| 【発明の名称】 |
電動式高枝切り鋏 |
| 【発明者】 |
【氏名】西垣 孝信
|
| 【要約】 |
【課題】保持部を持っている片手の指操作だけでモータを正転させて鋏部を閉じさせ、しかもその指を離すだけでモータを反転させて鋏部を開かせ、鋏部が完全に開くと電源がOFFするという、指1本の簡単な操作で鋏部の開閉操作とその切換が瞬時にしかも鋏部の開閉の途中でも行なえる電動式高枝切り鋏を提供することを目的とする。
【解決手段】手元側のケース2に電動モータ6とモータ6の減速装置7とモータ6の電源スイッチであるリミットスイッチ18,19と1方向の指操作によりモータ6を正転させるとともに指を離すとバネ力による反対方向への復帰によりモータ6を逆転させる切換スイッチ21とを内装し、ケース2前端部より突出させたパイプ3の先端部に鋏部14の固定刃15を固定させ、鋏部14の可動刃16のアーム16aとパイプ3内に挿通させた連結部材10の先端とを連結し、減速装置7から前方に向けて突出させたねじ軸8と連結部材10の後部とを螺合させて構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手元側のケースに電動モータと該モータの減速装置と該モータの電源スイッチと指の押操作により該モータを正転させるとともに指を離すとバネ力による反対方向への復帰により該モータを反転させる切換スイッチとを内装し、前記ケース前端部より突出させたパイプの先端部に鋏部の一方を構成する固定刃を固定させ、該鋏部の他方を構成する可動刃のアームとパイプ内に挿通させた連結部材の先端とを連結させ、前記減速装置から前方に向けて突出させたねじ軸と該連結部材の後部とを螺合させて、前記切換スイッチを押操作すると、前記ねじ軸が正転し、これに伴って前記連結部材が後退して前記可動刃が閉じ、押していた指を離すと、前記ねじ軸が反転し、これに伴って前記連結部材が前進して前記可動刃が開くように構成したことを特徴とする電動式高枝切り鋏。 【請求項2】 切換スイッチの操作を手元側のケースに形成した保持部又はその近傍箇所に備えたトリガーの指操作で行なえるように構成するとともに、該トリガーの指操作に支障のないその周辺箇所を前記ケースの一部で囲って構成し、或いは前記ケースに保護枠材を固定させて構成した請求項1に記載の電動式高枝切り鋏。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は手が届かない高さにある木の枝などを切断するのに用いる電動式高枝切り鋏に関し、詳しくは保持部を握っている片手の指の押操作により鋏部を閉じさせ、また押操作していた指を離すだけで鋏部を開けさせ、鋏部が全開すると電源がOFFする電動式高枝切り鋏に関に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より高枝切り鋏は数多くの種類のものが公知となっており、最近では、枝を切るときの力を電動に任せた使い勝手の良い電動式高枝切り鋏が開発されるに至っている。 【0003】その1例として挙げられるものが、実開平1−69475号公報に記載の電動式高所切断具である。この電動剪定鋏は、パイプの先端部に備えた切断機構の切刃の開閉作動を手元側のスイッチの操作によりモーターを駆動させてパイプ内に備えた連結棒を進退作動させて行ない、この連結棒の往復動の制御を連結棒と連動する突体を2個のリミットスイッチに当接させて行なう構造を有するものである。 【0004】この他に、最近の公知技術として、特開平10−66446号公報に記載の電動剪定鋏がある。この電動剪定鋏は、電動モータと駆動機構を内蔵し該電動モータの作動スイッチを設けた挟持部を有する鋏本体と、該鋏本体の前部に設けたパイプと、該固定刃との間で被切断物を切断する可動刃とを具備しており、前記鋏本体内に、前記可動刃が被切断物に食い込んだ時に前記電動モータを逆転させる逆転回路を設けて可動刃の食い込み状態を解除させる構造を有するものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしなから、前者の電動式高所切断具は、モーターの正転と反転の切り換えが前後2個のリミットスイッチからの検知信号を受けて行なわれるために、切刃が完全に閉じる位置まで達しないとモーターが反転して切刃が開く動作に切り替わらない。