| 【発明の名称】 |
魚釣用電動リール |
| 【発明者】 |
【氏名】寺内 孝
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| 【要約】 |
【課題】本発明は電動リールに関し、モータを駆動して自動的に最大許容量の釣糸を新たにスプールに巻き取る際に、不用意な釣糸の巻き過ぎを防止した電動リールを提供することを目的とする。
【解決手段】スプールモータと、スプールの回転数検出手段と、スプールの釣糸巻回面に発射した超音波の受信波を受信して釣糸の糸巻径を求める糸巻径計測手段と、糸巻径計測手段で得られた糸巻径と回転数検出手段で検出されたスプールの回転数を基に糸長を求める糸長計測手段と、スプールの形状で決定される釣糸の最大糸巻径を記憶する記憶手段と、モータを駆動して新規に釣糸をスプールに巻回する際に、糸巻径計測手段で計測された糸巻径と最大糸巻径を比較し、釣糸が所定量巻回された処でモータを自動停止させるモータ停止手段とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リール本体に回転可能に支持されたスプールを駆動するスプールモータと、スプールの回転数を検出する回転数検出手段と、スプールに巻回された釣糸の巻回面に超音波を発射してその受信波を受信することにより釣糸の糸巻径を求める糸巻径計測手段と、当該糸巻径計測手段で得られた糸巻径と上記回転数検出手段で検出されたスプールの回転数を基に糸長を求める糸長計測手段と、当該糸長計測手段で求められた糸長を表示する表示器と、スプールの形状で決定される釣糸の最大糸巻径を記憶する記憶手段と、スプールモータを駆動して新規に釣糸をスプールに巻回する際に、上記糸巻径計測手段で計測された糸巻径と最大糸巻径を比較し、釣糸が所定量巻回された処で、モータ停止指令を送出してスプールモータを自動停止させるモータ停止手段とを備えたことを特徴とする魚釣用電動リール。 【請求項2】 モータ停止手段は、糸巻径計測手段で計測された釣糸の糸巻径が最大糸巻径の手前の所定値に達した処で、スプールモータを自動停止させることを特徴とする請求項1記載の魚釣用電動リール。 【請求項3】 モータ停止手段は、糸巻径計測手段で計測された釣糸の糸巻径が所定の糸巻径に達した処で、糸長計測手段の計測値を基に釣糸の最大糸巻量を算出し、糸長計測手段で計測された計測値が当該最大糸巻量より所定量手前の糸巻量に達した処で、スプールモータを自動停止させることを特徴とする請求項1記載の魚釣用電動リール。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、糸長計測装置を備えた魚釣用電動リールに関する。 【0002】 【従来の技術】船釣り等、一般に深場の魚層を対象とした釣りを行う場合、釣糸の巻取りをスプールモータで行う魚釣用電動リール(以下、「電動リール」という)が広く使用されている。そして、棚取り等の精度をアップして釣果の向上を図るため、近年、この種の電動リールには、特開平4−276510号公報等に開示されるように超音波センサを用いた糸長計測装置が装着されており、当該糸長計測装置で釣糸の繰出し量や巻取り量を計測することによって、所望の棚位置に仕掛けを繰り出すことができるようになっている。 【0003】ところで、従来、電動リールの購入初期、或いは新しい釣糸をスプールに巻き換える場合、例えば100m単位で釣糸が巻回されているボビンを必要な糸巻容量に相当する数だけ用意(例えば、6号−300mであれば3個のボビンを連結)して、釣糸をスプールにスプールモータを駆動させて自動的に巻き取るようにしていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上述の如くスプールモータを駆動させて最大許容量(例えば、6号−300m)の釣糸をスプールに巻き取る場合、スプールモータの性能やスプールサイズにもよるが、通常、3分前後の巻取り時間を要している。このため、釣人や店員の目線が電動リールから離れたり、その場を多少の時間離れてしまうことが多く、この結果、糸巻径の大径化に伴うスプール1回転当たりの巻取り量の増加の影響もあって、スプールの糸巻最大径(限界糸巻容量)を超えて釣糸を巻き取り過ぎて釣糸巻回面がリール本体の各部に接触してしまったり、ボビンに巻回されている釣糸の端部まで勢い良くスプールに巻き込んでしまって、リール本体に装着されたレベルワインド機構のラインガイドから釣糸が外れ、ラインガイドの位置とスプール外周の糸巻き位置との間に異相が生じて糸巻き状態が悪くなったり、釣糸をスムーズに繰り出すことができなくなる等の不具合が指摘されていた。 