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【発明の名称】 両軸受リールの軸受シール構造
【発明者】 【氏名】北島 啓吾

【要約】 【課題】軸受のシール構造を回転性能の低下を抑えて安価に実現できるようにする。

【解決手段】両軸受リールの軸受シール構造36は、両軸受リールのスプールに回転不能に取り付けられたスプール軸25の一端側でリール本体に装着された軸受26aをシールする構造であって、鍔部38と、シール部37とを備えている。鍔部38は、スプール軸25の軸受装着部分よりスプール15側で他の部分より大径にリング状に形成されたものである。シール部37は、鍔部38の外周面に近接して配置された内周面を有し、リール本体に設けられたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】両軸受リールのスプールに回転不能に取り付けられたスプール軸の一端側でリール本体に装着された軸受をシールする両軸受リールの軸受シール構造であって、前記スプール軸の軸受装着部分より前記スプール側で他の部分より大径にリング状に形成された鍔部と、前記鍔部の外周面に近接して配置された内周面を有し、前記リール本体に設けられたシール部と、を備えた両軸受リールの軸受シール構造。
【請求項2】前記リール本体は、間に前記スプールが配置された1対の側板を有し、前記軸受は、前記1対の側板の一方又は前記側板に装着された側板部材から内方に突出する筒状の軸受収納部に配置されており、前記シール部は、中心に前記スプール軸が貫通しかつ前記鍔部が配置される貫通孔が形成され前記軸受収納部の内周面に装着された円板部材である、請求項1に記載の両軸受リールの軸受シール構造。
【請求項3】前記リール本体は、間に前記スプールが配置された1対の側板を有し、前記軸受は、前記1対の側板の一方又は前記側板に装着された側板部材から外方に突出する筒状の軸受収納部に配置されており、前記シール部は、前記一方の側板又は側板部材に形成され前記スプール軸が貫通しかつ前記鍔部が配置される貫通孔である、請求項1に記載の両軸受リールの軸受シール構造。
【請求項4】前記貫通孔は、前記鍔部より大径で前記鍔部の外周側に配置されるシール孔と、前記シール孔より前記軸受側に小径で形成され前記スプール軸の前記軸受に装着された部分が通過可能な通過孔とを有している、請求項2又は3に記載の両軸受リールの軸受シール構造。
【請求項5】前記シール部と前記鍔部との間の隙間は、0.1〜0.5mmの範囲である、請求項1から4のいずれかに記載の両軸受リールの軸受シール構造。
【請求項6】前記軸受と鍔部との間には、JIS K2220で規定されるちょう度番号が3以下のグリースが封入されている、請求項1から5のいずれかに記載の両軸受リールの軸受シール構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール構造、特に、両軸受リールのスプールに回転不能に取り付けられたスプール軸の一端側でリール本体に装着された軸受をシールする両軸受リールの軸受シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】両軸受リールは、一般に、リール本体と、リール本体に回転自在に支持されたスプールとを備えている。スプールにはスプール軸が固定されており、スプール軸はリール本体に回転自在に支持されている。このスプールを回転自在に支持するために、通常、玉軸受が使用されている。
【0003】海水などの腐食性液体が付着しやすくかつ砂などの異物が多い雰囲気で両軸受リールは使用されるため、リール内部の部品の腐食や性能の低下や故障を防止するためにリールを防水・防塵するシール構造にすることが望まれる。リールをシール構造にするにあたり、もっとも問題になるのは、軸受に対するシール構造である。軸受内に海水が侵入すると軸受の腐食の原因になるとともに、海水から析出した塩が軸受の球と内外輪の間に挟まって軸受の回転性能が劣化することがある。そこで、軸受への液体や異物の浸入を防止するために、弾性体製のシールが内輪と外輪との間に両者に接触するように装着されたシールド玉軸受にグリースを封入したものが、特に海で使用される両軸受リールには多く使用されている。