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【発明の名称】 手袋及びマフラー
【発明者】 【氏名】佐々野 雅哉

【氏名】大谷 裕一

【要約】 【課題】子供心を刺激する面白さを備えた手袋と、この手袋を両側に備えたマフラーを提供する。

【解決手段】手袋1は、手の平を入れる手の平袋部2と、親指を入れる親指袋部3と、小指を入れる小指袋部4と、他の3本の指を入れる3本指袋部5とからなり、3本指袋部5の手の甲側に、人形体の頭部6が設けられている。マフラー21は、手袋1が、マフラー本体22の長手方向両側に設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする手袋。
(イ)手の平を入れる手の平袋部と、親指を入れる親指袋部と、小指を入れる小指袋部と、他の3本の指を入れる3本指袋部とからなること。
(ロ)3本指袋部の手の甲側には、人形体の頭部が設けられていること。
【請求項2】 人形体の頭部は、手の平に対して略直角に曲がる指の基部の位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の手袋。
【請求項3】 親指袋部と小指袋部の先部には、人形体の手部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の手袋。
【請求項4】 人形体の頭部は、ボア、布、合成皮革等の柔軟な素材で形成された表皮部と、スポンジ、綿等の弾性素材で形成され、表皮部内に詰められる詰め部材とからなり、3本指袋部の手の甲側に取り付けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の手袋。
【請求項5】 人形体の手部は、ボア、布、合成皮革等の柔軟な素材で形成され、親指袋部と小指袋部の先部に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の手袋。
【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の手袋が、マフラー本体の長手方向両側に設けられていることを特徴とするマフラー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、手袋及び手袋を両側に備えたマフラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の手袋には、花等の立体的装飾物が設けられたものがあった。また、従来のマフラーは、帯状に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の手袋は、装飾性が重視され、子供心を刺激する面白さを備えた手袋は、存在しなかった。また、両側に上記手袋を備えたマフラーは、存在しなかった。
【0004】本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、子供心を刺激する面白さを備えた、従来にない新規な構造の興趣ある手袋を提供することを第1の目的とする。また、上記手袋が両側に設けられた、従来にない新規な構造の興趣あるマフラーを提供することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係る手袋は、上記第1の目的を達成するため、下記の手段を有する。
(イ)手の平を入れる手の平袋部と、親指を入れる親指袋部と、小指を入れる小指袋部と、他の3本の指を入れる3本指袋部とからなること。
(ロ)3本指袋部の手の甲側には、人形体の頭部が設けられていること。
【0006】請求項2記載の発明に係る手袋は、上記第1の目的を達成するため、上記人形体の頭部が、手の平に対して略直角に曲がる指の基部の位置に設けられている。
【0007】請求項3記載の発明に係る手袋は、上記第1の目的を達成するため、上記親指袋部と小指袋部の先部に、人形体の手部が設けられている。
【0008】請求項4記載の発明に係る手袋は、上記第1の目的を達成するため、上記人形体の頭部が、ボア、布、合成皮革等の柔軟な素材で形成された表皮部と、スポンジ、綿等の弾性素材で形成され、表皮部内に詰められる詰め部材とからなり、3本指袋部の手の甲側に取り付けられている。
【0009】請求項5記載の発明に係る手袋は、上記第1の目的を達成するため、上記人形体の手部が、ボア、布、合成皮革等の柔軟な素材で形成され、親指袋部と小指袋部の先部に取り付けられている。
