| 【発明の名称】 |
ポッティング方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】景山 英治
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| 【要約】 |
【課題】トレーに備えたポット受け毎に、カップ形状に成形されたノーマルな育苗ポットをそれぞれ落とし込み、嵌込んだ状態で載置することで、育苗ポットを連続的若しくは半連続的にポッティングできる、作業効率に優れたポッティング方法を提供すること。
【解決手段】縦又は横、若しくは縦横方向に一定間隔毎に同径の開口部を有する有底のポット受けを形成したトレーの前記ポット受けに、該ポット受けのそれぞれと対応させた位置に、前記育苗ポットの内壁面に当接して前記育苗ポットをそれぞれ単独把持するアームを配し、このアームの把持を解除することで、前記ポット受け内に各育苗ポットを落とし込む工程を有するところに構成的特徴を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】縦又は横、若しくは縦横方向に一定間隔毎に同径の開口部を有する有底のポット受けを形成したトレーの前記ポット受け毎に、カップ形状に成形された育苗ポットをそれぞれ落とし込み嵌込んだ状態で載置するポッティング方法であって、前記ポット受けのそれぞれと対応させた位置に備え、前記育苗ポットの内壁面に当接して前記育苗ポットをそれぞれ単独把持するアームから、このアームの把持を解除することで、前記ポット受け内に各育苗ポットを落とし込む工程を有することを特徴とするポッティング方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、有底のポット受けを形成したトレーの前記ポット受け毎に、カップ形状に成形されたノーマルな育苗ポットをそれぞれ落とし込み、嵌込んだ状態で載置するポッティング方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、野菜苗あるいは花木苗等を育苗する際にはポリエチレンあるいはビニール等に代表される軟質プラスチック製の育苗ポットが汎用されている。従来のかかる育苗ポットはいずれも、上端側が開口する筒状の側壁と、該側壁下端に連続する底壁とから形成されているものであり、これらの育苗ポットはいずれも、使用に際し、育苗用トレーに設けた有底のポット受け内に、それぞれ1個ずつセットするように構成されているものである。そして、これら育苗ポットは、一般には、その複数個を上下に重ね合わせた状態で保管、搬送、そして市販されており、使用時に作業者が重ね合った育苗ポットを1個ずつ抜き取りながらトレーのポット受け内にセットする必要があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの育苗ポットはいずれも軟質の薄肉素材でしかも互いに同寸法形状に形成されているため、これら複数を上下に重ね合せると、育苗ポットの内面と隣接育苗ポットの外面が互いに密着した状態となってしまうため、上下で重なり合った育苗ポットをそれぞれ一個ずつ抜き取ることが困難となり、2個取りや3個取りが発生してスムーズ名作業が難しくな、作業時間がかかって作業効率が悪いという問題があった。 【0004】そこで、多数個の育苗ポットを一括して連設したいわゆる連結ポットが案出され、この連結ポットをトレーに収容するようにされている。この連結ポットでは、トレーの各ポット受けに対応して各育苗ポットが形成されていることから、連結ポットの各育苗ポットが樹脂トレーの各ポット受けに一括して収納されるため、育苗ポットを一つずつ挿入するような作業が不要となり、作業時間の短縮化が図れて作業効率が向上する。 【0005】しかしながら、各育苗ポット内に土壌及び苗等を供給した後、育苗ポットの出荷時などに一つの育苗ポッを分離させようとした場合、作業者が育苗ポットを一つずつ引き千切るようにして分離していたのでは、分離作業に手間取ることがあり、簡単に分離できる場合やなかなか分離できない場合などがあり、分離作業の流れがスムーズにいかなくなって作業者が作業しずらいという問題があった。 【0006】そのため、連結ポットに備えた複数の育苗ポットの個々と対応する位置に区画枠が格子状に形成され、この区画枠内に各育苗ポットを嵌まり込んだ状態で載置するための枠部材と、この枠部材の上方から前記育苗ポットのすべてを押え込みするための押込み部材とから構成されており、枠体の上方から前記連結ポットを構成する育苗ポットのすべてを押込み部材にて押え込むことで全育苗ポットをそれぞれ単体に切り離し、ついで、樹脂ケースのポット収容部(凹部)内に落とし込むもの分離治具が提案されている(特開平11−285318号公報)。 【0007】この分離治具によると、連結ポットを構成する全育苗ポットをすべて押え込みするものであるため、この分離治具を構成する押込み部材に、育苗ポットの数量と同数の棒材(パイプ材)を各育苗ポットとそれぞれ対応する位置に備える必要があり、特に育苗ポットの径が小さくしかもその数量が多い場合には、押込み部材を構成する棒材(パイプ材)が多くなり、しかも互いに近接するため、金型が複雑になって金型が高価になるとともに、金型自体が高重量となり、多量の消費電力量が必要になるという問題があった。 【0008】また、区画枠に嵌込んだ育苗ポットに対して棒材(パイプ材)を配設する作業をする際に、作業者は棒材(パイプ材)を育苗ポット内に確実に挿入しなければならず手間取ることがありこの作業の流れがスムーズにいかなくなって作業しづらく、作業時間がかかって作業効率が悪い、という問題もあった。 【0009】つぎに、特開平11−127691号公報には、枠部材の内側に仕切材を格子状に設け、この仕切材の上方に、連結ポットの連結部を切り離しするための分離用突子を設けたものも提案されているが、この分離治具によると、仕切材の上縁に分離用突子を突設する構成が採用されているため、作業上の危険性を伴い怪我をし易いという問題があった。また、仕切材を上下に積み重ね難いから、広い保管スペースや搬送スペースが必要となり、しかも荷崩れし易く怪我をし易いという問題があった。 【0010】つぎに、近時、外方向に膨出するスぺーサを底面側に形成したカップ状の有底の育苗用ポットの複数を底面からスぺーサまでの距離相当離間して重ね合わせておき、育苗用ポットのスぺーサに複数の爪部を係示させて引き抜きそのまま把持することで、トレーのポット受けに育苗ポットをそれぞれ嵌込んだ状態に載置するポッティング方法が提案されている。