このようなグリースを軸受内に封入することで、軸受内部への液体や異物の浸入を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の軸受シール構造では、弾性体製のシールを相対回転する両輪に接触させているので、シールと両輪のいずれかとの摩擦力によって回転性能が低下するおそれがある。しかも、見掛けの硬さ(ちょう度)が硬いグリース、つまり粘度が高いグリースが軸受内に封入されていると、グリースの影響でさらに回転性能が劣化する。回転性能が劣化すると、スプールを自由回転状態にして仕掛けを棚に下ろすとき、その沈降速度が遅くなり、あるいは仕掛けを投擲するとき、その飛距離が損なわれ、釣果にも影響がでるおそれがある。そこで、磁気シールや空気シールなどの非接触シールを使用することが考えられる。しかし、これらのシール構造は、精密な加工を要しかつコストも高くなる。
【0005】本発明の課題は、軸受のシール構造を回転性能の低下を抑えて安価に実現できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リールの軸受シール構造は、両軸受リールのスプールに回転不能に取り付けられたスプール軸の一端側でリール本体に装着された軸受をシールする構造であって、鍔部と、シール部とを備えている。鍔部は、スプール軸の軸受装着部分よりスプール側で他の部分より大径にリング状に形成されたものである。シール部は、鍔部の外周面に近接して配置された内周面を有し、リール本体に設けられたものである。
【0007】このシール構造では、回転するスプール軸に設けられた鍔部の外周面にシール部の内周面が近接して配置されるので、その隙間から液体や異物が入りにくくなる。しかも、両者は非接触であるので、回転性能が劣化しにくい。また、海水が鍔部とシール部との間に浸入して塩が両者の間に析出しても、スプール軸の回転により塩が粉砕されて回転に影響を及ぼしにくい。さらに、鍔部とシール部との簡単な構成でシールできるので、安価にシール構造を実現できる。このため、軸受のシール構造を回転性能の低下を抑えて安価に実現できる。
【0008】発明2に係る両軸受リールの軸受シール構造は、発明1に記載の構造において、リール本体は、間にスプールが配置された1対の側板を有し、軸受は、1対の側板の一方又は側板に装着された側板部材から内方に突出する筒状の軸受収納部に配置されており、シール部は、中心にスプール軸が貫通しかつ鍔部が配置される貫通孔が形成され軸受収納部の内周面に装着された円板部材である。この場合には、筒状の軸受収納部に装着された貫通孔を有する円板部材によりシール部を構成しているので、シール不良になってもシール部を簡単に交換できる。
【0009】発明3に係る両軸受リールの軸受シール構造は、発明1に記載の構造において、リール本体は、間にスプールが配置された1対の側板を有し、軸受は、1対の側板の一方又は側板に装着された側板部材から外方に突出する筒状の軸受収納部に配置されており、シール部は、一方の側板又は側板部材に形成されスプール軸が貫通しかつ鍔部が配置される貫通孔である。この場合には、側板又は側板部材に形成された貫通孔でシール部を構成でき、シール部の構成が簡素である。
【0010】発明4に係る両軸受リールの軸受シール構造は、発明2又は3に記載の構造において、貫通孔は、鍔部より大径で鍔部の外周側に配置されるシール孔と、シール孔より軸受側に小径で形成されスプール軸の軸受に装着された部分が通過可能な通過孔とを有している。この場合には、シール孔の側方にシール孔より小径の通過孔を設けることにより、シール孔と通過孔との段差部分が鍔部のエッジに沿って形成され、液体や異物が軸受側により浸入しにくくなる。
【0011】発明5に係る両軸受リールの軸受シール構造は、発明1から4のいずれかに記載の構造において、シール部と鍔部との間の隙間は、0.1〜0.5mmの範囲である。この場合には、シール部と鍔部との隙間が液体や異物が浸入するには小さくかつ加工誤差が生じても両者が接触しない程度に確保されているので、異物や液体の浸入を抑えて回転抵抗の低下を抑えることができる。
