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【発明の名称】 インナーパンツ
【発明者】 【氏名】篠原 正吉

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】腰部(2)から左右の足部(3,4)を経て裾部(5)に至る切断部(6,7)を少なくとも2カ所設け、この切断部を仮固定具(12)で仮固定したことを特徴とするインナーパンツ。
【請求項2】腰部(2)から足部(3)を経て裾部(5)に至る大切断部(13)を1カ所、さらに左右の足部(3,4)においても股部(14)から裾部(5)に至る小切断部(15,16)を各1カ所設け、この切断部を仮固定具(22)で仮固定したことを特徴とするインナーパンツ。
【請求項3】腰部(2)から左右の足部(3,4)を経て裾部(5)に至る切断部(23,24)を2カ所、股部(14)を交差して通過するように設け、この切断部を仮固定具(31)で仮固定したことを特徴とするインナーパンツ。
【請求項4】腰部(2)から股部(14)を交差して裾部(5)に至る切断部(33,34)を2カ所設け、この切断部を仮固定具(35)で仮固定したことを特徴とするインナーパンツ。
【請求項5】仮固定具が面ファスナである請求項1ないし4のいずれかに記載のインナーパンツ。
【請求項6】腰部に引出し用の紐(11,29,30)を設けた請求項1ないし4のいずれかに記載のインナーパンツ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインナーパンツに関する。
【0002】
【従来の技術】この明細書において、「インナーパンツ」は、パンツ、ブリーフ等の身体に直接身につける下着と、ズボン、スラックス等の一番外側に位置する衣服の中間に着用する下半身用衣服の意味で使用する。主として下半身の防寒対策として使用されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インナーパンツを着用している状態で、運動したり、外気温が高まったりすると、インナーパンツが邪魔になる。通常であれば、一番外側の着衣を脱いだ後でインナーパンツを脱ぐことになる。しかし、場所によっては(例えば、近くに脱衣場がないとき、人目があるとき、など)、ズボンを脱ぐのが憚られるときがある。
【0004】本発明はそのようなときに、外側の着衣を脱がずに、インナーパンツだけを脱ぐことができるようにすることを目的とし、そのためのインナーパンツを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のインナーパンツは、第1の観点からみると、腰部から左右の足部を経て裾部に至る切断部を少なくとも2カ所設け、この切断部を仮固定具で仮固定したことを特徴とする。
【0006】本発明のインナーパンツは、第2の観点からみると、腰部から足部を経て裾部に至る大切断部を1カ所、さらに左右の足部においても股部から裾部に至る小切断部を各1カ所設け、この切断部を仮固定具で仮固定したことを特徴とする。
【0007】本発明のインナーパンツは、第3の観点からみると、腰部から左右の足部を経て裾部に至る切断部を2カ所、股部を交差して通過するように設け、この切断部を仮固定具で仮固定したことを特徴とする。
【0008】本発明のインナーパンツは、第4の観点からみると、腰部から股部を交差して裾部に至る切断部を2カ所設け、この切断部を仮固定具で仮固定したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の態様】仮固定具は面ファスナが好ましい。面ファスナは、小片として複数箇所で固定するのが好ましいが、細長いテープ状のものを一体的に使用することもできる。面ファスナは力を掛けると自然にはがれる程度が好ましいので、テープ状のものを使用するときには、あまりに固定が強固とならないように注意する必要がある。仮固定具として、面ファスナ以外に、スナップボタン、こはぜ等が使用できるがやはりあまりに固定が強固とならないように注意する必要がある。
【0010】インナーパンツを取り外すときに便利なように腰部には引出し用の紐を設けることが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例をいくつか説明する。
【0012】図1,2は本発明の第1実施例である。図1(a)は正面図、(b)は背面図である。
【0013】図1(b)に示すように、このインナーパンツ1Aには、腰部2から左右の足部3,4を経て裾部5に至る切断部6,7が2カ所設けられている。切断部同士は若干重ね合うことができるように、重合部8、9が形成されている。これらの切断部で切り離すと、本発明のインナーパンツは図2のように、余剰部10のある1枚の布片になる。この布片の腰部には引出し用の紐11が取り付けられている。
