋の模式図で、(a)は指部が合体して1図柄を形成した図、(b)は指間を広げた図である。
【0008】本発明における第一の実施の形態の手袋1は、ミトンのように親指を除く4指を同一の袋内に収納するものでなく、図2に示すように各指部がそれぞれ分離された手袋1であり、各指部、すなわち、親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6と独立し、それら指部の先端は開口した指先開口部7に形成した婦人用の手袋1である。これらの手袋1は例えば毛糸などの編物、すなわちニット製品から形成する。図2に示す、指先開口部7を有する手袋1の各指部はそのまま装着したときは指先の爪11を越える長さとし、手に装着したとき、図1は手袋1の甲部8から見た図であるが、図1に示すように爪11が見えるように指先10の部分を外側に折り返して折返し部9とする。しかし、長い爪11の手の人の場合には、指先10の部分を外側に折り返したときに爪11の先端の部分のみが見える長さになるように手袋1の指部を十分に長めに形成するとよい。図3は人指し指部3のみが折り返す前の状態で開口部7が見られるが、この人指し指部3を除いた他の指部は全て折り返して折返し部9に形成している例である。通常は一度折り返しておけば、手袋を外したときも装着したときもそのまま折返し部9が形成されているので都合が良い。この例では、爪11が見えるように折り返したが、それぞれの指先に合わせて好みの位置で折り返すことができることはいうまでもない。この実施の形態の手袋1は毛糸の編物からなるので、折返し部9がふっくらと厚みをだし可愛らしく温かく見える効果がある。女性にも指の太い手、短い手、関節の太い手など以外に大勢いるが、その人たちの手もふっくらとした折返し部9があり、その先にネイルアートを施した爪11からなる指先10が見えることで、指先をより美しく引き立てる効果がある。
【0009】第二の実施の形態の手袋1は、普通サイズの指部の長さからなる手袋に比して各指部の長さを短くしたものであり、図4に示すように、指先10側の関節の直ぐ先、すなわち、各指の爪手前のあたりの長さとし、先端を開口した爪手前開口部12を設ける。そして各指部、すなわち親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6のそれぞれの爪手前開口部12の外周に、指貫き状の筒を別途形成し折返して着脱式折返し部13とした筒状帽子を被せて手袋1としたものである。この場合も、例えば毛糸などの編物から手袋1と筒状帽子である着脱式折返し部13を形成する。図4の人指し指部3は筒状帽子の着脱式折返し部13を取り外しており、他の指部は着脱式折返し部13を爪手前開口部12の周囲に装着してしている。この実施の形態では、例えば種々の色の筒状帽子の着脱式折返し部13を用意しておげば、手袋1の本体部にその日の気分や爪11のネイルアートのデザインに合わせて好みの着脱式折返し部13を選択して装着することができ、一層にトータルファッションを楽しむことができる。
【0010】さらに第三の実施の形態では、図5に示すように、第一の実施の形態あるいは第二の実施の形態の手袋1において、さらに、デザイン性を向上させるものであり、各指部に亘ってデザインされた図柄を、例えば刺しゅう等により設けたものである。手袋1の甲部8側の指部、すなわち親指部2、人指し指部3、中指部4、薬指部5、小指部6のうち適宜選択した隣合う指部に亘って、図柄14を設けたものである。この図柄14は各指部の指間18を開いたときは、図5の(b)に見られるように、分断されている。しかし、図5の(a)に見られるように、各指部を合わせて指間18を閉じたときには、一体化した1つの図柄14となるものである。すなわち、親指部2には葉っぱ16と茎17が配設され、人指し指部3には葉っぱ16の一部と茎17が配設され、中指部4には同じく葉っぱ16の一部と茎17が配設されている。しかし、薬指部5には葉っぱ16の残りの一部と茎17と花15の一部が配設され、小指部6には残りの花15の一部が配設されている。このように手指を合わせたときに明確な模様となる図柄14を設けることで、さらに一層のデザイン性を増し指先のネイルアートとその意匠を楽しむことができる。子供の手袋とするときは子供らしいデザインの図柄とするとよい。
【0011】上記の各実施の形態では、手袋の素材は毛糸の編み物としたが、通常の手袋と同様に、なめし革やセーム革やその他素材は好みのものとすることができることはいうまでもない。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の各指の指先の先端部が開口して折り返して指先折返し部を設けた手袋とするとき、防寒用の実用性に加えて、ネイルアートなどを施した爪の長い人でも装着してその指先を見せることができ、さらに手袋とネイルアートを施した爪とのトータルファッションをコーディネートして楽しむことができ、また、指の太い人や関節の太い人、あるいは指の短い人も、デザイン性を考慮することで指先を美しく見せることができる。さらに、指先の折返し部を着脱式の折返し部とすることで、種々の色のものやデザインのものと取り替えることで一層にファッションの幅を拡大することができる。さらにこれらの手袋の指部に隣同士の指部を閉じたときに指部間にわたり一体化する図柄を配設することで、より一層にデザイン性を高めてトータルファション性をより優れたものとするなど、本発明は優れた効果を奏するものである。
【出願人】 【識別番号】596104522
【氏名又は名称】小林 ルタカ
【識別番号】300036006
【氏名又は名称】小林 誠一郎
【出願日】 平成12年5月26日(2000.5.26)
【代理人】 【識別番号】100101085
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 健至
【公開番号】 特開2001−336009(P2001−336009A)
【公開日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【出願番号】 特願2000−156260(P2000−156260)