| 【発明の名称】 |
集魚灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】石井 幸
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| 【要約】 |
【課題】集魚性能を高める。
【解決手段】上部容器1a,下部容器1bが螺合組付けされるケーシング1と、ケーシング1の内部に収容され光を発光する発光体3と、ケーシング1の螺合締付でONとなり螺合弛緩でOFFとなる発光体点灯用のスイッチ5aと、ケーシング1の上部容器1aに設けられ水流を受ける水流制御羽根7とを備えた。水流制御羽根7をケーシング1の螺合が締付けられる方向へ上部容器1aを回動付勢するように傾斜させた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも上部容器,下部容器が螺合組付けされるケーシングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの螺合締付でONとなり螺合弛緩でOFFとなる発光体点灯用のスイッチと、ケーシングの上部容器に設けられ水流を受ける水流制御羽根とを備えた集魚灯において、上部容器の外周に、ケーシング全体を回動付勢する傾斜した水流制限羽根を付設したことを特徴とする集魚灯。 【請求項2】 少なくとも上部容器,下部容器が螺合組付けされるケーシングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの螺合締付でONとなり螺合弛緩でOFFとなる発光体点灯用のスイッチと、ケーシングの上部容器に設けられ水流を受ける水流制御羽根とを備えた集魚灯において、水流制御羽根をケーシングの螺合が締付けられる方向へ上部容器を回動付勢するように傾斜させたことを特徴とする集魚灯。 【請求項3】 複数に分解されるケーシングと、ケーシングの分解境面に介装されるパッキングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの内部に収容され発光体の発光エネルギ源となるバッテリと、ケーシングの内部に配線され発光体,バッテリを接続する電気回路とを備えた集魚灯において、ケーシングの分解境面の一方にパッキングを外側から覆う収容部を設け他方に収容部の端部に当接するフランジ部を設けたことを特徴とする集魚灯。 【請求項4】 ケーシングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの内部に収容され発光体の発光エネルギ源となるバッテリと、ケーシングの内部に配線され発光体,バッテリを接続する電気回路とを備えた集魚灯において、発光体を発光ダイオードとしバッテリをリチウム電池として、電気回路を発光体とバッテリとを抵抗を介して直列に接続するものとしたことを特徴とする集魚灯。 【請求項5】 ケーシングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの発光体に対面する少なくとも一部に形成された透明または半透明の透光壁とを備えた集魚灯において、透光壁の一部を発光体側に隆起させたことを特徴とする集魚灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、水中に投入され発光して光誘因性の魚介類を集める集魚灯に係る技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】 従来、集魚灯としては、例えば、図8に示すものが知られている。 【0003】この従来の集魚灯は、2つに分解可能な上部容器1a,下部容器1bが螺合組付けされるケーシング1と、ケーシング1の上部容器1a,下部容器1bの分解境面に介装されるパッキング2と、ケーシング1の下部容器1bの内部に収容され光を発光する発光体3と、ケーシング1の上部容器1aから下部容器1bにかけた内部に収容され発光体3の発光エネルギ源となるバッテリ4と、ケーシング1の上部容器1a,下部容器1bの螺合締付でONとなり螺合弛緩でOFFとなる発光体点灯用のスイッチ5aを含んでケーシング1の上部容器1aから下部容器1bにかけた内部に配線され発光体3,バッテリ4を接続する電気回路5と、ケーシング1の下部容器1bの一部に形成された透明または半透明の透光壁6と、ケーシング1の上部容器1aに設けられ水流を受ける水流制御羽根7とを備えてなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の集魚灯では、水流制御羽根7がケーシング1の軸方向へほぼ直線状に延びているため、水流の応力によってケーシング1の上部容器1aが不規則方向へ回転付勢される。