【0014】この切断部の重合部は、面ファスナ12で複数箇所(図面では各切断部に3カ所ずつ)で仮固定されている。面ファスナ12としては、例えば「マジックテープ」とか「ベルクロ」等の商標名で知られる周知のものを使用することができる。それぞれ縦2〜10cm、横1〜5cm程度のものを使用するのが好ましい。図2において、面ファスナ小片12aと12a、12bと12b、12cと12c、・・・が仮固定される。
【0015】図3,4は本発明の第2実施例である。図3(a)は正面図、(b)は背面図である。
【0016】図3(b)に示すように、このインナーパンツ1Bには、腰部2から足部3を経て裾部5に至る大切断部13が1カ所、さらに左右の足部においても股部14から裾部5に至る小切断部15、16が各1カ所を設けられている。切断部同士は若干重ね合うことができるように、重合部17,18,19が形成されている。これらの切断部で切り離すと、本発明のインナーパンツは図4のように、切り込み20、21のある1枚の布片になる。この布片の腰部には引出し用の紐11が取り付けられている。
【0017】この切断部の重合部は、面ファスナ22で複数箇所(図面では大切断部13に3カ所、小切断部15、16に2カ所ずつ)で仮固定されている。面ファスナとしては、例えば「マジックテープ」とか「ベルクロ」等の商標名で知られる周知のものを使用することができる。それぞれ縦2〜10cm、横1〜5cm程度のものを使用するのが好ましい。図4において、面ファスナ小片22aと22a、22bと22b、22cと22c、・・・が仮固定される。
【0018】図5,6は本発明の第3実施例である。図5(a)は正面図、(b)は背面図である。
【0019】図5(a)(b)に示すように、このインナーパンツ1Cには、腰部2から左右の足部3,4を経て裾部5に至る切断部23,24が2カ所設けられている。第1実施例と異なり、これら切断部は股部14を交差して通過するように設定される。これらの切断部で切り離すと、本発明のインナーパンツは図6のように、2枚の布片27,28となる。これらの布片の腰部2には引出し用の紐29,30が2本取り付けられている。
【0020】この切断部の重合部は、面ファスナ31で複数箇所(図面では各切断部に2カ所ずつ及び腰部にさらに2カ所)で仮固定されている。面ファスナ31としては、例えば「マジックテープ」とか「ベルクロ」等の商標名で知られる周知のものを使用することができる。それぞれ縦2〜10cm、横1〜5cm程度のものを使用するのが好ましい。図6において、面ファスナ小片31aと31a、31bと31b、31cと31c、・・・が仮固定される。
【0021】図7,8は本発明の第4実施例である。図7(a)は正面図、(b)は背面図である。
【0022】図7(a)(b)に示すように、このインナーパンツ1Dには、腰部2から股部14を交差して裾部5に至る切断部33,34が2カ所設けられている。これらの切断部で切り離すと、本発明のインナーパンツは図8のように、1枚の布片となる。これらの布片の腰部2には引出し用の紐36が取り付けられている。
【0023】この切断部の重合部は、面ファスナ35で複数箇所(図面では各切断部に3カ所ずつ及び腰部にさらに2カ所)で仮固定されている。面ファスナ35としては、例えば「マジックテープ」とか「ベルクロ」等の商標名で知られる周知のものを使用することができる。それぞれ縦2〜10cm、横1〜5cm程度のものを使用するのが好ましい。図6において、面ファスナ小片35aと35a、35bと35b、35cと35c、・・・が仮固定される。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、インナーパンツが邪魔になったとき、引出し用の紐を斜め上方へ引っ張ることにより、第1、第2、第4実施例のときにはインナーパンツが1枚の布片となり、第3実施例のときにはインナーパンツが2枚の布片となって、体から離れる。面ファスナの部分のおける仮接着は、斜め上方に人為的な引っ張る力が働くことと、人体が間に存在することのために、自然に分離される。
【0025】したがって、本発明によれば、外側の着衣を脱がずに、インナーパンツだけを脱ぐことができる。
【出願人】 【識別番号】000114606
【氏名又は名称】モリト株式会社
【出願日】 平成12年6月7日(2000.6.7)
【代理人】 【識別番号】100062498
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 卓 (外1名)
【公開番号】 特開2001−348702(P2001−348702A)
【公開日】 平成13年12月21日(2001.12.21)
【出願番号】 特願2000−169950(P2000−169950)