| 【発明の名称】 |
釣用リール |
| 【発明者】 |
【氏名】染谷 宣彦
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| 【要約】 |
【課題】必要時以外でブレーキ力が作用しないようにして、ブレーキシューの寿命を延ばすと共に、スムースなハンドルの回転を行なうことができるようにし、しかも、ルアーの飛距離を延ばすことができる遠心力ブレーキを備えた釣用リールの提供。
【解決手段】スプール3にバックラッシュが発生する遠心力が生じたときのみにブレーキ力を発生させる。これにより、必要時以外でのブレーキ力の発生を防止して、ブレーキシュー53の過剰な磨耗の防止、スムースなハンドル回転、ルアーの飛距離の向上を実現する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右側枠間に回転可能に支持されたスプールが繰り出し回転したときに生じる遠心力を利用して、ブレーキシューをスプールの側板の径方向にスライドさせて側枠に固定された接触環に接触させることにより、スプールの回転にブレーキ力が作用する遠心力ブレーキを備えた釣用リールにおいて、ブレーキシューの後端部とその後方とに、マグネット部材及び該部材に引き付けられる引き付け部材を相互に引き付け合うように相対的に設け、上記ブレーキシューの後方に位置するマグネット部材、又は、引き付け部材をブレーキシューに対して接近、離反方向に移動可能に配して移動部材とし、この移動部材に先端が連結されてこの部材をブレーキシューに接近、離反させる方向に揺動する揺動杆を設けてなり、上記揺動杆は、常に移動部材をブレーキシューに対して最接近位置に保持するバランスを有し、スプールの回転による遠心力が作用することによって移動部材をブレーキシューから離反させる方向に揺動するとともに、その遠心力が弱まるに従い移動部材をブレーキシューに接近させる方向に揺動するようにしていることを特徴とする釣用リール。 【請求項2】 上記揺動杆の後端に移動部材よりも重い重り部材を配することによって、常に移動部材をブレーキシューに対して最接近位置に保持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の釣用リール。 【請求項3】 上記移動部材の初期設定位置を変更可能、且つ、その移動量を調節可能にすることによって、ブレーキシュー、又は、移動部材に作用する磁力を任意に強弱可能としたことを特徴とする請求項1、又は、請求項2に記載の釣用リール。 【請求項4】 上記ブレーキシューの初期設定位置を変更可能、且つ、移動量を調節可能にすることによって、ブレーキシュー、又は、移動部材に作用する磁力を任意に強弱可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか1項に記載の釣用リール。 【請求項5】 上記揺動杆の揺動支点を変更可能にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか1項に記載の釣用リール。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遠心力ブレーキを備えた釣用リールに関する。 【0002】 【従来の技術】キャスト時におけるラインのバックラッシュの発生を防止する一つの手段である遠心力ブレーキとしては、例えば、スプールの側面にスプールの径方向へ向けて放射状に設けられた支持ピンと、この支持ピンにスライド自在に嵌め込まれた筒形のブレーキシューと、側枠に前記ブレーキシューを囲むように固定された接触環とで構成したものがある。この遠心力ブレーキによれば、スプールが回転して遠心力が発生すると、ブレーキシューが径方向外側へスライドすると共に、接触環に接触することにより、スプールの回転にブレーキ力が作用する。このブレーキ力によって、キャストしたルアーの速度とスプールの回転速度が同調してバックラッシュが防止される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の遠心力ブレーキは、ブレーキシューのスライドは自在であることから、スプールの高回転時においても低回転時においても遠心力の強弱にかかわらず、ルアーのキャストからスプールの回転が止まるまでの全域で常にブレーキ力が作用している。つまり、キャスト直後の最もバックラッシュの危険性が高いスプールの高回転時以外でもブレーキ力が作用しているので、キャストしたルアーが後半で失速して飛距離が延びないということがある。