| 【発明の名称】 |
釣竿支持装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 由朗
【氏名】平野 高志
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| 【要約】 |
【課題】釣竿の支持状態を容易且つ迅速に解除することができる釣竿支持装置の提供を目的としている。
【解決手段】本発明の釣竿支持装置1は、固定状態で設置され、釣竿50を支承する竿受部15を有する装置本体2と、釣竿50に着脱自在に装着される竿固定部4と、装置本体2に設けられ、竿固定部4が係脱自在に係止して装着される装着部11と、竿固定部4と装着部11との係止状態を解除する操作部材24とを具備し、操作部材24は、装着部11に対する竿固定部4の抜去方向に略沿ってスライドすることにより、竿固定部4と装着部11との係止状態を解除することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 固定状態で設置され、釣竿を支承する竿受部を有する装置本体と、釣竿に着脱自在に装着される竿固定部と、装置本体に設けられ、竿固定部が係脱自在に係止して装着される装着部と、竿固定部と装着部との係止状態を解除する操作部材と、を具備し、前記操作部材は、装着部に対する竿固定部の抜去方向に略沿ってスライドすることにより、竿固定部と装着部との係止状態を解除することを特徴とする釣竿支持装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、船縁等に取り付け固定されて釣竿を着脱自在に支持する釣竿支持装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、釣竿支持装置は、船縁に取り付け固定される装置本体と、釣竿に着脱自在に装着される竿固定部とからなる。前記装置本体は、釣竿を支承する略U字状の竿受部と、竿固定部が着脱自在に装着される装着部とを備えており、釣竿に取り付いた前記竿固定部が前記装着部に装着されることにより、釣竿を船縁に対して支持する。 【0003】このような構造の釣竿支持装置は、例えば特開平10−75698号公報に開示されている。この公報に開示されている釣竿支持装置の竿固定部には、釣竿と一緒に握持できる位置に、ハンドルが回動可能に設けられている。そして、竿固定部が装置本体の装着部に装着(係止)されている状態(置き竿の状態)で、ハンドルを上方に回動させると、装着部と竿固定部との係止状態が解除されるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公報に開示されている釣竿支持装置では、釣竿と一緒に握持できる竿固定部の部位に、装着部と竿固定部との係止状態を解除するためのハンドルが設けられているため、ハンドルと釣竿とを握持して、ハンドルを上方に回動させつつ竿固定部を装着部から真上に抜き上げれば、装着部と竿固定部との係止状態が解除されて、釣竿支持装置による釣竿の支持状態を解除することができる。 【0005】すなわち、置き竿の状態から、釣竿を握持するとともに、握持した手の指をハンドルに引掛けてハンドルを引き上げるように回動操作すると、竿固定部と装置本体との係止状態が外れて釣竿を持ち上げることができるようになる。 【0006】しかし、ハンドルの回動操作によって装着部と竿固定部との係止状態が解除される(ハンドルを回動操作しなければ係止状態が解除されない)前記公報の構成では、ハンドルを指で握り込む方向(回動方向)と、竿固定部を装着部から抜き上げる方向(略真上の方向)とが一致せず、そのため、抜き上げ操作がしづらくなるといった問題がある。 【0007】すなわち、ハンドルを指で引き上げるように回動操作させると、その引き上げ量(回動量)に伴ってハンドルに対する指の当接位置(引掛け位置)が外方に逃げて変化し易く、また、ハンドルに対する指の引き上げ力の作用方向が斜め上方となってしまうため、釣竿とハンドルとに操作力をうまく伝達することができなくなり(力の伝達効率が悪くなり)、操作にある程度慣れていなければ、釣竿の支持状態を容易且つ迅速に解除することができない。 【0008】また、ハンドルを指で握り込む方向と竿固定部を装着部から抜き上げる方向とが一致していないと、特に手がコマセ等で汚れている場合には、竿固定部を装着部から抜き上げる際に、手が滑って、指がハンドルから外れたり、釣竿を落としてしまう虞もある。 【0009】本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、釣竿の支持状態を容易且つ迅速に解除することができる釣竿支持装置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明の釣竿支持装置は、固定状態で設置され、釣竿を支承する竿受部を有する装置本体と、釣竿に着脱自在に装着される竿固定部と、装置本体に設けられ、竿固定部が係脱自在に係止して装着される装着部と、竿固定部と装着部との係止状態を解除する操作部材とを具備し、前記操作部材が、装着部に対する竿固定部の抜去方向に略沿ってスライドすることにより、竿固定部と装着部との係止状態を解除することを特徴とする。