| 【発明の名称】 |
容器の搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】青柳 秋雄
【氏名】長部 雅二
【氏名】川上 龍一
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| 【要約】 |
【課題】栽培用の容器あるいは種菌用の容器などを縦横複数列に収納したコンテナを搬送機構に搬入する供給スペースを極力抑えつつ、前記コンテナ内の容器のキャップの取り外しを良好に行い、かつキャップを取り外した容器をコンテナとともに連続して前記搬送機構によって送り出すことのできる容器の搬送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】容器1を複数列に整列して収納したコンテナ3を搬入側から搬出側へと移送する搬送機構Hと、この搬送機構Hの搬送途上に設けられ、前記容器1の瓶口1Aに被せられているキャップ2を取り外すキャップ取り外し機構Bと、このキャップ取り外し機構Bの前工程にて前記搬送機構Hの搬送経路途上において前記コンテナ3を複数段に積み上げられた前記コンテナ3を上下方向に吊り下げ移動可能とし、かつそのコンテナ3を一個毎前記搬送機構H上に供給可能に設けたリフト機構Lとを備えてなることを特徴とする容器の搬送装置である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 容器を複数列に整列して収納したコンテナを搬入側から搬出側へと移送する搬送機構と、この搬送機構の搬送途上に設けられ、前記容器の瓶口に被せられているキャップを取り外すキャップ取り外し機構と、このキャップ取り外し機構の前工程にて前記搬送機構の搬送経路途上において前記コンテナを複数段に積み上げられた前記コンテナを上下方向に吊り下げ移動可能とし、かつそのコンテナを一個毎前記搬送機構上に供給可能に設けたリフト機構とを備えてなることを特徴とする容器の搬送装置。 【請求項2】 前記キャップ取り外し機構によって前記キャップが取り外された容器を前記コンテナとともに前記搬送機構の搬出側へ移送し、かつ前記コンテナの移送に連れて前記リフト機構を作動して吊り下げられている前記コンテナを一個毎前記搬送機構上に供給してなることを特徴とする請求項1に記載の容器の搬送装置。 【請求項3】 前記搬送機構には、前記リフト機構位置に対応して供給されるコンテナを停止するストッパ手段が設けられるとともに、コンテナの有無を検出するコンテナ検出手段を設けてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器の搬送装置。 【請求項4】 前記コンテナ検出手段の検出信号に基づき、前記キャップ取り外し機構へと前記コンテナを移送し、かつ前記キャップ取り外し機構によってキャップが取り外された容器をコンテナとともに搬送機構の元の位置へ復帰移送する搬送コンベヤ機構を設けてなることを特徴とする請求項3に記載の容器の搬送装置。 【請求項5】 前記搬送コンベヤ機構は、前記搬送機構のコンテナの搬送面に対して出没可能に配設してなることを特徴とする請求項4に記載の容器の搬送装置。 【請求項6】 前記搬送機構の移送始端側には、複数段に積み上げられる前記コンテナを位置規整する積み上げガイド部材を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の容器の搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、きのこ類の種菌が充填された容器や培養基が充填された容器をコンテナに収納し、このコンテナに収納された前記容器を搬送装置にて搬送移送しつつ、その搬送移送時に前記容器に被せられているキャップを取り外しながら搬出する容器の搬送装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般的には従来、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄養源を配合した培養基を用いてきのこ類を人工栽培する方法としては、培養基を栽培容器に充填して殺菌処理し、その充填した栽培容器の中にエノキダケ,マイタケなどのきのこ類の種菌を接種した後に、栽培用の容器の口部に蓋を被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度条件下で菌を培養して工業的に栽培する方法などが行われている。 