| 【発明の名称】 |
屋内塵性ダニ類防除剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】須賀 守
【氏名】荻野 和正
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| 【要約】 |
【課題】毒性が低く、安定性に優れ、悪臭が少なく、使用形態が限定されず、しかも有効な屋内塵性ダニ防除剤を提供する。
【解決手段】一般式(I) |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一般式(I) 【化1】
(式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示す。)により表される化合物およびサリチル酸グリコールからなる群から選ばれる化合物の1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする屋内塵性ダニ類防除剤。 【請求項2】 前記有効成分を、0.05重量%以上含有することを特徴とする請求項1記載の屋内塵性ダニ類防除剤。 【請求項3】 一般式(I)のRが炭素数1〜3のアルキル基である請求項1または2に記載の屋内塵性ダニ類防除剤。 【請求項4】 サリチル酸プロピルエーテルおよび/またはサリチル酸グリコールを有効成分として含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の屋内塵性ダニ類防除剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、屋内塵性ダニ類防除剤に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、人間の居住形態の変化、住宅地域の拡大という住環境の変化に加え、食生活や生活用品の変化により、諸般の疾患が増加してきている。この原因の一端に、住環境の変化に伴う屋内塵性ダニ類の不定期的な爆発的増加が挙げられる。屋内塵性ダニ類は、その存在自体が不快感を与える上に、ダニアレルギー疾患やアトピー疾患に加え、小児喘息の原因として、或いはダニ刺咬症など実際にヒトに傷害や疾病を誘起する衛生動物(vector)であることが認識されている。 【0003】このような屋内塵性ダニ類を防除するために、たとえば畳、床、カーペットなどにエアゾール剤、油剤、乳剤などの液剤を直接噴霧処理したり、防虫紙、カーペット、シートおよび住宅資材などを薬剤含浸処理をしたり、あるいは燻煙剤、燻蒸剤によって処理したりなど、従来から各種の形態に製剤された屋内塵性ダニ類防除剤を用いた様々な処理が講じられている。また、ダニ類防除剤を製剤してなるスプレー、ローション、クリームなどを直接人体または動物の体に塗布することで屋内塵性ダニ類を防除することも知られている。 【0004】このような屋内塵性ダニ類防除剤に含有される化合物としては、例えばDDT、γ−BHCなどの有機塩素化合物、プロペンタンフォス、ジクロルボス、フェニトロチオンなどの有機リン化合物、カルバリル、プロボスルなどのカルバメート化合物、レスメトリン、フェノトリン、ペルメトリンなどピレスロイド化合物、メントール、ヒノキチオールなどテルペン化合物、サリチル酸フェニル、安息香酸ベンジル、或いはN,N−ジエチル−3−トルアミド(以下、DETとも称することもある。)が知られている。 【0005】しかしながら、有機塩素化合物は毒性が高く、現在一般的に使用が禁止されている。また、有機リン化合物は一般に毒性が高いものが多く、かつ安定性に問題があり、分解された際に特有の悪臭を生じるものが多い。さらに、カルバメート化合物も同様で一般に毒性が高いものが多く、かつ効果の面で必ずしも十分とは言えない。一方、ピレスロイド化合物は一般に低毒性であるが、分解された際に特有の悪臭を生じるものが多い。テルペン化合物は揮散性が高い上、気中に高濃度で存在する際はたびたび不快臭を感じることが多い。安息香酸ベンジル、サリチル酸フェニルは毒性で問題を生じる例が見られることがある。さらに、DET製剤は皮膚上に直接塗布することから、使用形態が制限される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、毒性が低く、安定性に優れ、悪臭が少なく、使用形態が限定されず、しかも有効な屋内塵性ダニ類防除剤を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の結果、一般式(I) 【0008】 【化2】