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。 【0012】図1〜図3は本発明の第1の実施形態を示している。図1は本実施形態に係る釣竿支持装置1によって釣竿50を船縁20に対して支持した状態を示している。図示のように、釣竿支持装置1は、船縁20に取り付け固定される装置本体2と、釣竿50に着脱自在に装着される竿固定部(クランプ)4とからなる。 【0013】装置本体2は基台3を備えている。基台3には、万力7によって船縁20に取り付け固定される固定部5と、竿固定部4が着脱自在に装着される装着部11とがそれぞれ一体的に設けられている。また、基台3には、前方に向かって延びる腕部13が設けられている。この腕部13の前端には、釣竿50を支承する略U字状の竿受部15が設けられている。なお、装着部11には、竿固定部4の後述する係止部材17が係脱自在に係止される軸部9が設けられている。 【0014】一方、竿固定部4は、装着部11に着脱自在に装着される本体23と、この本体23との間で釣竿50を挟持する固定部材20とからなる。本体23は、装着部11に対して着脱される筒状の着脱部23aと、固定部材20と協働して釣竿50を挟持する挟持部23bとを有している。なお、図2および図3に詳しく示されるように、着脱部23aの下端周縁部には、装着部11の軸部9に回動可能に係合するU字状の2つの切り欠き31,31が対向して設けられている。 【0015】また、本体23の両側にはそれぞれ螺子杆22が揺動自在に取り付けられており(図では、片側の螺子杆22のみが示されている)、2つのナット部材21が固定部材20側から対応する螺子杆22に捩じ込まれることにより、固定部材20が本体23に対して取り付けられている。具体的には、ナット部材21は、固定部材20に設けられた貫通孔を通じて、螺子杆22に螺合される。また、2つあるナット部材21の一方は、固定部材20に形成された切り欠き20aを通じて、螺子杆22とともに側方に揺動できるようになっている。したがって、この構成の場合、竿固定部4は、例えば以下のようにして釣竿50に装着される。 【0016】すなわち、まず、ナット部材21を緩め、一方のナット部材21を螺子杆22とともに固定部材20の切り欠き20aから側方に揺動せしめて固定部材20から離脱させる。そして、その状態で、今度は、固定部材20を、他方のナット部材21およびこれが螺合する螺子杆22とともに、前記一方のナット部材21の揺動方向と反対方向に揺動せしめ、釣竿50を本体23の上方から挟持部23b上に載置できるようにする。続いて、釣竿50を挟持部23b上に載置した後、固定部材20を釣竿50の上側から釣竿50に当て付け、固定部材20と挟持部23bとの間で釣竿50を挟み込む。その後、ナット部材21を締め付ければ、固定部材20と挟持部23bとの間で釣竿50が挟持され、結果的に、竿固定部4が釣竿50に装着される。 【0017】また、竿固定部4の本体23は、装着部11の軸部9に係脱可能に係止される回動可能な係止部材17と、係止部材17を回動させて係止部材17と軸部9との係止状態を解除する操作レバー(操作部材)24とを有している。この場合、係止部材17は、着脱部23a内に位置し、着脱部23aに固設された支軸18に回動可能に軸支されている。支軸18は、着脱部23aの切り欠き31が軸部9に係合した状態で、その中心が軸部9の中心から偏心するように設けられている。また、操作レバー24は、着脱部23aの高さ方向(装着部11に対する竿固定部4の抜去方向)に沿って形成されたスライド溝29(図3参照)と係合しており、このスライド溝29に沿ってスライドできる。なお、操作レバー24は、釣竿50と一緒に握持できる位置に、指掛け部24aを有している。 【0018】図2および図3に詳しく示されるように、係止部材17には、装着部11の軸部9に係脱自在に係止されるU字溝状の係止部17aと、軸部9と当接して軸部9を係止部17aへと案内するガイド面39とが設けられている。また、係止部材17には長溝33が形成されており、この長溝33には操作レバー24に設けられたピン35が貫通状態で係合している。また、係止部材17は、支軸18に巻回保持されたバネ27によって、図中時計回りに回動する方向(係止部17aを軸部9に係止させる方向、操作レバー24をスライド溝29の下端位置に突き当てる方向)に付勢されている。この場合、バネ27は、その一端が着脱部23aの内壁面に当て付けられるとともに、他端が係止部材17に係止されている。 【0019】次に、上記構成の釣竿支持装置1の作用について説明する。 【0020】装置本体2の固定部5が船縁20に固定され、釣竿50に装着された竿固定部4が装着部11に装着された図1の置き竿状態では、バネ27の付勢力によって、係止部材17の係止部17aが軸部9に係止されるとともに、操作レバー24がスライド溝29の下端位置に突き当てられている(図2も参照)。