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【発明の名称】 錘保持具
【発明者】 【氏名】古田 和哉

【要約】 【課題】釣り用の錘を持ち運ぶ際に、容易に錘の取出しや保持を行うことができる錘保持具を提供する。

【解決手段】錘保持具Aは、本体部10と、錘吊下げ部50とを有し、該本体部10には、錘吊下げ部50のリング状部60を吊り下げるための掛止部40a〜40cや、衣類のポケット等に固着させるための止め部30が設けられている。錘吊下げ部50には、紐状部80が設けられており、この紐状部80に、割り溝102を有する錘100が支持される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 釣り用の錘を保持するための錘保持具であって、割り溝を有する錘を保持するための錘吊下げ部であって、垂下状に形成されており、該割り溝内に介在させることにより該錘を支持する錘吊下げ部と、該錘吊下げ部を保持する本体部であって、被取付け箇所に取付けを行うための止め部材と、を有する本体部と、を有することを特徴とする錘保持具。
【請求項2】 釣り用の錘を保持するための錘保持具であって、割り溝を有する錘を保持するための錘支持部であって、垂下状に形成されており、該割り溝内に介在させることにより該錘を支持する錘支持部と、該錘支持部に設けられた第1掛止部と、を有する錘吊下げ部と、該錘吊下げ部の第1掛止部を掛止するための第2掛止部と、被取付け箇所に取付けを行うための止め部材と、を有する本体部と、を有することを特徴とする錘保持具。
【請求項3】 上記錘吊下げ部における第1掛止部が、略リング状を呈することを特徴とする請求項2に記載の錘保持具。
【請求項4】 上記錘吊下げ部における錘支持部が、紐状又は帯状であることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の錘保持具。
【請求項5】 上記本体部における止め部材が、付勢部材を用いて被取付け箇所への取付けを可能としていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の錘保持具。
【請求項6】 上記錘支持部の下端に、ストッパーが設けられていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の錘保持具。
【請求項7】 釣り用の錘を保持するための錘保持具であって、割り溝を有する錘を保持するための錘支持部であって、紐状又は帯状で、垂下状に形成された錘支持部と、該錘支持部に設けられた第1掛止部であって、略リング状を呈する第1掛止部と、を有する錘吊下げ部と、該錘吊下げ部の第1掛止部を掛止するための第2掛止部と、被取付け箇所に取付けを行うための止め部材であって、被取り付け箇所への取付けを可能とする止め部材と、を有する本体部と、を有することを特徴とする錘保持具。
【請求項8】 上記錘吊下げ部が、複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に記載の錘保持具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り用の錘(おもり)を保持する錘保持具に関するものであり、特に、割り溝を有する錘を保持する保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、釣り用の錘を持ち運ぶ場合には、該錘を箱状のケースに納めるのが通常である。すなわち、該ケースを釣り用のベストのポケット等に納めて持ち運び、錘を交換する場合には、該ケースを該ポケットから取り出した後、錘を該ケースから取り出す。また、錘を該ケースに収納する場合にも、該ケースを該ポケットから取り出した後、錘を該ケースに収納する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のようにケースに収納して持ち運ぶ場合には、ケースをポケット等から取り出す作業や、該ケースから錘を取り出したり、ケースに収納する作業が必要となり、面倒である。特に、ケースをポケット等から取り出す作業や、該ケースから錘を取り出したり、ケースに錘を収納する作業においては、両手が必要となるので、釣りの最中にそのような作業を行う場合には、釣り竿等をそばに置いておかなければならない等面倒である。