【0012】発明6に係る両軸受リールの軸受シール構造は、発明1から5のいずれかに記載の構造において、軸受と鍔部との間には、JIS K2220で規定されるちょう度番号が3以下のグリースが封入されている。この場合には、比較的軟質のグリースが内部に封入されているので、軸受の回転抵抗の劣化を抑えて軸受への液体や異物の浸入をより防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、たとえば、5号の釣り糸を300m程度巻き付け可能な中型の丸形リールである。丸形リールは、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたスタードラグ3とを備えている。リール本体1は、リール取付脚4を介して釣り竿Rに装着され得る。
【0014】リール本体1は、図2に示すように、所定の間隔をあけて配置された左右1対の側板10,11と側板10,11を連結する複数の連結部材12とを有するフレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1カバー13及び第2カバー14とを有している。フレーム5及びカバー13,14はそれぞれ金属製の部材であり表面は切削加工により形成されている。1対の側板10,11及び2つのカバー13,14は、それぞれ側面から見て略円形をなしている。側板10には、中心近傍に上側に偏芯して開口10aが形成されており、開口10aには、ブレーキケース18が装着されている。第1カバー13(側板部材の一例)には、内方に突出する筒状の軸受収納部24が形成されている。連結部材12は、両側板10,11の外周に沿う形状で両側板10,11と一体で形成された板状の部材であり、たとえばリール本体1の後部と下部と上部との3か所で1対の側板10,11を連結している。このように側板10,11と複数の連結部材12とを一体で形成することで、リール本体1に大きな荷重が作用しても撓み等の変形が生じがたく、巻上げ効率の低下が少ない。
【0015】下部の連結部材12にはリール取付脚4が装着されている。後部の連結部材12には、リールを釣り竿とともに保持するための合成樹脂製のサムレスト17が装着されている。1対の側板10,11間には、スプール15が回転自在に配置されている。側板10,11の間にはスプール15と並んでスプール15に釣り糸を均一に巻くためのレベルワインド機構16が配置されている。
【0016】側板11の外側で第2カバー14内には、ハンドル2からのトルクをスプール15に伝えるとともにハンドル2に連動してレベルワインド機構16を動作させるための回転伝達機構20と、回転伝達機構20内に設けられたクラッチ機構21とが配置されている。回転伝達機構20は、スプール15からハンドル2側にトルクが逆に伝達された場合のトルクを規制するための回転制御機構22を含んでいる。また、側板10のブレーキケース18の中心部には糸繰り出し方向に自由回転するスプール15を制動するための遠心ブレーキ機構23が配置されている。
【0017】スプール15の中心にはスプール軸25が固定されている。スプール軸25は各カバー13,14に軸受26a,26bを介して回転自在に支持されている。軸受26a,26bは、シールを有さないたとえばステンレス鋼製の玉軸受である。スプール軸25の両端は、キャスティングコントロール機構27により挟持されている。キャスティングコントロール機構27は、スプール軸25を両端で挟持する制動プレート27a,27bと、制動プレート27bが装着され軸受26b側で第2カバー14にねじ込まれた制動キャップ27cとを有している。この制動キャップ27cを回すことでスプール15の制動力を調整できる。
