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【発明の名称】 アンダーガーメント
【発明者】 【氏名】ディエゴ コデノッティ

【要約】 【課題】アンダーガーメントの内面に形成されたタック編みからなる多数条の隆起部の隆起高さを程よく確実に保持し得て、該隆起部によるマッサージ効果等を良好に保ち得るアンダーガーメントを提供すること。

【解決手段】伸縮性編地からなるアンダーガーメントの内面の身体にフィットする部分の所要の部位にタック編みからなる複数条の伸縮変形可能な隆起部2を列設して複数のタック編部群2aを編成する際に、各タック編部群2aの間に伸縮性の平編地3を介在配設して編成してある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 伸縮性編地からなるアンダーガーメントであって、その内面の身体にフィットする部分の所要の部位にタック編みからなる複数条の伸縮変形可能な隆起部を列設して複数のタック編部群を編成する際に、各タック編部群の間に伸縮性の平編地を介在配設して編成したことを特徴とするアンダーガーメント。
【請求項2】 各タック編部群がウエイブ状に形成されている請求項1に記載のアンダーガーメント。
【請求項3】 各タック編部群が直線状に形成されている請求項1に記載のアンダーガーメント。
【請求項4】 タック編部群がウエイブ状タック編部群と直線状タック編部群で構成されている請求項1に記載のアンダーガーメント。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーガーメントに関し、さらに詳しくは、身体にフィットさせた状態で着用する、例えばタンクトップ、パンティー、スパッツ、ウエストニッパー、ストッキング、パンティーストッキング、レオタード、ボディスーツ、ブラジャー、水着、その他の伸縮性編み地からなるアンダーガーメントの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアンダーガーメント、例えばパンティーストッキングを着用した際に、単に着用者の身体にフィットさせるだけでなく、フィットする身体の部位にマッサージ効果、爽快効果及びリラックス効果を付与することを目的として開発された従来技術としては、例えば特開平11−152607号公報に開示されたものが知られている。
【0003】この従来技術の場合は、図9に示すパンティーストッキングPSの部分拡大図である図10に示すように、その内面の身体にフィットする部分に、タック編みからなる多数条の伸縮変形可能な交互の波形の隆起部W…Wを連続的に列設編成して構成されており、装着者が運動等により身体を動かした際に、この波形の隆起部W…Wが伸縮変形する作用により、該隆起部にフィットしている肌を適度に加圧してマッサージ効果、爽快効果及びリラックス効果を付与するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに上記の場合、タック編みからなる多数条の伸縮変形可能な波形の隆起部Wは、図11の簡略断面図に示すように、必要個所の全体にわたって間断なく連続的に列設されているため、着用者の身体の運動作用により引張られた上記各隆起部W…Wは図12に示すように過剰に伸張されて、運動中に隆起部W…Wの隆起高さが一時的であっても著しく低くなり、したがって該隆起部によるマッサージ効果、爽快効果及びリラックス効果を十分に発揮し得ない場合を生じるといった問題がある。
【0005】本発明は、上記の問題を解決することを課題として研究開発されたもので、アンダーガーメントの内面に形成されたタック編みからなる多数条の隆起部が、着用者の身体の運動作用により引張られて伸張しても、該隆起部の隆起高さを程よく確実に保持し得て、該隆起部によるマッサージ効果、爽快効果及びリラックス効果を常に良好に保ち得るアンダーガーメントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本発明は、伸縮性の編地からなるアンダーガーメントであって、その内面の身体にフィットする部分の所要の部位にタック編みからなる複数条の伸縮変形可能な隆起部を列設して複数のタック編部群を編成する際に、各タック編部群の間に伸縮性の平編地を介在配設して編成したことを特徴とするアンダーガーメントを提供するものである。
【0007】さらに、本発明は、上記のように構成されたアンダーガーメントにおいて、各タック編部群がウエイブ状に形成されているアンダーガーメント、及び各タック編部群が直線状に形成されているアンダーガーメント、並びにタック編部群がウエイブ状タック編部群と直線状タック編部群で構成されているアンダーガーメントをそれぞれ提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明すれば、図1及び図2は本発明の第1の形態を示しており、同図において、1は20dTex〜100dTexの伸縮性糸条(ナイロンとポリウレタン又はコットンとナイロンとポリウレタン若しくはコットンとポリウレタン)を使用し、自動丸編機によって編成した伸縮性編地からなるタンクトップを示している。
【0009】この実施の形態では、タンクトップ1の腹部から胴部にわたる前後の両内面に、図1及び図2に示すように、タック編みからなる複数条の伸縮変形可能なウエイブ状隆起部2…2をそれぞれ上下に列設してなる複数のタック編部群2a…2aを編成する際に、各タック編部群2a…2aの間に、この実施の形態では、メリヤス編みからなる比較的に細巾スペースの伸縮性の平編地3を介在させながら連続編成してタンクトップ1を得るものである。