【0004】そこで、錘を持ち運ぶ際に、容易に錘の取出しや保持を行うことができる錘保持具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、釣り用の錘を保持するための錘保持具であって、割り溝を有する錘を保持するための錘吊下げ部であって、垂下状に形成されており、該割り溝内に介在させることにより該錘を支持する錘吊下げ部と、該錘吊下げ部を保持する本体部であって、被取付け箇所に取付けを行うための止め部材と、を有する本体部と、を有することを特徴とする。
【0006】この第1の構成の錘保持具においては、垂下状に形成された錘支持部に割り溝を有する錘を支持させる。つまり、該割り溝で挟むようにして、該錘支持部に支持させる。そして、止め部材によって、被取付け箇所に本体部を取り付ける。よって、錘は、本体部からぶら下がった状態で保持されているので、錘を必要とする場合には、割り溝を広げて取り外す。一方、錘を保持させる場合には、該割り溝で挟むようにして保持させる。よって、錘の取出しや保持を容易に行うことができ、片手で操作することも可能となる。
【0007】また、第2には、釣り用の錘を保持するための錘保持具であって、割り溝を有する錘を保持するための錘支持部であって、垂下状に形成されており、該割り溝内に介在することにより該錘を支持する錘支持部と、該錘支持部に設けられた第1掛止部と、を有する錘吊下げ部と、該錘吊下げ部の第1掛止部を掛止するための第2掛止部と、被取付け箇所に取付けを行うための止め部材と、を有する本体部と、を有することを特徴とする。
【0008】この第2の構成の錘保持具においては、垂下状に形成された錘支持部に割り溝を有する錘を支持させる。つまり、該割り溝で挟むようにして、該錘支持部に支持させる。そして、止め部材によって、被取付け箇所に本体部を取り付ける。よって、錘は、本体部からぶら下がった状態で保持されているので、錘を必要とする場合には、割り溝を広げて取り外す。一方、錘を保持させる場合には、該割り溝で挟むようにして保持させる。よって、錘の取出しや保持を容易に行うことができ、片手で操作することも可能となる。
【0009】また、第3には、上記第2の構成において、上記錘吊下げ部における第1掛止部が、略リング状を呈することを特徴とする。
【0010】また、第4には、上記第1又は第2又は第3の構成において、上記錘吊下げ部における錘支持部が、紐状又は帯状であることを特徴とする。
【0011】また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、上記本体部における止め部材が、付勢部材を用いて被取付け箇所への取付けを可能としていることを特徴とする。
【0012】また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、上記錘支持部の下端に、ストッパーが設けられていることを特徴とする。
【0013】また、第7には、釣り用の錘を保持するための錘保持具であって、割り溝を有する錘を保持するための錘支持部であって、紐状又は帯状で、垂下状に形成された錘支持部と、該錘支持部に設けられた第1掛止部であって、略リング状を呈する第1掛止部と、を有する錘吊下げ部と、該錘吊下げ部の第1掛止部を掛止するための第2掛止部と、被取付け箇所に取付けを行うための止め部材であって、被取り付け箇所への取付けを可能とする止め部材と、を有する本体部と、を有することを特徴とする。
【0014】この第7の構成の錘保持具においては、垂下状に形成された錘支持部に割り溝を有する錘を支持させる。つまり、該割り溝で挟むようにして、該錘支持部に支持させる。そして、止め部材によって、被取付け箇所に本体部を取り付ける。よって、錘は、本体部からぶら下がった状態で保持されているので、錘を必要とする場合には、割り溝を広げて取り外す。一方、錘を保持させる場合には、該割り溝で挟むようにして保持させる。よって、錘の取出しや保持を容易に行うことができ、片手で操作することも可能となる。
【0015】また、第8には、上記第1から第7までのいずれかの構成において、上記錘吊下げ部が、複数設けられていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。本発明に基づく錘保持具Aは、図1から図3に示されるように、本体部10と、錘吊下げ部50とを有している。この錘保持具Aは釣り具として用いられ、具体的には釣りの仕掛けに用いる錘(おもり)を保持するものである。