【0005】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、スプールモータを駆動して自動的に最大許容量の釣糸を新たにスプールに巻き取る際に、不用意な釣糸の巻き過ぎを防止した電動リールを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するため、請求項1に係る電動リールは、リール本体に回転可能に支持されたスプールを駆動するスプールモータと、当該スプールの回転数を検出する回転数検出手段と、スプールに巻回された釣糸の巻回面に超音波を発射してその受信波を受信することにより釣糸の糸巻径を求める糸巻径計測手段と、当該糸巻径計測手段で得られた糸巻径と上記回転数検出手段で検出されたスプールの回転数を基に糸長を求める糸長計測手段と、当該糸長計測手段で求められた糸長を表示する表示器と、スプールの形状で決定される釣糸の最大糸巻径を記憶する記憶手段と、スプールモータを駆動して新規に釣糸をスプールに巻回する際に、上記糸巻径計測手段で計測された糸巻径と最大糸巻径を比較し、釣糸が所定量巻回された処で、モータ停止指令を送出してスプールモータを自動停止させるモータ停止手段とを備えたことを特徴としている。 【0007】そして、請求項2に係る発明は、請求項1記載の電動リールに於て、モータ停止手段は、糸巻径計測手段で計測された釣糸の糸巻径が最大糸巻径の手前の所定値に達した処で、スプールモータを自動停止させることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1記載の電動リールに於て、モータ停止手段は、糸巻径計測手段で計測された釣糸の糸巻径が所定の糸巻径に達した処で、糸長計測手段の計測値を基に釣糸の最大糸巻量を算出し、糸長計測手段で計測された計測値が当該最大糸巻量より所定量手前の糸巻量に達した処で、スプールモータを自動停止させることを特徴とする。 【0008】(作用)請求項1に係る電動リールによれば、スプールモータを駆動して新規に釣糸をスプールに巻回する際に、モータ停止手段が、糸巻径計測手段で計測された糸巻径と記憶手段に記憶されている最大糸巻径を比較し、そして、釣糸が所定量巻き取られると、モータ停止指令を送出してスプールモータを自動的に停止させることとなる。 【0009】そして、請求項2に係る電動リールによれば、モータ停止手段は、糸巻径計測手段で計測された釣糸の糸巻径が最大糸巻径の手前の所定値に達すると、モータ停止指令を送出してスプールモータを自動的に停止させる。また、請求項3に係る電動リールでは、モータ停止手段は、糸巻径計測手段で計測された釣糸の糸巻径が所定(例えば、最大糸巻径の半分)の糸巻径に達すると、糸長計測手段の計測値を基に釣糸の最大糸巻量を算出し、そして、糸長計測手段で計測されている計測値がこの最大糸巻量より所定量手前の糸巻量に達すると、モータ停止指令を送出してスプールモータを自動的に停止させることとなる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図3は請求項1及び請求項2に係る電動リールの一実施形態を示し、図に於て、1はリール本体3のフレーム、5,7は当該フレーム1の左右に取り付く側板で、両側板5,7間に図2に示すスプール軸8を介してスプール9が回転可能に支持されている。 【0011】スプール9には、スプールモータ11の駆動やハンドル13の巻取り操作で釣糸が巻回されるようになっており、スプールモータ11はスプール9前方のフレーム1に一体成形されたモータケース内に収納されている。そして、側板7の上部前方には、実開平5−76273号公報で開示された電動リールと同様、スプールモータ11のモータ出力を調節するパワーレバー15がハンドル13の回転方向と同方向へ回転操作可能に取り付けられており、当該パワーレバー15の操作で、制御ボックス17内に装着した制御手段がモータ出力をモータ停止状態から最大値(0〜100%)まで連続的に増減して、スプール9の回転速度を制御するようになっている。 【0012】また、側板7の後方には、当該側板7内に装着したクラッチ機構のクラッチレバー19が取り付けられており、当該クラッチレバー19の操作で、スプール軸へのスプールモータ11やハンドル13の駆動力が伝達,遮断されるようになっている。而して、上記制御ボックス17は、リール本体3のフレーム1に組み付けられており、その上面の操作パネル21上に、釣糸23の糸長を表示する表示器25が設けられている。そして、制御ボックス17の底部に、超音波センサ27,29がスプール9に対向して装着されている。 【0013】図2に示すように一方の超音波センサ27は、スプール9に巻回された釣糸23の巻回面31に超音波を発射する送信手段として機能し、また、他方の超音波センサ29は、巻回面31で反射された超音波の反射波を受信する受信手段として機能するもので、両超音波センサ27,29はV字状に配置されて、超音波センサ27から発射した超音波の反射波が超音波センサ29で良好に受信できるようになっている。 