このため、例えば太い木の枝を切断している途中で切刃が枝に深く食い込んで挟まったときには、作業者は切刃を開動作させて枝から引き離すのが難しくなる。このような事態は作業能率を大きく低下させる原因にもなるばかりでなく、モーターにも過負荷を与え、切断具の寿命にも悪影響を与えるという不具合を生じさせていた。 【0006】これに対し、後者の電動剪定鋏は、可動刃が枝に深く食い込んで挟まったときには、片方の手の指先をトリガーから離してモータを停止させ、これに続いて、もう片方の手の指で逆転スイッチを操作してモータを反転させて可動刃を開動作させると、可動刃を枝から離すことができるのであるが、本機を両手で持っている作業者にはこの操作が煩わしく、しかも瞬時に行なえない不便さがあった。 【0007】しかも重要なことは、前者及び後者共、例えば作業中に、切ってはいけない針金や電線、間違った枝、さらには他人の指などを誤って切り始めようとするのを気付いた時に、とっさの判断により、瞬時に切刃(可動刃)を開動作させることができないために、取り返しのつかない事態に至ることにもなりかねなかった。 【0008】さらに、切刃(可動刃)を瞬時に繰り返して開閉動作させるのが難しいために、例えば太い枝を切るときに、切り込み口を少しずつ枝周り方向にずらしながら楽に切っていくという作業には適しなかった。 【0009】本発明者はこのような不具合が高枝切り作業の作業性及び作業能率と安全性を大きく低下させていることを知り、これら不具合を解消する新規な高枝切り鋏の開発に着手した。そして鋭意・検討した結果、遂に本発明に係る高枝切り鋏を発明し、試作品を完成するまでに至った。 【0010】このような経緯を経て完成した本発明は、その基部の保持部を持っている片方の手の1本の指による押操作とこの指を離す操作だけで、鋏部の閉じ開きと電源のON,OFFが行なえ、しかもその閉じ開きの切り換えがその途中でも瞬時且つ自在に行なえるようにし、例えば、切ってはいけない針金や電線、間違った枝、さらには他人の指などを誤ってまさに切ろうとするのを気付いた時に、瞬間的な反射神経が働いて押操作していた指が離れると、閉じようとしていた鋏部が瞬時に鋏部が開いて、取り返しのつかない事態に至るのを防ぐことができ、また、木の太い枝を切っている途中で可動刃が木の枝に深く食い込んで止まった状態及び木の硬い枝を切れずに可動刃が止まった状態になっても、簡単に鋏部を枝から離すことができる、極めて使い勝手が良好で安全性にも優れた電動式高枝切り鋏を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するために提案される本発明に係る高枝切り鋏は、手元側のケースに電動モータと該モータの減速装置と該モータの電源スイッチと指の押操作により該モータを正転させるとともに指を離すとバネ力による反対方向への復帰により該モータを反転させる切換スイッチとを内装し、前記ケース前端部より突出させたパイプの先端部に鋏部の一方を構成する固定刃を固定させ、該鋏部の他方を構成する可動刃のアームとパイプ内に挿通させた連結部材の先端とを連結させ、前記減速装置から前方に向けて前方に突出させたねじ軸と該連結部材の後部とを螺合させて、前記切換スイッチを押操作すると、前記ねじ軸が正転し、これに伴って前記連結部材が後退して前記可動刃が閉じ、押していた指を離すと、前記ねじ軸が反転し、これに伴って前記連結部材が前進して前記可動刃が開くように構成したことを特徴とする。 【0012】本発明に係る高枝切り鋏は、ケースと鋏部とを長いパイプで連結した全長が1.5〜数mまでの長尺形状を有し、一方の手で手前側の保持部を握り、他方の手でその先方に位置するハンドルを握った姿勢で、手前側の保持部を握っている手の人指し指によるスイッチ操作により鋏部を開閉させて木の高い枝を切るものである。 【0013】本発明に係る高枝切り鋏の最も特徴とするところは、この高枝切り鋏を保持している片方の手の人指し指による切換スイッチの押操作により、モータを正転させる電気回路に接続して鋏部の可動刃が閉じ、押操作していた指を離すだけで、このスイッチがバネの付勢力によって元の位置に復帰してモータを逆転させる電気回路に接続して可動刃が開く、という指1本の極めて簡単な操作で、しかも開閉の途中でもその作動を瞬時に切り換えることができる点にある。 