【0017】ここで、本体部10は、円盤状本体20と、止め部(止め部材)30と、掛止部(第2掛止部)40a、40b、40cを有している。ここで、円盤状本体20は、略円盤状を呈し、図5に示すように、金属部22と樹脂部24とを有している。この金属部22は、金属製であり、円形板状の基板部22aと、該基板部22aの外周から立設した立設部22bとを有し、全体に略容器状を呈し、図5に示すように、断面略コ字状となっている。この金属部22の裏面は、図4等に示すように、略平面状に形成されている。また、樹脂部24は、合成樹脂製であり、上記金属部22の内部を充填するように形成されている。
【0018】また、上記止め部30と掛止部40a〜40cは、上記金属部22の裏面に形成されている。止め部30は、金属で構成されており、円盤状本体20上における縦の中心線gに沿って設けられている。また、該止め部30は円盤状本体20からはみ出さない大きさに形成されている。
【0019】この止め部30は、ネクタイピン状の止め部材であり、図4に示すように、押圧部32と、つまみ部34と、台座部36と、側部38とから構成されている。押圧部32は、全体に、略直方体形状を呈しており、つまみ部34を押圧しない状態では、図5に示すように、つまみ部34と反対側に設けられている側面の短辺が台座部36に接している。該押圧部32の円盤状本体20側、つまり底面は、4〜5の山切りに欠切されており、反対側、つまり上面は略平滑状に形成されている。
【0020】また、つまみ部34は、図5に示すように、円盤状本体20に対して略くの字状に折曲された状態に形成されている。該つまみ部34は押圧部32に接続して設けられており、押圧部32とつまみ部34とは一体に形成されている。
【0021】また、台座36は円盤状本体20の裏面に固着して設けられており、中心線gに沿って設けられている。該台座36は略長方形状の板状を呈しており、該略長方形の2つの短辺のうちの一辺には、側部38が略垂直に設けられている。該側部38のもう一方の短辺はつまみ部34に接続されている。ここで側部38は略くの字状に曲折されている。この止め部30は、円盤状本体20に対して、接着又はネジ止め等により固着されている。
【0022】また、掛止部40aと、掛止部40bと、掛止部40cとは、金属で形成されており、略くの字状の断面形状を呈している。この掛止部40aと、掛止部40bと、掛止部40cとは、円盤状本体20の裏面に均等に配設されている。つまり、掛止部40aは、縦の中心線g上に配設され、掛止部40bと掛止部40cとは、該縦の中心線gに対して略対称位置に配設されている。
【0023】ここで、掛止部40a〜40cの構成は同様であるので、掛止部40bを例に取って説明すると、掛止部40bは、金属部22の基板部22aを内側から打ち抜き、略断面く字状に伸ばして形成したものである。
【0024】次に、錘吊下げ部50について説明する。錘吊下げ部50は、図1〜図3に示すように、リング状部(第1掛止部)60と、糸支持部70と、紐状部(錘支持部)80と、ストッパー90とを有している。
【0025】ここで、リング状部60は、金属で形成されており、図6に示すように、略二重の円環状を呈している。該リング状部60は掛止部40bに掛止されている。
【0026】また、糸支持部70も金属で形成されており、図1〜図4及び図6に示すように、側壁部72、底面部74、リング挿通孔76a、リング挿通孔76b、糸挿通孔78で形成されている。該側壁部72は略円筒状を呈し、上方は開口しており、下方は、略円板状を呈する底面部74により閉口している。リング挿通孔76a、76bは側壁部72に底面74から同じ高さに設けられており、さらに、中心線hを軸として、線対称の位置に設けられている。糸挿通孔78は糸支持部70の底面74を貫通するように設けられている。
【0027】また、ストッパー90は、紐状部80に係止された錘が滑って落下するのを防止するためのものであり、図1〜図4及び図7に示すように、上記紐状部80の下端に取り付けられていて、糸支持部70と略同一の形状のものを上下反転させた形状を呈している。つまり、ストッパー90は金属で形成されており、図1〜図4及び図7に示すように、側壁部92、上面部94、糸挿通孔96で形成されている。該側壁部92は略円筒状を呈し、上面部94は略円板状を呈して側壁部92の上面を閉口している。該側壁部92の下方は開口している。糸挿通孔96は上面部94を貫通するように設けられている。