【0010】請求項6記載の発明に係るマフラーは、上記第2の目的を達成するため、上記手袋が、マフラー本体の長手方向両側に設けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る手袋の一つの実施の形態を示す全体斜視図である。図2は、図1の正面図である。図3は、図1の使用状態を示す全体斜視図である。図4は、本願発明に係る手袋の細部を省略した説明図である。図5は、本願発明に係る手袋の他の実施の形態を示す全体斜視図である。
【0012】手袋1は、図1,図4(c)に示すように、下部開口1aから手の平10を入れる手の平袋部2と、親指11を入れる親指袋部3と、小指15を入れる小指袋部4と、他の3本の指12〜14を入れる3本指袋部5とからなる。3本指袋部5の手の甲側5aには、人形体の頭部6が設けられている。特に、人形体の頭部6は、手の平10に対して略直角に曲がる指の基部12a〜14aの位置に設けられていることが好ましい。
【0013】手袋1は、ボア、布、皮革、合成皮革、毛糸、綿等で形成され、特に素材に限定されるものではない。人形体の頭部6も、特に素材に限定されるものではなく、塩化ビニール等の合成樹脂によって中空状に形成されても構わないが、本実施の形態では、ボア、布、皮革、合成皮革、毛糸、綿等の柔軟な素材で形成された表皮部6aと、スポンジ、綿等の弾性素材で形成され、表皮部6a内に詰められる詰め部材とからなり、3本指袋部5の手の甲側5aに縫着されて取り付けられている。なお、人形体の頭部6は、縫着によって3本指袋部5に取り付けられているが、この取り付け方に限定されるものではない。
【0014】また、親指袋部3と小指袋部4の先部には、人形体の手部7,8が設けられている。この人形体の手部7,8も、特に素材に限定されるものではなく、塩化ビニール等の合成樹脂によって中空状に形成されても構わないが、本実施の形態では、ボア、布、皮革、合成皮革、毛糸、綿等の柔軟な素材で形成され、親指袋部3と小指袋部4の先部に被せるようにして縫着されて取り付けられている。
【0015】なお、人形体の手部7,8は、縫着によって親指袋部3と小指袋部4の先部に取り付けられているが、この取り付け方に限定されるものではない。また、親指袋部3と小指袋部4の先部に、開口を形成しておき、その開口から突出する親指11の先端と小指15の先端が、人形体の手部7,8内に入るようにしても構わない(図4参照)。
【0016】手袋1は、上記構成を有し、下部開口1aから手を差し込むと、図4(a)に示すように、手の平10が手の平袋部2に入り、親指11が親指袋部3に入り、小指15が小指袋部4に入り、残りの3本の指12〜14が3本指袋部5に入ることになる。手袋1の手の平10の内側10bを見せると、図2に示すように、3本指袋部5の手の甲側5aに人形体の頭部6が設けられているので、誰も人形体の頭部6を見ることができない。
【0017】3本指袋部5内の3本の指12〜14の基部12a〜14aを手の平10に対して略直角に折り曲げると、図3、図4(b),(d)に示すように、手の甲側5aから人形体の頭部6が飛び出し、見ている者を驚かすことができる。また、親指11が入っている親指袋部3と、小指15が入っている小指袋部4が、人形体の腕部となり、指人形遊びをすることができる。
【0018】なお、図2に示すように、3本指袋部5の内側5bに顔を形成しておくことができる。このように形成すると、上記したように、手袋1の手の平10の内側10bを見せることによって、3本指袋部5の内側5bの顔が現れている。図3、図4(b),(d)に示すように、3本指袋部5内の3本の指12〜14の基部12a〜14aを手の平10に対して略直角に折り曲げることによって、3本指袋部5の内側5bの顔が隠れ、その代わりに手の甲側5aから人形体の頭部6が現れる。このように、手袋1は、あたかも変身玩具のように遊ぶことができる。
【0019】3本指袋部5の人形体の頭部6の下部、即ち、指の中部12b〜14b及び先部12c〜14cの部分が、図3に示すように、人形体の胴部を構成するので、3本指袋部5の手の甲側5aの指の中部12b〜14b及び先部12c〜14cの位置に(図4(c)参照)、人形体の胴部9を取り付けたり、人形体の胴部9の模様を描いたりすると、一層人形体らしく形成される。さらに、手の平袋部2の内側10bに、3本指袋部5に形成した人形体の胴部9に関連する装飾2aを形成すると、より一層人形体らしくなる。