この方法によると、育苗用ポットを底面からスぺーサまでの距離相当離間して重ね合わせする必要があるため、装置全体が大型になることに加えて、育苗用ポットの引き抜き不良があったり複数取りすることが多く、迅速性、正確性等の不具合があるという問題があった。 【0011】本発明は以上のような課題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、トレーに備えたポット受け毎に、カップ形状に成形されたノーマルな育苗ポットをそれぞれ落とし込み、嵌込んだ状態で載置することで、育苗ポットを連続的若しくは半連続的にポッティングできる、作業効率に優れたポッティング方法を提供せんとするものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために請求項1記載の発明が採用した技術的手段は、「縦又は横、若しくは縦横方向に一定間隔毎に同径の開口部を有する有底のポット受けを形成したトレーの前記ポット受け毎に、カップ形状に成形された育苗ポットをそれぞれ落とし込み嵌込んだ状態で載置するポッティング方法であって、前記ポット受けのそれぞれと対応させた位置に備え、前記育苗ポットの内壁面に当接して前記育苗ポットをそれぞれ単独把持するアームから、このアームの把持を解除することで、前記ポット受け内に各育苗ポットを落とし込む工程を有することを特徴とするポッティング方法」を、その要旨とするものである。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態態を如何に詳述するが、これは代表的なものを示したものであり、その要旨を越えない限り、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。 【0014】本発明に係るポツティング方法は、以下の装置を使用することで実施できる。 【0015】この装置は、縦又は横、若しくは縦横方向に一定間隔毎に同径の開口部を有する有底のポット受けを形成したトレーを水平方向に誘導する誘導手段と、上下方向に往復動可能であり、ポット受けのそれぞれと対応させた位置に、育苗用ポットの内壁面に当接して当該育苗用ポットをそれぞれ把持すると共にこの把持を解除することで育苗用ポットのそれぞれをポット受け内に落とし込みするための4本のアームを具備した把持装置と、この把持装置の下方に配置され、育苗用ポットの複数を重ね合わてブロックとし、このブロックをポット受けのそれぞれと対応させた位置に収容した収容ケースと、から構成されており、前記トレーの誘導並びに把持装置の動作は、いずれも光センサーにて制御するようになっている。なお、育苗用ポットは、周壁に例えばスペーサーなどを有していない丸形のノーマルな育苗用ポットであっても構わない。また、ブロックを構成する育苗用ポットが略同数個であることは言うまでもないことである。 【0016】先ず、把持装置を下降させ、収容ケース内の最上部に位置する各育苗用ポット内に4本のアームをそれぞれ挿入した状態で停止する。そして、4本のアームを外方向に開くと、育苗用ポットの内壁面に4本のアームをそれぞれ当接させ、丸形の育苗用ポットを略矩形に変形した状態でそれぞれ把持できる。 【0017】ついで、育苗用ポットを把持させた状態もままで、把持装置を上昇させて停止する。 【0018】ついで、把持装置の下方に、各アームのそれぞれと対応させた位置にトレーのポット受けが配置できるようにトレーを移動させて停止し(位置合わせし)、各育苗用ポットを把持した4本のアームをそれぞれ内方向に移動させて、把持状態を開放すると、ポット受け内に各育苗ポットをそれぞれ落とし込むことができる。そして、トレーを装置の外に取り出しする。 【0019】上述した一連の操作を繰り返すことで、トレーのポット受けに、カップ形状に成形されたいわゆる丸形のノーマル育苗用ポットを、連続的若しくは半連続的にポッティングすることができる。 【0020】なお、これらの一連の動作を、駆動機構に連結しセンサーを介して半自動化若しくは自動化することも可能である。 【0021】 【発明の効果】以上の通り、本発明に係るポッティング方法によると、軟質プラスチック製の育苗ポットであっても、作業者が重ね合った育苗ポットを1個ずつ抜き取りながらトレーのポット受け内にセットする必要がなく、また、従来のように、多数個の育苗ポットを一括して連設したいわゆる連結ポットを製造する必要がなく、従って、例えば育苗ポット毎出荷する際に、作業者が育苗ポットを一つずつ引き千切るようにして分離する必要がないから分離治具も必要がない。 【0022】また、カップ形状に成形されたいわゆる丸形のノーマル育苗ポットを使用することができるから、従来のように外方向に膨出するスぺーサを有する専用の育苗用ポットを作製する必要がないから、装置全体を小型にすることができ作業スペースが少なくて済むことに加えて、育苗用ポットの引き抜き不良や複数取りし難く迅速かつ確実にポット受け内に育苗用ポットを備えることができ、かかる作業時間の短縮化が図れて作業効率が向上する、という実効性に優れたポッティング法が提供でき、その実用的価値は極めて大である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593049914 【氏名又は名称】株式会社東海化成
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| 【出願日】 |
平成12年1月17日(2000.1.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083932 【弁理士】 【氏名又は名称】廣江 武典
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| 【公開番号】 |
特開2001−197834(P2001−197834A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月24日(2001.7.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−7913(P2000−7913) |
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