さらには、ハンドルによるスプール回転においても遠心力が作用してブレーキ力が発生してしまい、ブレーキシューの磨耗が激しい上に、ハンドル回転がブレーキ力によって重くなるということがある。 【0004】そこで本発明は、必要時以外でブレーキ力が作用しないようにして、ルアーの飛距離を延ばすとともに、ブレーキシューの寿命を延ばし、且つスムースなハンドルの回転を行なうことができる遠心力ブレーキを備えた釣用リールを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために、左右側枠間に回転可能に支持されたスプールが繰り出し回転したときに生じる遠心力を利用して、ブレーキシューをスプールの側板の径方向にスライドさせて側枠に固定された接触環に接触させることにより、スプールの回転にブレーキ力が作用する遠心力ブレーキを備えた釣用リールにおいて、ブレーキシューの後端部とその後方とに、マグネット部材及び該部材に引き付けられる引き付け部材を相対的に設け、上記ブレーキシューの後方に位置するマグネット部材、又は、引き付け部材をブレーキシューに対して接近、離反方向に移動可能に配して移動部材とし、この移動部材に先端が連結されてこの部材をブレーキシューに接近、離反させる方向に揺動する揺動杆を設けてなり、上記揺動杆は、常に移動部材をブレーキシューに対して最接近位置に保持するバランスを有し、スプールの回転による遠心力が作用することによって移動部材をブレーキシューから離反させる方向に揺動するとともに、その遠心力が弱まるに従い移動部材をブレーキシューに接近させる方向に揺動するようにしていることを特徴とする。(請求項1) 【0006】 【発明の実施の形態】請求項1の発明によれば図3に示すように、スプール3が停止しているときには、揺動杆55が移動部材54(マグネット部材、又は、引き付け部材)をブレーキシュー53に最接近させているので、ブレーキシュー53は後端に取付けられた引き付け部材57と前記移動部材54間に作用する磁力によって移動部材54に引き付けられて接触環56から離反している。(実線で示す)キャスト直後スプール3が回転して上記磁力を上回る遠心力が発生すると、揺動杆55の揺動により移動部材54がブレーキシュー53から離反する一方、ブレーキシュー53がスライドして接触環56に接触してスプール3の回転にブレーキ力を付与する。(想像線で示す) このとき、揺動杆55は遠心力によって移動部材54がブレーキシューから離反する状態が保たれている。この状態から、徐々にスプール3の回転が低下すると、これに比例する遠心力の低下に伴う揺動杆55及びブレーキシュー53に作用する遠心力の低下により、揺動杆55が元の位置に揺動しようとするとともに、ブレーキシュー53の接触環56に対する接触力が弱まる。そして、さらに遠心力が低下し、揺動杆55が元の位置に揺動して移動部材54がブレーキシュー53に最接近したとき、移動部材53と引き付け部材57間に作用する磁力によってブレーキシュー53が引き付けられて接触環56から離反してブレーキ力が解除される。(実線で示す状態) すなわち、キャスト直後の高回転時におけるバックラッシュが発生しやすい状況ではスプール3の回転にブレーキ力が付与される。そして、低回転時においてはブレーキ力が解除されるので、キャスト後半の飛距離を延ばすことができる。又、ハンドル回転によるスプールの回転にブレーキ力がかからないので、ハンドル回転操作が重くなるようなことはない。 【0007】上記引き付け部材57には、マグネット部材の磁力が作用して引き付けられる金属やマグネットを用いる。例えば、移動部材54をマグネット部材にしたとき、ブレーキシュー53後端部には金属、又は、マグネットを設けて、移動部材54とブレーキシュー53とが引き付け合うようにする。 【0008】上記揺動杆55の後端に移動部材54よりも重い重り部材55Cを配する。これによって、常に移動部材54をブレーキシュー53に対して最接近位置に保持するバランスを有した揺動杆55となる。(請求項2) 尚、この重り部材は、揺動杆に対して着脱可能、固定いずれでもよいが、例えば、着脱可能とした場合、重さの異なる重り部材に交換して、移動部材をブレーキシューに対して最接近位置に保持するバランスを変更することによって、ブレーキ力が発生するときの遠心力及び解除されるときの遠心力を任意に調節して、ブレーキ力が作用する時間を長短調節することができる。