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【発明の名称】 ブラジャー
【発明者】 【氏名】福井 康矩

【氏名】福井 良美

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 胸当て部と、背中に当たる背部と、肩部に当たる肩紐部とが一体となった柔軟でストレッチ性のある素材からなるブラジャーであって、前記胸当て部は、外側布と内側布とから構成され、外側布と内側布との間のカップ装着部に装着されるカップを有することを特徴とするブラジャー。
【請求項2】 前記内側布は、内側に起毛した布から構成されていることを特徴とする請求項1記載のブラジャー。
【請求項3】 縫目が外側にでないように構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のブラジャー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、婦人、特に思春期前半の12〜15歳の少女用や、スポーツをする場合や看護婦のように常時身体を動かす人に好適なブラジャーに関する。
【0002】
【従来の技術】初めてブラジャーを着用する思春期前半の12〜15歳の少女用のブラジャーとして大切な点は、バストの順調な発育を妨げることなく、バストをしっかりとカバーするという点である。かかる観点から、少女用のブラジャーは、成人用のブラジャーとは違った構成になっている。例えば、バストに接する胸当て部と、背中に当たる背部と、肩部に当たる肩紐部とが一体に縫製されているものがある。かかるブラジャーは、成人用のブラジャーが有する目的、すなわちバストの形状の補正よりも、バストの順調な育成を妨げないように、特に柔軟でストレッチ性のある布から構成されることがおおい。
【0003】また、上述した少女用のブラジャーと同じ構造の成人用のブラジャーもある。これは、スポーツ時や身体を絶えず動かしている職種、例えば看護婦向けに身体を動かすに際して窮屈感を感じさせないブラジャーとして開発されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来の少女用のブラジャーには以下のような問題点がある。すなわち、胸当て部も他の部分と同様に柔軟でストレッチ性のある一枚布から構成されているため、外部からもわかるように乳首が浮き上がってしまうのである。これは、ブラジャーを付けはじめて間もない少女にとっては非常に羞恥心を覚えさせるものである。このため、少女といえども少女用のブラジャーではなく、一般の成人用のものを用いることが多かった。成人用のブラジャーは、少女にとっては最も重要な点であるバストの順調な発育を妨げないというより、バストの形状の補正というまったく逆の作用をもたらすため、少女にとっては好ましくないものである。
【0005】また、成人用のこの種のブラジャーにあっても乳首が浮き出るという同様の問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、少女用のブラジャーとして大切な点であるバストの順調な発育を妨げることなく、バストをしっかりとカバーするとともに、乳首が浮き上がる等の羞恥心を覚えさせることがなく、また、スポーツ時等に着用しても窮屈感のないブラジャーを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るブラジャーは、胸当て部と、背中に当たる背部と、肩部に当たる肩紐部とが一体となった柔軟でストレッチ性のある素材からなるブラジャーであって、前記胸当て部は、外側布と内側布とから構成され、外側布と内側布との間のカップ装着部に装着されるカップを有している。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係るブラジャーを裏返した状態の概略的正面図、図2は本発明の実施の形態に係るブラジャーの製造工程を示す概略的説明図である。
【0009】本発明の実施の形態に係るブラジャーは、胸当て部100と、背中に当たる背部200と、肩部に当たる一対の肩紐部300とが一体となった柔軟でストレッチ性のある素材からなるブラジャーであって、前記胸当て部100は、外側布110と内側布120とから構成され、外側布110と内側布120との間のカップ装着部140に装着されるカップ400を有している。
【0010】このブラジャーを構成する素材としては、柔軟でストレッチ性のあるものが適している。例えば、綿、アクリル、ナイロン、ポリウレタン等である。特に、素肌に直接接触する部分は、すべてを吸汗性及び肌触りに優れた綿で構成することが望ましい。