このため、ケーシング1の上部容器1a,下部容器1bの螺合が弛緩して、スイッチ5aがOFFとなってしまい、水中への投入中に不用意に発光体3の発光が停止したり点滅したりすることがあるとともにケーシング1の耐久性に問題が生する。 【0005】また、ケーシング1の上部容器1a,下部容器1bとパッキング2との間から内部に水が浸入することがあるため、電気回路5がショートしてしまい、水中への投入中に発光体3の発光が停止したり点滅したりすることがある。 【0006】また、電気回路5が発光体3とバッテリ4とを単に直列に接続するものであるため、バッテリ4が激しく消耗されて、水中への投入中に発光体3の発光が停止したり点滅したりすることがある。 【0007】また、透光壁6を通過する発光体3の発光が拡散されないため、水中での発光体3の発光の到達範囲が狭くなってしまう。 【0008】従って、このような発光体3の発光状態では、光誘因性の魚介類を広範囲から確実に集めることができず、集魚性能が低いという問題点がある。 【0009】又、バッテリ4として通常の携帯電池を使用し、発光体3が普通に使用されるランプであることから使用時間が短かく、その日のうちにバッテリ4を変換する必要があり、非常に不便であるとともに定められた通りに使用済みのバッテリ4を持ち帰ることなく、そのまま海洋に放置するため特に当該地域の環境に悪影響を及ぼすなど不都合が多い。 【0010】本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、集魚性能の高い集魚灯を提供することを課題とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決するため、本発明に係る集魚灯は、次のような手段を採用する。 【0012】即ち、請求項1では、少なくとも上部容器,下部容器が螺合組付けされるケーシングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの螺合締付でONとなり螺合弛緩でOFFとなる発光体点灯用のスイッチと、ケーシングの上部容器に設けられ水流を受ける水流制御羽根とを備えた集魚灯において、上部容器の外周に、ケーシング全体を回動付勢する傾斜した水流制限羽根を付設したことを特徴とする。 【0013】この手段では、水流の応力によってケーシングが回動付勢され、発光体の発光が継続されて集魚性能が高くなる。 【0014】また、請求項2では、少なくとも上部容器,下部容器が螺合組付けされるケーシングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの螺合締付でONとなり螺合弛緩でOFFとなる発光体点灯用のスイッチと、ケーシングの上部容器に設けられ水流を受ける水流制御羽根とを備えた集魚灯において、水流制御羽根をケーシングの螺合が締付けられる方向へ上部容器を回動付勢するように傾斜させたことを特徴とする。 【0015】この手段では、水流の応力によってケーシングの上部容器が下部容器に対して螺合締付するように回転付勢される。従って、水中への投入中にスイッチがOFFになることがないため、発光体の発光が継続されて集魚性能が高くなる。 【0016】また、請求項3では、複数に分解されるケーシングと、ケーシングの分解境面に介装されるパッキングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの内部に収容され発光体の発光エネルギ源となるバッテリと、ケーシングの内部に配線され発光体,バッテリを接続する電気回路とを備えた集魚灯において、ケーシングの分解境面の一方にパッキングを外側から覆う収容部を設け他方に収容部の端部に当接するフランジ部を設けたことを特徴とする。 【0017】この手段では、ケーシングの収容部,フランジ部の当接でパッキングを囲み防水性が高められる。従って、水中への投入中にケーシングの内部に水が浸入して電気回路がショートすることがなくなるため、発光体の発光が継続されて集魚性能が高くなる。 