又、重り部材を揺動杆の軸線に沿って移動可能、且つ、移動した位置に固定可能にして、移動部材をブレーキシューに対して最接近位置に保持するバランスを変更することも挙げられる。 【0009】上記ブレーキ力が作用する時間の長短を調節する構成としては、上記移動部材54の初期設定位置(ブレーキシューに最接近している位置、実線で示す)及び遠心力作用位置(ブレーキシューから最離間している位置、想像線で示す)を変更可能、且つ、その移動量を調節可能にすることによって、ブレーキシュー53、又は、移動部材54に作用する磁力を任意に強弱可能とした構成が挙げられる。(請求項3) 例えば、図9及び図10に示すように移動部材54のブレーキシュー53に初期設定位置をブレーキシュー53から段階的に離し、逆に最離間したときの位置をブレーキシュー53に段階的に近づけ、さらにその位置を固定する。(各図において(a)で示す) この例によれば、図10に示す移動部材54の初期設定位置の場合、図9で示す初期設定位置よりもブレーキシュー53から離間しているので、移動部材54とブレーキシュー53間に作用する磁力の引き付け力が弱くなり、初期設定位置が近い場合よりも弱い遠心力でブレーキシュー53がスライドして、ブレーキ力を早く付与させることができるとともに、ブレーキの作用時間を長くすることができる。さらに、引き付け力が弱いために強いブレーキ力を作用させることができる。逆に、図9で示す移動部材54の初期設定位置の場合では、図10よりも磁力の引き付け力が強いために、ブレーキ力作用開始を遅くできるし、ブレーキの作用時間を短くすることができる。さらに、引き付け力が強いために弱いブレーキ力を作用させることができる。 【0010】又、上記ブレーキ力が作用する時間の長短を調節する構成としては、上記ブレーキシューの初期設定位置を変更可能、且つ、移動量を調節可能にすることによって、ブレーキシュー、又は、移動部材に作用する磁力を任意に強弱可能とした構成が挙げられる。(請求項4) 例えば、図11に示すように移動部材54の初期設定位置の変更に伴ってブレーキシュー53の初期設定位置を変更して、スプール3の停止状態においてブレーキシュー53と接触環56との距離を段階的に長短調節する。すなわち、スプール3の停止状態におけるブレーキシュー53の位置が接触環56から離れるに伴なって、遠心力が作用してブレーキシュー53が接触環56に接触した状態で初期設定位置との距離が長くなる。つまり、遠心力の低下によって移動部材54が初期設定位置に戻ったときに、初期設定位置が接触環56に近い場合よりも、移動部材54とブレーキシュー53との距離が長いので、両者間に作用する磁力の引き付け力が弱くなる。したがって、磁力が弱くなれば弱い遠心力でブレーキ力が作用するので、ブレーキ力が作用する時間が長くなり、且つブレーキシュー53の接触環56に対する接触力が強くなってブレーキ力が強くなる。 【0011】上記ブレーキ力が作用する時間の長短を調節するさらなる構成としては、上記揺動杆55の揺動支点を変更可能にすることが挙げられる。(請求項5) すなわち、図6に示すように揺動杆55の揺動支点Pを変更することによって、揺動杆55の揺動バランスが変わり、これに伴って揺動杆55が揺動するのに必要な遠心力の強さも変わるので、ブレーキ力が作用する時間の長短調節をすることができる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施の1例を図面に基づいて説明すると、 図1乃至図6は、本発明を実施した両軸受タイプの釣用リールAであり、左右側枠1,2間に回転可能に支持されたスプール3の巻き取り回転が、ハンドル4、ドラグ機構(図示せず)、クラッチ機構(図示せず)、メインギア(図示せず)、ピニオンギア(図示せず)を介しての行なわれる周知の構造である。 【0013】符号5,5は遠心力ブレーキであり、本実施例では同構造の2個の遠心力ブレーキ5,5を図面上、上下対称位置に配しているため、以下の説明では上側のみを説明する。遠心力ブレーキ5は、図3乃至図5に示すように、支軸52にスライド可能に嵌め込まれたブレーキシュー53及びその後方に位置してスライド可能に嵌め込まれたマグネット部材とする移動部材54と、移動部材54をブレーキシュー53に対して接近、離反させる揺動杆55と、ブレーキシュー53を囲み、該シューがスライドによって接離する接触環56とを備えている。 