| 【発明の名称】 |
コンバインの排出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大崎 正美
【氏名】冨田 治
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、前記排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂により形成したコンバインの排出装置。 【請求項2】 請求項1において、前記グレンタンク3は合成樹脂によりブロー成形し、機体進行方向を基準にパーティングライン40を前後方向とし、かつ、パーティングライン40は平面視グレンタンク3の左右中間位置より脱穀装置2側に位置させたコンバインの排出装置。 【請求項3】 請求項2において、前記グレンタンク3は、機体に対して縦軸回動によるオープン自在に構成し、該グレンタンク3と前記脱穀装置2の間にグレンタンク3のオープンを固定するロック装置を設け、前記グレンタンク3の前面は、平面視、機体進行方向と交差するフラット面と該フラット面に対して傾斜する傾斜面とにより構成し、前記フラット面と傾斜面および傾斜面と傾斜面の各角部のうちの何れか一つの角部の頂点にパーティングライン40を位置させ、該パーティングライン40にリブ43を形成したコンバインの排出装置。 【請求項4】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、前記排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂によりブロー成形し、前記グレンタンク3の上面には、排塵ファン46とこれを包囲するケーシング47により構成した排塵装置45を設け、排塵装置45は、グレンタンク3の後方に設けた縦回転筒25に対して所定間隔をおいた前側であって、前記穀物供給用揚穀装置10より所定間隔置いて反脱穀装置2側(右側)に位置させ、排塵装置45と穀物供給用揚穀装置10の間に空間部48を形成し、該空間部48に前記排出用筒部材14の横排出筒部28を格納させたコンバインの排出装置。 【請求項5】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、その下部を下方に至るに従い細くなる漏斗部11に形成し、該漏斗部11の下方に前記排出部12を設け、該排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂によりブロー成形し、前記漏斗部11の内側傾斜板内側傾斜板55の下方にエンジンからの回転を受けた出力プーリ54と該出力プーリ54の下手側の回転を入り切りする52を配置したコンバインの排出装置。 【請求項6】 請求項5において、前記出力プーリ54は刈取脱穀カウンタギヤボックス50に設け、刈取脱穀カウンタギヤボックス50と前記送風機15との間に逆転増速ギヤボックス51を設け、逆転増速ギヤボックス51の入力プーリ65と刈取脱穀カウンタギヤボックス50の出力プーリ54との間に掛け回した60に送風機15への伝動を入り切りする伝動入り切りクラッチ52を設け、前記ベルト60にはベルト60の張り具合を調節可能なアイドルプーリー63を当接させたコンバインの排出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、大豆、小豆、米、麦、蕎麦等の穀粒を一時貯留するグレンタンクの穀粒排出装置に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公知の、実開平2−116935号公報には、機体フレームの下方に設けた走行装置と、機体フレームの前側に設けた刈取部と、機体フレームの上方位置に設けたグレンタンクと、該グレンタンク内の穀粒を排出する穀粒排出装置とを有し、該穀粒排出装置は、先端に穀物排出口を有しエンジンからの送風により穀粒を搬送する排出用筒部材の中間部をグレンタンクに接続した構成について記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、金属板によりグレンタンクを形成しているので、重量が重く、また、穀粒との接触抵抗が大きいという課題がある。 【0004】 【発明の目的】穀粒排出の円滑化・確実化、作業の容易化、作業効率の向上。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、前記排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂により形成したコンバインの排出装置としたものである。