【0018】また、請求項4では、ケーシングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの内部に収容され発光体の発光エネルギ源となるバッテリと、ケーシングの内部に配線され発光体,バッテリを接続する電気回路とを備えた集魚灯において、発光体を発光ダイオードとしバッテリをリチウム電池として、電気回路を発光体とバッテリとを抵抗を介して直列に接続するものとしたことを特徴とする。 【0019】この手段では、バッテリの消耗が低減される。従って、水中への投入中にバッテリが激しく消耗することがないため、発光体の発光が継続されて集魚性能が高くなる。 【0020】また、請求項5では、ケーシングと、ケーシングの内部に収容され光を発光する発光体と、ケーシングの発光体に対面する少なくとも一部に形成された透明または半透明の透光壁とを備えた集魚灯において、透光壁の一部を発光体側に隆起させたことを特徴とする。 【0021】この手段では、透光壁の隆起部分が凸レンズの構造を呈する。従って、透光壁を透光する発光体の発光が拡散されるため、水中での発光体の発光の到達範囲が広くなって集魚性能が高くなる。 【0022】 【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る集魚灯の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。 【0023】図1〜図6は、本発明に係る集魚灯の実施の形態(1)を示すものである。 【0024】この実施の形態では、前述の従来例と同様に、2つに分解される上部容器1a,下部容器1bによってケーシング1が構成されている。 【0025】上部容器1aは、全体が内部にリチウム電池からなる円柱形のバッテリ4を収納可能なほぼ逆有底円筒形に形成されてなるもので、上端中央部にテグス等が結付けられるフック1cが取付けられ、下端外周部に下部容器1bに螺合する雄ネジ1dが刻設され、中途部に段部1e付きのフランジ部1fが環状に設けられている。また、上部容器1aのフック1c,フランジ部1fの間の外周面には、突起形の水流制御羽根7が90度の角度を介した4個が一体的に形成されている。この水流制御羽根7は、雄ネジ1dの下部容器1bへの螺合締付方向の反対側が軸方向に対して傾斜した傾斜面7aとなり、相対する雄ネジ1dの下部容器1bへの螺合締付方向の側が軸方向に沿った直線面7bとなっている。また、上部容器1bの内部には、バッテリ4とバッテリ4を発光エネルギ源として光を発光する発光体3とを接続する電気回路5の一部が配線されている。この電気回路5の一部は、湾曲したバネ板でバッテリ4のマイナス極に弾圧当接するリード片5bと、リード片5bから上部容器1bの下端部まで延びてU字形に屈曲されたスイッチ5aの一方の接触片5a’とからなる。 【0026】下部容器1bは、全体が中空紡錘形に形成されてなるもので、下端中央部にテグス等が結付けられるフック1gが一体的に形成され、上端内周部に外側へ拡開されパッキング2を囲み収容することが可能な収容部1hが設けられ、収容部1hに続いて上部容器1aの雄ネジ1dに螺合する雌ネジ1iが刻設され、中途内周部に段部1jが設けられている。また、下部容器1bは、ほぼ全体が透明または半透明の透光壁6に形成され、内部の下端部に内部側へ隆起した山形の隆起部6aが形成され、外周部のほぼ全域に角形の凹凸が連続するレンズ面6bが形成されている。また、下部容器1bの段部1jには、シール部材8を介して台座9が嵌合固定されている。この台座9には、透光壁6の隆起部6aに対面した発光ダイオードからなる発光体3と、電気回路5の残りの一部とが支持されている。この電気回路5の残りの一部は、図6に詳細に示されるように、バッテリ4のプラス極に当接する平板形のリード板5bと、リード板5bに直列に接続された抵抗5dと、抵抗5dに直列に接続されたフランジ形のスイッチ5aの他方の接触片5a”とからなる。 【0027】これ等の上部容器1a,下部容器1bは、パッキング2を介した螺合締付で密封構造となる。このとき、図2,図3に示すように、電気回路5のスイッチ5aの接触片5a’,5a”が接触しONとなって発光体3が発光する。また、これ等の上部容器1a,下部容器1bは、螺合弛緩で密封構造が解除される。このとき、図4,図5に示すように、電気回路5のスイッチ5aがの接触片5a’,5a”が離れOFFとなって発光体3が発光が停止する。 【0028】この実施の形態によると、水中に投入されて潮の流れや引上げにより水流を受けることにより、ケーシング1の上部容器1aの水流制御羽根7の傾斜面7aが上部容器1aの雄ネジ1dを下部容器1bの雌ネジ1iに対して螺合締付する方向へ応力を受け、上部容器1aが回転付勢される。