【0018】軸受26aは、第1カバー13の軸受収納部24に装着されている。図3に示すように、軸受収納部24の底部には、制動プレート27aが装着されている。軸受収納部24の軸受26aの内側には、シール構造36が設けられている。シール構造36は、軸受26aへの液体や異物の浸入を防止するために設けられている。シール構造36は、軸受収納部24に装着されたシール部37と、シール部37の内周面に対向してスプール軸25に形成された鍔部38とを有している。鍔部38は、スプール軸25にその両側より大径にリング状に突出して形成されている。シール部37は、中心に貫通孔39が形成された円板状の部材であり、貫通孔39をスプール軸25が貫通している。貫通孔39は、鍔部38の外周面に僅かな隙間をあけて配置されたシール孔39aと、シール孔39aより小径でかつ軸受26a装着部分のスプール軸25の径より大径の通過孔39bとを有している。シール孔39aと鍔部38との間の隙間は、0.1〜0.5mmの範囲である。このような隙間に設定すると、シール孔39aと鍔部38との隙間が液体や異物が浸入するには小さくかつ加工誤差が生じても両者が接触しない程度に確保される。このため、異物や液体の浸入を抑えて回転抵抗の低下を抑えることができる。このシール構造36と軸受26aとの間には、グリースが封入されている。封入されたグリースは、JIS K2220で規定されるちょう度番号が3以下のグリースである。このような比較的軟質(低粘度)のグリースを封入することにより、回転抵抗の増加を抑えてシール構造36から軸受26aへの液体や異物の浸入をより確実に防止できる。
【0019】回転伝達機構20は、一端にハンドル2が固定されたハンドル軸30と、ハンドル軸30の他端に回転制御機構22を介して連結されたメインギア31と、メインギア31に噛み合うピニオンギア32とを有している。ハンドル軸30は、スプール軸25と平行に配置されており、一端側が側板11に回転自在に支持されている。メインギア31は、ハンドル軸30の一端側に回転制御機構22を介して相対回転不能に連結することが可能である。このような構成では、クラッチ機構21がオンされた状態では、ハンドル2からのトルクがスプール15に直接伝達される。
【0020】クラッチ機構21は、スプール軸25の外周部にスライド自在に装着された筒状のピニオンギア32と、ピニオンギア32の一部に配置された係合溝32aと、スプール軸25に配置されたピン35とを有している。スプール軸25に沿ってピニオンギア32を摺動させて、係合溝32aをピン35と係合すれば、スプール軸25とピニオンギア32との間で回転力が伝達される。この状態がクラッチオンである。係合溝32aとピン35との係合を外せば、スプール軸25とピニオンギア32との間で回転力は伝達されない。この状態がクラッチオフである。クラッチオフ状態では、スプール15は自由に回転する。ピニオンギア32は、図示しない付勢手段により係合溝32aとピン35とが係合する方向すなわちクラッチオン状態に付勢されている。このクラッチ機構21は、第2カバー14の後部斜め上方に突出するクラッチレバー6(図1)によりクラッチオフ状態に操作される。
【0021】回転制御機構22は、ハンドル軸30を糸巻取方向にのみ回転させるローラ型のワンウェイクラッチ機構40と、スプールの糸繰り出し方向の回転に対して設定した制動力を作用させるためのドラグ機構50と、ハンドル軸30を糸巻取方向にのみ回転させる爪式のラチェット機構60とを有している。なお、ハンドル軸30の逆転(糸繰り出し方向の回転)を阻止するだけであれば、ラチェット機構60のみを設けてワンウェイクラッチ機構40を省いてもよい。しかし、ラチェット機構60は、ラチェット爪がラチェット歯車に噛み合ったり噛み合いを外れたりする動作にある程度の時間がかかる。釣りの動作に要求される迅速で滑らかな逆転阻止動作を果たすには、前記のようなワンウェイクラッチ機構40が好ましく、ワンウェイクラッチ機構40では負担できないような過大な力をラチェット機構60で負担することが有効である。
【0022】次に、釣用リールの使用時におけるリールの動作について説明する。釣り糸を繰り出す時には、クラッチレバー6によりクラッチ機構21をクラッチオフ状態にする。これによりスプール15が自由回転状態になり、ジグ(仕掛け)の自重によりスプール15が糸繰り出し方向に回転し、釣り糸がスプール15から繰り出される。ここで、スプール軸25を支持する軸受26aが非接触のシール構造36によりシールされているので、このようなスプール15の自由回転時に回転抵抗が少なくなり、ジグをすばやく海底まで下降させることができる。ジグが海底に到達するとハンドル2を糸巻取方向に回転させて、たとえばバーチカルジギングを開始する。ハンドル2を糸巻取方向に回転させると図示しないクラッチリターン機構によりクラッチオン状態になる。
