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【発明の名称】 ゴルフコース芝地、芝草についてのトルマリン鉱石粉末の散布による溶出管理方法
【発明者】 【氏名】菅 邦欣

【要約】 【課題】

【解決手段】トルマリン鉱石粉末をゴルフコース芝地或いは芝草に散布し、施用地域に溶出作用するようにする。トルマリン粉末に芽砂を混合した散布肥料材をゴルフコース芝地或いは芝草に散布する。トルマリン鉱石粉末の散布施用は、27ホール全体のフエアウエイ及びコウライグリーンについて、希釈率10倍、使用料2,500kg及び希釈率10倍、使用料500kg及び9ホール全体のフエアウエイ及びコウライグリーンについて、希釈率10倍、使用料500kgを散布する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トルマリン鉱石粉末をゴルフコース芝地或いは芝草に散布し、施用地域に溶出作用するようにしたことを特徴としたゴルフコース芝地、芝草についてのトルマリン鉱石粉末の散布による溶出管理方法。
【請求項2】 トルマリン粉末と芽砂を混合した散布肥料材をゴルフコース芝地或いは芝草に散布し、施用地域に溶出作用するようにしたことを特徴としたゴルフコース芝地、芝草についてのトルマリン鉱石粉末の散布による溶出管理方法。
【請求項3】 前記トルマリン鉱石粉末の散布施用は、27ホール全体のフエアウエイ及びコウライグリーンについて、希釈率10倍、使用料2,500kg及び希釈率10倍、使用料500kg及び9ホール全体のフエアウエイ及びコウライグリーンについて、希釈率10倍、使用料500kgを散布することを特徴とした請求項1記載のゴルフコース芝地、芝草についてのトルマリン鉱石粉末の散布による溶出管理方法。
【請求項4】 前記トルマリン鉱石粉末の散布施用は、9ホール全体の野芝主体のフエアウエイ及びグリーンについて、1平方メートル当り30g〜50gで、約1000kgを散布することを特徴とした請求項1記載のゴルフコース芝地、芝草についてのトルマリン鉱石の散布による溶出管理方法。
【請求項5】 前記トルマリン鉱石粉末の散布施用は、9ホール全体のフエアウエイ及びコウライグリーンについて、芽砂とトルマリン鉱石粉末2,000kgを混合した散布肥料材を1平方メートル当り30gを散布することを散布することを特徴とするゴルフコース芝地、芝草についてのトルマリン鉱石粉末の散布による溶出管理方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフコース芝地管理について、トルマリン鉱石が水分に接触することによってトルマリン鉱石に含まれている多数、さまざまな元素が溶出し、水がミネラル化され、植物の成長を促進する特性及び空気をイオン化して浄化するマイナスイオン化作用の特性を利用してコース芝草や芝地に対する良好な管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフコースはグリーン、テイー、フエアウエイまたはラフ等の特殊な目的の為のターフがある。芝草はゴルフのゲームの要求に合致しなければならないし、また良好なプレイの状態を保つ為に要求する管理の下で良く生育し得るものでなければならない。パッテイングの場合、ボールの回転に対して、いわゆる「順目」、「逆目」の無いことが望まれる。このようなプレイに適するグリーンの状態を作るためには、ターフの維持管理は、頻繁な低い刈取り、及びその他の多くのグラス類の正常な生育を阻止するような厳しい管理システムが要求されていた。
【0003】ゴルフコースの芝草において、パッテインググリーンは、ゴルフコースの生命といわれている。グリーンの表面はスムースで緻密であり、足跡やボールの不規則な運動を避けるように十分固くなければならない。パッテイングするには、常にターフがスポンジ状態を呈することなく、しかも原型に復することが要求される(復元性)。
【0004】パッテイングの場合、ゴルフコースの芝草において、フエアウエイではプレイヤーは確りしたスタンスをとり、ボールのライをよくし、よいショットをする為にはスムースな雑草の無いターフが要求される。これらの要求に合致させる為に、その管理方法として、低く頻繁に刈り取り、シーズンを通じて活力のある芝地の状態をを保つ為に大量の肥料を与え、また潅水するようになった。
【0005】さらに、ゴルフコースのラフについては、以前は実際には自然に生じた植生を、そのまま伸ばし、プレイが著しく阻害されるほど繁茂したときに、ときどき刈取るという作業であった。しかし近時のゴルフコースの管理の傾向、実状としては、フエアウエイと同じ種の芝草を生育するようになった。そしてラフは密生させ裸地を生じないように要求されているし、要求されるプレイの状態は、刈取りの高さや、肥料を加減することによって得られている。
