| 【発明の名称】 |
根がかり解除具 |
| 【発明者】 |
【氏名】津田 眞次
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| 【要約】 |
【課題】根がかりが生じているハリスと掛けバリとの間にのみ負荷を掛けた状態で引張することで、囮鮎を逃がすことなく好適に根がかりを解除し得る。
【解決手段】所要径の棒材を成形して囮鮎32の通過を充分に許容する内径のリング状とした本体部11と、リング状本体部11の内周側に形成されて、掛けバリ24に接続する釣糸21を挟持し得る糸挟持部15と、リング状本体部11における糸挟持部15の形成側に設けた錘12と、リング状本体部11における糸挟持部15の形成側と反対側に接続した引張糸46とからなる。掛けバリ24に根がかりが生じた際には、リング状本体部11を釣糸21に通して落下させて掛けバリ24の近傍にまで到達させ引張糸46を手元側へ引張ることで、糸挟持部15が釣糸21の掛けバリ24と接続する付近を挟持して根がかりを解除する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 竿(14)から伸ばした釣糸(21)に掛けバリ(24)を接続すると共に、この釣糸(21)に分岐接続したツマミ糸(22)に鼻カン(28)を介して囮鮎(32)を接いで行なう友釣りに際し、前記掛けバリ(24)に生じた根がかりを解除するための解除具であって、所要径の棒材を成形して前記囮鮎(32)の通過を充分に許容する内径のリング状とした本体部(11)と、このリング状本体部(11)の内周側に形成されて、前記掛けバリ(24)に接続する釣糸(21)を挟持し得る糸挟持部(15)と、前記リング状本体部(11)における糸挟持部(15)の形成側に設けた錘(12)と、前記リング状本体部(11)における糸挟持部(15)の形成側と反対側に接続した引張糸(46)とからなり、前記掛けバリ(24)に根がかりが生じた際に、前記リング状本体部(11)を釣糸(21)に通して落下させることで、該本体部(11)を前記囮鮎(32)に通過させて掛けバリ(24)の近傍にまで到達させ、次いで本体部(11)に接続した前記引張糸(46)を手元側へ引張ることで、前記糸挟持部(15)により前記釣糸(21)の掛けバリ(24)と接続する付近を挟持させて前記根がかりを解除し得るよう構成したことを特徴とする根がかり解除具。 【請求項2】 竿(14)から伸ばした釣糸(21)に掛けバリ(24)を接続すると共に、この釣糸(21)に分岐接続したツマミ糸(22)に鼻カン(28)を介して囮鮎(32)を接いで行なう友釣りに際し、前記掛けバリ(24)に生じた根がかりを解除するための解除具であって、所要径の棒材を成形して前記囮鮎(32)の通過を充分に許容する内径のリング状とした本体部(34,48)と、このリング状本体部(34,48)の内周側に形成されて、前記掛けバリ(24)に接続する釣糸(21)を挟持し得る糸挟持部(39,52)と、前記リング状本体部(34,48)の一個所に形成されて、前記釣糸(21)が該本体部(34,48)の内側へ通過するのを許容するスリット(34a,48a)と、前記リング状本体部(34,48)の外周側に取付けられて、半径方向に延出する操作棒(36,50)とからなり、前記掛けバリ(24)に根がかりが生じた際に、前記釣糸(21)を前記スリット(34a,48a)を介してリング状本体部(34,48)の内側へ通過させ、前記操作棒(36,50)を操って前記リング状本体部(34,48)を前記囮鮎(32)に通過させた後に掛けバリ(24)の近傍まで近接させ、前記糸挟持部(39,52)により前記釣糸(21)の掛けバリ(24)に接続する付近を挟持させてから該操作棒(36,50)を手元側へ引張ることで前記根がかりを解除し得るよう構成したことを特徴とする根がかり解除具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、鮎の友釣りにおいて、根がかりを生じた際にこれを解除するための根がかり解除具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】5月から6月の解禁シーズンになると各地で鮎の川釣りが行なわれる。この鮎釣りには各種の釣法があるが、その最も一般的なものとして「友釣り」がある。この「友釣り」は、図11に示すように、竿14に天井糸16、道糸18、先糸20、ツマミ糸22からなる釣糸21が接続され、最後に掛けバリ24を取付けた所要長さのハリス26が締結される。