【0028】また、紐状部80は図6、図7に示すように、ナイロン製テグス、又は、金属製テグスで形成されており、該紐状部80の上端部分は、糸支持部70の糸挿通孔78に挿通され、該紐状部80の先端の少し手前の部分でカシメ82が取り付けられて、該紐状部80の脱落を防止するようになっている。また、紐状部80の下端部分は、ストッパー90の糸挿通孔96に挿通され、該紐状部80の下端部少し手前の部分でカシメ84が取り付けられて、該紐状部80の脱落を防止するようになっている。上記カシメ82、84は、例えば、筒状の部材に該紐状部80を挿通した後に該筒状の部材を打ち付けることにより形成される。
【0029】上記構成の錘吊下げ部50は、本体部10に掛止部40a〜40cが設けられていることに対応して、3つの錘吊下げ部50が設けられている。この錘吊下げ部50は、上記リング状部60を掛止部40a〜40cに掛止することにより、本体部10に固定される。
【0030】上記錘保持具Aの使用状態について説明する。図8に示すように、掛止部40a〜40cに掛止されている錘吊下げ部50の紐状部80に錘100を取り付けていく。
【0031】本実施例の錘保持具Aに適用される錘100は、図8に示すように、割り溝102を有するタイプの錘であり、該割り溝102には、シート状のゴム部材が2つ折りにして接着されている。該錘100を取り付ける場合には、割り溝102を左右に広げて開状態とし、該割り溝102内に紐状部80を配置させた後、そのまま錘100を左右から閉じて閉状態とする。
【0032】すると、錘100が紐状部80に固定され、紐状部80が前後左右に揺れても、該錘100が紐状部80から外れることが防止される。また、例えば、錘100が紐状部80に沿ってずり落ちることがあっても、ストッパー90が設けられているので、錘100が紐状部80に沿って下方に移動していっても、紐状部80から抜け落ちることが防止される。
【0033】以上のようにして、錘100が錘吊下げ部50に掛止された状態にできたら、錘保持具Aを被取付け箇所に取り付ける。取付け箇所としては、釣り用ベストのポケットや、ズボンのベルトやポケット等が考えられる。取付けに際しては、つまみ部34を円盤状本体20側に押して、押圧部32と円盤状本体20間に空間を設け、該空間にポケットの生地等を配置させて取り付ける。
【0034】そして、紐状部80に支持された錘100を必要とする場合には、該錘100を開状態にして紐状部80から取り外す。また、今まで使用していた錘を保持しておく場合には、該錘を紐状部80に支持させる。
【0035】以上のようにして、本実施例の錘保持具Aによれば、釣りの最中等にも、錘の付け替えを容易に行うことが可能となる。また、錘保持部Aには、掛止部40が3カ所に設けられており、また、錘吊下げ部50も3つ設けられているので、十分な数の錘を保持することが可能となる。
【0036】なお、上記の説明においては、止め部材として、ネクタイピン状の止め部30を設けるものとして説明したが、他の止め部材であってもよい。例えば、図9に示すように、安全ピン110を円盤状本体20に対してネジ止めにより固定するようにしてもよい。ここで、円盤状本体20は、上記の実施例と略同一のものである。安全ピン110は中心線gに沿って、設けられている。
【0037】なお、上記の説明において、錘吊下げ部50には、紐状部80を設けるものとして説明したが、これには限られず、例えば、帯状、すなわち、テープ状の部材を用いることも可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明に基づく錘保持具によれば、錘は、本体部からぶら下がった状態で保持されているので、錘を必要とする場合には、割り溝を広げて取り外し、一方、錘を保持させる場合には、該割り溝で挟むようにして保持させればよいので、よって、錘の取出しや保持を容易に行うことができ、片手で操作することも可能となる。従って、錘の付け替え等に面倒な作業を必要としない。
【出願人】 【識別番号】594020536
【氏名又は名称】有限会社ヤマワ産業
【出願日】 平成12年5月31日(2000.5.31)
【代理人】 【識別番号】100074022
【弁理士】
【氏名又は名称】長屋 文雄 (外1名)
【公開番号】 特開2001−340045(P2001−340045A)
【公開日】 平成13年12月11日(2001.12.11)
【出願番号】 特願2000−163369(P2000−163369)