| 【発明の名称】 |
植生ユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】河合 寿
【氏名】横田 善弘
【氏名】加藤 公和
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| 【要約】 |
【課題】容易に設置でき、景観がよく、防音効果を有する植生ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】車道の脇などに設置するもので、六面体の植生ユニットであって、少なくとも一つの側面に緑化処理を施し、少なくとも上面付近に植栽用土を配置したものである。ここで、前記した発明の構成に、植生ユニットの下面から突出する固定手段を設けることもできる。さらに、前記した発明の構成に、複数の植生ユニットを連結する場合の連結方向に、隣接する植生ユニットの給水管に接続可能な給水管を配置することも可能である。また、前記した発明の構成のうち、側面を網状物で構成することも可能である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】六面体の植生ユニットであって、少なくとも一つの側面に緑化処理を施し、少なくとも上面付近に植栽用土を配置した、植生ユニット。【請求項2】植生ユニットの下面から突出する固定手段を有することを特徴とする、請求項1記載の植生ユニット。【請求項3】複数の植生ユニットを連結する場合の連結方向に、隣接する植生ユニットの給水管に接続可能な給水管を配置したことを特徴とする、請求項1乃至2記載の植生ユニット。【請求項4】請求項1乃至3記載の植生ユニットにおいて、側面を網状物で構成することを特徴とする、植生ユニット。 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車道の脇などに設置する植生ユニットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】車道の脇には、車が車道から飛び出さないようにガードレールなどを設ける。ガードレールは容易に設置することができる。また、車から発生する騒音を遮断するための防音壁を設置する場合もある。【0003】 【本発明が解決しようとする課題】前記した従来のガードレールや防音壁にあっては、次のような問題点がある。 <イ>ガードレールは容易に設置できるが、防音効果はなく、外観も物質的である。<ロ>防音壁は設置に手間がかかる場合が多い。また、防音壁は均一な壁面となる場合が多く、視界が単調になる。<ハ>通常のガードレールの許容荷重では、車道から逸脱する車も多い。【0004】 【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、容易に設置でき、景観のよい植生ユニットを提供することを目的とする。また、他の目的はガード柵としての役割を果たす植生ユニットを提供することである。さらに、他の目的は防音効果を有する植生ユニット提供することである。本発明はこれらの目的の少なくとも1つを達成するものである。【0005】 【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成するために、本発明の植生ユニットは、六面体の植生ユニットであって、少なくとも一つの側面に緑化処理を施し、少なくとも上面付近に植栽用土を配置したものである。ここで、前記した発明の構成に、植生ユニットの下面から突出する固定手段を設けることもできる。さらに、前記した発明の構成に、複数の植生ユニットを連結する場合の連結方向に、隣接する植生ユニットの給水管に接続可能な給水管を配置することも可能である。また、前記した発明の構成のうち、側面を網状物で構成することも可能である。【0006】 【本発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。 【0007】<イ>全体の構成植生ユニット1は、例えば台形柱状の六面体を台形の底辺となる面を下面として使用するものである。植生ユニット1は、例えば側面を網状物で構成し、底面を鋼板で構成する。そして、その内部に充填材32を所定の高さまで詰め、上面付近に植栽用土3を配置する。ここで、少なくとも一つの側面に緑化処理を施す。なお、必要に応じて側面に板材、底面に網状物を配置すること可能である。【0008】<ロ>緑化処理緑化処理は、緑化処理面2を設けることによって行う。緑化処理面2は、複数の植生ユニット1を連結する場合に、連結面とならない面のうち少なくとも一つの側面に設ける。緑化処理面2は、例えば側面網状物61の後方に植生シート21を配置して構成する。側面網状物61には、エキスパンドメタル、ワイヤーメッシュ、金網、樹脂製網などが使用できる。植生シート21は、例えば袋状のシートの内部に土や肥料などの植生基材・種子等を詰めたものや、人工芝・生芝等を配置したものをいう。植生シート21の後方には、必要に応じて保水材22を配置する。保水材22は植生シート21に水分を供給するためのもので、保水力があり徐々に植生シート21に水分を補給できるものが望ましい。