このハリス26の上流側であって先糸20に分岐接続されるツマミ糸22には、先糸20に近接した部分に鼻カン28が取付けられると共に所定間隔をおいた下流側に逆さバリ30が締結される。この鼻カン28および逆さバリ30には囮鮎32が取り付けられ、この囮鮎32を河川に流すことにより、海から遡上してなわばりをもった別の鮎(図示せず)が、囮鮎32をなわばりから排除しようと攻撃してくる性質を利用して釣り上げるものである。 【0003】この「友釣り」においては竿14や前記釣糸21等の操作が必要となるが、この操作の際に、前記掛けバリ24が河川の水草や枝等に引掛かる所謂根がかりが生じてしまうことがある。この根がかりが生ずると、該掛けバリ24を外すのに少なからず労を要することになる。この場合、竿14を手前に引いて掛けバリ24を外そうとすると、先糸20や道糸18等の釣糸21およびその締結部分に引張力が掛かるため、該締結部分や釣糸21の延在部分で切れてしまうことがある。該先糸20や道糸18は、竿14からみた場合に前記ツマミ糸22よりも上流側にあるため、この道糸18等が切断された場合には、友釣りに必要な囮鮎32を逃がしてしまうことになる。 【0004】そこで、このような不具合を解消することを目的とした根がかりの解除具が商品化されるに至っている。すなわち該解除具40は、図8に示すように、糸の巻取りに供される円盤状のラインスプール42と、所要径の棒材を所謂涙型を呈するリング状に屈曲成形したステンレスリング44および該ラインスプール42に巻回された引張糸46とからなるものである。この引張糸46は前記道糸18等の釣糸21と同様の材質からなるものであって、ラインスプール42から導出される該引張糸46の他端部が、ステンレスリング44が鋭角に屈曲された部分の頂点位置に締結されている。そして釣りの最中に根がかりが生じた際には、該解除具40を竿14の柄の部分に通し天井糸16、道糸18、先糸20を通って囮鮎32を通過させ、図9(a)に示す如く、根がかりが生じている掛けバリ24の近辺に到達させる。この時点で釣人が引張糸46を介して解除具40を数回シャクリ上げることより、ツマミ糸22や先糸20等が引張される同時に掛けバリ24が引張されて根がかりが外されることになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記根がかりの解除具40は、前述したように、ステンレスリング44の全体が涙型に曲折成形されている。このため掛けバリ24に到達させた解除具40をシャクリ上げた際には、図9(b)に示すように、該ステンレスリング44の鋭角部分が引張糸46を介して引張されると同時に、該鋭角部分と対峙する湾曲部がハリス26等に当接してこれを引張する。しかしながらこの場合には、解除具40がハリス26に沿って摺動することになる。すなわち解除具40とハリス26との間には、両者を相互に支持固定しておく手段がないため、該解除具40をシャクリ上げる都度に釣糸21を構成するツマミ糸22や先糸20および道糸18も同時に引張してしまう。このため、シャクリ動作を反復する間に該ハリス26以外の釣糸21に対しても引張時の負荷が不用意に掛かってしまい、図10に示す如く、囮鮎32を取付けたツマミ糸22よりも上流側の釣糸21で切断されてしまうことがある。 【0006】なお、根がかりの状態が比較的浅いなどの条件によっては当該解除具40で掛けバリ24を解除すると同時に囮鮎32を回収できる場合もある。しかしながら、ハリス26を引張した際にツマミ糸22や先糸20等を同時に引張してこれらに負荷を掛けること自体は、単に竿14を手前に引寄せて根がかりを解除しようとする状況と何ら変わらず、前述した不具合を充分に解決したとは云えないのが現状である。しかも鮎釣りの大会等では一尾の差で勝敗を決することもあり、この囮鮎32を逃がしてしまうような糸の切れ方は好ましくないので極力これを避けなければならない。 