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【発明の名称】 根がかり防止重り
【発明者】 【氏名】湯田 一夫

【要約】 【課題】オーバーハングした岩の隙間に根がかりしても簡単に外せる根がかり防止重りを提供すること。

【解決手段】筒体内部に重りと弾性体を収め、根がかりしたときに釣り糸で重りを強く引くと重りと反対方向に動く浮体を取り付ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】重り(2)を、筒体(1)の長手方向に往復運動可能に、筒体(1)の内部に設け、重り(2)を筒体(1)の一端に押し付ける弾性体(3)を筒体(1)の内部に設け、筒体(1)に、浮体(4)を筒体(1)の長手方向にスライドさせるためのガイド(5)を設け、浮体(4)を、筒体(1)の長手方向に往復運動可能にガイド(5)に取り付け、重り(2)に釣り糸(6)を連結し、重り(2)が釣り糸(6)に引かれて筒体(1)内を動くと、浮体(4)が反対方向に動くように重り(2)と浮体(4)とを連結した根がかり防止重り。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、根がかり防止重りに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の根がかり防止重りにおいては、浮体と重りを連結したもの(例えば、実開昭58−158677号公報参照)や、バネと重りを連結したもの(例えば、特開平08−172989号、特開平09−327255号公報参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の根がかり防止重りにあっては、オーバーハングした岩の隙間に根がかりしたときは、外すのが困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するために、本発明は、筒体内部に重りと弾性体を設け、重りが釣り糸に引かれて筒体内を動くと、反対方向に動く浮体を設けている。根がかりのとき、釣り糸を強く引いてから緩め、再び引いて障害物を乗り越える。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、重りと弾性体を筒体内に収め、スライドする浮体を取り付けたもので、重りに連結した釣り糸を強く引くことによって、重りと浮体の位置を反対方向へ変化させるものである。
【0006】筒体の両端は、重り及び弾性体が筒体の外へ出ないように形成されている。釣り糸は、筒体の弾性体側の一端(以下、筒上端とする)を経由して重りに連結されている。
【0007】重りは、根がかりした状態で釣り糸を強く引くとき以外は、弾性体によって筒体の一端(以下、筒下端とする)に押し付けられている。
【0008】浮体をスライドさせるためのガイドを筒体に設ける。このガイドは、浮体を筒体の長手方向にスライドさせるためのもので、筒体の外側に棒を取り付けるか、又は、筒体の外側に長手方向の溝を設けるか、又は、筒体の外側に別の筒体を取り付ける。
【0009】ガイドの筒下端側の終端は、重りが筒下端に位置するときの筒体の重心位置よりも筒上端寄りにする。
【0010】ガイドとして棒を取り付けた場合は、浮体に輪を固着して、その輪にガイドを通す。ガイドとして溝を設けた場合は、浮体に、溝から外れずに溝をスライドする突起を設けて溝にはめ込む。
【0011】浮体と重りとを、筒下端を経由する糸で連結する。
【0012】浮体の浮力は、常態では沈み、重りの重力が無いと筒体が浮上する大きさにする。
【0013】上記のように構成された根がかり防止重りが根がかりしたとき、釣り糸を強く引くと、弾性体を圧縮させながら、重りが筒上端方向へ移動する。このとき浮体は重りに引かれて筒下端方向に移動する。重りが筒上端方向に引き付けられていると、重りの重力が減少し、浮力が筒下端に働くので、筒下端が上昇する。筒下端が上昇した状態で釣り糸を緩めると、弾性体の反発力で重りが筒下端へ移動する。筒下端に移動した重りは、重力によって筒下端を下降させるとともに、筒上端を障害物から離す。重りの全重力がかかって浮体が下降する直前の筒上端は、高さを有しながら障害物から離れたところに位置する。このとき再び糸を引けば、障害物を乗り越えることが可能である。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照に説明すると、図1において、筒体1の内部に往復運動可能に重り2を設け、重り2を筒体1の一端に押し付ける弾性体3としてのバネを設け、重り2に釣り糸6を連結する。筒体1に別の筒体からなるガイド5を設け、ガイド5内を往復運動可能に浮体4を設け、浮体4と重り2とを、筒下端を経由する糸で連結する。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】根がかりしたときに、釣り糸を強く引いてから緩めると、筒体内の重りの移動及び浮体の移動とによって、筒体が障害物から遠く高く離れる。そして、再び糸を引くことで障害物を乗り越えることが可能になる。
【出願人】 【識別番号】599155969
【氏名又は名称】湯田 一夫
【出願日】 平成11年10月28日(1999.10.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−120138(P2001−120138A)
【公開日】 平成13年5月8日(2001.5.8)
【出願番号】 特願平11−343731