| 【発明の名称】 |
スポーツ用手袋 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 時夫
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| 【要約】 |
【課題】ゴルフスイングの際に利き手とは反対側の手の甲が外側に開くように手首を返す運動を円滑に行なうのを補助するようにしたスポーツ用手袋を提供することを目的とする。
【解決手段】利き手とは反対側の手に装着される手袋10において、甲側の表面にゴムベルト15を止着するとともに、このゴムベルト15を伸長させてその基端側の部分を手首に装着したリストバンド18に止着するようにしたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】打具を把むために用いるスポーツ用手袋において、手の甲が外側に開くような付勢力を発生させる付勢手段を設けたスポーツ用手袋。 【請求項2】利き手とは反対側の手に装着される手袋であって、利き手とは反対側の手の甲が外側に開くような付勢力を前記付勢手段が発生することを特徴とする請求項1に記載のスポーツ用手袋。 【請求項3】利き手に装着される手袋であって、利き手の甲が外側に開くような付勢力を前記付勢手段が発生することを特徴とする請求項1に記載のスポーツ用手袋。 【請求項4】ゴムをメリヤス編地中に編込んだゴムベルトから前記付勢手段が構成され、基端側がリストバンドに止着されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のスポーツ用手袋。 【請求項5】湾曲する板ばねから前記付勢手段が構成され、基端側がリストバンドによって押えられることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のスポーツ用手袋。 【請求項6】ゴルフのクラブを握るための手袋であることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のスポーツ用手袋。 【請求項7】テニスのラケットを握るための手袋であることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のスポーツ用手袋。 【請求項8】野球のバットを握るための手袋であることを特徴とする請求項1〜請求項の何れかに記載のスポーツ用手袋。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はスポーツ用手袋に係り、とくに打具を把むのに用いるスポーツ用手袋に関する。 【0002】 【従来の技術】ゴルフをする場合には、クラブのグリップの部分を左右の手で持ってクラブをスイングさせ、クラブヘッドによって静止しているボールに対して打撃を与えてボールを打つようにしている。このときにゴルフクラブのグリップの部分を利き手とは反対側の手でまず握り、その上から利き手で添えるようにしてグリップを握るようにしている。 【0003】このようにしてスイングを行なう際に、最下点の近傍でクラブヘッドがボールを捕えるようにし、この後利き手とは反対側の方向に向ってスイングを継続しながらボールを打つようにしている。最下点を過ぎた後に利き手とは反対側の手の手首を外側に返すことなくスイングを継続するやり方がベン・ホーガン等によって主張される従来のオーソドックスな打撃方法であった。 【0004】これに対してナチュラルスルーと称される打撃方法においては、クラブヘッドが最下点の近傍でボールを捕え、その後少し旋回したところで利き手とは反対側の手の甲を外側に開くようにしてスイングを行なうようにしている。このようなナチュラルスルータイプの打撃方法によると、利き手とは反対側の脇が締まるとともに、手首が外側に回転するためにクラブヘッドの回転速度が向上し、これによってボールを運ぶ時間が長くなるとともに、打球のスピードが向上する。さらにボールの下を叩くような打撃になるために、ボールにバックスピンがかかり易くなる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このようなナチュラルスルー方式の打撃を行なう場合には、クラブヘッドが最下点を過ぎたあたりで利き手とは反対側の手の手首を外側に開くように動作させることが必要になる。ところが手首に力が入っていると利き手とは反対側の手の甲が外側に開くように手首が回転しない。またナチュラルスルー方式の打撃方法を完全にマスターするまでは、利き手とは反対側の手の手首が外側に開くように意識を集中しないと、完全なナチュラルスルー方式の打撃を行なうことができないという問題がある。 【0006】またバックスイングを十分に行なうためには、利き手の甲が外側に十分に開くようにスイングを行なうことが必要になる。この場合においても、利き手の甲の部分に意識を集中しないと、手の甲が十分に外側に開くことができない。 【0007】テニスのラケットを振る場合に、とくにグリップを両手で握る両手打ちの場合には、上記のゴルフのクラブと同じように、バックスイングの際には利き手の甲が十分に外側に開くようにすることが必要になる。またナチュラルスルータイプの打撃を行なうためには、利き手とは反対側の手の甲が完全に外側に開くようにスイングを行なう必要がある。 【0008】野球のバッティングの場合においても、ほぼ同様のことが言える。すなわちバットを握る利き手は、バックスイングの際にその甲が外側に開くようにすることが望ましい。またナチュラルスルータイプのスイングを行なう場合には、打球を捕えた後のスイングの際に利き手とは反対側の手の甲が外側に開くように手首を回すことが必要になる。 