| 【発明の名称】 |
ジョーロ |
| 【発明者】 |
【氏名】工藤 芳一
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| 【要約】 |
【課題】使用しない吹き出し口を容器本体に確実に保持させるとともに、その内部を乾き易い状態で保持させる。
【解決手段】吹き出し口14を容器本体11に保持する保持機構20を備え、保持機構20を吹き出し口14に設けたリング30と容器本体11に設けられリング30を係止するフック部40とで構成し、フック部40を、容器本体11に固定されるベース41と、ベース41に一端が固定され他端からリング30が係止及び係止解除可能になるようにベース41との間に開口45を形成する棒状のフック本体42と、ベース41に基端が回動可能に設けられ開口45を塞いで係止されたリング30の係止解除を規制する規制位置に常時位置させられリング30の押圧によって回動させられてリング30の係止及び係止解除を許容するアーム43と、アーム43を常時規制位置に付勢するバネ部材44とを備えて構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 把手を有し水が入れられる容器本体と、該容器本体に設けられ先端開口を有した管状のパイプと、該パイプの先端開口に着脱可能に取付けられる吹き出し口とを備えたジョーロにおいて、上記吹き出し口を上記容器本体に保持する保持機構を備え、該保持機構を吹き出し口に設けたリングと上記容器本体に設けられ上記リングを係止するフック部とで構成したことを特徴とするジョーロ。 【請求項2】 上記フック部を、上記容器本体に固定されるベースと、該ベースに一端が固定され他端から上記リングが係止及び係止解除可能になるように該他端と上記ベースとの間に開口を形成する棒状のフック本体と、上記ベースに基端が回動可能に設けられ上記開口を塞いで上記係止されたリングの係止解除を規制する規制位置に常時位置させられ上記リングの押圧によって回動させられて該リングの係止及び係止解除を許容するアームと、該アームを常時規制位置に付勢するバネ部材とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載のジョーロ。 【請求項3】 上記アームを、上記開口の内側及び外側の2方向に回動可能になるように上記ベースに設けたことを特徴とする請求項2記載のジョーロ。 【請求項4】 上記フック部を、上記パイプの基端部の上方に設けたことを特徴とする請求項1,2または3記載のジョーロ。 【請求項5】 上記吹き出し口が、一端がパイプの先端開口に嵌合する開口を有した中空の導水部と、該導水部の他端側に膨出され傾斜面を有する膨出部と、該膨出部の傾斜面に形成されシャワー状に水を散水するための多数の小孔とを有して構成された場合において、上記リングを、上記傾斜面の反対側に設けたことを特徴とする請求項1,2,3または4記載のジョーロ。 【請求項6】 上記リングを上記吹き出し口に対して回動可能に支持する支持部材を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のジョーロ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、草木や花に水やりをするために用いられるジョーロに係り、特に、着脱可能に取付けられる吹き出し口を備えたジョーロに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ジョーロとしては、例えば、図4に示すように、実開昭61−100973号公報に掲載されたジョーロが知られている。このジョーロは、前側と後側の2カ所に把手1a,1bを有し水が入れられる容器本体1と、容器本体1に設けられ先端開口2を有した管状のパイプ3と、このパイプ3の先端開口2に着脱可能に取付けられる吹き出し口4とを備えている。吹き出し口4としては、一端がパイプ3の先端開口2に嵌合する開口5aを有した中空の導水部6と、導水部6の他端側に膨出され傾斜面7を有する膨出部8と、膨出部8の傾斜面7に形成されシャワー状に水を散水するための多数の小孔7aとを有した吹き出し口4aや、一端がパイプ3の先端開口2に嵌合する開口5bを有し他端が先端に向かって縮小していく開口を有したパイプ状の吹き出し口4bが用意され、目的に応じて使い分けができるようにしている。また、このジョーロには、使用しない吹き出し口4を紛失してしまうことがないように、吹き出し口4を容器本体1に保持する保持機構9を備えている。