本発明は、前記グレンタンク3は合成樹脂によりブロー成形し、機体進行方向を基準にパーティングライン40を前後方向とし、かつ、パーティングライン40は平面視グレンタンク3の左右中間位置より脱穀装置2側に位置させたコンバインの排出装置としたものである。本発明は、前記グレンタンク3は、機体に対して縦軸回動によるオープン自在に構成し、該グレンタンク3と前記脱穀装置2の間にグレンタンク3のオープンを固定するロック装置を設け、前記グレンタンク3の前面は、平面視、機体進行方向と交差するフラット面と該フラット面に対して傾斜する傾斜面とにより構成し、前記フラット面と傾斜面および傾斜面と傾斜面の各角部のうちの何れか一つの角部の頂点にパーティングライン40を位置させ、該パーティングライン40にリブ43を形成したコンバインの排出装置としたものである。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、前記排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂によりブロー成形し、前記グレンタンク3の上面には、排塵ファン46とこれを包囲するケーシング47により構成した排塵装置45を設け、排塵装置45は、グレンタンク3の後方に設けた縦回転筒25に対して所定間隔をおいた前側であって、前記穀物供給用揚穀装置10より所定間隔置いて反脱穀装置2側(右側)に位置させ、排塵装置45と穀物供給用揚穀装置10の間に空間部48を形成し、該空間部48に前記排出用筒部材14の横排出筒部28を格納させたコンバインの排出装置としたものである。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、その下部を下方に至るに従い細くなる漏斗部11に形成し、該漏斗部11の下方に前記排出部12を設け、該排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂によりブロー成形し、前記漏斗部11の内側傾斜板内側傾斜板55の下方にエンジンからの回転を受けた出力プーリ54と該出力プーリ54の下手側の回転を入り切りする52を配置したコンバインの排出装置としたものである。本発明は、前記出力プーリ54は刈取脱穀カウンタギヤボックス50に設け、刈取脱穀カウンタギヤボックス50と前記送風機15との間に逆転増速ギヤボックス51を設け、逆転増速ギヤボックス51の入力プーリ65と刈取脱穀カウンタギヤボックス50の出力プーリ54との間に掛け回した60に送風機15への伝動を入り切りする伝動入り切りクラッチ52を設け、前記ベルト60にはベルト60の張り具合を調節可能なアイドルプーリー63を当接させたコンバインの排出装置としたものである。 【0006】 【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1は大豆、小豆、米、麦、蕎麦等の穀物を刈取り脱穀するコンバインの機体フレームであり、2は前記機体フレーム1の上方位置に設けた脱穀装置、3は前記脱穀装置2の側部に設けたグレンタンク、4は前記グレンタンク3の前側に設けた操縦席を有するキャビン、7は前記機体フレーム1の下方に設けた走行装置、8は前記脱穀装置2および前記キャビン4の前側に位置する刈取部である。前記グレンタンク3には、前記脱穀装置2内に設けた一番コンベアの終端部に接続した穀物供給用揚穀装置10の上部を接続し、前記一番コンベアにより取出された穀物を貯留する。グレンタンク3の下部は、下方に至るに従い細く(狭く)なる漏斗部11に形成し、漏斗部11の下部にはグレンタンク3内の穀粒を排出する排出部12を設ける。排出部12には穀粒排出装置13の一部を構成する排出用筒部材14の中間部を接続する。即ち、穀粒排出装置13は、排出用筒部材14の一端に圧縮空気(高圧空気、圧搾空気)を送風する送風機15を接続し、他端に穀物排出口16を形成し、中間部をグレンタンク3の排出部12に接続し、前記穀物排出口16が縦軸旋回および上下するように構成する。 【0007】本実施例では、排出用筒部材14の基部側筒部17の基部を前記送風機15に接続し、基部側筒部17はグレンタンク3の下部のカバー後板18の挿入孔19よりグレンタンク3の下方に挿入し、排出部12を過ぎた所定位置にて後側に向けて折り返す折り返し部20より折り返して前記排出部12の前側に接続し、該排出部12の後側に前記中間筒部21の始端を接続し、中間筒部21の終端は後側に向かって伸ばす。中間筒部21の先端側はグレンタンク3に設けた接続筒22よりグレンタンク3外に突出させて、接続筒22に下部縦軸23を介して取付けたL型状の下部メタル24に挿通する。