【0007】 【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在している前記解決課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、根がかりが生じているハリスと掛けバリとの間にのみ負荷を掛けた状態で引張することで、囮鮎を逃がすことなく好適に根がかりを解除し得るようにした根がかり解除具を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため本発明に係る根がかり解除具は、竿から伸ばした釣糸に掛けバリを接続すると共に、この釣糸に分岐接続したツマミ糸に鼻カンを介して囮鮎を接いで行なう友釣りに際し、前記掛けバリに生じた根がかりを解除するための解除具であって、所要径の棒材を成形して前記囮鮎の通過を充分に許容する内径のリング状とした本体部と、このリング状本体部の内周側に形成されて、前記掛けバリに接続する釣糸を挟持し得る糸挟持部と、前記リング状本体部における糸挟持部の形成側に設けた錘と、前記リング状本体部における糸挟持部の形成側と反対側に接続した引張糸とからなり、前記掛けバリに根がかりが生じた際に、前記リング状本体部を釣糸に通して落下させることで、該本体部を前記囮鮎に通過させて掛けバリの近傍にまで到達させ、次いで本体部に接続した前記引張糸を手元側へ引張ることで、前記糸挟持部により前記釣糸の掛けバリと接続する付近を挟持させて前記根がかりを解除し得るよう構成したことを特徴とする。 【0009】また前述した課題を解決し、所期の目的を好適に達成するための別の発明に係る根がかり解除具は、竿から伸ばした釣糸に掛けバリを接続すると共に、この釣糸に分岐接続したツマミ糸に鼻カンを介して囮鮎を接いで行なう友釣りに際し、前記掛けバリに生じた根がかりを解除するための解除具であって、所要径の棒材を成形して前記囮鮎の通過を充分に許容する内径のリング状とした本体部と、このリング状本体部の内周側に形成されて、前記掛けバリに接続する釣糸を挟持し得る糸挟持部と、前記リング状本体部の一個所に形成されて、前記釣糸が該本体部の内側へ通過するのを許容するスリットと、前記リング状本体部の外周側に取付けられて、半径方向に延出する操作棒とからなり、前記掛けバリに根がかりが生じた際に、前記釣糸を前記スリットを介してリング状本体部の内側へ通過させ、前記操作棒を操って前記リング状本体部を前記囮鮎に通過させた後に掛けバリの近傍まで近接させ、前記糸挟持部により前記釣糸の掛けバリに接続する付近を挟持させてから該操作棒を手元側へ引張ることで前記根がかりを解除し得るよう構成したことを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係る根がかり解除具につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお従来技術と同一の部材については、同一の符号で示すこととする。 【0011】実施例に係る根がかり解除具10は、図1に示すように、その本体部11が、所要長さの棒材を前記囮鮎32の通過を充分に許容する内径のリング状に成形されている。すなわち該本体部11は、例えばステンレスを材質とする断面円形の棒材であって、これが所謂ラケット状に屈曲されている。また本体部11の内周側には、掛けバリ24を設けた前記ハリス26等の釣糸21を挟持し得る糸挟持部15が形成されている。すなわち該糸挟持部15は、リング状本体部11の各両端部を近接させた後に同一方向に整列して屈曲し、その端部を所定範囲で重畳してなるものであって、該糸挟持部15から湾曲部に延在する部位が緩やかな円弧状に拡開する形状となっている。このため釣糸21が該スリット挟持部15に介在した場合には、図2に示す如く、前記道糸18や先糸20等の各糸の太さに対応して該釣糸21が挟持されるようになっている。なおこの本体部11には、従来技術で説明した引張糸46が、後述する如く締結されている。また該引張糸46は、前記ラインスプール42と同様の糸の巻取り部材で巻取られるよう構成されている。また該スリット挟持部15の表面部分に、例えばソフトなコーティングを施したりあるいはチューブ等の部材(図示せず)を被覆することで、当該挟持部15で挟持された釣糸21を保護するようにしてもよい。 【0012】またリング状本体部11における前記スリット挟持部15の形成側には、錘12が設けられている。すなわちこの錘12は、糸挟持部15の周辺から本体部11に掛けて外側に広がる仮想平面部に設定されるものであって、例えばダイカスト用の亜鉛合金のような材質が好適に採用される。この設定される仮想平面部は、図に示すように、屈曲端部から延在方向に沿って僅かに離間する位置で半円弧状に形成されると共に、この半円弧状の周縁部から該屈曲端部に沿って前記本体部11の外周面に向けて平行に延在する範囲である。この範囲内において当該錘12が、本体部11を形成する棒材の直径と略同一の厚みを有する板状に成形されている。