| 【発明の名称】 |
介護用衣料 |
| 【発明者】 |
【氏名】神藤 岩雄
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| 【要約】 |
【課題】食べこぼしや嘔吐物の水分を速やかに吸収し、かつ、吸収した水分は裏面に透過せず、微細な固形分を含めて浸透を阻止して表面に浮き上がった状態でとどめ、振り落とし・洗い落としを容易にした介護用衣料を提供する。
【解決手段】円形を、その中心より放射状に8以上に分割した断面形状のマルチフィラメントを集束撚糸し、これを織製した織布の片面に防水層を設けた防水布を素材として、例えば、前身頃12と後身頃13がファスナー14を介して連続してなり、襟首15の部分が抉られて頭から被れるようにし、両サイドを紐16で前身頃12と後身頃13を繋ぐようにしてポンチョ状のエプロン11としたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 円形を、その中心より放射状に8以上に分割した断面形状のマルチフィラメントを集束撚糸し、これを織製した織布の片面に防水層を設けた防水布を素材とする介護用衣料。 【請求項2】 上記防水層は、防水塗料の塗布または防水フィルムのラミネートにより形成してなる請求項1に記載の介護用衣料。 【請求項3】 上記介護用衣料は、被介護者用のエプロンであり、該エプロンの両側縁にダーツをつけてなる請求項1または2に記載の介護用衣料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、食べこぼしや嘔吐物の水分を速やかに吸収し、吸収した水分を裏面に透過しないようにし、かつ、固形分の浸透を阻止して表面に浮き上がった状態にとどめ、振り落とし・洗い落としを容易にした介護用衣料に関する。 【0002】 【従来の技術】保育園や老人ホームでは、食事の際の食べこぼしは常に発生することであり、幼児は食道が細く、また、老人は嚥下機能が低下しているので些細なことで嘔吐し、着衣を汚すのでエプロンを掛けさせるようにしている。また、保母やヘルパーの作業着は上記環境のもとで着用されるため汚れがひどく、そのため簡単に汚れを落とすことのできる防水機能がある作業着が求められている。 【0003】上記の状況から本出願人は、防水機能があり食べこぼしや嘔吐物による汚れを簡単に落とし得る介護(保育)用衣料を提供するために調査検討してきたところ特公昭39−29636号公報、特開昭61−282445号公報、特開平6−184928号公報に開示されているマルチフィラメントを素材とする織布は、食べこぼしや嘔吐物の水分を速やかに吸収し、かつ、その固形分、とりわけ微細な固形分を含めて浸透するのを阻止して、織布の表面に浮き上がった状態でとどめ極めて簡単に振るい落とし、あるいは洗い落としできる機能を有することを発見した。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記知見をもとに食べこぼしや嘔吐物の水分を速やかに吸収し、吸収した水分を衣料の裏面に透過させず、固形分とりわけ微細な固形分を含めて浸透するのを阻止して織布の表面に浮き上がった状態でとどめて簡単に振り落とし・洗い落しできるようにした介護用衣料を提供しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためにこの発明は、円形を、その中心より放射状に8以上に分割した断面形状のマルチフィラメントを集束撚糸し、これを織製した織布の片面に防水層を設けた防水布を素材とするものであり、上記防水層は、防水塗料の塗布または防水フィルムのラミネートにより形成してなる構成としたものである。 【0006】上記の如く構成する介護用衣料は、長さ方向に鋭角縁を持つマルチフィラメントの集束撚糸を織製し、その片面に防水層を形成した防水布を素材としているので、防水布の表面には無数の部分鋭角縁が様々な角度でもって現れ、それによって食べこぼしや嘔吐物の固形分はその表面に浮き上がった状態で食い止められ、水分は速やかに織布に吸収され、吸収された水分は防水層により裏面に透過しないので、内側の着衣を汚さず、かつ、簡単に振るい落としまたは洗い落とせるようになる。 【0007】 【発明の実施の形態】次にこの発明の実施形態を詳細に説明する。本発明で使用する防水布40は図4に示すように、上記公知の技術により得られるマルチフィラメント41を集束撚糸し、この撚糸42を平織りあるいは綾織り等に織製して織布43とし、この織布43の片面に防水層44を設けることにより得られる。 【0008】上記防水層44は、防水性フィルムをラミネートしてもよく、また、フッ素樹脂等の防水性塗料を塗布乾燥し加熱架橋することにより得られる。 【0009】上記マルチフィラメント41は0.1〜0.5デニールという極めて細いものであり、しかも、長さ方向に鋭角縁45を持つものであるから、これが集束撚糸42され、織製された織布43の表面には微細で無数の部分鋭角縁が様々な角度をもって現れ、これによって食べこぼしや嘔吐物の微細な固形物まで浸透を阻止され浮き上がったような状態になる。 【0010】図1は被介護者用衣料の一実施例で、前身頃12と後身頃13がファスナー14を介して連続してなり、襟首15の部分が抉られて頭から被れるようにし、両サイドに紐16を取付け、前身頃12と後身頃13を繋ぐようにしてポンチョ状のエプロン11としたものである。 【0011】図2は前掛け状のエプロン21とした被介護者用衣料で、襟首25を抉りその両端に面ファスナー24を設けて使用者の首に被着できるようにしてなり、エプロン21の下半分はテーブルクロスを兼ね、その境目の両側縁にダーツ27を付けて浅い袋を形成するようにして食べこぼしを集め易くしたものである。 【0012】図3はヘルパーの作業着(介護着、看護着)31としたもので、前身頃32は一枚の防水布からなり、後身頃33は左右各一枚に別れ、襟首35は抉られ、後身頃の腰部分に帯紐37が逢着されている。 【0013】図1乃至図3は単なる実施例で、上記防水布40を素材として目的に応じ自由にデザインすることができる。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば食べこぼしや嘔吐物などの水分は、織布に速やかに吸収され、かつ、吸収された水分は防水層により裏面透過することがないので着衣を汚すことがなく、固形分とりわけ微細な固形分を含めて織布内へ浸透するのを阻止して織布の表面に浮き上がったような状態になるので振るい落とし、あるいは、洗い落としが極めて簡単にできるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591152713 【氏名又は名称】神藤プリント株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月18日(2000.1.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−200410(P2001−200410A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月27日(2001.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−8935(P2000−8935) |
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