この保持機構9は、吹き出し口4の開口5a,5bに嵌着する突起9aを容器本体1の側面に設け、吹き出し口4をパイプ3の先端開口2に取付けないときには、この突起9aに吹き出し口4を嵌着させて吹き出し口4を容器本体1に保持しておくようにするものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来のジョーロにあっては、保持機構9を設けて使用しない吹き出し口4を容器本体1に保持させているが、保持機構9は吹き出し口4を嵌着させて保持するので、吹き出し口4が抜け易く、保持が不十分になっているという問題があった。また、吹き出し口4を取付けて水を注いだ直後に先端開口2から吹き出し口4を取外して突起9aに嵌着させると、吹き出し口4の内部に水が残ったまま吹き出し口4の開口5a,5bが塞がれた状態となり、吹き出し口4の内部が乾きにくく水が腐れたりして、不衛生となってしまうという問題があった。本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、使用しない吹き出し口を容器本体に確実に保持させるとともに、その内部を乾き易い状態で保持させるジョーロを提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】このような課題を解決するための本発明のジョーロは、把手を有し水が入れられる容器本体と、該容器本体に設けられ先端開口を有した管状のパイプと、該パイプの先端開口に着脱可能に取付けられる吹き出し口とを備えたジョーロにおいて、上記吹き出し口を上記容器本体に保持する保持機構を備え、該保持機構を吹き出し口に設けたリングと上記容器本体に設けられ上記リングを係止するフック部とで構成した。リングをフック部に係止することから、確実に吹き出し口を容器本体に保持させることができるとともに、吹き出し口の開口を塞ぐことなく本体に保持させるので、吹き出し口の内部を乾き易い状態で保持させることができる。 【0005】そして、必要に応じ、上記フック部を、上記容器本体に固定されるベースと、該ベースに一端が固定され他端から上記リングが係止及び係止解除可能になるように該他端と上記ベースとの間に開口を形成する棒状のフック本体と、上記ベースに基端が回動可能に設けられ上記開口を塞いで上記係止されたリングの係止解除を規制する規制位置に常時位置させられ上記リングの押圧によって回動させられて該リングの係止及び係止解除を許容するアームと、該アームを常時規制位置に付勢するバネ部材とを備えて構成した。フック本体の開口を常時アームが係止解除を規制する規制位置に位置していることにより塞いでいるので、ジョーロを傾けてもフック本体に係止したリングがフック部から容易に外れることがなくなり、より一層確実に吹き出し口を本体に保持させておくことができるとともに、リングを押圧するだけで、アームが係止解除を規制する規制位置から回動により移動して係止を解除させることができる。 【0006】また、必要に応じ、上記アームを、上記開口の内側及び外側の2方向に回動可能になるように上記ベースに設けた構成とした。このことにより、吹き出し口のリングを掛けるときには、アームをリングで開口の外側から押圧すれば、アームをフック本体の内側に位置させてリングをフック本体に係止させることができ、また、リングを外すときには、アームをリングで開口の内側から押圧すれば、アームをフック本体の外側に位置させてリングをフック本体から外すことができ、取付け取外しが容易になる。そしてまた、必要に応じ、上記フック部を、上記パイプの基端部の上方に設けた構成とした。ジョーロを傾けて水を注ぐときに、吹き出し口の内部に残った水がパイプに沿って流出するようになり、使用者に水がかかりにくくなる。 【0007】更にまた、必要に応じ、上記吹き出し口が、一端がパイプの先端開口に嵌合する開口を有した中空の導水部と、該導水部の他端側に膨出され傾斜面を有する膨出部と、該膨出部の傾斜面に形成されシャワー状に水を散水するための多数の小孔とを有して構成された場合において、上記リングを、上記傾斜面の反対側に設けた構成とした。傾斜面の反対側に設けたリングにより係止されるので、吹き出し口の傾斜面が下側を向いた状態で保持され内部に残った水が下に落ち易く、それだけ、吹き出し口の内部を乾き易い状態とすることができる。そして、必要に応じ、上記リングを上記吹き出し口に対して回動可能に支持する支持部材を設けた構成としている。リングの回動により、リングの角度調整ができ、フック部への係止が容易になる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るジョーロを説明する。図1乃至図3に示すように、実施の形態に係るジョーロは、前側と後側の2カ所に把手11a,11bを有し水が入れられる容器本体11と、該容器本体11の前側に設けられ先端開口12を有した管状のパイプ13と、該パイプ13の先端開口12に着脱可能に取付けられる吹き出し口14とを備えている。