なお錘12の材質としてはこのダイカスト用亜鉛合金に限定されるものではなく、例えば低融点でかつ形成の容易な鉛や錫あるいはこれらの合金材料も好適に採用されると共に、形状自体もこれに限定されるものではない。 【0013】また前記本体部11における糸挟持部15の形成側と反対側には、引張糸46が接続されている。この引張糸46は従来と同様に、釣糸21と同様の材質からなるものであって、該本体部11に穿設された孔13に一端部が挿通されて締結されている。そして後述する如く、前記掛けバリ24に根がかりが生じた際には、然るべき手順の後に該引張糸46を手元側に引張することで根がかりを解除するよう構成されている。 【0014】図3は、前記根かがり解除具の別実施例を示すものであって、第1実施例における本体部11と同様の機能を果たす本体部34が、更に直径の小さい棒材によって所定形状に屈曲成形されると共に、該本体部34が操作棒36の先端部に配設されている。このうち本体部34は、図に示すように、真直方向に所要長さだけ延在させた一端部から鮎の通過を充分に許容する内径のリング状に屈曲成形され、またその他端部が、該真直部から更に約1/4周分だけ延在して重畳するように形成されている。本体部34が約1/4周分だけ重畳する部分は、前記釣糸21が該本体部34の内周側へ通過するのを許容するスリット34aとなる。 【0015】また前記スリット34aと対応する内周側には、円弧状の棒材38が配設されている。すなわち該棒材38は、本体部34と略同径の棒材を該本体部34よりも若干小さい曲率で屈曲成形したものであって、その円弧状の一端部が本体部34の内周側に内接されると共に、該一端部から他端部に向けて除々に本体部34から離間するよう配設されている。従ってこの棒材38および本体部34とにより、掛けバリ24に接続する釣糸21を挟持し得る糸挟持部39が形成される。この糸挟持部39にも、その表面部分に、例えばソフトなコーティングを施したりあるいはチューブ等の部材(図示せず)を被覆するようにしてもよい。 【0016】更に前記リング状本体部34の外周側には、該本体部34の半径方向に延出した状態で操作棒36が取付けられている。この操作棒36は、図に示す如く、伸縮可能なロッドアンテナ状の棒材であって、糸挟持部39の狭窄部から本体部34の接線方向に延出した方向に沿って取付けられている。なおこの場合のリング状本体部34は、前記真直部を操作棒36の延出端部に挿通し得るようになっており、必要に応じて該本体部34を操作棒36から着脱できるよう構成されている。 【0017】図4は、前記根かがり解除具の更に別の実施例を示すものであって、第1実施例における本体部11と同様の機能を果たす本体部48が、更に直径の小さい棒材によって湾曲状に成形されると共に、該本体部48が操作棒50の先端部に配設されている。このうち本体部48は、真直方向に所要長さだけ形成された一端部を基点として前記第1実施例と同様の湾曲部をなすリング状に成形され、所要位置において同一平面上で180度に曲折されることで、釣糸21を挟持し得る糸挟持部52が形成されている。またこの一端部に対する他端部は、該糸挟持部52を対称軸としてリング状に成形されると共に、真直部から形成された湾曲部と一部重畳するよう延在されている。この重畳した部分は、前記釣糸21が該本体部34の内周側へ通過するのを許容するスリット48aとして構成される。 【0018】なおこの場合の糸挟持部52にも、その表面部分に、例えばソフトなコーティングを施したりあるいはチューブ等の部材(図示せず)を被覆するようにしてもよい。また操作棒50は伸縮可能なロッドアンテナ状の棒材であって、該糸挟持部52の形成側に沿って取付けられている。すなわちこの場合の操作棒50は、本体部48を挟んで糸挟持部52と対向する位置に配設されている。更に本体部48の真直部分は、操作棒50の延在端部に対して着脱自在に配設される。 【0019】 【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る根がかり解除具の作用につき説明する。ハリス26に取付けた前記掛けバリ24に根がかりが生じた際には、解除具10のリング状本体部11を、竿14の柄の部分から天井糸16、道糸18、先糸20を通して落下させる。これにより解除具10は、図5(a)に示す如く、囮鮎32を通過して該掛けバリ24の近傍に到達する。この釣糸21あるいは囮鮎32を通過している際の解除具10は、前記錘12が下方に位置しつつ湾曲部が道糸18や先糸20に略接触した状態で滑落する。 