【0020】胴部9及び装飾2aは、特に素材に限定されるものではなく、塩化ビニール等の合成樹脂によって形成されても構わないが、本実施の形態では、ボア、布、皮革、合成皮革、毛糸、綿等の柔軟な素材で形成され、3本指袋部5及び手の平袋部2に縫着されて取り付けられている。なお、胴部9及び装飾2aは、この取り付け方に限定されるものではなく、また3本指袋部5及び手の平袋部2に直接描いても構わない。
【0021】なお、上記実施の形態では、手袋1とは別に人形体の手部7,8と人形体の胴部9を形成したが、図5に示す手袋16のように、親指袋部17と小指袋部18を最初から人形の腕部形状に形成し、3本指袋部19を人形体の胴部形状に形成し、さらに手の平袋部20の内側20bに3本指袋部19の胴部形状に関連した形状を描いても構わない。
【0022】図6,7,8に示すように、21は、上記手袋1,16がマフラー本体22の長手方向両側に設けられたマフラーである。マフラー本体22は、ボア、布、皮革、合成皮革、毛糸、綿等で形成され、特に素材に限定されるものではない。図8に示すように、手袋16を、マフラー本体22bの両側端縁25に縫着して取り付けても構わないが、この取り付け方に限定されるものではない。
【0023】また、図7に示すように、毛糸によって、手袋1をマフラー本体22aの両側に一体的に形成して取り付けても構わない。係る場合、マフラー本体22aの両端に、手袋1内に手を入れるための開口23を形成しておくようにする。このようにすると、手袋1,16の紛失を防止することができ、さらに両側に異なる形態の人形体の頭部6を設けることによって、人形劇等の遊びを行うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願請求項1,2記載の手袋は、手の平を入れる手の平袋部と、親指を入れる親指袋部と、小指を入れる小指袋部と、他の3本の指を入れる3本指袋部とからなり、3本指袋部の手の甲側に、人形体の頭部が設けられているので、手の平の内側を見せると、3本指袋部の手の甲側に人形体の頭部が位置しているので、誰にも人形体の頭部を見せることがなく、3本指袋部内の3本の指の基部を手の平に対して略直角に折り曲げると、手の甲側から人形体の頭部が飛び出して、見ている者を驚かすことができるという効果がある。
【0025】また、本願請求項1,2記載の手袋は、親指が入っている親指袋部と、小指が入っている小指袋部が、人形体の腕部となり、指人形遊びをすることができるという効果がある。このように、本願請求項1,2記載の手袋は、子供心を刺激する面白さを備えた、従来にない新規な構造であり、購買意欲を高めることができると共に子供の装着意欲を高めることができるという効果がある。
【0026】また、本願請求項3記載の手袋は、上記効果に加え、親指袋部と小指袋部の先部に人形体の手部が設けられているので、より人形体に近づけることができるという効果がある。
【0027】また、本願請求項4記載の手袋は、上記効果に加え、人形体の頭部が、ボア、布、合成皮革等の柔軟な素材で形成された表皮部と、スポンジ、綿等の弾性素材で形成され、表皮部内に詰められる詰め部材とからなるので、人や物にぶつかっても、傷つけることがなく、又手をも保護することができるという効果がある。
【0028】また、本願請求項5記載の手袋は、上記効果に加え、人形体の手部が、ボア、布、合成皮革等の柔軟な素材で形成され、親指袋部と小指袋部の先部に取り付けられているので、人や物にぶつかっても、傷つけることがなく、又指をも保護することができるという効果がある。
【0029】本願請求項6記載のマフラーは、マフラー本来の機能を備え、さらに上記効果を備えた手袋が、マフラー本体の長手方向両側に設けられているので、購買意欲を高めることができるという効果がある。また、手袋が両側に設けられているので、手袋の紛失を防止することができ、さらに両側に異なる形態の人形体の頭部を設けることによって、人形劇等の遊びを行うことができるという効果がある。
【出願人】 【識別番号】500005457
【氏名又は名称】有限会社シー・ピー・トムズ
【識別番号】591072787
【氏名又は名称】株式会社フジト−イ
【出願日】 平成12年5月1日(2000.5.1)
【代理人】 【識別番号】100081363
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 修治
【公開番号】 特開2001−316920(P2001−316920A)
【公開日】 平成13年11月16日(2001.11.16)
【出願番号】 特願2000−132278(P2000−132278)