【0014】この遠心力ブレーキ5の装備構造は、スプール3の側面に突設された台座31に設けられた収容凹部32に、支軸52、ブレーキシュー53、移動部材54、揺動杆55が内装され、接触環56がブレーキシュー53を囲むように右側枠2に固定されている。さらに詳述すると、収容凹部32は、台座31の先端と台座31の外周面に開口部33,34を有して、台座31の先端からスプール3の側面までスプール3の軸線に沿って形成されている。 【0015】支軸52は、磁力に反応しない硬質の素材(例えば、硬質の剛性樹脂)を用いて棒状に形成され、収納凹部32の底部にスプール3の軸線と直角に交差する方向に突設してあり、その先端と接触環56との間にクリアランスを設けている。 【0016】ブレーキシュー53は、合成樹脂を用いて、上記クリアランスよりも長い略筒状に形成されており、上記支軸52に対して図面上上下にスライドし、その先端から抜差しできるようになっている。そして、左右側枠1,2が組まれた状態ではブレーキシュー53は接触環56によって抜止され、右側枠2を左側枠1から外すことによって抜差しが可能となる。ブレーキシュー53の後端部には、上記移動部材54の磁力に引き付けられる引き付け部材57が固定されている。この引き付け部材57は金属板であり、この金属板に作用する移動部材54の磁力によってブレーキシュー53は、常に接触板55から離反する方向に引き寄せられている。本実施例ではブレーキシューを合成樹脂とし、これに引き付け部材である金属板を固定した例で説明したが、ブレーキシューを金属等の着磁性材料で構成してもよく、つまりブレーキシュー自体が引き付け部材を兼ねるものであってもよい。また、金属板に換えて移動部材54と同様にマグネットを用いて、移動部材とブレーキシューとの間に作用する磁力を大きくしてもよい。 【0017】上記移動部材54は、略筒状に形成されて支軸32に対して図面上上下にスライドする。又、その磁力は、少なくともバックラッシュが発生しやすい程度、且つ、前記磁力を上回る強さの遠心力がブレーキシュー53に作用すると、該シューがスライドして接触環56に接触する程度である。さらに、通常のハンドル4の巻取り回転に伴うスプール3の回転における遠心力では、ブレーキシュー53がスライドしない程度の磁力でもある。 【0018】揺動杆55は、2枚の杆本体55A,55Bの後端に、上記移動部材54より重い重り部材55Cを固定した平面略コ型に形成され、杆本体55A,55Bが夫々、収容凹部32の両側壁に揺動可能に軸支され、杆本体55A,55Bの先端間には、上記移動部材54が軸支されている。この構成により、揺動杆55が移動部材54の位置を常にブレーキシュー側に保持するとともに、磁力を上回る遠心力が作用したときに離間する方向へ揺動して移動部材54をブレーキシュー53から離間させることができる。本実施例における揺動杆55の揺動支点Pは、杆本体55A,55Bの側面に夫々開口された3個の軸支孔55D,55D,55E,55E,55F,55Fの内、中央の軸支孔55E,55Eにしているが、この揺動支点Pを軸支孔55D,55D、又は、軸支孔55F,55Fに換えることにより、揺動杆55の揺動バランスを変更することができる。具体的には、揺動杆55を軸支しているビス55G,55Gを外して、揺動杆55を図面上左右に動かし、軸支孔55D,55D、又は、軸支孔55F,55Fのいずれかをビス孔(図示せず)に合わせてビス55G,55Gで止めて揺動支点Pを変更する。(本実施例では図6に示すように55C,55Cを揺動支点Pとしている) 符号55H,55Hは、揺動支点Pを変更するときに移動した揺動杆55の移動部材54に対するずれ、又、移動部材54の上下動により発生するずれを吸収する長孔であり、移動部材54に突設した支軸54A,54Aがスライド可能に貫通している。これによって、ブレーキ力が発生するときの遠心力及び解除されるときの遠心力を任意に調節して、ブレーキ力が作用する時間を長短調節することができる。 【0019】符号6、6’は、ブレーキシュー53及び移動部材54の初期設定位置(スプールが停止状態、又は、ブレーキ力が作用していない状態。)及び移動距離を調節する調節板である。調節板6,6’は、収容凹部32の両側壁に設けられた多数の挿し込み溝61…61に、収容凹部32の開口部34から抜差し可能に支持されている。本実施例では、調節板6,6’を夫々最高位置及び最低位置の挿し込み溝61,61に挿入し、最高位置側の調節板6はブレーキシュー53と移動部材54の間に介在させており、これによって、ブレーキシュー53及び移動部材54初期設定位置を保持し、調節板6,6’間において移動部材の移動距離を規制するようにしている。