【0020】前記解除具10が掛けバリ24に到達するまでの間は、リング状本体部11に接続した前記引張糸46が前記ラインスプール42の回転と共に引出され、該解除具10が掛けバリ24の近傍に到達した時点で該ラインスプール42の回転が停止する。すなわち解除具10を引張するタイミングは、該解除具10が掛けバリ24に到達した時点であり、その状態がラインスプール42の回転の停止によって判断される。この時点で引張糸46を手元側へ引張することにより、図5(b)に示す如く、解除具10のリング状本体部11が移動して湾曲部が上方に引張されると共に糸挟持部15の間にハリス26が介在することになる。 【0021】この糸挟持部15は、前述したように、相互に近接する部位が円弧の接線方向で重畳するよう成形されている。このため解除具10を引張した際にはリング状本体部11が所定方向に回転し、掛けバリ24に接続された付近のハリス26が相対的に糸挟持部15の間に介在して挟持される。しかもこの動作自体は、解除具10が掛けバリ24に到達した位置から上方に僅かに引張するだけでハリス26を挟持することができる。なお、前述した如く、糸挟持部15にソフトコーティングあるいはチューブ等の部材を設けた場合には、ハリス26が不用意に損傷されるのを好適に防止することができる。 【0022】この状態において、前記引張糸46を引張して解除具10を数回シャクリ上げることにより、糸挟持部15で挟持された位置から掛けバリ24に至る部分までのハリス26に引張力が掛かると共に、道糸18や先糸20あるいは囮鮎32を取付けたツマミ糸22に負荷が掛からない状態でリング状本体部11を引張することができる。これによって、図6に示す如く、掛けバリ24の根がかりが解除される。なお根がかりが深い状態では、図7に示すように、掛けバリ24を根がかり位置に残したままハリス26が途中で破断されることもあるが、ツマミ糸22や先糸20等には負荷が掛からないために、少なくとも囮鮎32を逃がすと云った事態は回避される。 【0023】また図3に示す解除具10では、前記スリット34aを介して釣糸21をリング状本体部34の内側へ通過させ、前記操作棒36を操って該本体部34を前記囮鮎32に通過させた後に、該本体部34を掛けバリ24の近傍まで到達させる。そして掛けバリ24に接続する付近のハリス26を糸挟持部39に挟持させてから、前記操作棒36を手元側に引張ることで根がかりを解除する。更に図4に示す解除具10では、図3に示す解除具10と同様にリング状本体部48での重畳部分を介して釣糸21を挿通状態とし、囮鮎32を通過させて掛けバリ24に接続するハリス26を前記糸挟持部52で挟持する。この状態で操作棒50を手元側に引張ることにより根がかりを解除する。 【0024】 【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る根がかり解除具では、囮鮎を取付けたツマミ糸から下流側に位置するハリスを本体部の糸挟持部で挟持できるよう構成されている。このため根がかりが生じた場合であっても、このツマミ糸と共にハリスの上流側に締結された先糸および道糸等に負荷を掛けることなく根がかりを解除することができ、同時に該ツマミ糸に取付けた囮鮎を逃がしてしまうと云った不具合を解消することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599163492 【氏名又は名称】津田 眞次
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| 【出願日】 |
平成11年11月19日(1999.11.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076048 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 喜幾
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| 【公開番号】 |
特開2001−145448(P2001−145448A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月29日(2001.5.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−330237 |
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