【0011】このブラジャーは、男性の丸首シャツに類似した構造を有している。すなわち、図2に示すように筒状に編み込まれた柔軟でストレッチ性のある素材600の上縁部から首を出す孔510になる部分610と、腕を出す孔520になる部分620(図2(C)参照)をカットすることで一対の肩紐部300となる部分を形成し(図2(A)(B)参照)、肩紐部300となる部分の上縁部310を縫い付けて肩紐部300とするのである。
【0012】そして、前側の胸当て部100には、内側から内側布120を縫い付ける。すなわち、図1に示すように、首を出す孔510と腕を出す孔520とに沿って裁断された内側布120を首を出す孔510、腕を出す孔520及びアンダーバスト部150に沿って縫い付けるのである。そして、内側布120の横部130、すなわちアンダーバスト部150から腕を出す孔520に到るまでの部分は縫い付けていないのである。このように構成すると、前記素材600が胸当て部101では裏綿である外側布110になる。なお、図1において内側布120が外側布110に縫い付けられている部分を破線で示す。
【0013】胸当て部100において外側布110と内側布120との間は、縁部の一部のみが縫い付けられているためカップ装着部140となる。カップ装着部140は、例えば綿、アクリル、ナイロン、ポリウレタンで形成されたカップ400を装着する部分である。このカップ400の装着は、前記横部130、すなわち外側布110と内側布120との縫い付けられていない部分から行われる。
【0014】なお、アンダーバスト部150には、このブラジャーをフィットさせるためのゴム帯530が取り付けられる。
【0015】また、内側布200はバストが直接触れる部分であるから、内側に起毛した綿パイル地を用いるとよい。
【0016】このブラジャーを構成する素材は、バストの順調な育成を妨げないように、特に柔軟でストレッチ性のある布、例えば綿、アクリル、ナイロン、ポリウレタン等から構成される。
【0017】また、このブラジャーは、縫目が外側にでないように構成されているので、表地の立体編機能が失われることがない。
【0018】このように構成されたブラジャーを着用しても、胸当て部100にカップ400が設けられているため、外部からもわかるように乳首が浮き上がることを防ぐことができる。
【0019】なお、上述した実施の形態では、胸当て部100、背部200及び肩紐部300が一体となったブラジャーであったが、異なる部材として胸当て部、背部及び肩紐部が構成され、各部材を縫い付けることで一体とし、背部において連結するという一般的なブラジャーであってもよい。その場合にも、胸当て部には、外側布と内側布との間のカップ装着部が設けられていることが重要である。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るブラジャーは、胸当て部と、背中に当たる背部と、肩部に当たる肩紐部とが一体となった柔軟でストレッチ性のある素材からなるブラジャーであって、前記胸当て部は、外側布と内側布とから構成され、外側布と内側布との間のカップ装着部に装着されるカップを有している。
【0021】このブラジャーには、カップがあるため、乳首が浮き上がってしまうことがない。このため、ブラジャーを付けはじめて間もない少女も羞恥心を覚えることなく安心して着用することができる。しかも、このブラジャーは、全体が柔軟でストレッチ性のある素材から構成されているため、少女にとっては最も重要な点であるバストの順調な発育を妨げない。また、スポーツ時に使用したり、常時身体を動かす看護婦等が使用しても窮屈感を感じず、乳首が浮き上がることがないブラジャーとすることができる。
【0022】また、前記内側布は、内側に起毛した布から構成されていると、乳首が直接触れても刺激が少なく、特にブラジャーを着用して間もない少女にとって不快感を与えることがない。スポーツ時にも同様である。
【出願人】 【識別番号】500193514
【氏名又は名称】さつき株式会社
【出願日】 平成12年4月25日(2000.4.25)
【代理人】 【識別番号】100085936
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 孝治 (外1名)
【公開番号】 特開2001−303309(P2001−303309A)
【公開日】 平成13年10月31日(2001.10.31)
【出願番号】 特願2000−124214(P2000−124214)