例えば、水膨潤性の材料を原料として作った糸・織物・編物・不織布などや、吸水性のよい木炭・ガラス発泡品・綿・紙などでもよい。【0009】<ハ>植栽用土植栽用土3は、植物が育成するのに必要な養分を含む土をいう。植物としては、中・低木の苗木、草本類、花の咲く植物などを植える。植栽用土3は、植物の育成に必要な厚さとなるだけ植生ユニット1に充填する。植栽用土3の下方には充填材32を充填する。充填材32としては、発泡モルタル、発泡スチロール、軽量骨材などの軽量盛土材料を使用することが望ましい。これによって、植生ユニット1全体の重量を軽くすることができる。なお、植生ユニット1全体の重量が設置に支障のない重さになるのであれば、充填材32として土砂、鉄、石、コンクリート材などを使用することもできる。【0010】<ニ>固定手段固定手段としては、植生ユニット1の下面から突出するものを使用する。例えば、植生ユニット1の上面から下面に貫通する固定用孔42を予め設けておいて、植生ユニット1設置後に固定棒41を固定用孔42に挿入して、設置地盤または設置道路に打ち込む。設置地盤または設置道路に予め固定棒41を挿入する穴を設けておいてもよい。また、下面板8に固定棒を取り付けて、設置地盤または設置道路に予め設けた穴に固定棒を挿入して植生ユニット1を設置することもできる。固定手段で植生ユニット1を固定した場合、例えば車が衝突するなどの横方向の力が作用しても植生ユニット1は横ずれしにくい。【0011】<ホ>給水管給水管5は、複数の小孔を有する管、透水性材料製の管、透水性材料と不透水性材料を交互に配置した管などが使用できる。給水管5は、例えば植栽用土3の上部や内部に配置して、給水管に水を通せば植栽用土3に水が供給されるようにする。また、緑化処理面2に配置する保水材22に給水管を接触させて、保水材22に給水することも可能である。給水管5の一端をテーパ状にして植生ユニット1から突出させることもできる。この結果、複数の植生ユニット1を連結して使用する場合に、給水管の接続も容易に行うことができる。【0012】<ヘ>側面処理複数の植生ユニット1を連結して使用する場合、側面のうちの2面は連結面7となる。連結面7は、例えば表層に側面網状物62を配置して、その後方に吸出防止シート73を設置して構成する。側面網状物62には、ワイヤーメッシュ、エキスパンドメタル、金網、樹脂製網などが使用できる。なお、側面網状物62に替えて、鉄板などの板材を使用することもできる。吸出防止シート73は、植生ユニット1に配置した植栽用土などの流出を防ぐものである。吸出防止シート73には、水分は透過して土砂の流出を防ぐ不織布・織布・板材、水分も土砂の流出も防ぐビニルシートや板材等が使用できる。側面網状物62の側方の端部には、連結金具(71,72)を取り付けることもできる。連結金具(71,72)は、隣接する植生ユニット1を連結するための金具である。緑化処理面2と連結面7以外の側面には、例えば耐候性シート9を設置することもできる。耐候性シート9は、耐候性不織布等からなり戸外で使用しても劣化しにくいものをいう。設置した場合に人目に触れない側面や日が当たらない側面などに使用する。【0013】 【本発明の効果】本発明の植生ユニットは以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ>植物及び植生基盤が一つのユニットに組み込まれている。このため、設置するだけで容易に緑化できる。また、内部の充填材に軽量材を使用した場合、コンクリートや石材などを充填した場合に比べて軽量となり、設置が容易となる。<ロ>外部から見える面は緑化されている。このため、車道脇に設置した場合に車窓から見える景観がよくなる。車道脇以外にも種々のガード柵、展示会場などの仕切り柵としても使用できる。<ハ>ガードレールに比べて体積がある分、自重も大きい。また、固定手段を設けた場合、横方向の力に対しても抵抗できる。このため、車道の脇に設置して車の逸脱防止柵として使用できる。<ニ>ガードレールや防音壁に比べて厚みがあり、表面が緑化されている。また、植生ユニット内部には充填材が充填されている。このため、防音効果も有する。車道脇に設置した場合に車の騒音が車道外に漏れるのを低減する事ができる。 |
| 【出願人】 |
【識別番号】000201490 【氏名又は名称】前田工繊株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月9日(2000.5.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082418 【弁理士】 【氏名又は名称】山口 朔生 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−314122(P2001−314122A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月13日(2001.11.13) |
| 【出願番号】 |
特願2000−135991(P2000−135991) |
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