【0009】(式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示す。)により表される化合物およびサリチル酸グリコールからなる群から選ばれる化合物の1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする屋内塵性ダニ類防除剤を用いることによって、上記のような欠点の少ない有効なダニ類防除剤を見出した。 【0010】すなわち、本発明は、次の通りである。 (1)一般式(I) 【0011】 【化3】
【0012】(式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示す。)により表される化合物およびサリチル酸グリコールからなる群から選ばれる化合物の1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする屋内塵性ダニ類防除剤。好ましい態様は、次の通りである。 (2)前記有効成分を、0.05重量%以上含有することを特徴とする上記(1)記載の屋内塵性ダニ類防除剤。 (3)一般式(I)のRが炭素数1〜3のアルキル基である上記(1)または(2)に記載の屋内塵性ダニ類防除剤。 (4)サリチル酸プロピルエーテルおよび/またはサリチル酸グリコールを有効成分として含有することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の屋内塵性ダニ類防除剤。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の屋内塵性ダニ類防除剤は、上記一般式(I)により表される化合物およびサリチル酸グリコールからなる群から選ばれる化合物の1種または2種以上を有効成分として含有する。一般式(I)中、Rは炭素数1〜5のアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、アミル基などが挙げられる。 【0014】本発明に関して、一般式(I)により表される化合物としては、サリチル酸メチルエーテル、サリチル酸エチルエーテル、サリチル酸プロピルエーテル、サリチル酸イソプロピルエーテル、サリチル酸ブチルエーテル、サリチル酸イソブチルエーテル、サリチル酸ペンチルエーテル、サリチル酸アミルエーテルなどが挙げられるがこれに限るものではない。 【0015】なかでも、一般式(I)中、Rが炭素数1〜3のアルキル基である化合物が好ましく、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基などが好ましい。本発明の一般式(I)により表される好ましい化合物としては、サリチル酸メチルエーテル、サリチル酸エチルエーテル、サリチル酸プロピルエーテル、サリチル酸イソプロピルエーテルが挙げられ、なかでもサリチル酸プロピルエーテルが好ましい。 【0016】このように本発明の屋内塵性ダニ類防除剤は、上記一般式(I)により表される化合物およびサリチル酸グリコールからなる群から選ばれる化合物の1種または2種以上を有効成分として含有するものであれば特には限定されないが、中でも特に、サリチル酸プロピルエーテルおよび/またはサリチル酸グリコールを有効成分として含有するものが好ましい。 【0017】これらの一般式(I)により表される化合物は、一般に公知化合物であり、たとえば銅触媒を用いるウイリアムソン反応などの方法によって容易に合成することができる。 【0018】また、サリチル酸グリコールも湿布剤や皮膚薬浸透助剤として一般に広く用いられている公知化合物であり、市販品を入手することによって得ることができる。また、サリチル酸とエチレングリコールとをオキシ塩化リン触媒を用いる方法などの方法よって容易に合成することもできる。 【0019】本発明の屋内塵性ダニ類防除剤の対象となる屋内塵性ダニ類としては、ヒョウホンダニ類、コナダニ類、ニクダニ類、チリダニ類、ヒョウヒダニ類、ツメダニ類、イエササラダニ類などが挙げられる。ヒョウホンダニ類としては、ゴミウスケダニ、コガタダニなどが挙げられる。コナダニ類としては、オソアシブトコナダニ、ケナガコナダニ、ロビンネダニなどが挙げられる。ニクダニ類としては、イエマルニクダニ、ネツタイタマニクダニ、サヤアシニクダニなどが挙げられる。チリダニ類としては、ニセチリダニ、ヤケチリダニなどが挙げられる。ヒョウヒダニ類としては、コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニなどが挙げられる。ツメダニ類としては、クワガタツメダニ、フトツメダニなどが挙げられる。イエササラダニ類としては、イエササラダニが挙げられる。 