つまり、釣竿50が釣竿支持装置1によって支持されている。 【0021】この図1の状態から、釣竿50の支持状態を解除する場合には、まず、釣竿50を握持するとともに、握持した手の指を操作レバー24の指掛け部24aに引掛ける。その状態が図2に示されている。 【0022】この図2の状態から、操作レバー24を上側にスライド操作しつつ、竿固定部4を装着部11から真上に抜き上げると、図3に示されるように、バネ27の付勢力に抗して係止部材17が上側(反時計回り)に回動するとともに、係止部17aおよび切り欠き31が軸部9から外れ、装着部11と竿固定部4との係止状態が解除される。この時、操作レバー24の操作方向と装着部11に対する竿固定部4の抜き上げ方向とが一致するため、竿固定部4は装着部11から容易に外れ、釣竿50を簡単に持ち上げることができる。また、長溝33内でピン35が移動できるため、操作レバー24のスライドを確実且つ滑らかに行なえる。 【0023】なお、装着部11から竿固定部4が完全に外れた状態で、操作レバー24から指を離すと、係止部材17はバネ27の付勢力によって再び元の位置まで回動して、操作レバー24がスライド溝29の下端位置まで引き戻される。 【0024】一方、装着部11に竿固定部4を装着する場合には、操作レバー24を操作することなく、単に竿固定部4を装着部11側に押し込めば良い。具体的には、着脱部23aの切り欠き31が軸部9と係合するように、着脱部23aを装着部11に押し込む。この時、係止部材17に形成されたガイド面39が軸部9に押し付けられ、その押し付け力によって係止部材17がバネの付勢力に抗して反時計回りに回動する(軸部9と支軸18とが偏心しているため)。この回動によって、操作レバー24は上方にスライドされ、また、軸部9はガイド面39に沿って係止部17aへと案内される。そして、切り欠き31の端部が軸部9に突き当たって、係止部17aが軸部9に係止されると、押し付け力の全てが軸部9によって受け止められて係止部材17に作用しなくなるため、係止部材17がバネ27の付勢力によって元の位置まで時計回りに回動して、操作レバー24がスライド溝29の下端位置まで押し戻される(図1および図2の状態)。 【0025】以上説明したように、本実施形態の釣竿支持装置1において、竿固定部4(本体23)と装置本体2(装着部11)との係止状態を解除する操作レバー24は、竿固定部4の高さ方向すなわち装置本体2に対する竿固定部4の抜去方向に沿って形成されたスライド溝29と係合し、このスライド溝29に沿ってスライドできるようになっている(操作レバー24のスライド操作によって装置本体2と竿固定部4との係止状態が解除されるようになっている)。したがって、操作レバー24の操作方向と装置本体2に対する竿固定部4の抜き上げ方向とが一致し、竿固定部4を装置本体2側から容易に取り外して釣竿50の支持状態を簡単に解除することができる。 【0026】すなわち、操作レバー24の無理のない自然な引き上げ操作が可能となり、操作レバー24に当接する指の位置が安定する。つまり、操作レバー24の引き上げ量に伴って操作レバー24に対する指の引掛け位置が外方に不必要に逃げて変化することがなくなる。したがって、釣竿50と操作レバー24とに操作力を効率良く伝達することができ、竿固定部4を装置本体2から容易且つ迅速に取り外すことができる。 【0027】また、このように、操作レバー24に対して力をかけ易くなれば、操作レバー24(指掛け部24a)を短く形成することが可能になる。すなわち、1本の指で操作レバー24を操作することも可能になる。そのため、その分、釣竿50をしっかり握ることができ、竿固定部4を装置本体2側から抜き上げる際に、手が滑って、指が操作レバー24から外れたり、釣竿50を落としてしまうといった事態を防止できる。 【0028】なお、本実施形態の操作レバー24の移動量と従来の操作レバー100の移動量との対比が図7に示されている。前述したように、本実施形態の操作レバー24は、上下にスライドすることにより支軸18を中心に係止部材17を回動させて竿固定部4を装置本体2に対して係脱させるものである。これに対し、従来の操作レバー100は、軸部9に係脱する係止部材17を兼ねており、支軸18を中心に回動して竿固定部4を装置本体2に対して係脱させるものである。ここで、操作レバー24の移動量をL’とし、また、操作レバー24の移動の両終端と同一の係脱状態を得るために必要な操作レバー100の移動量をLとすると、明らかに、本実施形態の操作レバー24の移動量の方が距離Xだけ少なくて済む。すなわち、同一の係脱状態で比較した場合、本実施形態のスライド操作レバー24のストロークL’は従来の回動操作レバー100のストロークLよりもXだけ短い。したがって、操作レバー24の移動範囲を大きく確保しなくて済むとともに、着脱機構(装置本体2に対して竿固定部4を係脱(着脱)する機構)を設けるためのスペースを減らすことができ、結果的に、釣竿支持装置1をコンパクトにできる。 【0029】図4および図5は本発明の第2の実施形態を示している。なお、本実施形態は、装着部11と竿固定部4との係脱構造のみが第1の実施形態と異なる。