【0014】図2は制御ボックス17内に収容された制御機構の詳細を示し、図中、32は糸長演算,糸長表示及びデータの書込み制御を行う制御手段で、当該制御手段32はマイクロコンピュータからなり、プログラムメモリ, データメモリ, タイマ及び入出力装置を制御管理して与えられたジョブを処理すべく必要な演算,転送処理を実行するCPU33と、糸長演算処理プログラムや糸長計算式等を格納するROM35及びCPU33での演算結果等のデータをメモリするRAM37と、入力インターフェース(INTI)39及び出力インターフェース(INTO)41とを備え、これらは夫々バス43を介してCPU33に接続されている。 【0015】また、図中、45はスプール9の回転数とその回転方向を検出する回転センサ(回転数検出手段)で、当該回転センサ45はフレーム1に装着された一対のリードスイッ45a,45bと、これに対向してスプール9の一端側周縁部に固着された複数のマグネット45cとで構成されている。そして、リードスイッチ45a,45bがマグネット45cによりいずれか先にON/OFFされることで得られるスプール9の正転,逆転判定信号を入力インターフェース39を介してCPU33に取り込むことで、内蔵のアップダウンカウンタをアップカウントまたはダウンカウント状態にセットするようになっている。 【0016】そして、リードスイッチ45a,45bのON/OFFで得られるスプール9の回転パルスを、入力インターフェース39を介してアップダウンカウンタに入力することにより、当該アップダウンカウンタをアップカウントまたはダウンカウントさせるようになっている。更に、入力インターフェース39には、上述したパワーレバー15に連結されたポテンショメータ46や受信回路47を介して接続される超音波センサ29に加え、後述する巻取り/糸長計測モード切換えスイッチ(以下、「切換えスイッチ」という)49や設定スイッチ51が接続され、また、出力インターフェース41にはスプールモータ11や表示器25に加え、送信回路53を介して超音波センサ27が接続されている。 【0017】そして、特開平4−276510号公報で開示された糸長計測装置と同様、本実施形態に於ても、超音波センサ27から発射された超音波が超音波センサ29に受信されるまでの時間差Δtを制御手段32に内蔵されたタイマ55が測定して、この時間差Δtを基に、先ずCPU33は巻回面31と両超音波センサ27,29との間の距離aを、ROM35にメモリされた 距離a=音速331(m/sec)×1/2×Δt ・・・(1) の計算式で演算し、そして、スプール9に巻回された釣糸23の糸巻径Dを、ROM35にメモリされた糸巻径D=(b−a)×2 ・・・(2) の計算式により算出する。尚、この計算式に於て、bは図2に示すように超音波センサ27,29とスプール軸8の軸心間の距離である。 【0018】そして、回転センサ45で計測されたスプール9の実回転数Nと上記(2)の計算式で算出された糸巻径Dを基に、CPU33はROM35にメモリされた糸長L=π・D・N ・・・(3) の計算式から糸長Lを演算して、その演算結果を出力インターフェース41を介して表示器25に表示させるようになっている。 【0019】而して、本実施例に係る魚釣用リール57は、上述の如き従来と同様の構成に加え、スプールモータ11を駆動して新たに釣糸23をスプール9に巻回する際に、不用意な釣糸23の巻き過ぎを防止するため以下の如き特徴を有する。即ち、上記ROM35には、リール本体3に装着されるスプール9の形状に応じた釣糸23の最大糸巻径DM が記憶されている。 【0020】そして、新たに釣糸23をスプール9に巻き取る際に、釣人が操作パネル21上の切換えスイッチ49を操作して制御手段32を「巻取りモード」に切り換えると、ROM35に記憶されているスプール毎の最大糸巻径DM が表示器25に表示され、そして、釣人が設定スイッチ51を操作する毎に、ROM35に記憶されているスプール毎の最大糸巻径DM が順次切り換わるように構成されており、斯かる表示を見て釣人が所要の最大糸巻径DM で設定スイッチ51を数秒間押すと、その最大糸巻径DM が選択されてRAM37に書き込まれるようになっている。 【0021】而して、斯様に最大糸巻径DM を決定した後、釣人がボビンに巻回されている釣糸23をスプール9に接続して、パワーレバー15の操作でスプールモータ11を駆動すると、スプール9に釣糸23が巻き取られていくこととなる。