【0014】この点において、前述した特開平10−66446号公報に記載の電動剪定鋏が、モータの回転方向を逆転させるスイッチを別に設けて、そのスイッチ操作をしなければ可動刃を開方向に作動できないという、面倒な操作を必要としており、しかも瞬時に対応出来ないのに比べて、本発明の電動式高枝切り鋏はスイッチの操作性及び作業性において各段に優れたものになっている。 【0015】本発明に係る電動式高枝切り鋏に用いられる切換スイッチは、電流の流れる方向を切り換えるスイッチであり、操作性を考慮すると、押方向と復帰方向の動きごとにスイッチが切り換わる押しボタン方式の切換スイッチを用いるのが最適とされるが、シーソー方式の切換スイッチを用いても構わない。この他、押操作ごとに正・逆接続を繰り返すダブルファンクション方式の切換スイッチを用いても構わない。 【0016】更には、この切換スイッチとトリガーを併用すると指操作が極めて良くなる。尚、大きめのシーソースイッチを用いたものはトリガーが無くても構わない。トリガーは進退自在にケースに支持されており指先で操作するに適当な大きさを有するもので、これを手元側に押した後、指先を離すと、元の位置に復帰するようにバネ力で付勢されている。尚、この付勢力に代わるものとして、切換スイッチの作動部の復帰力を利用したものであっても構わない。この切換スイッチは、その先端の作動部を突出させた状態でケースに内装されており、使い易さを考慮して、この作動部の先端部とトリガーの後端との間に僅かながら遊びの隙間を設けてある。 【0017】ところで本発明に係る電動式高枝切り鋏は電源はAC電源を利用するものであるが、AC電源とバッテリーを併用するものであっても構わない。尚、この併用に対応して使用されるモータは、ACモータ又はダイオードを併用したDCモータである。 【0018】モータの前面にはモータの駆動軸と連結した減速装置が接続されており、この接続装置に内装されている減速歯車組によって回転数が1/10〜1/30に減速されて減速装置の出力軸であるねじ軸から出力される。 【0019】本発明において、本機の手元側ケースの前端から前方に向けて突出させたパイプ内に挿通させてある丈夫で撓(たわ)まなくある程度細い金属棒状の連結部材の基部端に固着した筒部内にねじ筒体を螺入固定させ、このねじ筒体内にねじ軸を螺入させて、モータの駆動軸と共にねじ軸を正転させると連結部材が手前方向に移動して可動刃を閉じさせ、モータの駆動軸と共にねじ軸を反転させると連結部材が前方に移動して可動刃を開かせるように構成したものを最適とする。この他、連結部材全体を小径のパイプで形成し、このパイプの基部端内にねじ筒体を螺入固定させてねじ軸を螺入させるように構成したものも本発明に含まれる。 【0020】モータの駆動停止は連結部材の進退位置を検知して行なわれる。具体的には、連結部材の後部から後方に向けて突出支持させた操作部材の後端の突起により、前後2個のマイクロスイッチからなる制御スイッチを作動させて行なわれる。この2個のマイクロスイッチはいずれもモータの駆動回路を遮断する電源スイッチであり、後方に位置するマイクロスイッチは可動刃が完全に閉じたときの連結部材の後退した位置で作動し、前方のマイクロスイッチは可動刃が完全に開いたときの連結部材の前進した位置で作動する。 【0021】ところで、本発明に係る高枝切り鋏の鋏部は、円弧状の刃を有する固定刃と可動刃とを枢着した一対のものが用いられており、前述したパイプの前端にこの固定刃の基部を固定させ、可動刃のアームの先端部に前述した連結部材の先端を枢着させて、連結部材の進退に伴って可動刃が開閉するようにした。 【0022】尚、トリガーの指操作に支障のないその周辺箇所に、前記ケースと一体形成した保護部を設けて、作業中に枝などが不用意にトリガーやこのトリガーを操作している指に当たって不用意に鋏部が作動しないようにした。尚、この保護部に代えて、トリガー周辺箇所に保護枠材を設けても構わない。 【0023】このように構成した結果、手元側のケースに形成した保持部を片手で持ち、もう一方の片手でケース前方のハンドルを持ちつつ、手前側の片手の指でトリガーを押操作し、指をトリガーから離す、という極めて簡単な操作で、鋏部を閉じさせたり開かせたりすることが可能になり、しかもその応答性は極めて良く、押操作している指を離すだけで瞬時に鋏部が開作動し、さらには鋏部の開閉の途中でも瞬時にその切換えが行なえるため、単に木の高い位置にある枝を切る作業が行なえるだけでなく、鋏部が木の枝に深く食い込んで止まったとき、切ってはいけない針金や電線、間違った枝、さらには他人の指などを誤って切ろうとしたときでも、瞬間的な反射神経の働きに伴う指動作により、不測の事態を防ぐことができる。 