したがって、以下、第1の実施形態と共通する構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。 【0030】図4に示されるように、本実施形態において、操作レバー24は装置本体2の装着部11側に設けられている。具体的には、操作レバー24は、装着部11にその高さ方向(装着部11に対する竿固定部4の抜去方向)に沿って形成されたスライド溝60(図5参照)と係合しており、このスライド溝60に沿ってスライドできる。 【0031】また、装着部11には、操作レバー24のスライドによって回動されるカム部材51と、カム部材51と係合可能に配置されたロック部材50とが設けられている。この場合、カム部材51は、装着部11に固設された支軸54に回動可能に軸支されている。また、ロック部材50は、装着部11に固設された支軸53に回動可能に軸支されている。また、カム部材51とロック部材50は、圧縮バネ52によって互いに連結されている。また、竿固定部4の本体23の着脱部23aには、ロック部材50と係合可能な軸部40が設けられている。 【0032】カム部材51は、ロック部材50の後述する第2の係合部57と係脱自在に係合する凸部55を有している。また、カム部材51には長溝59が形成されており、この長溝59には操作レバー24に設けられたピン35が貫通状態で係合している。 【0033】ロック部材50は、竿固定部4の軸部40と係脱自在に係合するU字溝状の第1の係合部58と、カム部材51の凸部55と係脱自在に係合する第2の係合部57とを有している。また、ロック部材50には、凸部55と当接して凸部55を第2の係止部57へと案内するガイド面56が設けられている。 【0034】次に、上記構成の釣竿支持装置の作用について説明する。 【0035】竿固定部4が装着部11に装着されて釣竿50が支持された図4の状態では、竿固定部4の軸部40がロック部材50の第1の係合部58と係合し、ロック部材50の第2の係合部57にカム部材51の凸部55が係合して、圧縮バネ52が引き伸ばされている。この場合、第2の係合部57と凸部55との係合状態は、カム部材51を図中時計回りに付勢するとともにロック部材50を図中反時計回りに付勢する圧縮バネ52によって保持される。また、圧縮バネ52の付勢力は、カム部材51を介して、操作レバー24をスライド溝60の下端位置に突き当てた状態に保持する。 【0036】図4の状態から、釣竿50の支持状態を解除する場合には、釣竿50を握持するとともに、握持した手の指を操作レバー24の指掛け部24aに引掛けて、操作レバー24を上側にスライド操作する。これにより、圧縮バネ52の付勢力に抗してカム部材51が上側(反時計回り)に回動し、第2の係合部57と係合する凸部55がロック部材51をバネ52の付勢力に抗して下側(時計回り)に回動させるようになる。そして、凸部55によってロック部材51が所定量時計回りに回動されると、凸部55が第2の係合部57を乗り越えてここから離脱する。 【0037】凸部55が第2の係合部57から離脱すると、ロック部材50を時計回りに回動させる力が解除されるため、ロック部材50は、カム部材51の回動によってカム部材51側に引き寄せられるバネ52の付勢力により、反時計回りに回動されるようになる。そして、バネ52が元の自然状態(弾性変形していない状態)に回復されるまで、ロック部材50が反時計回りに回動されると、第1の係合部58の開口が上側に向けられ、第1の係合部58の開口から竿固定部4の軸部40を離脱させることができるようになる。したがって、この状態で、竿固定部4を装着部11側から抜き上げれば、釣竿50の支持状態を解除して釣竿50を持ち上げることができる。 【0038】無論、本実施形態の場合も、操作レバー24の操作方向と装着部11に対する竿固定部4の抜き上げ方向とが一致するため、操作レバー24を上側にスライド操作しつつ竿固定部4を装着部11から抜き上げれば、竿固定部4を装着部11から容易に外すことができ、釣竿50を簡単に持ち上げることができる。また、長溝59内でピン35が移動できるため、操作レバー24のスライドを確実且つ滑らかに行なえる。 【0039】一方、装着部11に竿固定部4を装着する場合には、操作レバー24を操作することなく、単に竿固定部4を装着部11側に押し込めば良い。具体的には、竿固定部4の軸部40がロック部材50の第1の係合部58の内面に押し当たるように、竿固定部4を装着部11側に押し込む。これにより、ロック部材50が時計回りに回動し、この回動に伴って、ロック部材50とバネ52を介して連結されたカム部材51も時計回りに回動される。このようにカム部材51が時計回りに僅かに回動されると、カム部材51の凸部55がロック部材50のガイド面56に突き当たるようになる。凸部55がガイド面56に突き当たった状態で、ロック部材51がさらに時計回りに回動されると、カム部材51は、凸部55に作用するガイド面56からの反力によって、今度は反時計回りに回動されはじめる。