また、スプールモータ11が駆動すると同時に、超音波センサ27から釣糸23の巻回面31に超音波が発射されてその反射波が超音波センサ29に受信されるまでの時間差Δtがタイマ55で測定され、そして、この時間差Δtを基にCPU33は、上記(1)の計算式から巻回面31と両超音波センサ27,29との間の距離aを演算し、そして、スプール9に巻回されつつある釣糸23の糸巻径Dを上記(2)の計算式で算出する。 【0022】そして、CPU33は、計測された糸巻径DがRAM37に書き込まれた最大糸巻径DM の手前の所定値、即ち、図3に示すように本実施形態では、最大糸巻径DM −1mmに達した処で、図示しないスプールモータ駆動回路に指令を送出してスプールモータ11を停止させるようになっている。従って、以後はハンドル13の手動による回転操作で、巻取り状況を確認し乍ら残りの釣糸23をスプール9に巻回していけばよく、モータ動力による巻過ぎのトラブルが回避できる。 【0023】そして、釣糸23の巻回終了後に、切換えスイッチ49を操作して制御手段32を「糸長計測モード」に切り換えれば、以後、超音波センサ27,29と回転センサ45等によって、従来と同様な糸長計測が行われるようになっている。本実施形態はこのように構成されているから、上述したように釣人が最大糸巻径DM を決定した後、ボビンに巻回されている釣糸23をスプール9に接続してパワーレバー15の操作でスプールモータ11を駆動すれば、スプール9に釣糸23が巻回されていく。 【0024】そして、斯様にスプールモータ11が駆動すると、超音波センサ27から釣糸23の巻回面31に超音波が発射されて、その反射波が超音波センサ29に受信されるまでの時間差Δtがタイマ55で測定され、そして、この時間差Δtを基にCPU33が、上記(1),(2)の計算式からスプール9に巻回されつつある釣糸23の糸巻径Dを算出する。 【0025】そして、CPU33は、算出した糸巻径Dが最大糸巻径DM −1mmに達した処で、スプールモータ駆動回路に指令を送出してスプールモータ11を停止させることとなる。そして、以後、釣人はハンドル操作で残りの釣糸23をスプール9に巻回すればよく、釣糸23の巻取り終了後、切換えスイッチ49を操作して制御手段32を「糸長計測モード」に切り換えれば、従来と同様な糸長計測が行われることとなる。 【0026】このように本実施形態は、電動リール57の購入初期、或いは新しい釣糸23をスプール9に巻き換えるに当たり、スプールモータ11を駆動して最大許容量の釣糸23を新たにスプール9に巻回していく場合、釣糸23の糸巻径Dが最大糸巻径DM −1mmに達した処でスプールモータ11が自動的に停止するように構成したので、釣人や店員がその場に居なくとも不用意な釣糸23の巻き過ぎが防止できることとなった。 【0027】従って、本実施形態によれば、釣糸23を巻き過ぎて釣糸23の巻回面31がリール本体3の各部に接触してしまったりスプールモータ11が発熱することがなくなり、また、不用意に釣糸23の端部がレベルワインド機構のラインガイドから外れてしまって、ラインガイドの位置とスプール外周の糸巻き位置との間に異相が生じてしまう等の虞がなくなった。 【0028】図4は請求項1及び請求項3に係る電動リールの一実施形態を示し、上記実施形態では、釣糸23の糸巻径Dが最大糸巻径DM −1mmに達した処でスプールモータ11を自動的に停止させるように構成したが、本実施形態は以下の如き特徴を有する。即ち、上記実施形態と同様、制御手段32のROM35には、スプール9の形状に応じた釣糸23の最大糸巻径DM が記憶されており、釣人が所要の最大糸巻径DM で設定スイッチ51を数秒間押すと、その最大糸巻径DM が選択されてRAM37に書き込まれるようになっている。 【0029】而して、斯様に最大糸巻径DM を選択した後、釣人がパワーレバー15を操作してスプールモータ11を駆動すると、スプール9に釣糸23が巻き取られていくが、これと同時に超音波センサ27から釣糸23の巻回面31に超音波が発射されて、その反射波が超音波センサ29に受信されるまでの時間差Δtを基に、CPU33が、ROM35にメモリされた上記(2)の計算式でスプール9に巻回された釣糸23の糸巻径Dを算出し、そして、回転センサ45で計測されたスプール9の実回転数Nと算出された糸巻径Dを基に、上記(3)の計算式から釣糸23の巻取り量L1 を演算していくようになっている。 【0030】そして、CPU33は、計測している糸巻径Dが図4に示す所定径、例えば最大糸巻径DM の半分の糸巻径2/DM に達した処で、上記(3)の計算式で演算されている巻取り量L1 を2倍して、これを釣糸23の最大糸巻量LM としてRAM37に記憶させるようになっている。そして、巻き取られている釣糸23の巻取り量L1 が最大糸巻量LM より所定量手前の糸巻量、即ち、本実施形態では、釣糸23の巻取り量L1 が最大糸巻量LM −20mに達すると、CPU33はスプールモータ駆動回路に指令を送出してスプールモータ11を停止させるようになっている。 