【0003】この際に用いられる栽培用の容器の瓶口開口部には、キャップが被せられており、無菌状態になっている培養基に雑菌が入り込むことを防ぐようにしている。きのこ類の栽培は、その省力化の要請から培養基が充填されキャップで密封された容器を、たとえば縦列4個,横列4個が収納可能なプラスチック製のコンテナに入れて保管するようにしており、これを操作単位として、各工程間を連結するコンベヤ上に移動させたりして、培養基の充填、殺菌、種菌の接種、菌糸の培養などの処理が行われている。 【0004】これら一連の栽培作業においては、栽培用の容器のキャップを取り外す作業として、培養基の充填作業時においてその栽培用の容器のキャップを取り外したり、種菌の接種時において培養基を充填した栽培用の容器のキャップを取り外したりあるいは栽培用の容器内に菌糸が蔓延してきたところで栽培用の容器のキャップを取り外して古い菌を掻き出す菌掻き作業時を行う必要があり、この栽培用の容器のキャップを取り外す作業にあっても、前述したようにその省力化を考慮してコンテナ内に栽培用の容器を収納して状態にて行うようにしている。 【0005】また、前述した栽培用の容器とは別にして、種菌を充填した種菌用の容器においても容器のキャップを取り外す作業が行われることがある。すなわち、栽培容器内の培養基に種菌を接種する前段階としての準備作業として、前記種菌容器内の固くなって老化した種菌の表面部分を掻き取る、種菌掻き取り除去作業があり、この種菌掻き取り除去作業の前工程にてその種菌容器に被せられたキャップを取り外す必要があり、この場合も同様にして、搬送コンベヤの上にコンテナ内に収容した縦横複数列に並べられた種菌用の容器を搬送しつつ、容器のキャップを取り外すようにしている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、栽培用の容器や種菌用の容器などそれぞれの容器のキャップを取り外す作業能率を高めるために前述したように、搬送用のコンベヤ上にコンテナに収納された縦横複数列に並べられた容器を搬入し、この搬送途上にキャップ取り外し機構を備え付けて構成し、順次前記コンテナ内の容器のキャップを取り外して次の工程へと搬出する容器のキャップ取り外し搬送機構が提案されている。しかしながら容器を収容したコンテナの数量が多くなればなるほど、前記キャップ取り外し機構の前段階においてコンテナを送り出す搬送用のコンベヤのスペース、すなわちコンベヤの長さが必要となるという問題があった。 【0007】これを避けるため、たとえば前記コンテナを人手によって積み重ねて準備し、この積み重ねられたコンテナを手作業にて一つづつ前記キャップ取り外し機構へと送り込むようにすることにより、搬入側であるコンベヤのスペースを抑えることができるという反面、人手による作業であるため、手間がかかる上に重労働であり大変であった。 【0008】そこで本発明は、栽培用の容器あるいは種菌用の容器などを縦横複数列に収納したコンテナを搬送機構に搬入する供給スペースを極力抑えつつ、前記コンテナ内の容器のキャップの取り外しを良好に行い、かつキャップを取り外した容器をコンテナとともに連続して前記搬送機構によって送り出すことのできる容器の搬送装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成するため、請求項1では、容器を複数列に整列して収納したコンテナを搬入側から搬出側へと移送する搬送機構と、この搬送機構の搬送途上に設けられ、前記容器の瓶口に被せられているキャップを取り外すキャップ取り外し機構と、このキャップ取り外し機構の前工程にて前記搬送機構の搬送経路途上において前記コンテナを複数段に積み上げられた前記コンテナを上下方向に吊り下げ移動可能とし、かつそのコンテナを一個毎前記搬送機構上に供給可能に設けたリフト機構とを備えてなることを特徴とする容器の搬送装置である。