下部メタル24は前記機体フレーム1側に固定し、下部メタル24の上部には穀粒排出装置13の一部を構成する縦回転筒25を下部メタル24に対してモータ、シリンダ等の旋回用駆動源26により回転自在に取付け、縦回転筒25に前記中間筒部21に続いて設けた上方に起立する縦排出筒部27を挿通し、該縦排出筒部27に続く横排出筒部28は縦回転筒25の上部より突出させて支持横フレーム29に取付ける。支持横フレーム29は取付部材30を介して縦回転筒25の上部に回動自在に取付け、取付部材30はモータ、シリンダ等の上下用駆動源31により上下回動自在に取付ける。 【0008】しかして、前記排出用筒部材14は、その材質は任意であるが、一部または全部を変形可能な可撓性部材により形成し、少なくとも、縦回転筒25の上端開口部から突出する縦排出筒部27と横排出筒部28のうち支持横フレーム29の基部に係止した係止部分との間は変形可能な可撓性部材により形成すると、排出用筒部材14の縦排出筒部27に対して横排出筒部28の旋回を円滑にする。また、それ以外の部分は、合成樹脂あるいは金属等の剛体によって構成してもよい。また、排出用筒部材14の一部または全部は内部を目視可能な透明部材(半透明等を含み目視可能であればよい)により形成すると、メンテナンスを容易にして、好適である。しかして、前記グレンタンク3は前記下部縦軸23および該下部縦軸23と同心の機体側の任意の固定部に設けた上部縦軸を中心に機体側に対して側方に回動するように取付け、メンテナンスを容易にしている。 【0009】しかして、前記排出部12は、漏斗部11の下部に略一定量ずつ排出する排出繰出機構32を有して構成する。排出繰出機構32は、内周面が円形のドラム33の中心に横回転軸34により放射方向に突き出てドラム33の内周に摺接または近接する回転翼35を横回転軸34の回転方向に所定間隔を置いて複数設け、各回転翼35の間に穀粒を下方まで案内する流入室36を形成して構成する。前記ドラム33はその上部を前記漏斗部11の下部に臨ませ、その下部を後述するフィーダ37の上部に開口させて構成する。前記ドラム33より突出する横回転軸34には歯車(図示省略)を設け、該歯車には排出用モータ38の歯車(図示省略)との間にチエン39を掛け回す。前記フィーダ37は、図示は省略するが、搬送風に穀粒を合流させるものであり、フィーダ37の上手側に前記基部側筒部17の終端を接続し、フィーダ37の下手側に中間筒部21の始端部を接続する。したがって、前記排出繰出機構32は略一定量ずつ排出させるのに必要であって、これが無くても排出部12を構成するが、搬送風に穀粒を合流させるフィーダ37は排出用筒部材14の中間部を接続する排出部12の構成要件となる。 【0010】しかして、前記排出繰出機構32は、前記ドラム33をグレンタンク3の漏斗部11の下部にボルト等により着脱自在に取付け、ドラム33の下部に前記フィーダ37の上部をボルト等により着脱自在に取付け、排出部12を分解可能に構成する。したがって、前記のようにグレンタンク3を外側回動させると、排出部12のメンテナンスを容易にできる。即ち、排出繰出機構32はグレンタンク3の漏斗部11に取付けているので、グレンタンク3と共にオープンし、メンテナンスを容易にする。しかして、排出部12の排出繰出機構32は、ドラム33をグレンタンク3の漏斗部11の下部に着脱自在に取付け、ドラム33の下部にフィーダ37の上部を着脱自在に取付けて構成すると、ドラム33およびフィーダ37の分解を容易にし、排出部12のメンテナンスを容易にできて好適である。また、グレンタンク3は下部縦軸23および上部縦軸を中心に機体側に対して側方に回動するように構成しているので、グレンタンク3をオープンさせると、排出部12のメンテナンスを一層容易にする。即ち、排出繰出機構32はグレンタンク3の漏斗部11に取付けているので、グレンタンク3と共にオープンし、メンテナンスを容易にする。 【0011】この場合、回転翼35を作動させる排出用モータ38は、排出部12を基準にグレンタンク3の回動中心から離れた回動端側に設けると、グレンタンク3をオープンさせたとき、ドラム33が邪魔にならずに排出用モータ38を露出させ、一層、メンテナンスを容易にでき、好適である。また、排出繰出機構32のドラム33は、回転翼35の軸心方向の側板(フランジ)を着脱自在に構成すると、側板を外せてドラム33内のメンテナンスを容易にする。また、回転翼35も外せるので、一層、メンテナンスを容易にする。しかして、前記グレンタンク3は、前記排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂によりブロー成形する。