| 【発明の名称】 |
曳 舟 |
| 【発明者】 |
【氏名】荻野 吉英
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】曳舟本体1に、所定の透光率の透光部15を形成しておく。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 曳舟本体の外表面に、該本体の内部へ直射日光を減光して導く半透明の透光部を形成したことを特徴とする曳舟。 【請求項2】 曳舟本体の外表面に、透光部を形成すると共に、該本体の内部への直射日光の照射を防ぐべく形成された、該透光部の少なくとも一部分を覆う保護部を備えたことを特徴とする曳舟。 【請求項3】 前記透光部の少なくとも一部分を覆うべく形成された保護部を備えたことを特徴とする請求項1記載の曳舟。 【請求項4】 曳舟本体を透明又は半透明の材料で形成すると共に、透光部を除く曳舟本体に、該本体の内部への直射日光の照射を遮断する不透明層を形成したことを特徴とする曳舟。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は曳舟に関し、特に鮎の友釣りのときに囮鮎の保管のための曳舟に関するものである。 【0002】 【従来の技術】鮎の友釣りは、囮として使用する鮎を生かしたままの状態で保管するため、曳舟と呼ばれる囮箱が用いられている。 【0003】この種の曳舟には、囮用の鮎の投入口が形成されているとともに、曳舟内部の水の循環を良好にして囮鮎が弱ることを防止するために水の流入口と排出口を形成しているのが一般的である。 【0004】ところで、前記した開口部以外の部分は閉塞されており、曳舟内部は非常に暗くなっているのが一般的である。このため、囮鮎を出し入れするために投入口を開けると内部がいきなり明るくなるので、囮鮎が驚いて急に暴れだして、開いた投入口から飛び出してしまったり、また、煩雑に開閉を繰り返すと暴れるたびに囮鮎が弱っていくので早急な改善が必要とされていた。この不具合を解消すべく実公昭40−8145号には、囮筺の上面に透明板を設けて内部を視認しやすくして囮鮎の状態を把握し易くした構成が開示されている。しかし、この場合には、内部が常時直射日光に晒されるため、内部の水温が上昇しやすく囮鮎が弱ってしまうといった不具合がある。 【0005】前記公報に開示されたものの不具合を解消すべく、曳舟の上面に形成された透明部に開閉式の蓋体を設けた構成が実開平3−16872号や実公平7−42307号に開示されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このように曳舟の上面に形成された透明部に開閉式の蓋体を設けた構成においても、蓋体を開けたときに始めて内部に光が入るため、蓋体を開けたときに囮鮎が急に暴れ出すといった不具合は解消されておらず、しかも、蓋体が邪魔になり、該蓋体が破損するおそれがあるため、あまり好ましい構成とはいえない。 【0007】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、曳舟本体に常時減光された直射日光を入れて、内部の水温が上昇することを防止して囮鮎が弱ることがなく、しかも、投入口を開けた際に内部が急に明るくなって囮鮎が驚いて暴れることのない囮鮎保管用の曳舟を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成させるため、請求項1に係る発明は、曳舟本体の外表面に、該本体の内部へ直射日光を減光して導く半透明の透光部を形成したことを特徴とする。 【0009】そして請求項2に係る発明は、曳舟本体の外表面に、透光部を形成すると共に、該本体の内部への直射日光の照射を防ぐべく形成された、該透光部の少なくとも一部分を覆う保護部を備えたことを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1記載の曳舟において、前記透光部の少なくとも一部分を覆うべく形成された保護部を備えたことを特徴とする。 【0010】又、請求項4に係る発明は、曳舟本体を透明又は半透明の材料で形成すると共に、透光部を除く曳舟本体に、該本体の内部への直射日光の照射を遮断する不透明層を形成したことを特徴とする。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明において、前方側とは紐体取付側をいい、これと反対側を後方側という。 【0012】図1〜図4に示すように、第1の実施の形態における曳舟は、内部に囮鮎収容空間が形成された本体1と、該本体1の上部に囮鮎取り出し時に開閉する蓋体2を有する。この蓋体2は蝶番21により開閉自在に回動するとともに、開閉の操作を行うと共に、閉蓋時に蓋体2が開くのを防止するロック機構を備えた開閉操作部22が形成されている。 【0013】本体1の側面であって、前方に向けて、水を内部に流入させるための流入口11が形成されている。流入口11の数や形状は特に限定されるものではない。 【0014】本体1の上部であって、蓋体2の後方側には、前記流入口11より本体1内部に入った水を循環させて排出する排水口13が形成されている。 【0015】排水口13の後方側の上面には、予め定められた透光率、例えば半透明(スモークを含む)の透光部15が形成されている。この透光部15は外部からの光、例えば直射日光などを減光させて曳舟本体1内の囮鮎収容空間に入射せしめる。ここで、透光部15は板状に構成されており、本体1の上壁に形成された切欠き部を閉塞するように取り付けられている。この透光部15は、曳舟本体1に固定的に取り付けられていても、あるいは脱着自在に取り付けられていても良い。なお、囮鮎収容空間内の明るさを調節するためには、透光部15を着脱自在としておき、かつ、異なった透光率の透光部材を複数枚用意しておき、これを交換することによって行う。ここで、透光部15を着脱(交換)自在としておく場合には、不用意に透光部15が外れないような措置を施しておくか、あるいは、透光部15を取り付ける切欠き部に例えば格子状にしておき、透光部15が外れても中の囮鮎が逃げないように構成しておくことが望ましい。