【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、利き手とは反対側の手または利き手の手の甲が外側に開くようにし、これによってナチュラルスルータイプの打撃が完全に行ない得るようにし、あるいはまたバックスイングの際に利き手側の手の手首が十分に外側に回転するようにしたスポーツ用手袋を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本願の一発明は、打具を把むために用いるスポーツ用手袋において、手の甲が外側に開くような付勢力を発生させる付勢手段を設けたスポーツ用手袋に関する。 【0011】ここで利き手とは反対側の手に装着される手袋であって、利き手とは反対側の手の甲が外側に開くような付勢力を前記付勢手段が発生するものであってよい。あるいはまた利き手に装着される手袋であって、利き手の甲が外側に開くような付勢力を前記付勢手段が発生するものであってよい。 【0012】またゴムをメリヤス編地中に編込んだゴムベルトから前記付勢手段が構成され、基端側がリストバンドに止着されてよい。また湾曲する板ばねから前記付勢手段が構成され、基端側がリストバンドによって押えられるようにしてよい。なおこのような手袋は、ゴルフのクラブを握るための手袋、テニスのラケットを握るための手袋、あるいは野球のバットを握るための手袋であってよい。その他必要に応じて、各種のスポーツにおいて用いられる手袋であって、打具を把むための用いる手袋であってよい。 【0013】 【作用】請求項1の発明によれば、付勢手段によって手の甲が外側に開くような付勢力が発生され、所定のタイミングで手の甲が外側に開くように手首が回転する際にこの付勢手段の付勢力が補助することになる。従って手の甲が外側に開くような運動がより円滑に行なわれるようになり、打具の旋回速度が向上する。 【0014】 【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態によって説明する。図1〜図5は第1の実施の形態を示すものであって、この実施の形態はゴルフ用手袋に関するものである。すなわち手袋10は通常の革製のゴルフ用手袋と同様の形態であってよく、手に装着した後押え片11の内側に設けられている面ファスナを利用してこの手袋の手首側の入口部分を閉じるようにしている。 【0015】この手袋の甲側の表面にはゴムベルト15が取付けられている。ゴムベルト15はゴムを編地中に編込んだベルトであって、その端部は縫目16のところで手袋10の甲側の表面に止着されている。なおゴムベルト15の縫目16とは反対側の端部には一対のホックの凹部17が取付けられている。 【0016】このような手袋10は手首に取付けられるリストバンド18と一緒に用いられるようになっている。リストバンド18は手首の部分に巻付けた後に、端部に設けられている面ファスナによって筒状の形態を保持した状態で固定するようにしている。またリストバンド18の表面には一対のホックの凸部19が取付けられている。このようなホックの凸部19は図2に示すように、ゴムベルト15を引伸ばしてそのホックの凹部17と係合させるようにしている。すなわちホックの凹部17とホックの凸部19とがお互いに係合される場合には、ゴムベルト15が伸長されて所定の収縮力を発生させるようになる。そしてこのような収縮力が、この手袋10を装着した手の甲の部分が外側に開くような付勢力となるようにしている。なおここでゴムベルト15に代えて複数本のコイルスプリングを並べて配列し、これらによって収縮力を発生させるようにしてもよい。 【0017】図3および図4はこのような手袋10を用いてゴルフのスイングを行なう状態を示している。利き手が右手の人はこの手袋10を利き手とは反対側の左手に装着する。また左手の手首の部分にはリストバンド18を装着する。そしてゴムベルト15を伸長し、そのホックの凹部17をリストバンド18のホックの凸部19に図3に示すように係合させる。この場合にゴムベルト15は伸長状態にある。このように利き手とは反対側の左手に手袋10を装着してゴルフのクラブ24のグリップ25を握ったならば、今度は反対側の利き手である右手を左手の上に添えるようにしてグリップ25を把持する。 【0018】そしてこのような状態においてスイングを行なう。このようなスイングの際に、図4および図5に示すように、グリップ24がほぼ真正面の状態が最下点になり、この位置の近傍においてクラブヘッド26がボールを叩く。そして最下点の少し手前、例えば旋回角度が最下点の約10度手前から左手の手首を外側に開き始める。この後最下点を通過し、その地点から旋回方向に、例えば10度〜15度旋回した状態で、手袋10をしている利き手とは反対側の左手の甲をより大きく開くようにする。このときにゴムベルト15の弾性復元力によって手袋10をした手首が外側に回転する運動を助長するようになる。 【0019】図5に示すように、最下点を少し過ぎた状態でゴムベルト15にアシストされて手袋10をした左手が外側に回転すると、クラブヘッド26は手首の回転に伴って旋回方向にさらに旋回を行なう。従ってゴルフのクラブ24の旋回運動にクラブヘッド26の旋回運動が重畳されることになり、これによってクラブヘッド26の打撃方向の回転速度が急激に向上することになる。すなわち手袋10をした左手の手首が外側に回転するために、その瞬間にクラブヘッド26が急に走るようになり、クラブヘッド26の回転速度が大幅に向上する。このことは打撃のスピードの増大につながり、飛距離が大幅に延びるようになる。 【0020】またこのような打撃を行なうと、左手の手首が意識をしなくても左手の手首が容易に回転して返るようになるために、利き手とは反対側の左の脇が十分に締まった状態でフォロースルーを行ないながらスイングが行なわれる。従ってクラブヘッド26はボールの下を叩くことになり、このためにボールにはバックスピンがかかる。