また請求項2では、請求項1において、前記キャップ取り外し機構によって前記キャップが取り外された容器を前記コンテナとともに前記搬送機構の搬出側へ移送し、かつ前記コンテナの移送に連れて前記リフト機構を作動して吊り下げられている前記コンテナを一個毎前記搬送機構上に供給してなることを特徴とする容器の搬送装置である。また請求項3では、請求項1または請求項2において、前記搬送機構には、前記リフト機構位置に対応して供給されるコンテナを停止するストッパ手段が設けられるとともに、コンテナの有無を検出するコンテナ検出手段を設けてなることを特徴とする容器の搬送装置である。また請求項4では、請求項3において、前記コンテナ検出手段の検出信号に基づき、前記キャップ取り外し機構へと前記コンテナを移送し、かつ前記キャップ取り外し機構によってキャップが取り外された容器をコンテナとともに搬送機構の元の位置へ復帰移送する搬送コンベヤ機構を設けてなることを特徴とする容器の搬送装置である。また請求項5では、請求項4において、前記搬送コンベヤ機構は、前記搬送機構のコンテナの搬送面に対して出没可能に配設してなることを特徴とする容器の搬送装置である。また請求項6では、請求項1において、前記搬送機構の移送始端側には、複数段に積み上げられる前記コンテナを位置規整する積み上げガイド部材を設けてなることを特徴とする容器の搬送装置である。 【0010】 【発明の実施の形態】前記請求項1の構成によって、容器を複数列に整列して収納したコンテナを複数段に積み上げ配設することによって搬送機構の移送始端側のスペースを広くとることなく抑えることができるとともに、リフト機構によって、その積み上げられたコンテナを上下方向に吊り下げ移動可能とし、かつそのコンテナを一個毎前記搬送機構上に順次搬送機構によって次の工程へと順次送り込むことができる。また請求項2では、請求項1において、前記キャップ取り外し機構によって前記キャップが取り外された容器を前記コンテナとともに前記搬送機構の搬出側へ移送し、かつ前記コンテナの移送に連れて前記リフト機構を作動して吊り下げられている前記コンテナを一個毎前記搬送機構上に供給してなることにより、手作業によって一個毎コンテナを搬送機構へと送り込むといった煩わしい作業を削減することができる。また請求項3では、請求項1または請求項2において、前記搬送機構には、前記リフト機構位置に対応して供給されるコンテナを停止するストッパ手段が設けられるとともに、コンテナの有無を検出するコンテナ検出手段を設けてなることにより、搬送機構上におけるリフト機構の所定位置に安定状態にして複数段に積み上げられたコンテナを供給することができ、これによりリフト機構により積み上げられたコンテナを良好に吊り下げ保持することが可能となり、前記キャップ取り外し機構へのコンテナの供給をも良好に行うことができる。また請求項4では、請求項3において、前記コンテナ検出手段の検出信号に基づき、前記キャップ取り外し機構へと前記コンテナを移送し、かつ前記キャップ取り外し機構によってキャップが取り外された容器をコンテナとともに搬送機構の元の位置へ復帰移送する搬送コンベヤ機構を設けてなることにより、搬送機構からキャップ取り外し機構への受け渡しを良好に行うことができるという効果がある。また請求項5では、請求項4において、前記搬送コンベヤ機構は、前記搬送機構のコンテナの搬送面に対して出没可能に配設してなることにより、前記リフト機構の所定位置へコンテナを送り込む際、搬送機構上でのコンテナの送りに対して前記搬送コンベヤ機構が邪魔になることもなく配設することができるとともに、搬送機構とキャップ取り外し機構との受け渡しも良好に行うことができる。