| 【発明の名称】 |
粘着性を有する着色砂粒の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】稲垣 嘉則
【氏名】平野 利親
|
| 【要約】 |
【課題】公園などの砂場の砂粒は、犬や猫の糞尿で汚れているため、各家庭において箱の中に砂場を作って子供に砂遊びをさせるようにした遊具が普及しつつあるが、このような遊具においては天然の砂がそのまま用いられていて彩色が施されていないため、美観に乏しいという課題があった。
【解決手段】砂粒の表面に着色を施すことにより着色砂粒を得、次いで、その着色砂粒に長期間粘性を保有する粘着剤を付着させるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 砂粒の表面に着色を施すことにより着色砂粒を得、次いで、該着色砂粒に長期間粘性を保有する粘着剤を付着させるようにした粘着性を有する着色砂粒の製造方法。 【請求項2】 砂粒の表面に塗料を塗着させることにより着色砂粒を得ることを特徴とする請求項1に記載の粘着性を有する着色砂粒の製造方法。 【請求項3】 焼成により所望の色を呈する顔料とフラックスと水を混合し、この混合物を砂粒に混ぜた後に焼成することにより着色砂粒を得ることを特徴とする請求項1に記載の粘着性を有する着色砂粒の製造方法。 【請求項4】 前記着色砂粒の焼成にロータリキルンを用いることを特徴とする請求項3に記載の粘着性を有する着色砂粒の製造方法。 【請求項5】 砂粒の大きさが、0.07〜1.0mmであることを特徴とする請求項1または4に記載の粘着性を有する着色砂粒の製造方法。 【請求項6】 前記粘着剤がワックスであることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の粘着性を有する着色砂粒の製造方法。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、結合力が強く造形性に優れた着色砂粒の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】公園などの砂場の砂粒は、犬や猫の糞尿で汚れているため、各家庭において箱の中に砂場を作って子供に砂遊びをさせるようにした遊具が普及しつつある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような遊具においては天然の砂がそのまま用いられていて彩色が施されていないため、美観に乏しいという課題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段、作用及び効果】このような課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、砂粒の表面に着色を施すことにより着色砂粒を得、次いで、その着色砂粒に長期間粘性を保有する粘着剤を付着させるようにしたものであって、一粒ずつの砂粒に表面に着色を施したから、所望の彩色を施すことができて美観が向上し、また、砂粒に粘着剤を付着させたから、水を用いずに所望の形状に固めることができる。 【0005】請求項2に記載の発明は、砂粒の表面に塗料を塗着させることにより着色砂粒を得るようにしたから、吹き付けや浸漬により容易に着色することができる。 【0006】請求項3に記載の発明は、焼成により所望の色を呈する顔料とフラックスと水を混合し、この混合物を砂粒に混ぜた後に焼成することにより着色砂粒を得るようにしたから、砂粒が表面に釉薬が焼き付けられた陶磁器状になって、長期間使用しても脱色するおそれがない。 【0007】請求項4に記載の発明は、着色砂粒の焼成にロータリキルンを用いるようにしたものであって、砂粒を転動させながら焼成が行われるから、砂粒同士の融着により団子状になるのを防止することができる。 【0008】請求項5に記載の発明は、砂粒の大きさが、0.07〜1.0mmであるから、粘着剤を混ぜたときに適度の可塑性がえられ、成形性に優れる。 【0009】請求項6に記載の発明は、粘着剤がワックスであるから、適度の粘性が得られるとともに、手に付着した着色砂粒を水洗いにより容易に除去することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】粒径が0.07〜1.0mmの石英、長石などを主成分とする鉱物からなる砂粒100に対して、重量比で、フラックスを2、顔料として東海産業株式会社製の品番T505ブルーを2の割合で適量の水とともに混合して砂粒の表面にフラックスと顔料を付着させ、ロータリキルンを用いて約500℃で焼成したところ、熔融したフラックスにより砂粒の表面に付着した顔料がブルー色を呈し、美しい着色砂粒が得られた。 【0011】この着色砂粒100に対して、ワックスとして日本精ろう株式会社製の品名マイクロワックスを重量比で3混合したところ、ワックスの粘着力により可塑性が生じて所望の形にすることができ、砂浜で砂粒に水を加えて可塑性を生じさせることにより所望の造形物を作る遊びを家庭で行うことができるばかりでなく、ワックスは粘着力が強いから微細な造形が可能となり、さらに、砂粒に着色が施されているから造形物が美観に優れるという効果があった。 【0012】また、顔料は砂粒の表面に焼き付けられているから、剥がれ落ちることがなく、長期間当初の色を維持することができるとともに、顔料が手に付着することがなく、手に付いたワックスは水洗いにより容易に除去することができる。 【0013】本発明は上記のように、砂粒を焼き付けにより着色する以外に、砂粒の表面に塗料を塗着して着色するようにしてもよい。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591106602 【氏名又は名称】新東陶料株式会社 【識別番号】592075699 【氏名又は名称】株式会社丸東窯材社
|
| 【出願日】 |
平成12年4月7日(2000.4.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079315 【弁理士】 【氏名又は名称】野口 宏
|
| 【公開番号】 |
特開2001−292649(P2001−292649A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月23日(2001.10.23) |
| 【出願番号】 |
特願2000−106122(P2000−106122) |
|