この場合、機体進行方向を基準にパーティングライン40は機体進行方向と平行な前後方向とし、かつ、平面視グレンタンク3の左右中間位置より脱穀装置2側に位置させる。また、グレンタンク3の前面は、平面視機体進行方向と略交差する外側前面41と、左右中間位置より脱穀装置2側の任意位置から脱穀装置2側に至るに従い後方となる切欠き面(内側前面)42とに形成し、該切欠き面42はグレンタンク3の側方回動の際グレンタンク3の前側に設けたキャビン4との干渉を避けるように作用しているが、前記パーティングライン40は前記外側前面41と切欠き面42の境めに形成する。即ち、グレンタンク3の前面は、前記のように平面視フラットに形成せず、1または複数箇所において角部を形成し、このうちの何れか角部の頂点にパーティングライン40が位置するように構成する。43はパーティングライン40に設けたリブ、44はグレンタンク3の回動を固定するロック装置の一部のロック部である。 【0012】しかして、グレンタンク3の上面には排塵装置45を設ける。排塵装置45は排塵ファン46を有し、グレンタンク3内に発生する塵埃を吸引排除するものである。また、前記排塵ファン46はその上方のケーシング47ごと回動させることによりグレンタンク3内をオープンさせるように構成する。この場合、排塵装置45は、前記縦回転筒25より所定間隔をおいて前側であって、前記穀物供給用揚穀装置10より所定間隔置いて反脱穀装置2側に位置させ、排塵装置45と穀物供給用揚穀装置10の間に空間部48を形成し、該空間部48に排出用筒部材14の横排出筒部28を格納させる。即ち、縦回転筒25を機体の左右中間位置に対して外側に位置させ、これより縦回転筒25の斜め左前側に空間部48を形成して横排出筒部28を格納させるスペースを確保すると共に、平面視横排出筒部28を斜めに配置でき、その分、横排出筒部28の長さを長くしても、コンバインの機体よりはみ出さないですむ。 【0013】しかして、前記機体フレーム1の所望位置には刈取脱穀カウンタギヤボックス50を設け、刈取脱穀カウンタギヤボックス50と前記送風機15との間に逆転増速ギヤボックス51を設け、逆転増速ギヤボックス51と刈取脱穀カウンタギヤボックス50との間に伝動入り切りクラッチ52を設ける。53はエンジンからの回転を受ける刈取脱穀カウンタギヤボックス50の中間プーリである。この場合、前記刈取脱穀カウンタギヤボックス50の出力プーリ54と、伝動入り切りクラッチ52は、グレンタンク3の漏斗部11の内側傾斜板55の下方に設ける。しかして、前記伝動入り切りクラッチ52は、テンションクラッチプーリ56により構成し、テンションクラッチプーリ56はテンションアーム57の基部を縦の取付杆58に回動自在に取付け、取付杆58は刈取脱穀カウンタギヤボックス50と逆転増速ギヤボックス51の間に設ける。59は前記テンションクラッチプーリ56を入り切りさせる操作伝動部材である。 【0014】前記テンションクラッチプーリ56はベルト60の下張ベルト下面61に当接させ、上張ベルト下面62にはアイドルプーリー63を当接させる。即ち、アイドルプーリー63は前記テンションクラッチプーリ56の略上方に位置するように取付杆58に設ける。この場合、アイドルプーリー63は前記取付杆58の上部に設けたステー64に高さ調節自在にボルトにより取付ける。65は逆転増速ギヤボックス51に設けた入力プーリであり、ベルト60を掛け回す。しかして、逆転増速ギヤボックス51の出力プーリ66と前記送風機15の入力プーリ67との間にベルト68を掛け回し、ベルト68にはテンションプーリ69を当接させ、テンションプーリ69はテンションアーム70の基部を前記逆転増速ギヤボックス51の上部に回動自在に取付け、テンションアーム70の基部に設けたアーム71と逆転増速ギヤボックス51の間にテンションプーリ69をベルト68に押し付けるように作用するバネ72を設け、テンションプーリ69はベルト68の緩み側となる上側に当接させる。 【0015】また、テンションプーリ69は脱穀装置2の入力プーリ73の右側(反脱穀装置2側)に配置する。73aは入力プーリ73に掛け回したベルト、73bはベルト73aの右側の端面である。しかして、前記横排出筒部28は支持横フレーム29の側部に添わせて係止部材29aにより係止して取付け、係止部材29aは長さ方向に所定間隔を置いて複数並設し、複数の係止部材29aの何れかは横排出筒部28を支持する支持部材74と重合するように設ける。したがって、横排出筒部28を支持部材74に載置して格納したとき、支持部材74は係止部材29aを介して横排出筒部28および支持横フレーム29を支持し、横排出筒部28の変形を防止する。 