また請求項6では、請求項1において、前記搬送機構の移送始端側には、複数段に積み上げられる前記コンテナを位置規整する積み上げガイド部材を設けてなることにより、積み上げられるコンテナをガイド部材によって揃えた状態にて積み上げが可能となり、搬送機構による移送時において崩れることなく安定状態にして供給することが可能となるものである。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照にして説明する。図1に示すように、たとえば栽培容器内あるいは栽培包装袋内の培養基に接種するための種菌Tは、従来から用いられている形状と同様の構造からなる円筒状の容器1内に充填され、その容器1の瓶口1Aにはキャップ2を被せて雑菌の侵入を抑制するようにしており、種菌Tが充填されキャップ2で密封された容器1を、たとえば縦列4個,横列4個が収納可能なプラスチック製のコンテナ3に入れて保管するようにしている。 【0012】本発明の実施例では、種菌を充填した容器のキャップ取り外し搬送機構に加えて、その容器の殺菌処理機構と、種菌が充填され容器内の固くなって老化した種菌の表面部分を掻き取る種菌表面掻き取り除去機構とを一連の機械装置に組み入れて構成しているが、ここでは本願発明の主要部である容器の搬送装置を主体にして添付図面に基づいて説明する。図2から図22は本発明の第1実施例の搬送装置の概略構成とその動作について示している。 【0013】同図において、容器のキャップ取り外し搬送機構Bの本体フレーム4の略全長に渡り所要箇所にモーターを内蔵した移送用のローラーコンベヤ5が設けられ、この移送用のローラーコンベヤ5の回転駆動によって前記容器1を収納したコンテナ3を移送始端側である搬入側から移送終端側である搬出側に向けて搬送する搬送機構Hを構成している。 【0014】そして、種菌Tが充填されキャップ2で密封された容器1を、たとえば縦列4個,横列4個収納した前記プラスチック製のコンテナ3を移送始端側における搬送機構Hのローラーコンベヤ5上に載せ、移送用のローラーコンベヤ5を始動させるとそのコンベヤ5の回転駆動によってコンテナ3が移送終端側に向かって搬送できるように構成されている。 【0015】この際、前記搬送機構Hの移送始端側には、図2と図3などに示すように、前記本体フレーム4の移送始端側縁部と一方の側部にコンテナ3を位置決めするための積み上げガイド部材6が取り付け固定され、この積み上げガイド部材6に沿って前記コンテナ3を位置規整しながら揃えた状態にて積み上げ可能に設けられ、搬送機構Hのローラーコンベヤ5による移送時において荷崩れを起こすことなく安定状態にして供給することが可能となるようにしている。 【0016】前記搬送機構Hのローラーコンベヤ5の搬送途上において、コンテナ3に収容された前記種菌用の容器1の瓶口1Aに被せられているキャップ2を取り外すキャップ取り外し機構Bが隣接して備え付けられるとともに、このキャップ取り外し機構Bの前工程にて前記搬送機構Hの搬送経路途上において前記コンテナ3を複数段に積み上げられたコンテナ3を上下方向に吊り下げ移動可能(昇降移動可能)とし、かつそのコンテナ3を一個毎前記搬送機構H上に供給可能に設けたリフト機構Lとを備えており、前記キャップ取り外し機構Bによってキャップ2が取り外されたコンテナ3内の容器1は前記搬送機構Hによって搬送移送され、この搬送機構Hによって搬送される種菌容器1の瓶口1A部分を横一列単位で殺菌処理する殺菌処理機構Sと、この殺菌処理機構Sの後工程にて種菌Tが充填され容器1内の固くなって老化した種菌Tの表面部分を掻き取る種菌表面掻き取り除去機構Rへと移送される。 【0017】また、この実施例における前記キャップ取り外し機構Bにおいては、搬送機構Hのローラーコンベヤ5によって移送されてきた容器1を収納したコンテナ3が一旦キャップ取り外し機構Bのほぼ中央位置へと搬送されて受け入れられる供給部7が設けられ、この供給部7の位置にて容器1を支持した後に瓶口1Aに嵌め込まれているキャップ2を上側から吸引する吸着部8が設けられており、この吸着部8によってキャップ2を吸引して保持した後、吸着部8を容器1の瓶口1A位置から上方へと引き上げ作動することによってキャップ2が容器1の瓶口1Aから取り外されるように構成されている。