【0020】屋内塵性ダニ類防除剤の有効成分として用いる場合は、そのまま用いることもできるが、通常は液状、固体状、ゲル状またはガス状の担体、その他の製剤用担体に保持させ、液剤、乳剤、粉剤、粒剤、ゲル剤、エアゾール剤、燻煙剤、線香剤、蒸散型製剤、毒餌剤、シート剤、プレート剤、塗料、練合塗壁剤、樹脂板、注入剤、建築用資材への含浸・塗布剤などに製剤されて施用される。 【0021】製剤に用いられる液状担体としては、例えばケロシン、灯油など脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルナフタレンなどの芳香族炭化水素、ジクロロエタン、トリクロロエタン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、セロソルブなどのエーテル類、酢酸エチルなどのエステル類、アセトニトリルなどのニトリル類、ジメチルホルムアミドなどの酸アミド類、ジメチルスルホキシド、精製米油などの植物油類、ジメチルポリシロキサンなどのシリコーン油および水が挙げられる。固体状担体としては、例えばカオリンクレー、タルク、珪藻土、酸性白土、方解石、無水珪酸、酸化亜鉛、酸化チタン、ベントナイト、フローライト、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、塩化カリウム、トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻粉、尿素、硫酸アンモニウム、合成含水酸化珪素、パルプ、粉末炭、マチラス粉、タブ粉、ガラス繊維などの粉末、粒状物(ビーズ)あるいはそれ以外の固体状物が挙げられる。またゲル状担体としては、例えばカラギーナンゲル、寒天ゲル、ゼラチンゲル、キサンタンガムゲル、ローカストピーンガムゲル、クマリンドゲル、アラビアガムゲル、ケルコゲル、カードランゲル、グルコマンナンゲル、サイリウムゲル、大豆多糖類ゲル、硬化ヒマシ油が挙げられる。ガス状担体としては、例えば笑気ガス、窒素ガス、炭酸ガス、液化石油ガス、イソペンタン、ジメチルエーテルなどが挙げられる。その他の製剤用担体としては、ソルビタントリオレエート、塩化ベンザルコニウムなどの各種界面活性剤、セルロース誘導体、ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などの各種樹脂、ポリビニルアルコールなどの塗膜形成剤、リグニンスルホン酸塩、アルギン酸塩、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロースなどの固着剤や分散剤、安定剤などが挙げられる。 【0022】また、本発明の屋内塵性ダニ類防除剤には、公知の殺虫剤、防虫剤、殺菌剤、共力剤、忌避剤、防かび剤、酸化防止剤、着香料、着色料などの添加物を配合することができる。このような本発明の屋内塵性ダニ類防除剤に配合することができる添加物は、特には限定されないが、具体的には、上記殺虫剤としてはピレスロイド化合物、有機リン化合物、カルバメート化合物などが挙げられ、上記防虫剤としては合成カンファー、シトロネラ油、パラジクロロベンゼン、ピペロニルブトキサイトなどが挙げられ、殺菌剤としては塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、サラシ粉、N−クロロ−p−トルエンスルホンアミドソーダなどが挙げられ、共力剤としてはオクタクロロジプロピルエーテル、N−(2−エチルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチルビシクロ〔2,2,2〕オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、チオシアノ酢酸イソボルニル、N−(2−エチルヘキシル)−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボキシイミドなどが挙げられ、忌避剤としてはDET、ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、2,3,4,5−ビス(η−2−ブチレン)−テトラヒドロフルフアル、ジ−n−プロピルイソシンコメロネートなどが挙げられ、防かび剤としては2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾール、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミドなどが挙げられ、酸化防止剤としてはエリソルビン酸、dl−α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、クエン酸イソプロピルなどが挙げられ、着香剤としてはシトロネラ油、ゼラニウム油、レモングラス油、酢酸リナリル、バニリンなどが挙げられ、着色剤としてはインジゴカルミン、タートラジン、ノナラクトン、銅クロロフィルなどが挙げられる。 