従って、上部容器1a,下部容器1bの螺合が緊密になることはあっても弛緩することはなくなる。この結果、水中への投入中に上部容器1a,下部容器1bの螺合に連動するスイッチ5がOFFになることがなくなって発光体3の発光が継続されるため、集魚性能が高くなる。 【0029】また、螺合締付されたケーシング1は、上部容器1aの段部1e,フランジ部1fと下部容器1bの収容部1hとでパッキング2の周囲を囲む格好となる。従って、解体可能な上部容器1a,下部容器1bの分解境面から水が浸入することがなくなる。この結果、水中への投入中に電気回路5がショートすることがなくなって発光体3の発光が継続されるため、集魚性能が高くなる。 【0030】また、発光体3として発光ダイオードが選択され、バッテリ4としてリチウム電池が選択され、電気回路5に抵抗5dが直列に接続され、バッテリ4の消耗を減衰するようにしている。従って、バッテリ4が急激に消耗されるようなことがなくなる。この結果、水中への投入中にバッテリ4が激しく消耗することがなくなって発光体3の発光が継続されるため、集魚性能が高くなる。 【0031】また、発光体3の発光は、凸レンズ構造になっている透光壁6の隆起部6aで拡散され、続いて透光壁6のレンズ面6bで不規則的に拡散,攪乱される。この結果、水中での発光体3の発光の到達範囲が広くなるため、集魚性能が高くなる。 【0032】図7は、本発明に係る集魚灯の実施の形態(2)を示すものである。 【0033】この実施の形態では、ケーシング1の上部容器1aに設けられる水流制御羽根7を2つの傾斜面7aで構成している。 【0034】この実施の形態によると、水流の応力をより強く受けることができる。 【0035】以上、図示した実施の形態の外に、ケーシング1を3つ以上に分解可能に構成することも可能である。 【0036】さらに、水流制御羽根7に係る構成を省略する場合には、ケーシング1をスライド嵌合する構成とすることも可能である。 【0037】さらに、バッテリ4の消耗,発光体3の発光の拡散についての作用,効果を得るためのみには、必ずしもケーシング1を解体可能に構成する必要はない。 【0038】 【発明の効果】 以上のように、本発明に係る請求項1に記載の集魚灯は、水流の応力によってケーシングが回動し発光体の発光が継続されて集魚性能が高くなる効果がある。 【0039】さらに、本発明に係る請求項2に記載の集魚灯は、ケーシングの上部容器が下部容器に対して螺合締付するように回転付勢され、水中への投入中にスイッチがOFFになることがないため、発光体の発光が継続されて集魚性能が高くなる効果がある。 【0040】さらに、本発明に係る請求項3に記載の集魚灯は、ケーシングの収容部,フランジ部の当接でパッキングを囲み防水性が高められ、水中への投入中にケーシングの内部に水が浸入して電気回路がショートすることがなくなるため、発光体の発光が継続されて集魚性能が高くなる効果がある。 【0041】さらに、本発明に係る請求項4に記載の集魚灯は、バッテリの消耗が低減され、水中への投入中にバッテリが激しく消耗することがないため、発光体の発光が継続されて集魚性能が高くなる効果がある。 【0042】さらに、本発明に係る請求項5に記載の集魚灯は、透光壁の隆起部分が凸レンズの構造を呈し、透光壁を透光する発光体の発光が拡散されるため、水中での発光体の発光の到達範囲が広くなって集魚性能が高くなる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000147693 【氏名又は名称】株式会社石井製作所
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| 【出願日】 |
平成11年10月29日(1999.10.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062269 【弁理士】 【氏名又は名称】佐野 義雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−120140(P2001−120140A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月8日(2001.5.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−308094 |
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