(図14から図22の動作図を参照) 【0018】また、前記リフト機構Lには、前記キャップ取り外し機構Bの前工程位置となる搬送機構Hの搬送経路途上におけるローラーコンベヤ5位置から上方に向かってリフト用フレーム9が設置され、このリフト用フレーム9の上端部にリフト用シリンダ10が設けられ、このリフト用シリンダ10に取付ステー11を介してその両端部にそれぞれ案内ロッド12が連結され、この各案内ロッド12は前記リフト用フレーム9側に軸支されるととに、上下方向に昇降移動可能に取り付けられ、各案内ロッド12の下端部にそれぞれプレート13を介してコンテナ支持用シリンダ14が設けられ、この各コンテナ支持用シリンダ14に前記搬送機構Hの長手方向に沿って延びた吊り下げアーム15がそれぞれ取付固定され、この吊り下げアーム15の往復移動による開閉作動によってコンテナ3のフランジ部を吊り下げ支持できるように構成している。(図2から図5の全体概要図を参照) 【0019】また、前記搬送機構Hには、前記コンテナ3が吊り下げ支持されるリフト機構L位置に対応してコンテナ3を停止するストッパ手段16が設けられており、このストッパ手段16は搬送機構Hのローラーコンベヤ5の透き間から出没可能に配設したストッパ板16Aと、このストッパ板16Aを上下動するシリンダ16Bとによって構成されている。(図3と図4および動作図を参照) 【0020】また、前記コンテナ3が吊り下げ支持されるリフト機構L位置に対応する搬送機構Hには、そのローラーコンベヤ5の下方に位置して搬送コンベヤ機構Mが上下移動可能に設置されている。 【0021】この搬送コンベヤ機構Mは、取付プレートに固定された搬送用モータ17と、この搬送用モータ17の軸に取り付けられたスプロケットと他のスプロケットとの間を無端状チェーン18によって架け渡して駆動伝達されるとともに、この駆動伝達を他の無端状チェーンコンベヤ19へとスプロケットを介して架け渡して設けており、搬送用モータ17,無端状チェーン18,無端状チェーンコンベヤ19を含む前記搬送コンベヤ機構Mを上下駆動用シリンダ20を介して上下動可能に設けられ、この上下駆動用シリンダ20によって、搬送コンベヤ機構Mに設けた無端状チェーンコンベヤ19を前記搬送機構Hのコンテナ3の搬送面に対してローラーコンベヤ5の透き間位置から出没可能に配設している。(図4と図5および動作図を参照) 【0022】また、前記リフト機構L位置にコンテナ3が達したことを検知するコンテナ検出手段である検出スイッチ21が前記本体フレーム4側の適宜箇所に設置され、この検出スイッチ21の検出信号に基づき、前記搬送コンベヤ機構Mに設けた無端状チェーンコンベヤ19が前記上下駆動用シリンダ20を介して前記搬送機構Hのコンテナ3の搬送面より上方に突き出し配置され、この搬送コンベヤ機構Mの上動時において搬送用モータ17が作動して、コンテナ3を前記キャップ取り外し機構Bへと移送し、このキャップ取り外し機構Bの作動完了後においてキャップ2が取り外された容器1をコンテナ3とともに搬送コンベヤ機構Mの搬送用モータ17を作動することによって無端状チェーンコンベヤ19に載せられたコンテナ3が前記搬送機構Hの元の位置へ復帰移送される。 【0023】前記搬送コンベヤ機構Mの作動によって、キャップ2が取り外された容器1がコンテナ3とともにキャップ取り外し機構Bの供給部7位置から前記搬送機構Hの元の位置へと復帰移送した後、前記搬送コンベヤ機構Mの上下駆動用シリンダ20が作動して無端状チェーンコンベヤ19が下方に下がると同時に、搬送機構Hのローラーコンベヤ5へと受け渡され、この搬送機構Hによって受け渡されたコンテナ3に収納された前記容器1は、容器1の瓶口1Aを殺菌処理する殺菌処理機構S位置へと搬送移送され、続いて、種菌Tの表面部分を掻き取る種菌表面掻き取り除去機構Rへと搬送移送される。 