| 【発明の名称】 |
水 槽 |
| 【発明者】 |
【氏名】富永 真一
【氏名】塩田 昌弘
【氏名】澤田 英隆
【氏名】小川 強
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| 【要約】 |
【課題】水槽の側壁を貫通して、直接、魚に餌を与えたり、手で触れてみたりすることができる水槽を提供する。
【解決手段】気密容器からなる水槽本体1 の側壁2 の下部に開口5 が形成されている。開口5 の内側に槽内部と開口5 を連通する連通路6 が下向きに設けられている。連通路6 の下端が開口5 の下端より下まで伸びている。水槽本体1 にその上部空間を減圧させる吸引装置4 が設けられている。水槽本体1 内の水を連通路6 から抜き出し濾過後に水槽本体1 へ戻す循環管8 が設けられている。循環管8 には貯水槽9 、循環ポンプ10、物理濾過槽11、生物濾過槽12、予備水槽13、滅菌器14、温度調節器15および泡沫分離器16がこの順に設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 気密容器からなる水槽本体(1) の側壁(2) の下部に開口(5)が形成され、開口(5) の内側に槽内部と開口(5) を連通する連通路(6) が下向きに設けられ、連通路(6) の下端が開口(5) の下端より下まで伸び、水槽本体(1)にその上部空間を減圧させる吸引装置(4) が設けられていることを特徴とする水槽。 【請求項2】 水槽本体(1) 内の水を連通路(6) から抜き出し濾過後に水槽本体(1) へ戻す循環管(8) が設けられている請求項1記載の水槽。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、魚介類や水棲動物などを観賞するために水族館などに設置される透明材料製の水槽に関するものである。 【0002】 【従来の技術】水族館などにおいては、一般に、魚などは大型の水槽内に飼われていて、観賞者と魚とは水槽の側壁によって完全に隔離されている。そのため、観賞者は魚に餌を与えたり、直接、手で魚に触れてみることはできない。このようなことが可能になれば、水族館での楽しみは増大することが期待される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のような要望に応えるべくなされたものであり、水槽の側壁を貫通して、直接、魚に餌を与えたり、手で触れてみたりすることができる新規構成の水槽を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明による水槽は、気密容器からなる水槽本体(1) の側壁(2) の下部に開口(5) が形成され、開口(5) の内側に槽内部と開口(5) を連通する連通路(6) が下向きに設けられ、連通路(6) の下端が開口(5) の下端より下まで伸び、水槽本体(1) にその上部空間を減圧させる吸引装置(4) が設けられていることを特徴とするものである。 【0005】好ましくは、水槽本体(1) 内の水を連通路(6) から抜き出し濾過後に水槽本体(1) へ戻す循環管(8) が設けられ、循環管(8) には貯水槽(9) 、循環ポンプ(10)、物理濾過槽(11)、生物濾過槽(12)、予備水槽(13)、滅菌器(14)、温度調節器(15)および泡沫分離器(16)がこの順に設けられている。 【0006】 【作用】吸引装置(4) によって水槽本体(1) の上部空間を減圧しながら、水槽本体(1)内に水を供給し、槽内の水のレベルを所定の位置まで上昇させる。減圧度を調製することにより、水を連通路(6) の下端部に入り込ませる。連通路(6) の下端は開口(5) の下端より下まで伸びているので、水が開口(5) から外に溢れ出ることがない。 【0007】この状態で、開口(5) から槽内に手を入れ遊泳する魚などに直接触れることができ、また開口(5) から槽内の魚類に餌を供給することもできる。 【0008】 【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 【0009】図1〜3において、水族館などに設置されている大型の水槽本体(1) は、気密容器からなる。その側壁(2) は硝子やアクリル樹脂などの透明材料で成形されている。水槽本体(1) の左右側壁(2) の下部にはそれぞれ開口(5) が形成されている。開口(5) は通常は約20cm×20cmのサイズを有するものが水平方向に一定間隔で複数設けられている。開口(5) はまた水平方向に長いものであってもよい。開口(5) の内側には、開口(5) と槽内下部を連通する連通路(6) が下向きに設けられている。連通路(6) の下端は開口(5) の下端より下まで伸びている。連通路(6) は、縦断面逆「し」状の垂下部材(7) を開口(5) の内面に設置し、その両端部に垂直端版を配することにより形成されている。 【0010】右側の連通路(6) から水槽本体(1) の上部へ水を循環する循環管(8) が設けられている。連通路(6) 内において、循環管(8) の上端のレベルは開口(5) の下端より低く、連通路(6) の下端より高い。循環管(8) には貯水槽(9) 、循環ポンプ(10)、物理濾過槽(11)、生物濾過槽(12)、予備水槽(13)、滅菌器(14)、温度調節器(15)および泡沫分離器(16)がこの順に設けられている。 【0011】図4および図5は、連通路の変形例を示すものである。図4では、連通路(6)は、水平板(17a) と垂直板(17b) とからなる縦断面逆「L」状の垂下部材(17)を開口(5) の内面に設置し、その両端部に垂直端版を配することにより形成されている。図5では、開口(5) は水平方向に長く形成され、その下側縁部がやや外側に傾斜している。また、連通路(6) は、内方下り勾配の傾斜板(18a) と、その内端に設けられた垂直板(18b) とからなる縦断面略「く」状の垂下部材(18)を開口(5) の内面に設置し、その両端部に垂直端版を配することにより形成されている。 【0012】上記構成の水槽において、吸引装置(4) によって水槽本体(1) の上部空間を減圧しながら、水槽本体(1) 内に水を供給し、槽内の水のレベルを所定の位置まで上昇させる。減圧度を調製することにより、水を連通路(6) の下端部に入り込ませる。連通路(6) の下端は開口(5) の下端より下まで伸びているので、水が開口(5) から外に溢れ出ることがない。水槽本体(1) 内の減圧値は、水槽本体(1) 内の水のレベルと、開口(5) の水のレベルとの間隔によって決定される。連通路(6) 内において、循環管(8) の上端内部にオーバーフローした水は、一旦貯水槽(9) に蓄えられた後、循環ポンプ(10)で物理濾過槽(11)、生物濾過槽(12)、予備水槽(13)、滅菌器(14)、温度調節器(15)および泡沫分離器(16)に通されることにより浄化されて、水槽本体(1) の上部へ循環される。 【0013】この状態で、開口(5) から槽内に手を差し入れ遊泳する魚などに直接触れたり、また開口(5) から槽内の魚類に餌を供給することができる。 【0014】 【発明の効果】本発明によれば、水槽内の魚などを観賞できるばかりでなく、開口(5) から槽内に手を差し入れ遊泳する魚などに直接触れることができ、また開口(5) から槽内の魚類に餌を供給することもできる。 【0015】また、構成が簡単であって管理維持も容易である上に、連通路(6) が開口(5)の内側に設けられているので、これを開口(5) の外側に設けたものに比べ、水槽設置スペースが小さくて済み、連通路(6) の接触による破損の恐れがなくて安全性が高い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005119 【氏名又は名称】日立造船株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月23日(2000.5.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060874 【弁理士】 【氏名又は名称】岸本 瑛之助 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−327227(P2001−327227A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月27日(2001.11.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−150832(P2000−150832) |
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