そして、図9乃至図11(a)(b)に示すように上記調節板6,6’の位置を換えてブレーキシュー53と移動部材54を初期設定位置及び遠心力作用位置を離間、近接させることによって、両者間に作用する磁力を強弱換えて、ブレーキ力の強さの強弱や作用時間の長短を任意に調節することができる。上記調節板6,6’は必ずしも2枚である必要はなく、図10に示すように3枚目の調節板6’’を用いてもよいし、図示はしないが、ブレーキシュー53と移動部材54の間に1枚用いてもよく、調節板6,6’の位置や枚数は使用者が任意に設定する。さらには、図示はしないが移動部材を調節板で挟んで固定することによって、ブレーキシューのみを移動させるようにして、ブレーキ力の強さの強弱や作用時間の長短の調節をすることもできる。 【0020】図7及び図8は、上記遠心力ブレーキ5の他の配設例を示している。尚、本例では上記実施例と重複する部位についての説明は省略する。 【0021】支軸52は、台座31の側面にスプール3中心から放射方向に突設してあり、その先端と接触環56との間にクリアランスを設けている。このように突設した支軸32に、ブレーキシュー53と移動部材54がスライド可能に嵌め込まれている。揺動杆55は、スプール3の側面にスプール3の回転方向と同方向に揺動するように軸支されている。 【0022】本例では、上記調節板に換えてピン7,7’を用いている。この構造を詳述すると、支軸32に隣接するようにその軸線に沿って多数のピン孔71…71を配し、このピン孔71…71にピン7,7’を着脱可能に挿し込んで(もしくは、ねじ込んで)固定する。この構造によっても、上記実施例と同様にブレーキシュー53及び移動部材54の初期設定位置を保持し、ピン7,7’間において移動部材54の移動距離を規制することができる。又、ピン7,7’の位置を変えることで、上記実施例と同様にブレーキ力の強さの強弱や作用時間の長短の調節をすることができる。 【0023】尚、上記実施例では2個のブレーキシューを有した遠心力ブレーキで説明したが本発明ではこの数は任意であり、好ましくは2個以上複数である。又、スプールの回転バランスを考慮して複数の支軸は、その間の角度を全て同角度として突設する。さらに、上記実施例では、遠心力ブレーキをスプールの右側枠側に配置した例を示したが、この配置位置は左側枠側であってもよいことはいうまでもない。 【0024】 【発明の効果】本発明は以上説明した通り、スプールにバックラッシュが発生する遠心力が生じる速度、つまり、キャスト直後の最もバックラッシュの危険性が高いスプールの高回転時にのみブレーキ力が作用するので、必要なとき以外でのブレーキシューが接触環に接触しない。したがって、ブレーキシューの磨耗が抑制されて長持ちするし、スムースなハンドル回転が可能となる。さらに、スプールが低回転で抵抗が作用することなく回転するのでキャストしたルアーが後半で失速することがない。したがって、ルアーの飛距離が向上し、広範囲でルアーを泳がせることができるので釣果の向上が期待できる。 【0025】また、請求項3乃至請求項5の発明では、ブレーキ力が作用する時間の長短調節やブレーキ力の強弱調節が可能であるので、ブレーキ機能を使用者の釣りのスタイルやテクニックに合わせて発揮させることができる。したがって、釣人のテクニックに応じてビギナーからベテランまで幅広く対応できる極めて優れた釣用リールである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000128946 【氏名又は名称】マミヤ・オーピー株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月5日(2000.4.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068607 【弁理士】 【氏名又は名称】早川 政名 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−286248(P2001−286248A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月16日(2001.10.16) |
| 【出願番号】 |
特願2000−103914(P2000−103914) |
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