| 【発明の名称】 |
スラックス |
| 【発明者】 |
【氏名】尾崎 眞一郎
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| 【要約】 |
【課題】スラックスの膝部分の生地に横方向の伸びが繰り返して加わっても膝抜けを長期に亘って防止することができるスラックスを提供する。
【解決手段】スラックス1の膝部分の生地の内面に、横方向のストレッチ性をもつ布地からなる芯地2を貼り付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】スラックスの膝部分の生地の内面に、横方向のストレッチ性をもつ布地からなる芯地を貼り付けたことを特徴とするスラックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、学生やビジネスマンが着用するスラックスに関する。 【0002】 【従来の技術】学生やビジネスマンが着用するスラックスは、着用者の膝の屈伸動作に応じて膝の生地が徐々に伸び、長期間の着用によってその伸びの癖によるいわゆる膝抜けという型崩れが生じてしまう。 【0003】特に中学生や高校生等の学生にあっては、椅子に座ったり立上ったりする機会が多く、その都度スラックスの膝部分の生地に屈伸動作が加わり、このため比較的早期に膝抜けが生じてしまう。 【0004】そこで、従来においては、特開平8―291408号に見られるように、スラックスのプリーツの内面にそのプリーツの長さ方向に沿って連続する補強テープを貼着し、この補強テープでプリーツの崩れを防止するようにした技術が提案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、特に学生用のスラックスにおいては、その素材として、横方向に対するストレッチ性の高い生地が用いられており、したがって膝に屈伸運動が加わったときには、スラックスの膝の生地が横方向に伸縮する。そしてこのような屈伸の繰り返しにより膝の生地が伸びて膝抜けが生じてしまう。 【0006】ここで、特開平8―291408号に示されている補強テープをプリーツの内面にその長さ方向に沿って貼着すると、その補強テープは縦方向のストレッチ性をもち、横方向のストレッチ性をほとんどもたないから、屈伸に応じてスラックスの膝部分の生地が横方向に繰り返して伸びると、比較的容易にその伸びの癖が残ってしまい、したがって膝抜けを防止する効果をそれほど期待することができない。 【0007】この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、スラックスの膝部分の生地に横方向の伸びが繰り返して加わっても膝抜けを長期に亘って防止することができるスラックスを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明はこのような目的を達成するために、スラックスの膝部分の内面に、横方向のストレッチ性をもつ布地からなる芯地を貼り付けるようにしたものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。 【0010】図1にはこの発明に係る例えば学生用のスラックス1を示してあり、このスラックス1は、横方向に対するストレッチ性の高い生地を用いて縫製されている。 【0011】そしてこのスラックス1の前身の膝部分の生地の内面に芯地2が接着剤等により貼り付けられている。この芯地2は、図2に示すように、横方向のストレッチ性をもつ長方形状をなす一定の大きさの薄い布地からなる。 【0012】例えば伸長が170cmの高校生男子の場合、股上から膝中央部までの平均的な長さは31.5cmであるから、この場合、その股上から31.5cmの膝中央部を含んだその周辺をカバーできる大きさの芯地2をスラックス1の前身の内面に貼り付ける。 【0013】このような構成のスラックス1においては、膝部分の生地の内面に横方向のストレッチ性に優れる芯地2が貼り付けられているから、着用者の屈伸運動によりスラックス1の膝部分の生地がその屈伸に応じて横方向に伸縮しようとするときにその伸縮に合わせて芯地2も横方向に柔軟に伸縮し、このため着用上の違和感がなく、快適に着用することができる。 【0014】そして長期間の着用により、スラックス1の膝部分の生地に伸びが繰り返して加わっても、この膝部分の生地に横方向のストレッチ性をもつ芯地2が重なって貼り付けられているから、この芯地2によるストレッチで膝部分の生地の伸び癖が抑えられ、したがってスラックス1の膝部分の生地に伸び癖がつかず、長期に亘って膝抜けを防止することができる。 【0015】なお、この発明は図1および図2に示す実施形態に限らず、図3(A)〜(F)に示すような実施形態を採用することも可能である。図(A)に示す実施形態は、芯地2に横方向に延びるスリット状の複数の切込み2aを施した例である。図(B)に示す実施形態は、芯地2に縦方向に延びるスリット状の複数の切込み2bを施した例である。 【0016】また、図(C)に示す実施形態は、テープ状の布地2cをスラックス1の膝部分の生地の内面に横方向に沿って上下複数段に貼り付け、これらテープ状の布地2cで芯地2を構成するようにした例である。この場合、芯地2を構成するテープ状の布地2cとしては、その長さ方向に対して高いストレッチ性をもつ布地を用いる。 【0017】図(D)に示す実施形態は、テープ状の布地2d,2eをスラックス1の膝部分の生地の内面に十字状に貼り付けて芯地2を構成するようにした例である。この場合、スラックス1の横方向に延びる一方のテープ状の布地2dは横方向のストレッチ性をもつ布地とし、スラックス1の縦方向に延びる他方のテープ状の布地2eはその縦方向とは直角の方向つまり横方向にストレッチ性をもつ布地とする。 【0018】図(E)に示す実施形態は、テープ状の複数の布地2fをスラックス1の膝部分の生地の内面に斜めに交差するたすき掛け状に貼り付けて芯地2を構成した例である。この場合、各テープ状の布地2fとしてはその長さ方向にストレッチ性をもつ布地とし、これら布地2fで構成される芯地2の全体が横方向のストレッチ性をもつようにする。 【0019】図(F)に示す実施形態は、菱形状に裁断された芯地2をスラックス1の膝部分の生地の内面に貼り付けた例である。この場合、芯地2はスラックスの横方向のストレッチ性をもつ布地とする。 【0020】このようないずれの実施形態の場合においても、芯地2によるストレッチで膝部分の生地の伸び癖が抑えられ、したがってスラックス1の膝部分の生地に伸び癖がつかず、長期に亘って膝抜けを防止することができる。 【0021】 【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、スラックスの膝部分の生地に横方向の伸びが繰り返して加わっても膝抜けを長期に亘って防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595003381 【氏名又は名称】尾崎商事株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月15日(1999.10.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−123307(P2001−123307A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月8日(2001.5.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−293984 |
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