【0024】 【発明の実施の形態】本発明の目的及び構成は以上の通りであり、続いて本発明に係る電動式高枝切り鋏の具体的な構成を添付図面に示した実施例に沿って詳述する。 【0025】図1に示すように、本実施例に係る電動式高枝切り鋏(以下、本実施例の高枝切り鋏と略称する)1は、外観視において、手元側の樹脂製のケース2の後部を斜め後方に向けて突出させて片手で握るための保持部4を形成し、該ケース2の前端から前方に向けて長尺形状を有する金属製のパイプ3を突出させ、該パイプ3の先端部に鋏部14を装着し、ケース2近傍の該パイプ3の途中箇所にもう一方の片手で握るためのハンドル24を装着してあり、前記ケース2後部における保持部4の斜め上前方箇所に、人指し指を入れて前後方向に操作するのに十分な大きさの開孔2aを形成し、この開孔2a内の後方においてピン支持させたトリガー5を露見させており、前記ケース2の後端に電源コード50を延出させた構成を有する。 【0026】図2の(a)図に示すように、前記ケース2内の略中央箇所にはモータ6と、その前面に装着した減速装置7とが収容されている。この減速装置7内には、図示しないが数枚の平歯車の組み合わせによる減速ギヤが組み付けられており、該装置7内に突入させたモータ6の駆動軸の回転を減速させて該装置7から前方に向けて突出させたねじ軸8から出力させるようにしてある。 【0027】前記ケース2の前端から突出しているパイプ3の前端において、図2の(b)図及び図3の各図に示すように、鋏部14の一方を構成する固定刃15の基部が固着されており、この固定刃15に鋏部14の他方を構成する可動刃16をピン支持させて一体的に組み付けてある。尚双方の刃15,16の刃先部分は、木枝を切り易くするために円弧状に形成してある。 【0028】図2及び図3の各図において、前記パイプ3内には、上部で撓まない細い金属棒からなる連結部材10を挿通させてある。この連結部材10の前端は、作動部材28を介して前記可動刃16のアーム16a端に枢着してあり、この連結部材10の後端には内ネジを刻設した短尺形状を有する筒体10aが固着して一体形成されており、この筒体10a内の後部にねじ筒12を螺装して固定させてあり、このねじ筒12に前記出力軸8を螺入させてあり,このねじ軸8の反転及び正転により前記連結部材10が進退して、前記可動刃16を開閉させることができるように構成してある。 【0029】図2の(a)図に示すように、前記ケース2内におけるモータ6下方の前後2箇所に、マイクロスイッチ18,19がその作動部18a,19aを上方に向けて備えられている。これら2個のマイクロスイッチ18,19はモータ6の駆動回路を遮断する電源スイッチであり、このマイクロスイッチ18,19の操作は、前記筒体10aの後部から後方に向けて長く突出させた操作部材20の進退に伴いその後端からさらに後方に突出させて形成した突起20aを当接させることにより行なわれる。 【0030】前記モータ6の正転と反転は、図2の(a)図及び図4に示す切換スイッチ21により行なわれる。この切換スイッチ21は前記ケース2の後側部に形成した開孔2a内の後部において、作動部21aを突出させた状態で該ケース2内に装着されており、この開孔2a内において該作動部21aの僅かの遊びの隙間を設けた前方位置にトリガー5を備えている。尚、このトリガー5はその下端部を前記ケース2内に枢着支持させており、前記開孔2b内に指を入れてトリガー5を押操作すると、切換スイッチ21の作動部21aが後退して前記モータ6を正転させる回路に接続され、前記トリガー5から指を離すと、切換スイッチ21の作動部21aは元の位置に復帰して前記モータ6を反転させる回路に接続されように構成されている。 【0031】尚、作業中などにおいて不用意に枝や指がトリガー5に当たって誤作動するといった危険な事態になるのを防ぐために、このトリガー5の前方から下方に向けた周辺箇所を、前記ケース2の一部で囲って前記開孔2bを形成してある。 