【0016】(作用)次に前記構成に基づく作用を述べる。機体を前進させ、分草体により穀稈を分草し、分草した穀稈をリールで掻込み刈刃により刈取り、刈取った穀稈を脱穀装置2へ供給して脱穀して風選し、一番物は一番コンベアにより取出され、穀物供給用揚穀装置10により脱穀装置2の側部に設けたグレンタンク3に貯留する。グレンタンク3の排出部12には、圧縮空気を送風する送風機15を接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出部12の搬送下手側の排出用筒部材14に設けた穀物排出口16が縦軸旋回および上下するように構成した穀粒排出装置13を設けているから、グレンタンク3内に穀物が一杯になると、機体を圃場近傍に待機させたトラックの近傍にまで走行させ、穀物排出口16を前記トラックのタンク上方に位置させる。この場合、穀物排出口16は上下および旋回自在であるから、トラックのタンクとの位置合わせを容易にする。また、穀物排出口16は上下および旋回自在であるから、トラックのタンクに一々係止する必要がなく、排出作業を容易にする。 【0017】この状態で送風機15を作動させると、グレンタンク3内の穀粒は漏斗部11から排出部12を通って排出用筒部材14の中間部に入り、送風機15からの圧搾空気により搬送された穀物が穀物排出口16よりトラックに設けたタンクに排出される。この場合、グレンタンク3内の穀粒は排出部12より排出用筒部材14の中間部に流入するが、排出部12は漏斗部11の下部に略定量ずつ排出する排出繰出機構32を有して構成しているから、ドラム33の上部開口部43から穀粒は各回転翼35の間の流入室36に入り、回転する回転翼35によりドラム33の下方まで送られて落下する。即ち、穀粒は、送風機15からの送風と合流して搬送されるが、合流は略定量ずつ落下して行われるから、各穀粒に当たる風圧が略一定となって、合流および空気搬送が円滑になる。落下量がばらばらだと、量が多いときは穀粒が詰まりやすく、量が少ないときは排出部12内の渦流にはまって滞留することもあるが、これを防止する。 【0018】しかして、排出部12はフィーダ37を有しているから、落下した穀粒はフィーダ37に入る搬送風と合流して中間筒部21内に入り、そのまま高圧空気により穀物排出口16まで搬送されて排出される。即ち、フィーダ37は落下流路の上手側を高く下手側を低く形成しているから、穀粒は上手側から下手側に向かって斜めに落下しつつ搬送風と合流することになり、合流および空気搬送が円滑になる。しかして、前記排出用モータ38はインバーターモータ等の可変速モータにより回転変更可能に構成しているから、回転変更することによりフィーダ37への落下量を変更でき、穀粒の種類や性状によって最適な状態で、効率よく排出させる。即ち、単に回転翼35の回転数を上げても所定回転数を越えると、流入室36の実質開口時間が短くなって、充分な量の穀粒が落下する以前に回転移動してしまうので、流入量は却って減少するから、穀粒の種類や性状によって、回転翼35の回転数を変更することにより、詰まりを防止しつつ落下効率を向上させる。 【0019】しかして、前記送風機15と前記排出繰出機構32(排出用モータ38)とは、略同じタイミングあるいは少し早く送風機15の駆動を入りにするから、送風機15からの送風が遅れている状態で穀粒が落下(合流)するのを防止できて、詰まるのを防止する。また、送風機15が停止状態では、前記排出繰出機構32(排出用モータ38)を作動させない(排出用モータ38に通電しない)から、初期操作における誤操作によって、穀粒が詰まるのを防止する。即ち、送風機15が作動して排出部12のフィーダ37内に充分穀粒を搬送しうるように空気が流れている状態で、穀粒を落下させるから、詰まりを防止する。また、排出用モータ38の停止は、任意であるが、送風機15は排出用モータ38の停止後も送風を所定時間続行させると、排出用筒部材14内の穀粒が詰まるのを防止でき、また、排出用筒部材14内の塵埃等の異物も排出させるので、次ぎの作業時の穀粒が汚染されるのを防止する。 【0020】しかして、排出用筒部材14は、その材質は任意であるが、少なくとも、縦回転筒25の上端開口部から突出する縦排出筒部27と横排出筒部28のうち支持横フレーム29の基部に係止した係止部分との間は変形可能な可撓性部材により形成しているから、縦排出筒部27に対して横排出筒部28を旋回させるとき変形して、穀粒が詰まることなく旋回でき、位置合わせを容易にする。