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【発明の名称】 茸の種菌の移植装置
【発明者】 【氏名】山本 定

【要約】 【課題】本発明はホダ木9を移動させずに穴加工と共に種菌8の打込み作業を行って1箇所仕上げた後、ホダ木9を回転或いは装置自体を移動させてホダ木9に多数の種菌8の打込み作業が能率良く且つ簡単に連続して行えると共に安価で且つ軽量化出来る茸の種菌の移植装置を提供することを目的とする。

【解決手段】下端にホダ木当板2を固着し且つ上端に握部3を取付けた主軸1と、該主軸1に対して上下動自在で且つ所定角度回転可能なドリル支持具5に装着した電動ドリル4と、該電動ドリル4と所定角度ずらして配置すると共にドリル支持具5と連動させ、且つドリル41で穿設する穴91に種菌8を打込むための打込軸61を有した菌打込機6とから少なくとも構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下端にはハの字状に配置されたホダ木当板(2)を固着すると共に上端には握部(3)を取付けた主軸(1)と、該主軸(1)に対して上下動自在で且つ所定角度回転可能なドリル支持具(5)に装着した電動ドリル(4)と、前記主軸(1)を中心として前記電動ドリル(4)と所定角度ずらして配置すると共に前記ドリル支持具(5)と連動させ、且つ前記電動ドリル(4)に取付けたドリル(41)と前記主軸(1)間の距離と同じ距離が維持されて駒状の種菌(8)を打込むための打込軸(61)を有した菌打込機(6)とから少なくとも構成したことを特徴とする茸の種菌の移植装置。
【請求項2】 前記主軸(1)の軸方向には種菌用の穴(91)が穿設されるための垂直溝を設けると共にその上方に所定角度ずらすための螺旋溝を連続して設けたガイド溝(1a)が穿設され、前記ドリル支持具(5)の基部(51)を前記主軸(1)にスライド可能に取付けると共に前記基部(51)から前記ガイド溝(1a)にピン(53)を摺動可能に挿入し、前記基部(51)の下方で且つ前記主軸(1)の外周に押上用バネ(54)を取付けた請求項1記載の茸の種菌の移植装置。
【請求項3】 前記菌打込機(6)が、上部に凹部(61a)を設けた打込軸(61)と、該打込軸(61)をスライド可能に収納すると共に前記凹部(61a)に係止する爪(64)の逃げ溝(62a)を上半分に設けた筒体(62)と、その筒体(62)の下部に一端側を固着させると共に他端側を前記主軸(1)と回動可能に設けた可動支持片(63)と、前記凹部(61a)に係止する爪(64)と、該爪(64)と前記主軸(1)に取付けた前記ドリル支持具(5)の基部(51)間に設けた係止用バネ(65)と、前記爪(64)をスライド可能に支持すると共に前記基部(51)から突出させた爪支持台(66)と、前記筒体(62)の上部に取付けると共に前記爪(64)を前記筒体(62)の外部へ移動させて係止状態を解除する係止解除部材(67)と、前記打込軸(61)と前記可動支持片(63)の間に取付けて前記打込軸(61)に弾発力を付与するための打込用バネ(68)とから少なくとも成された請求項1記載の茸の種菌の移植装置。
【請求項4】 前記筒体(62)の下端に、前記種菌(8)を支持するための菌支持片(69)を設け、該菌支持片(69)が、逆ハの字状に取付けられた弾力性を有する2枚の板材から成された請求項3記載の茸の種菌の移植装置。
【請求項5】 前記筒体(62)の下部に種菌(8)を挿入するための挿入口(62b)を設け、該挿入口(62b)に前記種菌(8)を送り込むと共にそれを多数収納するための菌収納管(71)が前記筒体(62)の横に立設された菌供給機(7)を備える請求項3又は4記載の茸の種菌の移植装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホダ木に種菌用の穴を穿設すると共に該穴へ種菌を直ぐに打込んでその箇所の作業を終え、次の箇所の作業を順次行う茸の種菌の移植装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にホダ木に種菌を打込む作業は山などの現地で直接行われている。