トップ :: A 生活必需品 :: A23 食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理



【発明の名称】 アガリクス含有健康飲料
【発明者】 【氏名】脇田 儀雄

【氏名】尾上 初雄

【氏名】岩田 成司

【要約】 【課題】日もちがよく、有効成分含量が高く、かつ摂取、吸収のよいアガリクス健康飲料を提供する。

【解決手段】アガリクス茸の有効成分抽出には煎じて煮詰める従来の煎じ方法を用いる。エキス液は腐敗など変質しやすい性質があるため、防腐効果のある酢を混ぜることにより変質の度合いを緩和でき、さらに蜂蜜を加えることにより濃縮されたアガリクスの濃い味を和らげるとともに酢独特の刺激性をも押さえ、味にまろやかさをもたせることができ、飲みやすいものとなる。さらに酢は胃腸の消化吸収の働きを助けるという効果をももつため、アガリクス茸の成分を効果的に体内に摂取するのに役立つという今までの製品にない優れた利点も生ずる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アガリクス茸煎じ液に酢と蜂蜜を混合したことを特徴とするアガリクス含有健康飲料食品
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この考案は、アガリクス茸の煎じ液を主成分とするアガリクス含有健康飲料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、健康食品としてのアガリクス茸の持つ成分を摂取するためには茸を煎じてその煎じ液を飲むことが行われてきた。一般的なアガリクス茸のエキス抽出方法としては、水1000mlに対し乾燥アガリクス100gから200gを入れ、沸騰するまで水の温度を高め、その後弱火にて長時間煮詰める、いわゆる煎じ方法によるものが知られている。エキス液は常温にては腐敗等の変質が早いので、冷蔵庫などの冷暗所に保管し、1回で作成したものを三日間程度で消費しなければならないとされている。しかし飲用する個人において煎じる作業には大変手間隙がかかるため、また作られたエキス液は腐敗等変質しやすいため、近年あらかじめ煎じた液を密封したレトルトタイプの製品や、茸を微粉末にしそのままお湯で溶かして飲む粉末タイプ、あるいはアルコールなどで抽出された成分を澱粉や小麦粉などの粉末に染み込ませて錠剤または顆粒タイプとした製品が作られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その場合次のような欠点があった。
(イ)レトルトタイプにおいては、通常の煎じ方法により作られた煎じ液を密封したものであり、腐敗等の変質を防ぐため真空密封等のパック処理がされているが、開封後日もちがしないため通常1パック1回分相当と限定されて製品化されている。そのため任意の量を摂取するには不便さがあった。
(ロ)粉末タイプにおいては、容器に適量のアガリクス粉末を入れ、お湯を注ぐ方法でエキス抽出する方法をとるものであり、沸騰点まで水の温度を高めその後弱火にて長時間煎じる、いわゆる煎じ方法によるエキス抽出方法ではないので、全く異質のものと考えられる。またその成分抽出効果においては分析上煎じる方法に比較し劣るものとされている。
(ハ)錠剤、顆粒タイプにおいてはアルコール抽出等の方法により抽出されたエキス成分を固形化するために澱粉や小麦粉などの粉末で形を整え、保存を良くするとともに携帯に便利あるいは飲みやすくなるとされるものであるが、成分の抽出方法においてやはり本来の煎じる方法とは異にするものである。現在アガリクス茸は健康食品として位置付けられており、抗癌抗腫瘍効果あるいは免疫改善効果などに特異な効果を示していると報告されている。しかしその効果の根拠となる成分についてはいまだ明確にされていない。そのため経験上アガリクス茸の成分摂取に一番良いとされている方法は煎じて飲むことだとされている。このことを考えるとエキス抽出には煎じる方法を用い、いつでも好みの量を簡単に飲用でき、なおかつ日もちのする保存方法を兼ね備えた製品が望まれるものである。
本発明は、前記のごとき問題点を解決したもので、日もちがよく且つ有効成分の多いアガリクス健康飲料を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【請求項1】前記目的を達成した本発明のアガリクス含有健康飲料は、アガリクス茸を煎じて得たエキス液に酢と蜂蜜を混合することを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】アガリクス茸の成分抽出は、従来通りの煎じる方法に従ってエキス抽出する。得られたエキス液をさらに煮詰めることにより数倍乃至数十倍まで濃縮する。濃縮することによりエキス成分を濃厚にすることが出来るとともに酢と蜂蜜の風味に対抗できる濃度を確保できる。得られたエキス液と酢と蜂蜜を7:2:1の割合を基準として混合する。エキス液は腐敗など変質しやすい性質があるため、防腐効果のある酢を混ぜることにより変質の度合いを緩和でき、さらに蜂蜜を加えることにより濃縮されたアガリクスの濃い味を和らげるとともに酢独特の刺激性をも押さえ、味にまろやかさをもたせることができ、飲みやすいものとなる。また蜂蜜の持つ防腐効果も酢の防腐効果とともに相乗的に働きエキス液の腐敗等変質を押さえることができ、日持ちのする食品とすることができる。さらに酢は胃腸の消化吸収の働きを助けるという効果をももつため、アガリクス茸の成分を効果的に体内に摂取するのに役立つという今までの製品にない優れた利点も生ずる。
【0006】
【実施例】以下、本案の実施例について説明する。アガリクス茸100gを水5000mlに入れ10分間強火にて沸騰するまで煎じた。その後30分間弱火にて煎じ続け煎じ原液4500mlを得た。さらに煎じ液を強火で2時間煎じ500mlの濃縮液を得た。濃縮液は煎じ液の約9分の1であった。この濃縮液500mlに食酢146ml、蜂蜜74mlを添加した。得られた混合液720mlを1個の瓶に入れて健康飲料とした。実施例で得られたアガリクスの混合液と煎じ原液(比較例1)、濃縮液(比較例2)、アガリクス濃縮液と食酢混合液(比較例3)、アガリクス濃縮液と蜂蜜混合液(比較例4)を常温で放置し、腐敗の進行を見た結果を表にして示す。

【0007】
【考案の効果】アガリクス茸を煎じて得たエキス液に酢と蜂蜜を混合することにより、エキス液の長期保存が可能になり、適宜飲みたい量を飲用できる。なおかつ酢の胃腸の消化吸収の働きを助けるという効果によりアガリクス茸の成分を効果的に摂取することができるようになる。
【出願人】 【識別番号】599113730
【氏名又は名称】株式会社エス・ディ・エル
【出願日】 平成11年7月8日(1999.7.8)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−17130(P2001−17130A)
【公開日】 平成13年1月23日(2001.1.23)
【出願番号】 特願平11−228821