【0006】そして、上記の芝地、芝草の良好な管理するため、植物の生育に必要な肥料としては、芝草の生育にとって最も重要とされる窒素肥料、その他リン酸肥料、カリ肥料、石灰肥料、苦土ヒツ肥料、有機ヒツ肥料、自給肥料、緩効性窒素肥料等を肥料として芝草に与え、植物養分から芝草自身が吸収し、これを収奪してプレイに適切な芝草の生育を図っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】(発明が解決しようとする背景)日本のゴルフコース管理に対して、C県では行政指導の基に、芝地管理について極力農薬を使用しないか、減農薬使用に徹すべきとの基本方針が打ち出されている。そこで、本発明者はこれに対応すべく、鋭意、研究の結果ゴルフコースにトルマリン鉱石の粉末を散布し、関東地方の房総半島南部地区の北部に位置する成田地区、この成田地区のやや西部地区及び南西やや中央上部に位置する白井、八千代地区において開場いているC県の4地区に分散する4ゴルフコースを選択して実施をした。
【0008】上記のとおり各実施、実験の結果、トルマリンには、空気をイオン化して浄化するマイナスイオン化特性があり、また外部圧力によって圧電気・焦電気が生じ(空気のイオン化作用)、摩擦力による加熱効果が得られる。この加熱効果は冬季の芝草根の保温,冷害予防に効果があるとともに融雪効果も生じ、春の芽吹き時に根の強い丈夫な芝草が育成されることが確認された。
【0009】さらに、トルマリン鉱石には界面活性化作用、吸着作用、アルカリ化作用があり、粉塵の吸着除去や雨水のアルカリ・ミネラル化に浄化する作用、空気のマイナスイオン化等、環境改善に有益な効果があることも期待できる。そして、ミネラル化した雨水はゴルフコースの芝地土壌の有機物を活性化し、土壌環境の改善に良好な結果を得ることが実証的に確認された。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明のゴルフコース芝地、芝草についてのトルマリン鉱石粉末の散布による溶出管理方法は以下のように構成されている。
【0011】トルマリン鉱石粉末をゴルフコース芝地或いは芝草に散布し、施用地域に溶出作用するようにしたことを特徴としている。
【0012】さらに、トルマリン粉末と芽砂を混合した散布肥料材をゴルフコース芝地或いは芝草に散布し、施用地域に溶出作用するようにしたことを特徴としている。
【0013】前記トルマリン鉱石粉末の散布施用は、27ホール全体のフエアウエイ及びコウライグリーンについて、希釈率10倍、使用料2,500kg及び希釈率10倍、使用料500kg及び9ホール全体のフエアウエイ及びコウライグリーンについて、希釈率10倍、使用料500kgを散布することを特徴としている。
【0014】前記トルマリン鉱石粉末の散布施用は、9ホール全体の野芝主体のフエアウエイ及びグリーンについて、1平方メートル当り30g〜50gで、約1000kgを散布することを特徴としている。
【0015】前記トルマリン鉱石粉末の散布施用は、9ホール全体のフエアウエイ及びコウライグリーンについて、芽砂とトルマリン鉱石粉末2,000kgを混合した散布肥料材を1平方メートル当り30gを散布することを散布することを特徴としている。
【0016】本発明によると、トルマリン鉱石粉末叉はトルマリン鉱石粉末芽砂を混合した散布肥料材をゴルフコースの芝地或いは芝草に散布したとき、その溶出作用により、空気をイオン化して浄化するマイナスイオン化特性を発揮、また外部圧力によって圧電力・焦電気が発生し、摩擦力による加熱効果が得られる。この加熱効果は冬季の芝草根の保温、冷害予防に効果を発揮すると共に融雪効果も生じ、春の芽吹き時に根の強い丈夫な芝草が育成される。
【0017】さらに、前記したように芝地、芝草についての散布により、トルマリン作用が働き、含まれている水に対してヒドロキシルイオンによる界面活性作用が生じ、この作用で芝草の活発な発芽、生育が増進される。またトルマリン鉱石粉末の芝地、芝草の溶出作用により、それに含まれている多数、さまざまな元素が溶出し、水分をミネラル化し、芝草の成長を促進する効果があることが確認され、ゴルフコースの芝地や芝草について本発明は有効な天然肥料となるものである。さらに、本発明は芝地に対して、トルマリン鉱石粉末は、ホウ素含有率は石炭とほぼ同じである点に着眼し、実験の結果土壌の酸化を防止する中和剤の特殊肥料として有効である。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
【実施例1】コース面積・140万平方メートル、コース・27ホール(C県南部地区Fコース)フエアーウエイ及びコウライグリーンの27ホール全体に希釈率・10倍のトルマリン鉱石粉末使用料・2,500kgを散布。2フエアウエイ及びコウライグリーンの27ホール全体に希釈率10倍・使用料500kgのトルマリン鉱石粉末を散布実施。
【0020】散布の結果、施用散布地域の芝全体の根の張りが格別に良好となった。さらに、発育状況についても従来にない生育状況が認められた。しかし、エアーレーションを実行した後にもかかわらず、豆コガネムシが多く見られ防虫効果は期待できなかった。虫の発生した個所は芝の生育に若干の影響が認められた。
【0021】
