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【発明の名称】 衣 服
【発明者】 【氏名】小島 玲子

【要約】 【課題】腕の屈伸運動につられて袖が上がってくることがない、着心地・体裁のよい衣服を提供する。

【解決手段】本発明の衣服は、袖ぐり153を設けた身頃11と、袖口157を1辺とするマチ部20を配設した袖部15を袖ぐりに取り付ける構成を具備する。マチ部20はプリーツ布で形成され、マチ部20を形成するプリーツ布はその畝方向を袖長手方向に配置している。袖部15は肘当接部分155より長い袖丈を有し、マチ部20は肘当接部分より上部の袖ぐり側から配設される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 袖ぐりを設けた身頃と、袖ぐりに取り付ける袖部とを備え、袖部は袖口を1辺とするマチ部を配設してなる衣服。
【請求項2】 マチ部はプリーツ布で形成されている請求項1記載の衣服。
【請求項3】 マチ部を形成するプリーツ布はその畝方向を袖長手方向に配置してなる請求項2記載の衣服。
【請求項4】 袖部は肘当接部分より長い袖丈を有する請求項1記載の衣服。
【請求項5】 マチ部は肘当接部分より上部の袖ぐり側から配設されている請求項1記載の衣服。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下着等を主とする衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】袖丈が七分丈、または長袖等、肘部分より長い袖丈を有する衣服は腕の屈伸動作により袖が肘の上部に上がってしまい、腕の防寒作用を損なうと同時に上腕部が締め付けられる不快感を伴い、下着においては肘上にたごまれた袖部分が外衣にひびき、外観上不体裁なものとなってしまった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、腕の屈伸運動につられて袖が上がってくることがない、着心地、および体裁のよい衣服を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の衣服は、袖ぐりを設けた身頃と、袖口を1辺とするマチ部を配設した袖部を袖ぐりに取り付ける構成を具備する。また、袖部に配設するマチ部はプリーツ布で形成されている、また、マチ部を形成するプリーツ布はその畝方向を袖長手方向に配置している構成を有する。袖部は肘当接部分より長い袖丈を有し、マチ部は肘当接部分より上部の袖ぐり側から配設される構成を有する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を図面を参照して説明する。この実施例においては、衣服として下着に本発明を実施した例を説明する。下着10は身頃11と、両袖ぐり部153に連結される袖部15を備えている。袖部15は1枚の布を縫い目151で縫合して筒状の袖を形成している。そして、縫い目151は肘当接部155より上部、すなわち、袖ぐり部153方向に寸法Hの位置までとし、その先袖口157までを縫合しないで開放部159としている。例えばこの実施例では寸法Hはほぼ10cmとする。
【0006】開放部159にはマチ布を取りつけてマチ部20を形成している。マチ部20を構成するマチ布は滑りのよい伸縮性の布、例えばポリエステル製などのプリーツ生地を用いる。マチ部20を構成するマチ布はプリーツの畝方向を方向Pとすると、方向Pには形状復帰性を有し、畝方向Pと直交する方向Qには伸縮性を有する。そして、畝方向Pを袖部15の長手方向である縫い目151方向として、開放部159に取り付ける。マチ部20は袖口157を一辺とする三角形状となる。
【0007】このように構成される下着10は袖15の肘相当部分155の上部から袖口157に至る部分にプリーツ生地よりなるマチ部20が形成されているので、腕の屈伸運動に対してプリーツ生地よりなるマチ部20が伸縮して対応する。これは、マチ部20のプリーツ生地の畝方向Pを袖15の長さ方向に配置しているので、腕の屈曲はプリーツ方向Pに直交する方向Qへの伸縮により対応し、腕が伸長するとき、マチ部20のプリーツ生地の畝方向Pの直線復帰性により袖形状が復元する。これにより、腕の屈伸により袖口157がずり上がることがない。
【0008】上記の実施例では、マチ部は肘当接部の上部までとしているが、袖くりまでとしてもよい。また、マチ部は袖部の袖口から肘当接部の上部までを長手方向に切断して、取り付けてもよい。
【0009】また、図3に示す実施例では、下着30の袖350全体をプリーツ生地としている。この構成により下着30は、プリーツ生地の伸縮性、および畝方向への形状復帰性能により、いかなる腕の動作にも対応し、ずり上がることが無い。さらに、マチ部350を形成するプリーツ生地が滑りやすい生地となっているので、下着30の上に外衣を重合したとしても、外衣との摩耗により下着の袖350がずり上がることが無い。上記の実施例では、下着を説明したが、外衣を含む衣服も同様の作用効果を有する。
【0010】
【発明の効果】本発明によって、肘当接部を被覆する長さを有する袖を備える衣服を着用したとき、腕の屈伸運動によって袖部がずり上がらず着心地、および体裁のよい衣服となる。
【出願人】 【識別番号】500193293
【氏名又は名称】株式会社 アイル
【出願日】 平成12年4月25日(2000.4.25)
【代理人】 【識別番号】100095913
【弁理士】
【氏名又は名称】沼形 義彰 (外3名)
【公開番号】 特開2001−303339(P2001−303339A)
【公開日】 平成13年10月31日(2001.10.31)
【出願番号】 特願2000−124609(P2000−124609)