この場合、電動ドリルとハンマーなどを持って山に入り、現地でホダ木を用意し、このホダ木に電動ドリルで適宜に種菌用の穴を穿設し、その穴に種菌を手でセットして入れた後、ハンマーで打込むことにより、茸の種菌を移植させていた。また従来に於ける茸の種菌の移植装置としては、穴を穿設するためのドリルと、穴に種菌を打込むための菌打込機と、穴に種菌を入れた後にロウで表面処理するための機械とを並べて配置すると共に、ホダ木が各工程に順次送り込むための搬送機械などから構成する自動化された大掛りな茸の種菌を移植させるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記茸の種菌の移植装置は大掛りで重量があるため、山などの現地まで搬送させてセットさせることが極めて大変である。また高価な装置であるため、個人或いは小規模な企業では殆ど購入出来ず、使用されていないのが現状である。しかも、この装置を使用する場合、穴を穿設した後、ホダ木が菌打込機の位置まで移動され、前記穴に種菌が打込まれた後、更にオガ菌部をロウ付けする機械の位置まで移動しなければならず、ホダ木の移動量が多くなるため、作業の高能率化は難しかった。
【0004】本発明はホダ木を移動させずに穴の加工と共に種菌の打込み作業が行われて1箇所仕上げた後、ホダ木を回転或いは装置自体を移動させて順次作業が行われ、ホダ木に多数の種菌の打込み作業が能率良く且つ簡単に連続して行えると共に安価で且つ軽量化出来る茸の種菌の移植装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記現状に鑑みて本発明が成されたものであり、つまり、下端にはハの字状に配置されたホダ木当板を固着すると共に上端には握部を取付けた主軸と、該主軸に対して上下動自在で且つ所定角度回転可能なドリル支持具に装着した電動ドリルと、主軸を中心として電動ドリルと所定角度ずらして配置すると共にドリル支持具と連動させ、且つ電動ドリルに取付けたドリルと主軸間の距離と同じ距離が維持されて種菌を打込むための打込軸を有した菌打込機とから少なくとも構成する。また主軸の軸方向に穴が穿設されるための垂直溝を設けると共にその上方に所定角度ずらすための螺旋溝を連続して設けたガイド溝が穿設され、ドリル支持具の基部を主軸にスライド可能に取付けると共に基部からガイド溝にピンを摺動可能に挿入させ、且つ菌打込機がドリル支持具と連動して種菌の打込み作業が行える構造とすると良く、筒体の下部から種菌が挿入されて送り込む菌供給機を備えると良い。
【0006】
【発明の実施の形態】図1、図2は本発明の実施形態を示す図であり、これに基づいて説明する。(1)は金属管の主軸であり、該主軸(1)の中間部には図4に示すようなガイド溝(1a)が軸方向に穿設されており、図中のイからロは所定角度ずれる螺旋溝であり、ロからハは電動ドリル(4)が穴加工するための垂直溝であると共に穴深さ制限の役目も果たす。また前記所定角度としては60度が好ましいが、他の角度でも良い。(2)は主軸(1)の下端にハの字状に配置させて固定した2枚の板材から成るホダ木当板である。尚、前記ハの字状に配置したホダ木当板(2)の中心に、前記ガイド溝(1a)の垂直溝が来るように主軸(1)はホダ木当板(2)と固定している。又、前記ホダ木当板(2)はハの字状が良好であるが、ホダ木(9)に安定して当接できれば他の形状でも良い。(3)は主軸(1)の上端に取付けた合成樹脂製で球状の握部である。尚、この握部(3)は主軸(1)を安定して支持出来るものであれば形状や材質は他のものでも良い。(4)はホダ木(9)に穴(91)を穿設するためのドリル(41)が取付けられた電動ドリルである。(5)は主軸(1)とスライド可能で且つ所定角度回転可能なドリル支持具であり、該ドリル支持具(5)は、主軸(1)の外周に取付けた上下にスライド可能な基部(51)と、その基部(51)と一端を固定すると共に他端に電動ドリル(4)を装着させるために設けた取付部(52)と、前記基部(51)から前記ガイド溝(1a)へ摺動可能に挿入させたピン(53)と、前記基部(51)の下方で且つ前記主軸(1)の外周に取付けた押上用バネ(54)とから少なくとも構成されている。尚、前記所定角度としては60度が好ましいが、他の角度でも良い。