従って手首を返さない場合に比べてボールが高く上がる。しかもこのときにボールにバックスピンがかかっているために、ボールが風に流されることがない。すなわちコントロールされた飛距離の大きな打撃を行なうことが可能になる。 【0021】次に第2の実施の形態を図6によって説明する。この実施の形態はリストバンド18に調節金具30を固定して取付けるようにしたものである。すなわちここでは一端が縫目16のところで手袋10の甲側の部分に止着されたゴムベルト15の他端側を調節金具30によって長さを調節しながら止着するようにしたものである。 【0022】このようにリストバンド18の所定の部位に調節金具30を取付けてゴムベルト15の止着を行なうようにすると、ゴムベルト15の弾性復元力を任意に調整することが可能になる。従って手の甲が外側に開くような付勢力を任意に調整できるようになり、最適な付勢力が発生するようにして手袋10を用いることが可能になる。 【0023】次にさらに別の実施の形態を図7および図8によって説明する。この実施の形態においては、ゴムベルト15に代えて板ばね33を用い、このような板ばね33によって手の甲が外側に開くような付勢力を発生させるようにしたものである。ここで手袋10の手の甲側の部分にはポケットから成る押え34が設けられ、このポケット34に板ばね33の一端を図8に示すように挿入するようにしている。これに対してリストバンド18には別のポケットから成る押え35が形成され、このような押え35に板ばね33の反対側の端部を挿入するようにしている。 【0024】ここで板ばね33としては鋼板、ステンレス鋼板、プラスチック板、その他の各種の材料の板ばねが用いられてよい。とくに炭素繊維強化樹脂製の板ばねを用いた場合には、軽量であってしかも高い弾性復元力を与えることが可能になる。そしてこのような板ばね33は図7および図8において鎖線で示すように自然な状態において上方に湾曲するような形状になっているために、使用状態においては板ばね33が手袋10をした手の甲が外側に開くような付勢力を発生させる。従ってこのような付勢力を利用して、上記第1の実施の形態において説明したと同様の使い方を行なうことが可能になる。 【0025】次にさらに別の実施の形態を図9によって説明する。この実施の形態は図1に示す手袋10とは左右対称な手袋10に適用したものである。すなわちここでは、例えば右利きの人が用いる右手用の手袋10にゴムベルト15を取付けるようにしたものである。従って利き手側の手の甲が外側に開くような付勢力をこのゴムベルト15によって発生することが可能になる。 【0026】このような手袋10をゴルフ用手袋として用いるとともに、利き手、すなわち右手に装着した場合には、利き手である右手の手の甲が外側に開くような付勢力をゴムベルト15によって与えることが可能になる。従ってとくにバックスイングの際に右手の手首を外側に返すことが可能になり、バックスイングが容易になる利点をもたらす。なおゴルフ用の手袋としてではなく、テニスのラケットを握る手袋として、あるいはまた野球のバットを握る手袋として用いるようにしてもよい。 【0027】以上本発明を図示の実施の形態によって説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本発明の技術的思想に基いて各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態は、ゴルフ用の手袋に関するものであるが、本発明はその他各種のスポーツに用いる手袋に適用可能であって、例えばテニスやバドミントンのラケットを持つための手袋として、あるいはまた野球のバットを持つための手袋としても用いることが可能である。その他卓球用のラケットを持つための手袋、とくにシェークハンドでラケットを持つ手袋として用いて好適なものである。またこのような手袋は、利き手とは反対側の手に装着する手袋としてばかりでなく、利き手に装着する手袋にも適用可能である。また手袋はその一部、例えば指を入れる部分が欠如したタイプの手袋であってもよい。 【0028】 【発明の効果】以上のように本発明は、打具を把むために用いるスポーツ用手袋において、手の甲が外側に開くような付勢力を発生させる付勢手段を設けるようにしたスポーツ用手袋に関するものである。 【0029】従ってこのような手袋によれば、上記付勢手段によって手の甲が外側に開くような付勢力を発生させることが可能になり、このために手首の回転運動を意識的に行なわなくても、付勢手段による付勢力を利用してこのような運動を行なうことが可能になり、これに応じて手の甲が外側に開くような運動が円滑に行なわれるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593019814 【氏名又は名称】株式会社オーエーハウジング設計
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| 【出願日】 |
平成11年12月22日(1999.12.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078145 【弁理士】 【氏名又は名称】松村 修
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| 【公開番号】 |
特開2001−181910(P2001−181910A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月3日(2001.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願平11−364618 |
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