【0031】そして、以後はハンドル操作で残りの釣糸23を順次巻き取っていけばよく、釣糸23の巻取り終了後、切換えスイッチ49を操作して制御手段32を「糸長計測モード」に切り換えれば、以後、超音波センサ27,29と回転センサ45等によって従来と同様な糸長計測が行われるようになっている。尚、その他の構成は上記実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。 【0032】本実施形態はこのように構成されているから、上述したように釣人が最大糸巻径DM を選択した後、ボビンに巻回されている釣糸23をスプール9に接続してパワーレバー15の操作でスプールモータ11を駆動すれば、スプール9に釣糸23が巻回されていくこととなる。而して、斯様にスプールモータ11が駆動すると、超音波センサ27から釣糸23の巻回面31に超音波が発射されて、その反射波が超音波センサ29に受信されるまでの時間差Δtがタイマ55で測定され、そして、この時間差Δtを基にCPU33が、スプール9に巻き取られている釣糸23の糸巻径Dを上記(2)の計算式で算出し、そして、回転センサ45で計測されたスプール9の実回転数Nと算出された糸巻径Dを基に上記(3)の計算式から釣糸23の巻取り量L1 を演算する。 【0033】そして、CPU33は、計測している糸巻径Dが図4に示す最大糸巻径DM の半分の糸巻径2/DM に達すると、上記(3)の計算式で演算している巻取り量L1 を2倍してこれを釣糸23の最大糸巻量LM としてRAM37に記憶させ、そして、巻き取られている釣糸23の巻取り量L1 が最大糸巻量LM −20mに達すると、CPU33はスプールモータ駆動回路に指令を送出してスプールモータ11を停止させる。そして、この後、釣人はハンドル操作で残りの釣糸23を順次巻き取っていけばよく、釣糸23の巻取り終了後、切換えスイッチ49を操作して制御手段32を「糸長計測モード」に切り換えれば、以後、従来と同様な糸長計測が行われることとなる。 【0034】このように本実施形態は、スプールモータ11を駆動して最大許容量の釣糸23を新たにスプール9に巻き取っていく際に、釣糸23の巻取り量L1 が最大糸巻量LM −20mに達した処でスプールモータ11が自動的に停止するように構成したので、上記実施形態と同様、不用意な釣糸23の巻き過ぎを防止することができ、因って、所期の目的を達成することが可能となった。 【0035】尚、超音波センサの装着箇所は、上記実施形態の制御ボックスの底部以外に、従来周知の如くリール本体のスプール後方の指掛部の下側に設けてもよく、その装着箇所は上記実施形態に限定されず、また、スプールを巻取り駆動するスプールモータも、従来周知のようにスプール内蔵式であってもよい。 【0036】 【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る電動リールによれば、スプールモータを駆動して最大許容量の釣糸を新たにスプールに巻き取っていく際に、 釣糸が所定量巻き取られた処でスプールモータが自動的に停止するので、釣人や店員がその場に居なくとも不用意な釣糸の巻き過ぎが防止でき、この結果、釣糸を巻き過ぎたことによって釣糸の巻回面がリール本体の各部に接触したりスプールモータが発熱することがなくなり、また、釣糸の端部がレベルワインド機構のラインガイドから外れて、ラインガイドの位置とスプール外周の糸巻き位置との間に異相が生じてしまうといった従来の不具合が解消されることとなった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002495 【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月23日(1999.8.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072718 【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 史旺 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−57833(P2001−57833A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月6日(2001.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−235610 |
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