【0023】バーチカルジギングを行うときには、たとえば、左の脇に釣り竿Rの図示しない後端部を挟み、リール本体1の後部に固定されたサムレスト17に左手Hの親指を置き、残りの指で釣り竿Rを掴んでリールと釣り竿Rとを保持し、左手で釣り竿Rをしゃくりつつ右手でハンドル2を高速で回す動作を繰り返す。ハンドル2を糸巻取方向に回転させると、ハンドル2の回転がハンドル軸30からワンウェイクラッチ機構40、ドラグ機構50を介してメインギア31にそのまま伝達される。このときクラッチ機構21はクラッチオン状態のため、メインギア31の回転はピニオンギア32からスプール15に伝達されて、釣り糸が巻き上げられる。このとき、ワンウェイクラッチ機構40及びラチェット機構60では、回転が糸巻取方向であるので回転を許容する。
【0024】次に、魚の引きなどで釣り糸が繰り出される際には、スプール15の回転がメインギア31に伝達され、ドラグ機構50を介してハンドル軸30およびワンウェイクラッチ機構40に伝わる。ワンウェイクラッチ機構40ではハンドル軸30の逆転が阻止される。魚の引きが弱ければ、スプール15は回転せず釣糸が引き出されることもない。そして、魚の引きが強くなりスプール15の回転力が大きくなると、伝達される回転力がドラグ機構50の設定回転抵抗力を超える。そうすると、ドラグ機構50で滑りが生じるので、メインギア31を含むスプール15側は回転を始める。このとき、スプール15には常にドラグ機構50から一定の抵抗力すなわちドラグ力が作用する。
【0025】〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、第1カバー13から内方に突出する軸受収納部24にシール構造36を配置したが、図4に示すように、軸受収納部24がブレーキケース18(側板部材の一例)から外方に突出している場合には、ブレーキケース18にシール構造36を配置してもよい。ブレーキケース18は、有底筒状に構成されており、底部18aの外面中心部に軸受収納部24が外方に突出して筒状に形成されている。軸受収納部24の先端は、ねじ込まれたキャップ24aにより閉塞されている。このキャップ24aに制動プレート27aが装着されている。図5に示すように、ブレーキケース18の底部18aの中心にシール部37を構成する貫通孔39が形成されており、貫通孔39にシール孔39aと、通過孔39bとが形成されている。シール孔39aの内周面に対向してスプール軸25に鍔部38が形成されている。このような構成のシール構造36も前述した実施形態と同様な効果を奏する。
【0026】(b)軸受収納部24がブレーキケース18の底部の内方に突出している場合には、第1カバー13の内方に突出している場合と同様に、軸受収納部24にシール構造36を配置すればよい。
(c)前記実施形態では、丸形リールを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、丸形ではない両軸受リールや電動リールにも適用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、回転するスプール軸に設けられた鍔部の外周面にシール部の内周面が近接して配置されるので、その隙間から液体や異物が入りにくくなる。しかも、両者は非接触であるので、回転性能が劣化しにくい。また、海水が鍔部とシール部との間に浸入して塩が両者の間に析出しても、スプール軸の回転により塩が粉砕されて回転に影響を及ぼしにくい。さらに、鍔部とシール部との簡単な構成でシールできるので、安価にシール構造を実現できる。このため、軸受のシール構造を回転性能の低下を抑えて安価に実現できる。
【出願人】 【識別番号】000002439
【氏名又は名称】株式会社シマノ
【出願日】 平成11年12月24日(1999.12.24)
【代理人】 【識別番号】100094145
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 由己男 (外1名)
【公開番号】 特開2001−178332(P2001−178332A)
【公開日】 平成13年7月3日(2001.7.3)
【出願番号】 特願平11−367087