【0010】具体的には、例えば4本の針に上記の伸縮性糸条を供給しながら編立てを行うもので、予め設定されたプログラミングパターンにしたがって、まづ4回転分通常の編立てを行い、その後、針床を10回転させる間、1本の糸(針)のテンションを止めておき、残りの3本の糸(針)によりタック編みを行って1条の伸縮変形可能なウエイブ状の隆起部2を作り出し、この編立てを3〜10回ローテーションさせて3〜10条の隆起部2…2を列設してタック編部群2aを作り、このタック編部群2aを次々に作り出す間に、各タック編部群2a、2aの間に適当な回転数でメリヤス編みを入れて比較的細巾スペースの伸縮性の平編地3を介在させながら連続編成するものである。
【0011】上記のようにして編成されたタンクトップ1は、これを着用した際に、胸部以外の腹部から胴部にわたる前後の両内面に形成した各タック編部群2aが身体の該部分に良くフィットするので、マッサージ効果、爽快効果及びリラックス効果を発揮し得て、健康増進に著しく寄与できることは勿論、次に述べる独自の優れた効果を奏する。
【0012】即ち、この実施の形態にしたがえば、各タック編部群2aと2aとの間にはメリヤス編みからなる伸縮性の平編地3が介在させてあるので、着用者が運動中に身体を大きく屈伸したり、捻ったりしてタンクトップ1に大きなテンションが加わって編地が伸びても、伸びるのはタック編部群2aのみではなく、図4に示すように、各タック編部群2a、2a間の各伸縮性の平編地3も伸びるので、テンションは各タック編部群2aと各平編地3の両方に分散され、したがって各タック編みの隆起部の高さを程よく確実に保持し得て、該隆起部によるマッサージ効果、爽快効果及びリラックス効果を常に良好に保ち得る多大な効果がある。
【0013】次に、図5及び図6は本発明の第2の実施の形態を示しており、上記第1の実施の形態と相違しているのは、本発明を水着11に適用した点と、該水着11の腹部から胴部にわたる前後の両内面に直線状の隆起部12…12をそれぞれ上下に列設してなる複数のタック編部群12a…12aを編成した点のみであって、伸縮糸条の材質を含めて、基本的な編成方法及びその他の構成及び主要な作用、効果は第1の実施の形態と同一である。したがって同一部分には同一符号を記入すると共に、作用、効果の説明は省略する。
【0014】また、図7及び図8は本発明の第3の実施の形態を示しており、上記第1、第2の実施の形態と相違しているのは、本発明をウエストニッパー21に適用した点と、該ウエストニッパー21のウエストの後側の内面にウエイブ状の隆起部2…2をそれぞれ上下に列設してなる複数のタック編部群2a…2aを編成すると共に、前側の内面に直線状の隆起部12…12をそれぞれ編成した点のみであって、伸縮糸条の材質を含めて、基本的な編成方法及びその他の構成及び主要な作用、効果は第1及び第2の実施の形態と同一である。したがって同一部分には同一符号を記入すると共に、作用、効果の説明は省略する。
【0015】以上、本発明の主要な実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、例えば複数のタック編部群の編成手段及び該タック編部群の列設方向等を含めて、発明の目的を達成でき且つ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であり、それらも全て本発明の特許請求の範囲に包含されるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は、伸縮性編地からなるアンダーガーメントであって、その内面の身体にフィットする部分の所要の部位にタック編みからなる複数条の伸縮変形可能な隆起部を列設して複数のタック編部群を編成する際に、各タック編部群の間に伸縮性の平編地を介在配設して編成したことを特徴とするアンダーガーメントに係るものであるから、次の効果を奏するものである。
【0017】(1) アンダーガーメントを着用した際に、各タック編部群の伸縮変形可能な隆起部が身体の所要個所に接触し、特に身体の自然動作或は運動動作によって生じる各隆起部の上下の伸縮作用と横伸び作用により、三面立体動作が身体と密接する部分で行われるので、身体の肌にマッサージ効果を付与して血行を促進すると共に、体温を高めて新陳代謝効果を向上できる。
【0018】(2) 各タック編部群の隆起部の存在により通気性を保持できるので、蒸れを防止して爽快感を付与でき、着用心地が良好である。
【0019】(3) 上記の公知の効果に加えて、各タック編部群の間には伸縮性の平編地が設けてあるので、着用者が運動中に身体を大きく屈伸したり、強く捻ったりした際に、大きなテンションが加わって編地が伸びても、伸びるのはタック編部群の隆起部のみではなく、各タック編部群の間の各伸縮性の平編地も伸びるので、テンションは各タック編部群と各平編部の両方に分散され、したがって各タック編みの隆起部の高さを程よく確実に保持し得て、該隆起部による上記(1)、(2)の効果を一層確実に達成できる。
【出願人】 【識別番号】500252291
【氏名又は名称】バルワー サービス リミテッド
【出願日】 平成12年5月31日(2000.5.31)
【代理人】 【識別番号】100063026
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 方之
【公開番号】 特開2001−336001(P2001−336001A)
【公開日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【出願番号】 特願2000−162559(P2000−162559)