本実施例では、機体をトラックの近傍に走行させると、旋回用駆動源26により下部メタル24に対して縦回転筒25を回転させて横排出筒部28を縦回転筒25中心に旋回させ、横排出筒部28の穀物排出口16を前記トラックのタンク上方に位置させ、この状態で送風機15を作動させ、グレンタンク3内の穀粒は漏斗部11から排出部12を通って排出用筒部材14の中間筒部21に入り、送風機15からの圧搾空気により中間筒部21を通って前記縦回転筒25内の縦排出筒部27を上昇して横排出筒部28内に入り、横排出筒部28を通って穀物排出口16よりトラックに設けたタンクに排出する。 【0021】しかして、前記グレンタンク3は前記下部縦軸23および上部縦軸を中心に機体側に対して側方に回動するように構成しているから、グレンタンク3をオープンして、伝動機構等を開放し、メンテナンス作業を容易にしている。この場合、前記下部縦軸23および上部縦軸は、送風機15を設けた側に設け、グレンタンク3の回動端側に前記折り返し部20が位置する配置となるから、グレンタンク3をオープンさせるとき、排出用筒部材14を着脱する必要がなく、オープン作業を容易にする。また、排出用筒部材14の基部側筒部17および中間筒部21は、伸縮自在で変形自在に構成しているから、グレンタンク3のオープンに際して、着脱することがなく、オープン作業を容易にして、好適である。しかして、前記グレンタンク3は、前記排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂により成形しているから、排出用筒部材14内の穀粒を送風機15からの圧搾空気により空気搬送するにあたり、グレンタンク3の内周面と穀粒との接触抵抗を減らして円滑に供給でき、排出を円滑にする。また、合成樹脂によりブロー成形しているから、グレンタンク3を軽量化でき、また、グレンタンク3のオープン作業も容易にする。 【0022】また、グレンタンク3は合成樹脂によりブロー成形しているので、機体進行方向を基準に金型によるグレンタンク3のパーティングライン40を前後方向とし、かつ、平面視左右中間位置より脱穀装置2側に位置させているから、グレンタンク3と脱穀装置2側との間に設けたロック装置(図示省略)にリブ43を近づけることができ、ロック装置によるグレンタンク3の固定を含めて全体の剛性を向上させる。また、グレンタンク3の前面は、平面視左右方向の外側前面41と左右中間位置より脱穀装置2側の任意位置より脱穀装置2側に至るに従い後方となる切欠き面42に形成し、切欠き面42によりグレンタンク3の側方回動の際グレンタンク3の前側に設けたキャビン4との干渉を避けているが、前記パーティングライン40は前記外側前面41と切欠き面42の境めに形成しているから、単なる平面部分にリブ43を設ける以上に、剛性を向上させる。 【0023】即ち、グレンタンク3の前面は、前記のように平面視フラットに形成せず、1または複数箇所において角部を形成し、このうちの何れか角部の頂点にパーティングライン40が位置するように構成しているから、グレンタンク3の剛性を向上させる。なお、図示は省略するが、排出用筒部材14とグレンタンク3とを接続し、グレンタンク3内を加圧して穀粒の排出を円滑にすることもあり、この場合、前記のようにパーティングライン40およびリブ43を構成すると、グレンタンク3の剛性が確保されて好適である。しかして、グレンタンク3の上面には、排塵ファン46とこれを包囲するケーシング47により構成した排塵装置45を設け、排塵装置45は、グレンタンク3の後方に設けた縦回転筒25に対して所定間隔をおいた前側であって、前記穀物供給用揚穀装置10より所定間隔置いて反脱穀装置2側(右側)に位置させ、排塵装置45と穀物供給用揚穀装置10の間に空間部48を形成しているから、空間部48に排出用筒部材14の横排出筒部28を格納させる。 【0024】したがって、縦回転筒25に対して斜め前側にある空間部48に横排出筒部28を格納するから、横排出筒部28を斜めに格納してコンバインの機体よりはみ出さない範囲で長さを長くできる。また、穀物供給用揚穀装置10と排塵装置45の間に配置しているから、横排出筒部28を旋回等の移動させなくても、排塵ファン46をケーシング47ごと回動させて、グレンタンク3内をオープンさせて、メンテナンスできる。しかして、前記機体フレーム1の所望位置には刈取脱穀カウンタギヤボックス50を設け、刈取脱穀カウンタギヤボックス50と前記送風機15との間に逆転増速ギヤボックス51を設け、逆転増速ギヤボックス51と刈取脱穀カウンタギヤボックス50との間に送風機15への伝動を入り切りする伝動入り切りクラッチ52を設けているから、刈取作業中は伝動入り切りクラッチ52を切りにして逆転増速ギヤボックス51を停止させておけるので、耐久性を向上させ、また、耐久強度を常時回転する構成に比し低くできるので、安価にできる。