| 【発明の名称】 |
植物育成容器および植物育成方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】林 慎一郎
【氏名】林 和志郎
【氏名】林 宏三郎
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| 【要約】 |
【課題】植物を植物育成容器で育成するときに根腐れしない。
【解決手段】植物を育成する凹形状の容器2と、この容器2の上端5から下方に延在させた垂下部20とを備え、垂下部20は容器の外面9から離れて位置するとともに容器の外面9を略覆い、容器2はその外面9に開口する孔11を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植物を育成する凹形状の容器と、該容器の上端から下方に延在させた垂下部とを備え、該垂下部は前記容器の外面から離れて位置するとともに前記容器の外面を略覆い、前記容器はその外面に開口する孔を有してなる植物育成容器。 【請求項2】 請求項1において、前記垂下部に別の孔を設けてなる植物育成容器。 【請求項3】 側壁に下方が開口する覆いを設けるとともに、該側壁に孔を設けた容器を使用して植物を育成し、前記側壁の孔からはみ出た根を切って新しい根が出易くしたことを特徴とする植物育成方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、植物を容器に植えて育成する植物育成容器および植物育成方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、植物を育成する方法の一つとして植物を容器(植物育成容器)に植えて育成することが行われる。植物育成容器としては一般に植木鉢を利用する。従来の植物育成容器は、素焼き材、陶器、プラスチックなどの材料を利用した凹形状の容器である。この容器の底には水抜き孔が設けられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような植物育成容器を利用して植物を育成する場合、根の周りの水はけが悪いと、植物の根が腐り育成に支障をきたす。特に、根が乾燥した状態を好む植物の場合には、生育の状態が悪くなり、極端には植物自体が枯れたりする。 【0004】本発明は、植物を植物育成容器で育成するときに根腐れしないことを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、植物を育成する凹形状の容器と、該容器の上端から下方に延在させた垂下部とを備え、該垂下部は前記容器の外面から離れて位置するとともに前記容器の外面を略覆い、前記容器はその外面に開口する孔を有してなることを特徴とする。 【0006】このようにすることにより、凹形状の容器に植えられた植物に水を与えると、水は容器の内側を下方に流れる。容器の内側を下方に流れる水は植物に吸収される。植物に吸収されなかった余分の水は、容器の外面に開口する孔から排出される。したがって植物の生育に必要な水の量が供給される。植物の根が成長するときは、先ず根が容器の内側で広がり、さらに容器の外面に開口する孔から容器の外側に伸びる。 【0007】さらに、第1実施形態の植物育成容器は、容器の外側を略覆う垂下部を備える。垂下部を備えることにより孔から出た根を湿った状態に維持し、植物の根が乾き過ぎることがない。したがって、育成する植物の根が腐る(根腐れ)ことがない。垂下部は容器の外面から離れて位置するので、容器の外側に十分な植物の根の成長する空間が確保される。この空間に根は水と酸素を十分に吸収して生育し広がる。 【0008】凹形状の容器の形状は、植物を育成できれば特に限定するものではないが、たとえば、円筒状、四角筒状、下側を切頭した逆円錐筒状などで、何れも有底である。容器の外面に開口する孔の形状は、特に限定されるものではないが、たとえば円形状、三角形や四角形などの多角形状、スリット状などである。 【0009】孔の数は複数設けると良い。複数の孔を設けることにより容器の外面に孔を分散させて植物の根を容器の外側全体に生長させることができる。容器の外面における孔の設ける位置は規則正しく設けても良いし、ランダムに設けても良い。さらに、孔の大きさは植物の種類に応じて適宜の大きさとする。 【0010】また、先の垂下部に別の孔を設けると良い。垂下部に設けた別の孔から太陽光などの光や空気が侵入して根が乾燥し、根が乾燥することを好む植物に対しては生育が良好になる。 【0011】次に、下方が開口する垂下部または覆いを容器の側壁に設けるとともに、この側壁に孔を設け、この孔からはみ出た根を切って新しい根が出易くすると良い。容器側壁の外面と垂下部との間の空間に植物の根が密集して成長し、根に水や酸素の供給が不十分となった場合は、垂下部の下方の開口部から、はみ出た根を切断する。このようにすると、切断された根から新しい根が出て伸長することができるので育成する植物の生長が促進され、かつ植え替えの必要もない。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る植物育成容器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1〜4において、同一または同等の構造、作用部分には同一符号を付けて示す。 【0013】図1は、本発明に係る植物育成容器の第1実施形態を示す断面図である。