このように、異なった透光率の透光部15を複数枚用意しておけば、太陽光の強さ等に応じて適宜減光度を調節できる。即ち、夕方や曇りのときなどのように日差しが弱いときには、透光率が大きいものを用いて、内部に多くの光が入るようにしておき、また、日差しが強いときには透光率の小さなものに交換できる。 【0016】透光部15の上方であって蓋体2の後方側には、透光部15の一部を覆うように庇状の保護部17を形成しておく。もっとも、この保護部17は本発明の必須の構成要件となるものではなく、したがってこの保護部17を着脱自在にしておいてもよい。さらには、庇部分の長さの異なったものを複数用意しておき、日差しの強さや角度によって適宜交換するものとしておいても良い。 【0017】本実施の形態における曳舟にも、従来のものと同様に、蓋体2に外力を加えれば開き、常態では閉まっている魚投入口25が設けられており、逐次釣った魚を投入できるような構成となっている。 【0018】本発明の第2の実施の形態は、図5に示すように、魚投入口25Aを透光性材料で構成しておき、この投入口25Aを透光部とするものである。本第2の実施の形態においては、第1の実施形態で示したような保護部17は、魚を投入する際に邪魔になるので設けられていない。 【0019】本発明の第3の実施の形態は、図6に示すように、曳舟本体1の側面胴部に所定の透光率の透光部15Aを設けておくものである。この透光部15Aの大きさや形状は特に限定されるものではない。また、この透光部15Aも着脱自在にするとともに透光率の異なったものを複数用意しておき、これを交換することによって日差しの強さや水の透明度などに応じて減光度を調節できるようにしておくこともできる。 【0020】本発明の第4の実施の形態は、図7および図8に示すように、曳舟本体1の上部に透光窓14を形成しておく。そして透光部材19を円盤状に形成しておき、かつ、この透光部材19には、周方向に異なる透光率の透光板19A〜19Dが配置されている。透光部材19を周方向に回転させることにより、所望の透光率の透光板を透光窓14に位置させる。なお、図中において参照番号19aは回転ツマミ、19bはクリック爪、19cはクリック爪19bが係合する凹凸状に形成された爪車である。 【0021】本発明の第5の実施の形態は、図9および図10に示すように、曳舟本体1の後部に着脱自在に半透明の透光部15Bを設けたものである。したがってこの透光部15Bを透光率の異なったものを複数用意しておけば、天候などに応じて適宜交換できる。なお、図示において151は透光部15Bの着脱係止用爪部であり、152は曳船本体1に形成された透通凹部の周囲に形成されたフランジで透光部15Bを位置決めして載置保持するものである。 【0022】本発明の第6の実施の形態は、図11〜図13に示すように、曳舟本体1を半透明の部材で形成し、曳舟本体1の一部をマスキングで覆った後塗装32を施して、不透明層である塗膜33を形成し、塗膜が硬化した後にマスキング31を剥がすことで、直射日光を減光して曳舟内部に導く透光部34を形成するものである。この曳舟本体1は、透明の部材で形成しても良く、その際は前記の如く形成された透光部34に、スモーククリアの塗装、又はスモーククリアのシールを貼り付ける等の処理を施すことで前記と同様、直射日光を減光して曳舟内部に導くことが出来る。又、塗装32にて形成された塗膜33に代えて、カッティングシート等の不透明シールを貼りつけても良い。又、不透明層は、前記の塗装のみならず、メッキ{湿式(電解)・乾式(蒸着)}や印刷、箔のホットスタンプ等を状況に応じて適宜選択しても良い。 【0023】上記各実施の形態における透光部は、1枚を装着するものを前提にしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数枚を同時に装着できるようにして、透光率を自在に変更できるようにしておいても良い。また、透光部を半透明などの所定の透光率にして減光度を調節するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、透光部を網目状にしておき、網目の大きさを変更することによって減光度を調節するものであってもよい。 【0024】 【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、前記の様に曳舟本体に、曳舟本体内部の収容空間部へ直射日光が減光されて照射される透光部が設けられているので、内部の水温が上昇するのを防止でき、魚が弱ることがなくなる。また、内部の収容空間部には減光された光が常時照射されているのでて投入口を開けた際に内部が急激に明るくなって囮鮎が驚いて暴れることを有効に防止でき、囮が逃げてしまったり、弱ったりすることが無くなる。さらに、請求項2及び3に記載された発明によれば、曳舟本体に透光部を保護する保護部を形成したので、透光部に蓋を設けておく必要が無く、該蓋の紛失や破損の心配がなくなって、釣りに集中することが可能となる。又、該保護部が曳舟本体内部の収容空間部へ直射日光が照射されるのを防ぐので、透光部を透明な部材で形成することが可能となる。又請求項4に記載された発明によれば、透光部を曳舟本体に一体形成出来るので、曳舟本体上であれば場所を制限されることなく透光部を形成出来、又、開口や段差を生じさせることが無いので、曳舟本体の成形加工が容易となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002495 【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月25日(2000.2.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−190202(P2001−190202A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月17日(2001.7.17) |
| 【出願番号】 |
特願2000−49331(P2000−49331) |
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