吹き出し口14は、図1に示すように、一端がパイプ13の先端開口12に嵌合する開口15を有した中空の導水部16と、この導水部16の他端側に膨出され凸レンズ状の傾斜面17を有する膨出部18と、この膨出部18の傾斜面17に形成されシャワー状に水を散水するための多数の小孔17aとを有して構成されている。 【0009】また、実施の形態に係るジョーロは上述した吹き出し口14を容器本体11に保持する保持機構20を備えて構成されている。保持機構20は、吹き出し口14に設けたリング30と容器本体11に設けられリング30を係止するフック部40とで構成されている。フック部40は、図2及び図3に示すように、容器本体11に固定されるプラスチック製のベース41と、フック本体42と、アーム43と、アーム43を付勢するバネ部材44とを備えて構成され、ベース41の裏面を接着剤により接着固定させて容器本体11のパイプ13の基端部の上方に設けられている。フック本体42は、棒状で弓なりに弯曲して形成され、一端がベース41に固定され他端がベース41と開口45を形成している。フック本体42とベース41との開口45はリング30が入る大きさであり、この開口45からリング30が入れられ、フック本体42の他端からリング30が挿通されて係止される。 【0010】そして、開口45には、開口45を塞いで係止されたリング30の係止解除を規制する規制位置Aに常時位置させられリング30の押圧によって回動させられてリング30の係止及び係止解除を許容している棒状のアーム43が設けられている。アーム43はベース41の上部で開口45の上側に設けられたアーム支持部46の開口47に挿通されており、アーム43の基端43aの両側面に設けられた突起部43bによりベース41の開口47の両端部47aに支承されて基端43aがベース41に回動可能に設けられている。突起部43bの一方にはバネの端部がベース41に向かう方向に長く形成されたバネ部材44が挿通されている。バネ部材44の端部は下側に付勢する始端44aと上側に付勢する終端44bを有していて、バネ部材44の下側に付勢する始端44aと上側に付勢する終端44bはベース41に設けられた横棒48を挟んでアーム43を常時規制位置に位置決めさせている。 【0011】そして、リング30は、針金で作成された輪であり、図2に示すように、吹き出し口14の傾斜面17の反対側に支持部材31を介して設けられている。支持部材31は、平面板状で表面にリング30が挿通可能な穴32を有した突起部33が設けられ、該穴32にリング30を挿通させてリング30を回動可能に支持している。そして、支持部材31の裏面を接着剤により傾斜面17の反対側に接着固定させることにより、リング30を吹き出し口14に固定させている。 【0012】従って、この実施の形態に係るジョーロにおいて、吹き出し口14を使用しない場合には、吹き出し口14を紛失してしまうことがないように、保持機構20により吹き出し口14を容器本体11に保持させる。吹き出し口14の保持は、吹き出し口14に設けられているリング30を容器本体11のパイプ13の基端部の上方に設けられたフック部40のフック本体42に係止することによりなされる。フック本体42とベース41との間に形成されている開口45はアーム43で常時塞がれているが、アーム43は回動可能に形成されているので、リング30による外側からの押圧により、アーム43を、開口45の内側に押してアーム43を係止解除可能な位置に移動させてリング30をフック本体42に係止させる。この場合、リング30が吹き出し口14に対して支持部材31により回動可能に支持されているので、リング30の回動により、リング30の角度調整ができ、フック部40への係止が容易になる。その後、アーム43は、バネ部材44の始端44aの付勢力によりリング30の係止を規制する規制位置Aに戻り、フック本体42とベース41との間の開口45を塞ぐので、リング30は、ジョーロを傾けて使用しても外れることなく確実に係止される。 【0013】そしてまた、このとき、フック部40を、パイプ13の基端部の上方に設けたので、ジョーロを傾けて水を注ぐときに、吹き出し口14の内部に残った水がパイプ13に沿って流出するようになり、使用者に水がかかりにくくなる。また、このとき、リング30を吹き出し口14の傾斜面17の反対側に設けたので、吹き出し口14の傾斜面17が下側を向いた状態で保持され内部に残った水が下に落ち易く、それだけ、吹き出し口14の内部を乾き易い状態で保持させることができる。また、吹き出し口14をフック部40から外すときは、リング30でアーム43を内側から押圧してアーム43を開口45の外側に動かして規制位置Aから離間させて位置させ、リング30の係止を解除させてリング30をフック本体42から外す。このときも、アーム43は、リング30を引いてアーム43を内側から押圧するだけで規制解除を許容するので容易に外すことができる。 