【0007】(6)は主軸(1)を中心として電動ドリル(4)と所定角度ずらして配置すると共に該ドリル支持具(5)と連動し、且つ前記電動ドリル(4)に取付けたドリル(41)と前記主軸(1)間の距離と同じ距離が維持されて種菌(8)を打込むための菌打込機であり、菌打込機(6)は、上部に凹部(61a)を設けた打込軸(61)と、該打込軸(61)をスライド可能に収納すると共に前記凹部(61a)に係止する爪(64)の逃げ溝(62a)を上半分に設けた筒体(62)と、その筒体(62)の下部に一端側を固着させると共に他端側を前記主軸(1)と回動可能に設けた可動支持片(63)と、前記凹部(61a)に先端を挿入して係止すると共に傾斜部を有した爪(64)と、該爪(64)の後面と前記主軸(1)に取付けた前記ドリル支持具(5)の基部(51)間に設けた係止用バネ(65)と、前記爪(64)をスライド可能に支持すると共に前記ドリル支持具(5)と連動させるために前記基部(51)から突出させた爪支持台(66)と、前記筒体(62)の上部に取付けると共に前記爪(64)を前記筒体(62)の外部へ移動させて係止状態を解除する係止解除部材(67)と、前記打込軸(61)と前記可動支持片(63)の間に取付けて前記打込軸(61)に弾発力を付与するための打込用バネ(68)とから少なくとも成されている。また前記筒体(62)の下端には種菌(8)を支持するための菌支持片(69)を設け、該菌支持片(69)が、逆ハの字状に取付けられた弾力性を有する2枚の板材から成されている(図5参照)。尚、前記菌支持片(69)は2枚以上でも良い。更に前記筒体(62)の下部には種菌(8)を挿入するための挿入口(62b)が設けられている。又、前記可動支持片(63)の主軸(1)側には、滑らかな回転を得るためにベアリングを装着させておくと良い。また前記係止解除部材(67)には、爪(64)に設けた傾斜部の上部位と始めに当接すると共に爪(64)が上方へ行くに従って当接位置を傾斜部の下部位にずれるような働きを行う当接部(67a)が設けられている(図2、図6参照)。尚、前記打込軸(61)を前記電動ドリル(4)と所定角度ずらして配置する角度としては60度が好ましいが、他の角度でも良い。
【0008】(7)は挿入口(62b)に種菌(8)を順次送り込むための菌供給機であり、該菌供給機(7)には少なくとも種菌(8)を収納する菌収納管(71)及び挿入口(62b)に種菌(8)を送り込む機構が備えられている。(9)はナラ,サクラ,クヌギ,カシなどの直径6cm以上の原木を90cm〜1m20cm程度の長さに切ったホダ木であり、その外周及び長さ方向に対して3cm〜4cm間隔に穴(91)が電動ドリル(4)で多く穿設される。
【0009】次に本発明の作用を図3に基づいて説明する。予め菌供給機(7)の菌収納管(71)に種菌(8)を収納させておくと共にドリル支持具(5)に電動ドリル(4)を装着させておく。先ず始めに用意したホダ木(9)の上に、ハの字状に配置されたホダ木当板(2)を当てる。そして片手に握部(3)を握って主軸(1)をホダ木(9)の真上に立設させる(図2参照)。すると菌打込機(6)の打込軸(61)はホダ木(9)の真上に来ると共にドリル支持具(5)に取付けた電動ドリル(4)位置は打込軸(61)と所定角度ずれた位置に来る[図3(a)参照]。次に他方の手で電動ドリル(4)を握って押し下げると、ホダ木(9)側に回転しながら真上に来る[図3(b)参照]。この時、ドリル支持具(5)と菌打込機(6)は基部(51)によって連動すると共にピン(53)が図4に示すガイド溝(1a)のイからロに沿って移動すると、ドリル支持具(5)は所定角度ずれて電動ドリル(4)がホダ木(9)の真上に来るのである。その後、ガイド溝(1a)のロの時点から電動ドリル(4)を作動させてハの位置まで移動すると、ドリル(41)によって種菌用の穴(91)が所定深さに穿設されるのである。そしてドリル(41)がホダ木(9)から離れた後、電動ドリル(4)から手を離すと、前記基部(51)の下方に取付けた押上用バネ(54)によって、電動ドリル(4)と打込軸(61)が自動的に持上げられる。この時、電動ドリル(4)は持上げられながら回転して所定角度ずれた元の位置まで来て止まると共に菌打込機(6)の打込軸(61)も元の位置に戻されるのである[図3(c)参照]。