【0024】上記構成からなる容器のキャップ取り外し搬送装置の作動について説明すると、先ず容器1を複数列(縦列4個,横列4個)に整列して収納したコンテナ3を搬送機構H上の移送始端側に供給し、この時、前記搬送機構Hの移送始端側には、前記本体フレーム4の移送始端側縁部と一方の側部にコンテナ3を位置決めするための積み上げガイド部材6が取り付け固定されているため、この積み上げガイド部材6に沿って前記コンテナ3を位置規整しながら揃えた状態にて積み上げることができるものであり、搬送機構Hのローラーコンベヤ5による移送時において荷崩れを起こすことなく安定状態にして供給することが可能となり、この結果、コンテナ3を搬送移送するスペースを極力抑えながら、しかも搬送効率を高めつつ移送することができるという効果がある。(図2と図3および動作図を参照) 【0025】また、搬送装置Hの搬入側である移送始端側におけるローラーコンベヤ5の上に適宜数のコンテナ3を積み上げ、その積み上げが完了すると、図示しないコンテナ供給作動スイッチを作動させて、前記移送用のローラーコンベヤ5を回転駆動し、容器1を収納したコンテナ3をリフト機構L位置まで搬送供給する。この際、前記リフト機構L位置に対応してコンテナ3を停止するストッパ手段16が設けられているため、このストッパ手段16のストッパ板16Aの位置まで積み上げられた前記コンテナ3が搬送されて停止するものであるため、搬送機構H上におけるリフト機構Lの所定位置に安定状態にして複数段に積み上げられたコンテナ3を供給することができ、これによりリフト機構Lにより積み上げられたコンテナ3を良好に吊り下げ保持することが可能となる。(図6参照) 【0026】この際、リフト機構Lに形成されたコンテナ支持用シリンダ14の作動によって吊り下げアーム15がコンテナ3のフランジ部を吊り下げ支持できるように構成しているが、この実施例では積み重ねられた最下段のコンテナ3を残して下から2段目から上のコンテナ3が前記吊り下げアーム15によって吊り下げ支持され(図7と図15参照)、最下段のコンテナ3が前記リフト機構L位置に達したことを検知し、この結果、検出スイッチ21の検出信号に基づき、搬送コンベヤ機構Mに設けた無端状チェーンコンベヤ19が前記上下駆動用シリンダ20を介して前記搬送機構Hのコンテナ3の搬送面より上方に突き出し配置され(図8と図16参照)、この搬送コンベヤ機構Mの上動移動した後に搬送用モータ17が作動して、最下段のコンテナ3のみが前記キャップ取り外し機構Bへと移送される。(図17参照) 【0027】キャップ取り外し機構Bに供給されたコンテナ3に収容されている容器1は、その容器1の瓶口1Aに嵌め込まれているキャップ2が前記キャップ取り外し機構Bに設けられた吸着部8によって、そのキャップ2の上面部分が上側方向から吸引され、続いて、その吸着部8によって吸引されたキャップ2が容器1の瓶口1A位置から上方へと引き上げ作動され、これによりコンテナ3に収納されている全てのキャップ2が容器1の瓶口1Aから取り外される。(図18参照) 【0028】このキャップ取り外し機構Bの作動完了後においてキャップ2が取り外された容器1をコンテナ3とともに搬送コンベヤ機構Mの搬送用モータ17の作動によって無端状チェーンコンベヤ19に載せられたコンテナ3が前記搬送機構Hの元の位置へ復帰移送され(図9および図19参照)、この復帰移送した後に、前記搬送コンベヤ機構Mの上下駆動用シリンダ20が作動して無端状チェーンコンベヤ19が下方に下がると同時に、搬送機構Hのローラーコンベヤ5へと受け渡され(図10および図20参照)、この搬送機構Hによって受け渡されたコンテナ3に収納された前記容器1は、容器1の瓶口1Aを殺菌処理する次工程となる殺菌処理機構S位置へと搬送移送され(図11参照)、続いて、種菌Tの表面部分を掻き取る種菌表面掻き取り除去機構Rへと搬送移送される。