【0032】図5は切換スイッチ21とその接続回路を示しており、同図に示すように、該切換スイッチ21の一方の接点は接続回路40における右側の正転回路部分に接続され、他方の接点は左側の反転回路部分に接続されており、それぞれの回路には、電流の流れる方向を逆にしたダイオードD1,D2を接続してある。このため、切換スイッチ21の作動部21aが押操作前及び復帰位置にある図5の状態においては、該作動部21aは電流が矢(ア)方向に流れる左側の反転回路部分に接続している。この状態から切換スイッチ21の作動部21aを押操作すると、該作動部21aは電流が矢(イ)方向に流れる右側の正転回路部分に接続する。このように切換スイッチ21の指操作だけで、簡単にモータ(6)の回転方向を換えることができる。 【0033】続いて、図6の(a)図、及び(b)図により、モータ6の駆動に伴う連結部材10の移動と電源の入出力の検知について説明する。 【0034】図6の(a)図は、前記切換スイッチ(21)を押操作していない状態を示しており、この状態においては、前記出力軸8の前部が筒体10a内のねじ筒12内に浅く螺入して、該連結部材10が手前方向に位置しており、この位置において前記操作部材20の突起20aは前方のマイクロスイッチ18の作動部18aを下方に押し下げて、前記可動刃(16)が完全に開いた状態で、電源回路を遮断させてモータ6の駆動を停止させている。 【0035】この状態から前記切換スイッチ(21)を押操作すると、図6の(b)図に示すように、モータ6の駆動軸が正転して出力軸8が正転して前記筒体10a内に深く入り込みながら前記筒体10aと共に連結部材10を手元方向に引き寄せており、この位置において前記操作部材20の突起20aは後方のマイクロスイッチ19の作動部19aを下方に押し下げて、前記可動刃(16)が完全に閉じた状態で、電源回路を遮断させてモータ6の駆動を停止させている。 【0036】つまり図6の(a)図は、指操作していない状態であり、この状態では前記可動刃(16)は完全に開いており、図6の(b)図は、指操作して、前記可動刃(16)を完全に閉じさせた状態である。そして、指操作を止めると、再び図6の(a)図に示す位置に戻る。 【0037】 【発明の効果】以上において説明した本発明に係る電動式高枝切り鋏によれば、保持部を持っている片方の手の指操作だけで鋏部を閉じさせることが出来、しかもその指を離すだけで鋏部が開いて電源がOFFするという、指1本の極めて簡単な操作で鋏部の開閉操作が行なえるようになったのである。 【0038】しかも鋏部の開閉の切り換えが、その開閉の途中でも自在に、しかも瞬時に行なうことが出来るようになったので、例えば、切ってはいけない針金、電線、間違った枝、他人の指などを誤って切ろうとするのに気が付いた時に、瞬間的な反射神経の働きによる指操作により、鋏部を瞬時に開かせて、危険な事態になるのを未然に防ぐことが出来るようになったのである。 【0039】また、例えば、木の太い枝を切っている途中で鋏部が木の枝に深く食い込んで止まった状態及び木の硬い枝を切れずに可動刃が止まった状態になっても、簡単に鋏部を開かせて枝から離すことが出来るようになったのである。この結果、高枝切り鋏を使用した枝切作業が能率良く行なえるようになったのである。 【0040】さらに、トリガーの指操作に支障のないその周辺箇所を前記ケースの一部で囲い、或いは前記ケースに保護枠材を固定させたことによって、作業中に不用意に枝などが指やトリガーに当たって不用意に鋏部が作動して、危険な事態を招くようなことも無くなるなど、安全性を飛躍的に高めることが出来たのである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591065480 【氏名又は名称】ニシガキ工業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年5月31日(2000.5.31) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2001−340023(P2001−340023A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月11日(2001.12.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−204364(P2000−204364) |
|