この互いに相反する両者50,51の回動によって、凸部55がガイド面56に沿って第2の係合部57へと案内され、また、圧縮バネ52が伸長され続ける。そして、ガイド面56の案内によって凸部55が第2の係合部57に係合すると、第1の係合部58の開口がカム部材51と対向して内側を向くようになり、第1の係合部58からの軸部40の抜けが防止されて、装着部11に竿固定部4が完全に装着される。この状態は、圧縮バネ52の付勢力によって保持される。また、この状態では、操作レバー24がスライド溝60の下端位置に押し当てられる(図4参照)。 【0040】このように、本実施形態においても、操作レバー24の操作方向と装着部11に対する竿固定部4の抜き上げ方向とが一致しているため、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。 【0041】図6は本発明の第3の実施形態を示している。なお、本実施形態も、装着部11と竿固定部4との係脱構造のみが第1の実施形態と異なる。したがって、以下、第1の実施形態と共通する構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。 【0042】図示のように、本実施形態において、操作レバー24は、第1の実施形態と同様、竿固定部4の着脱部23a側に設けられている。具体的には、操作レバー24は、着脱部23aにその高さ方向(装着部11に対する竿固定部4の抜去方向)に沿って形成されたスライド溝(図示せず)と係合しており、このスライド溝に沿ってスライドできる。 【0043】また、着脱部23a内には、係止部材73が回動可能に設けられている。この場合、係止部材73は、着脱部23aに固設された支軸74に回動可能に軸支されている。また、係止部材73は、装着部11の後述する回動部材70と係脱自在に係合する凸部79を有している。また、係止部材73には一端が開放された長溝75が形成されており、この長溝75には操作レバー24に設けられたピン35が貫通状態で係合している。 【0044】一方、装着部11には、竿固定部4が装着される回動部材70が設けられている。この場合、回動部材70は、装着部11に固設された支軸76に回動可能に軸支されている。また、回動部材70には、係止部材73の凸部79と係脱自在に係合する環状溝71と、環状溝71からの凸部79の離脱をガイドするテーパ面72とが形成されている。 【0045】次に、上記構成の釣竿支持装置の作用について説明する。 【0046】竿固定部4が装着部11に装着されて釣竿50が支持された図6の状態では、係止部材73の凸部79が回動部材70の環状溝71に係合されている。また、この状態において、竿固定部4は回動部材70を中心に回動することができる。したがって、釣竿50を様々な方向に向けることが可能となる。 【0047】図6の状態から、釣竿50の支持状態を解除する場合には、まず、釣竿50を握持するとともに、握持した手の指を操作レバー24の指掛け部24aに引掛ける。そして、操作レバー24を上側にスライド操作しつつ、竿固定部4を回動部材70から真上に抜き上げると、係止部材73が上側(反時計回り)に回動するとともに、係止部材73の凸部79が回動部材70のテーパ面72に沿って環状溝71から離脱し、回動部材70と竿固定部4との係止状態が解除される。この時、操作レバー24の操作方向と回動部材70に対する竿固定部4の抜き上げ方向とが一致するため、竿固定部4は回動部材70から容易に外れ、釣竿50を簡単に持ち上げることができる。また、長溝75内でピン35が移動できるため、操作レバー24のスライドを確実且つ滑らかに行なえる。 【0048】一方、回動部材70に竿固定部4を装着する場合には、操作レバー24を操作することなく、単に竿固定部4(着脱部23a)を回動部材70に押し込めば良い。この押し込み動作により、係止部材73が回動部材70の頭部に突き当たって回動し、凸部79が前記頭部に形成された案内面にガイドされながら環状溝71に係合するようになる。環状溝71と凸部79との係合であるため、釣竿50をどの方向に向けた状態でも、竿固定部4を回動部材70に装着することができる。 【0049】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の釣竿支持装置によれば、釣竿の支持状態を容易且つ迅速に解除することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002495 【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月10日(1999.11.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−136883(P2001−136883A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月22日(2001.5.22) |
| 【出願番号】 |
特願平11−319959 |
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