(図3参照) 【0029】また、リフト機構Lの位置からコンテナ3が搬出されると、前記リフト機構Lのリフト用シリンダ10が作動して吊り下げられていたコンテナ3が下動し、搬送機構Hのローラコンベヤ5上に載せられ、次いで最下段に位置したコンテナ3を残して下から2段目から上のコンテナ3が前記吊り下げアーム15によって吊り下げ支持され(図12と図13および図21と図22参照)、最下段のコンテナ3が前記リフト機構L位置に存在することを検知し、この結果、検出スイッチ21の検出信号に基づき、搬送コンベヤ機構Mに設けた無端状チェーンコンベヤ19が前記上下駆動用シリンダ20を介して前記搬送機構Hのコンテナ3の搬送面より上方に突き出し配置され、この搬送コンベヤ機構Mの上動移動した後に搬送用モータ17が作動して、最下段のコンテナ3のみが前記キャップ取り外し機構Bへと繰り返して移送されるものであり、この繰り返しによって、積み重ねられたコンテナ3の下端側から順次容器1のキャップ2を取り外しながら搬送することができるものであり、従来のような手作業によって一個毎コンテナを搬送機構へと送り込むといった煩わしい作業を削減することができるという効果がある。 【0030】なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、たとえば前述した実施例では容器1の瓶口1Aに被せられているキャップ2を取り外すキャップ取り外し機構Bを搬送機構Hの搬送方向と直交する方向に設置していたが、キャップ取り外し機構の構造の違いや設備などの条件によっては、キャップ2の取り外し機構を搬送機構の搬送方向に沿って配置して構成しても良いものであり、またリフト機構を2列に配列してコンテナをストックする量を増やすように構成しても良いものである。 【0031】また、実施例におけるキャップ取り外し機構として吸着部を例にして説明したが、キャップのフランジ部分の上下を挟み付けてキャップを取り外す挟着部の構成を採用しても良いものであり、またレール状の案内枠に沿ってキャップを取り外しながら容器を搬送供給する機構を採用してもよいものでもある。 【0032】また、前述した実施例では、積み上げられたコンテナ3を供給する際、図示しないが、コンテナ供給作動スイッチの作動を手動操作によって搬送機構Hのロールコンベヤ5が回転駆動するように設定していたが、コンテナ3が搬送機構Hの移送始端部に供給されたことをセンサーにて検出し自動的に搬送駆動するように構成しても良いものであり、また、きのこ類の種菌を充填した種菌用の容器を例にして説明していたが、栽培用のために培養基を充填する栽培用の容器のキャップの取り外し搬送装置であっても良いものであり、容器の形状,大きさやキャップの大きさなどが異なるものであった場合、その形状,大きさに合わせてキャップの取り外し機構やリフト機構を設定すれば良いものである。 【0033】 【発明の効果】本発明は、容器を複数列に整列して収納したコンテナを複数段に積み上げ配設することによって搬送機構の移送始端側のスペースを広くとることなく抑えることができるとともに、そのコンテナに収納されたまま容器の瓶口に被せられていたキャップがキャップ取り外し機構によって簡単に取り外すことができ、その取り外された容器をコンテナに収納した状態にて前記搬送機構によって次の工程へと順次送り込むことができるものであり、また、コンテナの移送に連れてリフト機構を作動して吊り下げられているコンテナを一個毎前記搬送機構上に自動的に供給してなることにより、手作業によって一個毎コンテナを搬送機構へと送り込むといった煩わしい作業を削減することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000231512 【氏名又は名称】日本精機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月30日(1999.7.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−37329(P2001−37329A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月13日(2001.2.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−218236 |
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