| 【発明の名称】 |
烏賊角等擬餌およびその製法 |
| 【発明者】 |
【氏名】山下 整治
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| 【要約】 |
【課題】諸欠陥を一挙に解決する工夫を施した新規の烏賊角等擬餌およびその製法を提供することを目的とする。
【解決手段】合成樹脂成形により所要の形状を呈する擬餌本体1を構成し、この擬餌本体1に化成布(化学繊維の布)2を巻きつけてから当該化成布2の両側縁3、4を擬餌本体1の形状にあった固定治具を用いて保持し、この保持状態において固定治具から外に出ている余剰の布端を焼き切ると共に化成布2が加熱によって焼き付く性質を利用して当該化成布2の両側縁3、4を相互に接合して仮固定し、然るのち当該仮固定の接合部5に熱硬化タイプの接着剤6を裏面に付いた細幅布片7を同接合部5に沿って重ねて熱をかけながらプレスして固定し、よって擬餌本体1の外面に化成布2を被覆して得たものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 合成樹脂成形等により所要の形状に構成した擬餌本体と、擬餌本体に巻きつけてその両側縁を合掌状態に重ね且つ擬餌本体の形状にあった固定治具により保持しておいて当該合掌状態の両側縁を加熱による焼き切り加工により溶着・切断することによって合掌状態の両側縁が仮固定された化成布と、仮固定部の外面に同部に沿って重ねて熱をかけながらプレスすることより被覆固定された熱硬化タイプもしくは熱可塑性タイプの接着剤付きの細幅布片と、を備えたことを特徴とする烏賊角等擬餌。 【請求項2】 合成樹脂成形等により所要の形状を呈する擬餌本体を構成し、この擬餌本体に化成布を巻きつけてから当該化成布の両側縁を擬餌本体の形状にあった固定治具を用いて保持し、この保持状態において固定治具から外に出ている余剰の布端を焼き切ると共に化成布が加熱によって焼き付く性質を利用して当該化成布の両側縁を相互に接合して仮固定し、然るのち当該仮固定の接合部に熱硬化タイプもしくは熱可塑タイプの接着剤を裏面に付けた細幅布片を同接合部に沿って重ねて熱をかけながらプレスして固定し、よって擬餌本体の外面に化成布を被覆して得ることを特徴とする烏賊角等擬餌の製法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、烏賊角等擬餌およびその製法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の烏賊角等擬餌は、主に下記のような方法により造られていた。 ■キメコミ方法(従来例の1) この方法は、布13を巻く本体11に溝12があり巻く布13の両端を本体11の溝12にキメコミ、両端を固定してその上に接着剤14を流し固着するものであって、次のような問題点を有している。 ・ 布のキメコミ溝を本体に設けるために形状の小さい物には適さない。 ・ 薄い布を多層に巻くには適しているが、厚い布、綿を入れるような製品には適さない。 ・ 布のキメコミ溝を本体に設けるために本体形状の設計の場合には制限が発生する。 ・ 布のキメコミ部分に接着剤を流し込まないと固定できない。 ■粘着剤を利用する方法(従来例の2) この方法は、布13を巻く本体11に粘着剤16のついた布17又は本体11に粘着剤塗り布17を巻きその本体11の形状に合わせてカットし、カット面17のほつれをなくすためにカット面18を隠すだけの幅の粘着テープ19をカット面18に貼り付けるものであって、次のような問題点を有している。 ・ 布と本体の貼り付け強度は、粘着剤の強度しかなく水が浸透し強度が落る。 ・ 布両端のカット面の強度が弱いためにその部分に粘着テープを張りその上面に接着剤を塗らないと強度がでない。 ■縫い付け方法(従来例の3) この方法は、布13を巻く本体11に布13を巻きその両端を縫い針と糸15を使用して縫いつけるものであって、次のような問題点を有している。 ・ 作業者の熟練度が要求され作業者の確保が非常に難しい。 ・ 縫い糸の1箇所が切れると全てほつれてしまう、引張強度が弱い。 ・ 縫い方が作業者によってどうしても間隔が違ってくるので一定の品質を確保するのが難しい。 ■焼き切れ、縫い付け方法(従来例の4) この方法は、化成布13を本体11に巻きつけてから布13の両端を本体形状にあった固定治具(図示せず)を用いて固定し治具より出ている布端を焼ききると同時に化成布13の熱を加えることによって焼き付く性質を利用して布両端を固定するが、そのままの状態では張り合わせ強度が弱いので、その固定した部分を糸15と針を使い合わせて化成布13を逢着するものであって、次のような問題点を有している。 ・ 作業者の熟練度が必要なこと事、糸が切れた場合布の熱溶着部分の強度が弱い。 ・ 作業者の感覚に左右されるため縫い目等が均一化できない。 ・ 縫っているため縫い目の数を多くしても引張強度は弱い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上記従来の技術において述べた点に鑑み、いくつかの工夫を施した新規の烏賊角等擬餌およびその製法を提供することを目的とするものであり、これにより上記諸欠陥を一挙に解決するようにしたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明に係る烏賊角等擬餌は、合成樹脂成形等により所要の形状に構成した擬餌本体と、擬餌本体に巻きつけてその両側縁を合掌状態に重ね且つ擬餌本体の形状にあった固定治具により保持しておいて当該合掌状態の両側縁を加熱による焼き切り加工により溶着・切断することによって合掌状態の両側縁が仮固定された化成布と、仮固定部の外面に同部に沿って重ねて熱をかけながらプレスすることより被覆固定された熱硬化タイプもしくは熱可塑性タイプの接着剤付きの細幅布片と、を備えたものである。 【0005】また、烏賊角等擬餌の製法は、合成樹脂成形等により所要の形状を呈する擬餌本体を構成し、この擬餌本体に化成布を巻きつけてから当該化成布の両側縁を擬餌本体の形状にあった固定治具を用いて保持し、この保持状態において固定治具から外に出ている余剰の布端を焼き切ると共に化成布が加熱によって焼き付く性質を利用して当該化成布の両側縁を相互に接合して仮固定し、然るのち当該仮固定の接合部に熱硬化タイプもしくは熱可塑タイプの接着剤を裏面に付けた細幅布片を同接合部に沿って重ねて熱をかけながらプレスして固定し、よって擬餌本体の外面に化成布を被覆して得るようにしたものである。 【0006】 【実施例】図に示す本発明の実施例は、すなわち先ず、合成樹脂成形により所要の形状を呈する擬餌本体1を構成し、この擬餌本体1に化成布(化学繊維の布)2を巻きつけてから当該化成布2の両側縁3、4を擬餌本体1の形状にあった固定治具(図示せず)を用いて保持し、この保持状態において固定治具から外に出ている余剰の布端を焼き切ると共に化成布2が加熱によって焼き付く性質を利用して当該化成布2の両側縁3、4を相互に接合して仮固定し、然るのち当該仮固定の接合部5に熱硬化タイプの接着剤6を裏面に付いた細幅布片7を同接合部5に沿って重ねて熱をかけながらプレスして固定し、よって擬餌本体1の外面に化成布2を被覆して得たものであって、烏賊釣り針8およびアイ部材9を取付けたものである。 【0007】要するに、本発明に係る布の張り合わせ方法は、固着できる接着剤のついたテープまたは布、及び同じ色柄の細幅布片を被覆布の両側縁の接合面(焼き切り縁)に合わせて固着して布の縁を張り合わせるようにしたものである。 【0008】尚、図中符号10はソフトにして食付きをよくする中綿を示す。また、本発明は接着剤6としてホットメルト、UV系接着剤、感圧接着剤等を用いることができる。 【0009】 【発明の効果】本発明に係る烏賊角等擬餌およびその製法は、上記のとおりであるのでこれにより次のような効果を奏するものである。 a.完全に布両端を固着するため強度が縫うより強い。 b.縫い糸の場合は1箇所切れるとほつれるが、接着剤を使用する場合はほつれることは無い。 c.作業者の熟練を必要としないので、品質が安定する。 d.縫う場合に比べて、接着剤の場合は糸で縫うためにできる凹凸が無い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000138358 【氏名又は名称】株式会社ヤマシタ
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| 【出願日】 |
平成12年1月24日(2000.1.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060896 【弁理士】 【氏名又は名称】杉山 泰三
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| 【公開番号】 |
特開2001−204303(P2001−204303A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月31日(2001.7.31) |
| 【出願番号】 |
特願2000−14904(P2000−14904) |
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