【実施例2】コース面積・10万平方メートル、コース9ホール(C県白井、八千代地区Lコース)野芝主体の全コースのフエアウエイ、ラフ、グリーンに1平方メートル当り30g〜50gの割合で、約1000kgのトルマリン鉱石粉末を散布。その結果施用地域の芝の育成は順調に生育した。グリーンの一部の芝草を約深さ8cm剥ぎ取り、トルマリン鉱石粉末を散布してある芝草を前記剥ぎ取った跡地に張って生育養生状況を観察したところ、気温が下がった状況下で野芝の緑が卓越した長期間の持続する結果を得られた。寒冷対策として顕著な効果を発揮することが確認された。さらに、前例と同一割合の散布料に芽砂を混合して散布したところ、トルマリン鉱石粉末は、全体に根を丈夫にするため、芝草の葉が強く、グリーンの芽がきつく生育し、草芽によるゴルフボールに対する影響が強くなることが確認された。
【0022】
【実施例3】コース面積・77万平方メートル、18ホールの中のホール(C県成田地区のやや西部地区Sコース)トルマリン鉱石粉末2,000kgを芽砂を混合して散布肥料材とし、全コースのフエアウエイ、ラフ、グリーンについて1平方メートル当り30ぐを散布した。対比上注目すべき状況は、2番ホールの芝地は赤土が殆どで、それに比べて5番ホールは芝地全部が砂の床土になっているため、地力と保水力のある2番ホールと、地力と保力の無い5番ホールは、対照的な差異が認められ、この状況での施用散布、特にトルマリン鉱石粉末と芽砂を混合した散布肥料材として一緒に散布した結果につき観察してきた。
【0023】その経時結果、散布時より一ヶ月後の全般、他のグリーンに比べ緑がいつまでも維持され、且つ新芽の発芽が長続きし、密集してきた事実が確認されている。下旬に着色材を散布しても当然、未散布の施用地に比べ緑が格段と濃い様相を呈した。数ヶ月たった現在に至っては、気温が低くなり0度C前後の最低気温においても、トルマリン鉱石粉末の溶出作用効果により、その圧電・焦電効果で緑が保持されている点が顕著である。
【0024】トルマリン鉱石粉末を散布施用することにより、別名電気石と称されているように表面に電荷が発生し、常時微弱電流が流れているため、地表が暖まり保温効果が発生してきて地温が低くなってきても多少温かさを保持することが出来、施用未散布個所に比べて緑が保たれている効果が顕著である。さらに、これらの保温効果による寒冷対策は、単なる散布よりも、地表から数cm下に敷きつめる方がより効果的であることが施用試験の結果判明した。
【0025】
【実施例4】コース面積・77万平方メートル・18ホール(C県北部成田地区・Iコース)春季の後半時期、18ホールの36グリーン及びフエアウエイ・ラフともに、一回につき1,000kgのトルマリン鉱石粉末を三回、総使用料3,000kgを施用散布、その際、特に水捌けの悪い個所には多めの散布量を施用した結果、トルマリン鉱石の溶出による吸水作用が効果的に働き、以後その施用地には湿地のようなグチャグチャにならず、芝草も良好な状態を維持続けてしている。さらに、芝草の生育状況は、特にコーライ芝に最良な効果が認められ、良好な効果となっている。その結果、3,6mmカットで、滑るような鏡状のグリーンが一部可能な状況までに至っている。
【0026】この施用散布の効果として、散布されたトルマリン鉱石粉末がゴルフコースの芝地、芝草施用地の水や水分に対して電気分解を起こし、ヒドロキシルイオンである界面活性作用のある物質を発生し、同時に水や水分そのものが弱アルカリ化するだけでなく活性化する効果も確認された。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、トルマリン鉱石粉末叉はトルマリン鉱石粉末芽砂を混合した散布肥料材をゴルフコースの芝地或いは芝草に散布したとき、その溶出作用により、空気をイオン化して浄化するマイナスイオン化特性を発揮、また外部圧力によって圧電力・焦電気が発生し、摩擦力による加熱効果が得られる。この加熱効果は冬季の芝草根の保温、冷害予防に効果を発揮すると共に融雪効果も生じ、寒冷対策上有功であり、また、春の芽吹き時に根の強い丈夫な芝草が育成される。
【0028】さらに、前記したように芝地、芝草についての散布により、トルマリン作用が働き、含まれている水に対してヒドロキシルイオンによる界面活性作用が生じ、この作用で芝草の活発な発芽、生育が増進される。またトルマリン鉱石粉末の芝地、芝草の溶出作用により、それに含まれている多数、さまざまな元素が溶出し、水分をミネラル化し、芝草の成長を促進する効果があることが確認され、ゴルフコースの芝地や芝草について本発明は有効な天然肥料となるものである。
【0029】さらに、本発明は芝地に対して、トルマリン鉱石粉末は、ホウ素含有率は石炭とほぼ同じである点に着眼し、実験施用の結果土壌の酸化を防止する中和剤の特殊肥料として有効である。
【出願人】 【識別番号】591085776
【氏名又は名称】菅 邦欣
【出願日】 平成12年1月19日(2000.1.19)
【代理人】 【識別番号】100066223
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
【公開番号】 特開2001−197832(P2001−197832A)
【公開日】 平成13年7月24日(2001.7.24)
【出願番号】 特願2000−9634(P2000−9634)