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【発明の名称】 植木鉢
【発明者】 【氏名】川西 康彦

【要約】 【課題】強風が吹いたり、通行時に接触した場合にも、転倒を防止出来る植木鉢を提供する。

【解決手段】略脚付杯状植木鉢1の背面壁21の上端に紐挿通孔22が設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 略脚付杯状植木鉢の背面壁上端に紐挿通孔が設けられていることを特徴とする植木鉢。
【請求項2】 略脚付杯状植木鉢の背面壁上端に結紐突起が設けられていることを特徴とする植木鉢。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植木鉢に関する。
【0002】
【従来の技術】花期に当たる草本を寄せ植えすることが出来る略脚付杯状植木鉢は、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような略脚付杯状植木鉢に於いては、丈高な為に重心が高くなり、強風が吹いたり、通行時に接触した場合に、転倒し易いという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、強風が吹いたり、通行時に接触した場合にも、転倒を防止することが出来る植木鉢を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の植木鉢は、略脚付杯状植木鉢の背面壁上端に紐挿通孔が設けられていることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の植木鉢は、略脚付杯状植木鉢の背面壁上端に結紐突起が設けられていることを特徴とする。
【0007】請求項1乃至2の発明の植木鉢に於いて、植木鉢の材質は、特に限定されず、例えば、軽量で耐蝕性の優れたポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)等の熱可塑性樹脂が好適に使用される。
【0008】請求項1乃至2の発明の植木鉢に於いて、園芸用植物が収納される本体部の形状は、特に限定されないが、ベランダや柵等の壁面に沿って設置するのに適するよう、例えば、平面視略半円状、略半楕円状等とされるのが好ましい。
【0009】請求項1の発明の植木鉢に於いて、本体部の背面壁上端に設けられる紐挿通孔の形状は、特に限定されないが、隅角部から罅割れを生じないよう、隅角部のない円形、楕円形、卵形等となされ、その周縁には厚肉部もしくは補強突条が周設されるのが好ましい。又、紐挿通孔の数、配置も、特に限定されない。
【0010】請求項2の発明の植木鉢に於いて、本体部の背面壁上端に設けられる結紐突起の形状は、緊結された紐端が容易に抜落しなければ特に限定されず、例えば、略茸状、略鉤状、略冂字状、略環状等の何れでもよい。結紐突起の突出方向も、上方乃至外側方の何れでもよい。
【0011】請求項1乃至2の発明の植木鉢に於いて、脚部の形状は、略中空円筒状であれば特に限定されないが、安定性を増す為に、上に向かって細まる略截頭円錐形状とされ、接地部は同心円状に拡径されるのが好ましい。
【0012】請求項1乃至2の発明の植木鉢に於いて、本体部と脚部とは、運搬及び保管に際して入れ子にして容積を節減することが出来るよう、別体に成形され、使用時には接合可能とされるのが好ましい。
【0013】本体部と脚部との接合手段は、特に限定されず、例えば、本体部の下方開口有底円筒状凹陥部内に脚部の上端の小径円筒部を嵌合して本体部を周方向に回動させ、小径円筒部の上端から内方に突設された係合用爪片を円筒状凹陥部に設けられた断面略L字状の係合用段部内に挿嵌、係止すればよい。
【0014】請求項1乃至2の発明の植木鉢に於いて、限られた面積に多数の園芸用植物を収納することが出来るよう、略相似形状の植木鉢を複数個上下に積重ねることが出来るようにしてもよい。
【0015】その場合には、本体部内面に脚部支承板を3個以上放射状に立設し、積重ねられた植木鉢の脚部の移動を防止出来るよう、脚部の接地部を挿入出来る凹陥部もしくは段部を脚部支承板の上面に設けるのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本の発明の実施例を図面に基いて説明する。図1は請求項1の発明の植木鉢の1例を示す斜視図、図2は図1に示されている請求項1の植木鉢の断面図、図3は紐挿通孔を外方から見た状態を示す要部斜視図、図4乃至図6は請求項2の発明の植木鉢の第1乃至第3実施例の結紐突起を示す要部斜視図である。
【0017】図1に示されている請求項1の発明の植木鉢に於いて、1は略脚付杯状の植木鉢であって、平面視略半楕円状の本体部2の開口部は斜め外方に略朝顔状に拡径されている。本体部2の中央には下方開口有底円筒状凹陥部21が設けられている。
【0018】本体部2の背面壁22上端には、円形の紐挿通孔23が2個左右に穿設されており、紐挿通孔23の周縁部外面には、図3に示されているように、略正方形状の厚肉部が周設されている。
【0019】3は略截頭円錐形状の脚部であって、接地部31は同心円状に拡径されている。脚部3の上端は小径の円筒部32となされており、小径円筒部32を本体部2の円筒状凹陥部21内に挿嵌して本体部2を周方向に回動させ、小径円筒部32の上端から内方に突設された係合用爪片33を円筒状凹陥部21に設けられた略L字状係合用段部24内に係止することによって本体部2に接合されている。
【0020】植木鉢を、ベランダや柵等の壁面に沿って設置する場合には、紐挿通孔23に紐の一端を挿通して緊結し、他端をベランダや柵等の支柱、笠木、横木等に緊結すればよい。植木鉢を移動する場合には、紐を解いて除去すればよい。
【0021】図4に示されている請求項2の発明の植木鉢の第1実施例に於いては、紐挿通孔23に代えて略茸状の結紐突起25が背面壁上端から上方に突設されており、植木鉢の設置時には、結紐突起25の根元の小径部に紐の一端が緊結される。
【0022】請求項2の発明の植木鉢の第2乃至第3実施例に於いては、図5もしくは図6に示されているように、略冂字状の結紐突起26が背面壁上端から上方もしくは外側方に突設されており、植木鉢の設置時には、結紐突起26の横杆に紐の一端が緊結される。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明の植木鉢は、叙上の通り構成されているので、紐挿通孔に紐の一端を緊結し、他端を植木鉢の近傍に存在するベランダや柵等の支柱、笠木、横木等に緊結することによって、強風が吹いたり、通行時に接触した場合にも、転倒を防止することが出来る。請求項2の発明の植木鉢は、叙上の通り構成されているので、結紐突起に紐の一端を緊結し、他端を植木鉢の近傍に存在するベランダや柵等の支柱、笠木、横木等に緊結することによって、強風が吹いたり、通行時に接触した場合にも、転倒を防止することが出来る。
【出願人】 【識別番号】000002174
【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
【出願日】 平成11年8月24日(1999.8.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−61348(P2001−61348A)
【公開日】 平成13年3月13日(2001.3.13)
【出願番号】 特願平11−237240