【0010】この時、打込軸(61)は凹部(61a)に係止する爪(64)によって筒体(62)内部を摺動しながら持上げられる[図6(a)参照]。そして菌打込機(6)の打込軸(61)はホダ木(9)の穿設された穴(91)の真上に来て止まり、且つ即座に打込軸(61)が、伸長した打込用バネ(68)によって弾発的に下方へ押出される。この打込軸(61)が係止状態を解除して弾発的に下方へ押出される状態を図6に基づいて詳細に説明する。先ず打込軸(61)が筒体(62)内部を摺動しながら持上げられて行くと、打込用バネ(68)が伸長される[図6(a)参照]。更に打込軸(61)が持上げられ、筒体(62)の上部に取付けた係止解除部材(67)の当接部(67a)が爪(64)の傾斜部に当る。そして更に爪(64)が持上げられると、筒体(62)の外部へ爪(64)が図中の矢印のように徐々に移動し[図6(b)参照]、爪(64)が凹部(61a)から外れるので、係止状態が解除されるのである。すると、即座に前記打込軸(61)が弾発的に下方へ押出される[図6(c)参照]。この打込軸(61)の先端が、予め筒体(62)の下端に配置させておいた種菌(8)へ当接し[図6(d)参照]、更に打込軸(61)は種菌(8)を筒体(62)から押出して穴(91)に打込む[図6(e)参照]。この時、菌支持片(69)は打込軸(61)によって押し広げられるが、打込軸(61)が上方へ持上げられると、菌支持片(69)は元の位置に戻って次の種菌(8)を支える[図6(f)参照]。
【0011】次にホダ木(9)を回転させて次の穴(91)位置にセットする[図3(d)参照]。そして菌供給機(7)の菌収納管(71)から種菌(8)が筒体(62)の下部に設けた挿入口(62b)へ挿入されると、種菌(8)は菌支持片(69)で支えられる[図6(f)参照]。その後、上記同様に電動ドリル(4)を手で握って押し下げると、ホダ木(9)の真上に来る[図3(e)参照]。この時、打込軸(61)は打込用バネ(68)によって筒体(62)の下側に来たままであるが、爪(64)は電動ドリル(4)と連動して押し下げられ、ドリル(41)によってホダ木(9)に穴(91)が穿設する間に、爪(64)の先端が打込軸(61)の頭部に当る。そして爪(64)が外部へ押される。この状態で更に爪(64)が電動ドリル(4)と共に降下すると、その爪(64)は凹部(61a)の位置まで下がり、その先端が係止用バネ(65)によって自動的に凹部(61a)に挿入されて係止状態となるのである。その後、電動ドリル(4)が持上げられると、打込軸(61)も一緒に持上げられる[図6(f)参照]。そして上記同様に菌打込機(6)が回転しながら打込軸(61)をホダ木(9)の穿設された穴(91)の真上に来て止まると同時に打込軸(61)の係止状態が解除され、伸長した打込用バネ(68)により、打込軸(61)を弾発的に下方へ押出し、穴(91)へ種菌(8)を打込むのである[図3(f)参照]。以上の動作が繰返されるのである。
【0012】