【0014】尚、実施の形態において、フック部40をパイプ13の基端部の上方に設け、リング30を吹き出し口14の傾斜面17の反対側に設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。また、各部材の材質は、適宜のものを用いて良い。吹き出し口14の形状は上述した多数の小孔17aを有したものに限定されるものではなく、先端に向かって縮小していく開口を有したパイプ状のもの等どのような形状のものでも良い。更に、複数種類の吹き出し口にリング30を設けて、これらを同時にフック部40に係止するようにしても良く、適宜変更して差支えない。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のジョーロによれば、把手を有し水が入れられる容器本体と、容器本体に設けられ先端開口を有した管状のパイプと、パイプの先端開口に着脱可能に取付けられる吹き出し口とを備えたジョーロにおいて、吹き出し口を容器本体に保持する保持機構を備え、保持機構を吹き出し口に設けたリングと容器本体に設けられリングを係止するフック部とで構成したので、リングをフック部に係止することにより、確実に吹き出し口を容器本体に保持させることができるとともに、吹き出し口の開口を塞ぐことなく本体に保持させるので、吹き出し口の内部を乾き易い状態で保持させることができる。 【0016】そして、フック部を、容器本体に固定されるベースと、ベースに一端が固定され他端からリングが係止及び係止解除可能になるように他端とベースとの間に開口を形成する棒状のフック本体と、ベースに基端が回動可能に設けられ開口を塞いで係止されたリングの係止解除を規制する規制位置に常時位置させられリングの押圧によって回動させられてリングの係止及び係止解除を許容するアームと、アームを常時規制位置に付勢するバネ部材とを備えて構成した場合には、フック本体の開口を常時アームが係止解除を規制する規制位置に位置していることにより塞いでいるので、ジョーロを傾けてもフック本体に係止したリングがフック部から容易に外れることがなくなり、より一層確実に吹き出し口を本体に保持させておくことができるとともに、リングを押圧するだけで、アームが係止解除を規制する規制位置から回動により移動して係止を解除させることができる。 【0017】また、アームを、開口の内側及び外側の2方向に回動可能になるようにベースに設けた構成とした場合には、吹き出し口のリングを掛けるときには、アームをリングで開口の外側から押圧すれば、アームをフック本体の内側に位置させてリングをフック本体に係止させることができ、また、リングを外すときには、アームをリングで開口の内側から押圧すれば、アームをフック本体の外側に位置させてリングをフック本体から外すことができ、取付け取外しが容易になる。そしてまた、フック部を、パイプの基端部の上方に設けた構成とした場合には、ジョーロを傾けて水を注ぐときに、吹き出し口の内部に残った水がパイプに沿って流出するようになり、使用者に水がかかりにくくなる。 【0018】更にまた、吹き出し口が、一端がパイプの先端開口に嵌合する開口を有した中空の導水部と、導水部の他端側に膨出され傾斜面を有する膨出部と、膨出部の傾斜面に形成されシャワー状に水を散水するための多数の小孔とを有して構成された場合において、リングを、傾斜面の反対側に設けた構成とした場合には、傾斜面の反対側に設けたリングにより係止されるので、吹き出し口の傾斜面が下側を向いた状態で保持され内部に残った水が下に落ち易く、それだけ、内部を乾き易い状態とすることができる。そして、リングを吹き出し口に対して回動可能に支持する支持部材を設けた場合には、リングの回動により、リングの角度調整ができ、フック部への係止が容易になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593072222 【氏名又は名称】工藤 芳一
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| 【出願日】 |
平成12年6月16日(2000.6.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093148 【弁理士】 【氏名又は名称】丸岡 裕作
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| 【公開番号】 |
特開2001−352846(P2001−352846A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月25日(2001.12.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−180893(P2000−180893) |
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