図2は、図1の斜視図である。第1実施形態の植物育成容器1は、植木、草花などの植物を育成するもので、植物を育成する凹形状の容器2と、この容器の上端5から下方に延在させた垂下部(または覆い)20とを備える。 【0014】容器2は、下方に縮小する筒状の側壁8、略平板状の底部分13および環状の上縁部4を有し、上方に開口する。側壁8はその外面9に開口する複数の第1の孔(孔)11を有する。第1の孔11の大きさ、数および位置は育成する植物の種類によって適宜の大きさ、数および位置とする。図1において第1の孔11は一部のみ示し、残りは省略されている。 【0015】底部分13は、環状の座部14と、円板状のくぼみ部16とを有する。くぼみ部16の中心位置には水を排出するための底孔17が設けられる。上縁部4は環状であり、その上面に柵の支柱を立てるための穴6が設けられる。穴6は円周方向に等間隔で、たとえば8箇所設けられる。柵は蔓草などの蔓状茎をもつ植物や倒れ易い植物などに対して設けられる。 【0016】垂下部20は、容器の底部分13に近い外面10を除いて外面9を略覆い、容器の外面9の覆いとなる。垂下部の下端21には環状の縁片24が設けられる。 【0017】以上の構造を有する第1実施形態の植物育成容器1は、次のように作用する。すなわち、容器2に植えられた植物に水を与えると、水は容器2の内側を下方に流れる。流れた水は植物に吸収される。植物に吸収されなかった余分の水は、容器の側壁の外面9に開口する第1の孔11から排出される。したがって、生育に必要な水のみが植物に供給され、余分な水は排出される。 【0018】植物の根が成長するときは、この第1の孔11から容器2の外側に伸びる。この際、容器2の外側を略覆う垂下部(または覆い)20を備えるので、根を湿った状態に維持する。したがって、植物の根が乾き過ぎることがなく、かつ育成する植物の根が腐ることがない。 【0019】さらに、垂下部20は容器の外面9から離れて位置するので、容器の外側に十分な植物の根が成長する空間が形成され、根の生育が順調に行われる。さらに容器の側壁8に複数の第1の孔11を分散させて設けることにより植物の根を容器の外側全体に渡って生長させることができる。 【0020】また、容器側壁の外面9と垂下部20との間の空間に植物の根が密集して成長し、根に水や酸素の供給が不十分となり根腐れのおそれがあるときには、容器の側壁に設けた第1の孔11からはみ出た根を切って新しい根が出易くする。覆いの下方の開口部25から植物の根を切断する。このようにすると、孔11から出た根は十分伸長することができるので育成する植物の生長が促進される。 【0021】図3は、第2実施形態の植物育成容器を示す断面図である。第2実施形態の植物育成容器1において、垂下部20は、その壁面に第2の孔(別の孔)22が設けられる。このようにすると第2の孔22から太陽光などの光や空気が侵入して根が乾燥するので、根が乾燥することを好む植物に対しては生長が良好になる。容器の底部分13には複数の底孔18が設けられる。なお、第1の孔11および第2の孔22は、一部のみ図示され、残りは省略されている。図3におけるその他の部分の構造とその作用は、図1、2の第1実施形態の場合と同じであるのでその説明を省略する。 【0022】図4は、第3実施形態の植物育成容器を示す斜視図である。第3実施形態の植物育成容器1は、その容器2の水平断面が矩形(正方形を含む)の場合である。第3実施形態の植物育成容器1においても、容器の側壁8に第1の孔11が設けられる。また、図示の垂下部20は、第2の孔が設けられていないが、育成する植物の種類によって、第2の孔の設けられた垂下部20を設ける。第3実施形態の植物育成容器1におけるその他の構造と作用は、第1、2実施形態の場合と同じであるのでその説明を省略する。 【0023】以上説明したように、この発明を図示の実施形態について詳しく説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施形態のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱せずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得ることは云うまでもない。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、植物を植物育成容器で育成するときに根腐れしない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594060118 【氏名又は名称】林 慎一郎
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| 【出願日】 |
平成12年6月1日(2000.6.1) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−340028(P2001−340028A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月11日(2001.12.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−163974(P2000−163974) |
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