【0023】本発明の屋内塵性ダニ類防除剤は、畳、カーペット、床、フローリング、土間、マットレス、ソファー、布団、枕、寝具、居室、押し入れ、倉庫などに散布、噴霧、塗布、煙霧、加熱蒸散、設置の手段により処理することで使用される。またエアゾール剤に製剤した本発明の屋内塵性ダニ類防除剤は、タイマー付き自動噴霧装置に装着し、定時噴霧装置として用いることもできる。 【0024】さらに、本発明の屋内塵性ダニ類防除剤中に含有される上記有効成分の配合量は、剤型、適用ダニ類、適用場所に応じて適宜決定され、特に制限されるわけではないが、製剤中、0.05重量%以上、好ましくは0.5重量%以上含有される。また前記有効成分は、屋内塵性ダニ類防除剤中に好ましくは30重量%以下、より好ましくは20重量%以下含有される。 【0025】また、上記有効成分の施用量も、特に制限されるわけではないが、通常、処理する平面1平方メートルあたり25mg以上、または処理する空間1立方メートルあたり2.5mg以上が望ましい。 【0026】 【実施例】以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。また、以下に示す部は、重量部を表すものとする。 実施例1サリチル酸プロピルエーテル1部、灯油50部を混合して耐圧容器にとり噴射剤(小池化学株式会社製、液化石油ガス)50部を冷却または圧力充填し、噴射口を取り付けてエアゾール剤を得た。 【0027】実施例2サリチル酸グリコール1部、アルコール25部を混合して耐圧容器にとり噴射剤(小池化学株式会社製、ジメチルエーテル)275部を冷却または圧力充填し、噴射口を取り付けてエアゾール剤を得た。 【0028】実施例3サリチル酸グリコール0.5部、合成カンファー(長谷川香料株式会社製、合成樟脳)5部、シトロネラ油0.5部、ソルビタントリオレエート1.0部、ジメチルポリシロキサン0.1部および精製水92.9部にて乳剤を得た。 【0029】実施例4サリチル酸プロピルエーテル2部を適量のアルコールで希釈し、シリカ粉末100部にて倍散し、粉剤を得た。 【0030】実施例5サリチル酸プロピルエーテル5部を適量のアルコールで希釈し、タルクビーズ100部にて倍散し、粒剤を得た。 【0031】実施例6サリチル酸グリコール5部、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル7部、酢酸ビニル系樹脂50部および精製水38部を混合して塗料を得た。 【0032】実施例7サリチル酸プロピルエーテル0.6部を適量のメタノールに溶解し、粉末炭5部、シリカ粉末2部、水酸化カルシウム2部、パルプ2部、マチラス粉1.2部およびタブ粉1.2部と均一に撹拌混合し、アルコールを蒸散させた後、適量の水で充分練合、成形乾燥して線香剤を得た。 【0033】実施例8サリチル酸プロピルエーテル10部を80%アルコール溶液60部、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール40部に混合し液剤を得た。本液剤を蓋付き密閉容器に充填し、吸液芯として濾紙を蓋に差し込み蒸散型製剤を得た。 【0034】実施例9実施例8により得た液剤を蓋付き密閉容器に充填したのち、吸液芯として棒状の濾紙を蓋に差し込み蒸散型製剤を得た。 【0035】実施例10実施例8により得た液剤を蓋付き密閉容器に充填したのち、吸液芯として棒状のアクリル製樹脂を蓋に差し込み蒸散型製剤を得た。 【0036】実施例11実施例8により得た液剤を蓋付き密閉容器に充填したのち、吸液芯として棒状のパルプを蓋に差し込み蒸散型製剤を得た。 【0037】実施例12サリチル酸プロピルエーテル10部、保留剤(大成興産製、クリスタルワックス)5部、熱可塑性樹脂(東京インキ製、オレフィンパウダー)17部、可塑剤(新日本理化製、サンソサイザー)12部、無水珪酸13部、熱可塑性樹脂(三井デュポンケミカル製、エバフレックス)33部を加熱混合、成形してプレート剤を得た。 【0038】実施例13サリチル酸プロピルエーテル10部を適量のメタノールに溶解させ、30部の硫酸カルシウムに倍散し、アルコールを蒸散した後、炭酸カルシウム30部、水酸化カルシウム30部を加え、均一に撹拌混合した後、適量の水を加えて練合塗壁剤を得た。 【0039】実施例14サリチル酸グリコール5部を適量のアセトンに溶解し、ポリウレタン80部に混入、均一に撹拌練合、アセトンを蒸散させた後、さらにガラス繊維15部を混入練合し、射出・圧縮成形し、樹脂板を得た。 【0040】実施例15サリチル酸プロピルエーテル1部を適量のアセトンに溶解し、エポキシ樹脂99部に混入、均一に撹拌練合しアセトンを蒸散させ、注入剤を得た。 