| 【発明の名称】 |
緑化方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】洞田 浩文
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| 【要約】 |
【課題】人手を必要とせず、確実に植物のつるを緑化対象物へ固定することができる、緑化方法を提供することを目的とする。
【解決手段】緑化対象物の表面に沿って植栽基板用の網状物を設置して行う方法である。緑化対象物の表面側と一定の距離だけを離した位置に、表側網状物3を設置する。あるいは対象物の表面と一定の距離だけ離して裏側網状物2を設置し、この裏側網状物と表側網状物3との間において、植栽対象の植物を育成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】緑化対象物の表面に沿って植栽基板用の網状物を設置して行う方法であって、緑化対象物の表面側には、表面と一定の距離だけを離した位置に、表側網状物を設置し、緑化対象物の面と、表側網状物との間において、植栽対象の植物を育成する、緑化方法【請求項2】緑化対象物の表面に沿って植栽基板用の網状物を設置して行う方法であって、緑化対象物の表面側には植栽用の裏側網状物を設置し、この裏側網状物と一定の距離だけを離した位置に、表側網状物を設置し、裏側網状物と表側網状物との間において、植栽対象の植物を育成する、緑化方法 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、緑化方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば壁面などを緑化する場合に、つた類などのつる性植物が利用されている。そして緑化する壁面には植栽基盤として網を設置し、その網の線材に植物のつるを巻き付かせることによって固定している。 【0003】 【本発明が解決しようとする課題】前記した従来の緑化方法にあっては、次のような問題点がある。 <イ>つたを網状の基盤へ固定するには、偶然の植物の巻き付けにまかせている。そのために確実に固定がなされているか否か、強風などに耐えられるか否か不明確である。 <ロ>植物を網状の基盤へ確実に固定するためには、人手によって紐状の物で植物のつると基盤とを固定する必要があり、特に足場の不安定な壁面や斜面においては多大な労力を要する。 【0004】 【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、人手を必要とせず、確実に植物のつるを緑化対象物へ固定することができる、緑化方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成するために、本発明の緑化方法は、緑化対象物の表面に沿って植栽基板用の網状物を設置して行う方法であって、緑化対象物の表面側には植栽用の裏側網状物を設置し、この裏側網状物と一定の距離だけを離した位置に、表側網状物を設置し、裏側網状物と表側網状物との間において、植栽対象の植物を育成する、緑化方法を特徴としたものである。 【0006】 【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明の緑化方法の実施例について説明する。 【0007】<イ>緑化する対象。 本発明の緑化方法は、建物の壁面、スラブの裏面、切り土した法面、その他の構造物の鉛直面、斜面、水平面を対象面とすることができる。 【0008】<ロ>網状物の設置。 上記のような緑化対象物の面1に沿って植栽基板用の網状物を設置する。ただし、本発明の方法では少なくとも植栽の基盤として二重に網状物を設置する。この網状物としては、通常の金網、合成樹脂の網、打ち抜き鋼板、切断線を引き伸ばしたエキスパンドメタル、その他の公知の部材を使用することができる。 【0009】<ハ>裏側網状物。 緑化対象物の表面1に近い位置には、植栽用の裏側網状物2を設置する。この裏側網状物2は、対象物の表面1に直接取り付ける場合も、あるいは対象物1の表面から一定の距離だけ離して取り付ける場合もある。その場合には緑化対象物の表面1から一定長さのブラケットなどを突出し、その先端に裏側網状物2を取り付ける。 【0010】<ニ>表側網状物。 さらに裏側網状物2に対して一定の距離だけを離して、表側網状物3を設置する。裏面網状物2と、表側網状物3との距離は、裏側網状物2と表側網状物3との間において、植栽対象の植物を育成することができる距離とする。したがって植栽する植物の種類によって裏側網状物2と表側網状物3との間の距離には多少の変化を持たせる。 【0011】<ホ>裏側網状物を使用しない場合。 上記の実施例では、裏側網状物2とそれと一定の距離だけ離した位置に設ける表側網状物3とを備えた場合について説明した。しかし対象物の面1に接近して裏側網状物2を設置する目的は、植物の根が対象物の面1に直接接触して汚れを発生させたり、対象物の面1を劣化させる現象などを避けるためである。したがってそのような必要がなければ、図2に示すように、裏側網状物2の設置を省略することもできる。その場合には表側網状物3を、対象物の面1から一定の距離だけ離した位置に設置することになる。 【0012】<ヘ>緑化作業。 緑化対象物の屋上、地上、その他の適宜な位置に植物の根を設置する。その根から繁殖したつる4を前記のように構成した 裏側網状物2と表側網状物3との間に導びく。するとつる4は両側の網状物2、3によって挟まれた状態で生育し、近くの網目につるを絡ませ、自発的に固定作業を行う。したがって、つる4が上方へ登ってゆくタイプのものも、下方へ下って行くタイプのものにも利用することができる。こうして緑化対象物の表面1を確実に緑化することができる。 【0013】 【本発明の効果】本発明の緑化方法は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ>網状物を利用して植物の育成を行うものであるから、人手に頼ることなく、確実に植物を固定して、安定した状態で対象物の表面を緑化することができる。 <ロ>偶然に支配される植物の巻き付き、固定を確実に行うように構成してあるから、人手による固定作業を必要としない。したがって特に足場の不安定な高い壁面、法面などの緑化には最適な方法である。 <ハ>網状物を二重にすれば、植物による緑化対象物の表面の汚れや劣化の発生を阻止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000206211 【氏名又は名称】大成建設株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月26日(2000.1.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082418 【弁理士】 【氏名又は名称】山口 朔生 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−204243(P2001−204243A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月31日(2001.7.31) |
| 【出願番号】 |
特願2000−17623(P2000−17623) |
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