【発明の効果】本発明はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0013】請求項1のように下端にはハの字状に配置されたホダ木当板(2)を固着すると共に上端には握部(3)を取付けた主軸(1)と、該主軸(1)に対して上下動自在で且つ所定角度回転可能なドリル支持具(5)に装着した電動ドリル(4)と、主軸(1)を中心として電動ドリル(4)と所定角度ずらして配置すると共にドリル支持具(5)と連動させ、且つ電動ドリル(4)に取付けたドリル(41)と主軸(1)間の距離と同じ距離が維持されて種菌(8)を打込むための打込軸(61)を有した菌打込機(6)とから少なくとも構成することにより、コンパクトで持運びが容易なものとなるため、山などの現地まで搬送したり又はセットすることが極めて簡単なものとなり、且つ個人或いは小規模な企業で容易に使用出来るものとなった。また穴(91)を穿設した後、従来の如きホダ木(9)を菌打込機(6)の位置まで移動させたり又は穴(91)に種菌(8)を打込んだ後から更にオガ菌部をロウ付けする機械の位置まで移動させる必要がなくなり、ホダ木(9)を移動させずに穴(91)の加工と共に種菌(8)の打込み作業が行われて1箇所ずつ仕上げた後、ホダ木(9)を回転或いは装置自体を移動させてホダ木(9)に多数の種菌(8)が能率良く且つ簡単に連続して作業が行えるものとなった。
【0014】請求項2のように主軸(1)の軸方向には穴(91)が穿設されるための垂直溝を設けると共にその上方に所定角度ずらすための螺旋溝を連続して設けたガイド溝(1a)を穿設し、ドリル支持具(5)の基部(51)を主軸(1)にスライド可能に取付けると共に基部(51)からガイド溝(1a)にピン(53)を摺動可能に挿入させることにより、電動ドリル(4)で穴(91)を穿設した後、電動ドリル(4)が上方へ持上げられると同時に、ドリル支持具(5)の打込軸(61)が、穿設された穴(91)の真上へ自動的に来て直ぐに種菌(8)の打込み作業が行え、作業能率が極めて良いものとなる。
【0015】請求項3に示すように菌打込機(6)として、上部に凹部(61a)を設けた打込軸(61)と、該打込軸(61)をスライド可能に収納すると共に凹部(61a)に係止する爪(64)の逃げ溝(62a)を上半分に設けた筒体(62)と、その筒体(62)の下部に一端側を固着させると共に他端側を主軸(1)と回動可能に設けた可動支持片(63)と、凹部(61a)に係止する爪(64)と、該爪(64)と主軸(1)に取付けたドリル支持具(5)の基部(51)間に設けた係止用バネ(65)と、爪(64)をスライド可能に支持すると共に基部(51)から突出させた爪支持台(66)と、筒体(62)の上部に取付けると共に爪(64)の係止状態を解除する係止解除部材(67)と、打込軸(61)と可動支持片(63)の間に取付けた打込用バネ(68)とから少なくとも構成することにより、電動ドリル(4)で穴(91)を穿設した後にそれが上方へ持上げられると、菌打込機(6)の打込軸(61)が穴(91)の真上に来て即座に打込軸(61)が打込用バネ(68)によって弾発的に降下し、穴(91)に種菌(8)が自動的に打込まれて一箇所の種菌(8)の打込み作業が終了出来るものとなるため、誰にでも簡単に能率良く作業を進めることが可能となる。更に本発明品は従来の装置と比べると遥かに軽量化出来る茸の種菌の移植装置となり、安価に市場へ提供出来るものとなった。
【0016】請求項4に示すように筒体(62)の下端に種菌(8)を支持する菌支持片(69)を設け、それが逆ハの字状に取付けられた弾力性を有する2枚の板材から成すことにより、極めて簡単な構造で種菌(8)を支持する機能を有するものとなるため、安価に製作できる。
【0017】請求項5のように筒体(62)の下部に種菌(8)を挿入する挿入口(62b)を設け、該挿入口(62b)へ種菌(8)を送り込むと共にそれを多数収納する菌収納管(71)を筒体(62)の横に立設させた菌供給機(7)を備えることにより、種菌(8)の供給が簡単に行えると共に自動化することも可能となる。
【出願人】 【識別番号】593143223
【氏名又は名称】山本 定
【出願日】 平成12年1月25日(2000.1.25)
【代理人】 【識別番号】100083633
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏
【公開番号】 特開2001−204249(P2001−204249A)
【公開日】 平成13年7月31日(2001.7.31)
【出願番号】 特願2000−15447(P2000−15447)