【0041】実施例16カラギーナン2部、ローカストピーンガム0.5部、サリチル酸プロピルエーテル5部に精製水80部を加え混合、加熱融解したものにさらに塩化ペンザルコニウム0.1部、インジゴカルミン0.05部を加え撹拌した溶液を冷やしながらプロピレングリコール5部を加え、容器に移して冷却成型しゲル剤を得た。 【0042】実施例17カラギーナン1.5部、塩化カリウム0.25部、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール15部、塩化ベンゼトニウム0.1部、タートラジン0.01部に精製水67.14部を混合、加熱融解したもの撹拌しながら硬化ヒマシ油6部、サリチル酸グリコール10部を混合した後、容器に移して冷却成型しゲル剤を得た。 【0043】本発明の屋内塵性ダニ防除効果を確認するため、次に示す試験例1〜3を行った。 試験例1サリチル酸プロピルエーテルまたはサリチル酸グリコールを各々2.0mg/mLおよび1.0mg/mLの濃度となるようアセトンに溶解してなる各溶液を、縦10cm、横5cmの各濾紙(東洋濾紙株式会社製、No.2)にそれぞれ0.5mLずつ均一に滴下処理し、室内にて風乾した。風乾処理後、各濾紙を縦5cm、横5cmとなるように2つ折りにし、折った内部にダニを30頭程度入れ、開放部位の三方をクリップにて密封した。ダニを封入してから24時間経過後に、クリップを外して内部のダニの致死率を観察した。なお、対照として、アセトンのみを塗布、風乾した濾紙を同様に作成し、同様の試験をした。このような試験を、コナヒョウヒダニ、ケナガコナダニおよびフトツメダニそれぞれについて行った。コナヒョウヒダニの試験結果を表1に、ケナガコナダニの試験結果を表2に、フトツメダニの試験結果を表3にそれぞれ示す。 【0044】 【表1】
【0045】 【表2】
【0046】 【表3】
【0047】試験例2実施例1に準じてサリチル酸プロピルエーテル1部を灯油49部と混合して耐圧容器にとり、噴射剤50部を充填し、エアゾール剤を調製した。このように調整したエアゾール剤を、縦50cm、横50cmの濾紙に3秒間均一に噴射し、室内にて風乾する。風乾処理後、該濾紙からした縦10cm、横5cmの濾紙片を切り取り、試験例1と同様に濾紙片を縦5cm、横5cmとなるように2つ折りにし、折った内部にダニを30頭程度入れ、開放部位の三方をクリップにて密封する。ダニを封入してから24時間経過後に、クリップを外して内部のダニの致死率を観察した。対照として、灯油50部のみを耐圧容器にとり、噴射剤50部を充填して同様に調製したエアゾール剤を塗布、風乾した濾紙を切り取った濾紙片を同様に作成し、同様の試験をした。このような試験を、コナヒョウヒダニ、ケナガコナダニおよびフトツメダニそれぞれについて行った。結果を表4に示す。 【0048】 【表4】
【0049】試験例3対照としてサリチル酸フェニルを1.0mg/mLの濃度となるようにアセトンに溶解してなる溶液を用いた以外は、試験例1と同様に処理した濾紙の臭気について比較した。結果を表5に示す。 【0050】 【表5】
【0051】 【発明の効果】一般式(I) 【0052】 【化4】
【0053】(式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示す。)により表される化合物およびサリチル酸グリコールからなる群から選ばれる化合物の1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする屋内塵性ダニ類防除剤を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】396020464 【氏名又は名称】吉富ファインケミカル株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月19日(2000.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080791 【弁理士】 【氏名又は名称】高島 一
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| 【公開番号】 |
特開2001−302413(P2001−302413A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月31日(2001.10.31) |
| 【出願番号】 |
特願2000−118690(P2000−118690) |
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