また、排出作業以外は送風機15に回転を伝達しないので、騒音も低くする。 【0025】この場合、前記伝動入り切りクラッチ52は、テンションクラッチプーリ56により構成し、テンションクラッチプーリ56はテンションアーム57の基部を縦の取付杆58の上部に回動自在に取付け、取付杆58は刈取脱穀カウンタギヤボックス50と逆転増速ギヤボックス51の間に設け、前記テンションクラッチプーリ56はベルト60の下張ベルト下面61に当接させ、上張ベルト下面62にはアイドルプーリー63を当接させ、アイドルプーリー63は前記取付杆58の上部に上下調節自在に取付けているから、アイドルプーリー63を設けたことにより、伝動を確実にし、テンションクラッチプーリ56のストロークを大にして継脱を確実にし、また、カウンタプーリを設けるのに比し、構成が簡素で、コストを低くでき、また、アイドルプーリー63はテンションクラッチプーリ56と上下に配置したので、両者を取付杆58に設けることができ、部品点数を減少させるだけでなく、アイドルプーリー63は上下調節自在に取付けているので、ベルト60の長さの変化に容易に対応でき、生産性、メンテナンス容易性を向上させ、伝動も確実にする。 【0026】しかして、逆転増速ギヤボックス51の出力プーリ66と前記送風機15の入力プーリ67との間に前記ベルト68を掛け回し、ベルト68にはテンションプーリ69を当接させ、テンションプーリ69はテンションアーム70の基部を前記逆転増速ギヤボックス51に回動自在に取付け、テンションアーム70はベルト68の上面側の緩み側に当接させることになるから、伝動を確実にする。この場合、前記刈取脱穀カウンタギヤボックス50の出力プーリ54と、伝動入り切りクラッチ52は、グレンタンク3の漏斗部11の内側傾斜板55の下方に設けているから、漏斗部11の下方空間を有効利用でき、また、漏斗部11の下方なので、これにより出力プーリ54と、伝動入り切りクラッチ52の上方が包囲されて、塵埃等の付着を減少させ、伝動を確実にし、メンテナンスも減らして容易にする。 【0027】しかして、横排出筒部28は、支持横フレーム29の側部に添わせて長さ方向に所定間隔を置いて複数並設した係止部材29aにより係止して取付け、複数の係止部材29aの何れかは横排出筒部28を支持する支持部材74と重合するように設けているから、横排出筒部28を支持部材74に載置して格納したとき、支持部材74は係止部材29aを介して横排出筒部28および支持横フレーム29を支持し、横排出筒部28の変形を防止する。したがって、見た目もすっきりする。 【0028】 【効果】本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、前記排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂により形成したコンバインの排出装置としたものであるから、穀粒との接触抵抗を減らして円滑に排出し、軽量化できる。本発明は、前記グレンタンク3は合成樹脂によりブロー成形し、機体進行方向を基準にパーティングライン40を前後方向とし、かつ、パーティングライン40は平面視グレンタンク3の左右中間位置より脱穀装置2側に位置させたコンバインの排出装置としたものであるから、グレンタンク3と脱穀装置2側との間に設けたロック装置にリブ43を近づけることができ、ロック装置によるグレンタンク3の固定を含めて全体の剛性を向上させる。本発明は、前記グレンタンク3は、機体に対して縦軸回動によるオープン自在に構成し、該グレンタンク3と前記脱穀装置2の間にグレンタンク3のオープンを固定するロック装置を設け、前記グレンタンク3の前面は、平面視、機体進行方向と交差するフラット面と該フラット面に対して傾斜する傾斜面とにより構成し、前記フラット面と傾斜面および傾斜面と傾斜面の各角部のうちの何れか一つの角部の頂点にパーティングライン40を位置させ、該パーティングライン40にリブ43を形成したコンバインの排出装置としたものであるから、グレンタンク3の剛性を向上させる。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、前記排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂によりブロー成形し、前記グレンタンク3の上面には、排塵ファン46とこれを包囲するケーシング47により構成した排塵装置45を設け、排塵装置45は、グレンタンク3の後方に設けた縦回転筒25に対して所定間隔をおいた前側であって、前記穀物供給用揚穀装置10より所定間隔置いて反脱穀装置2側(右側)に位置させ、排塵装置45と穀物供給用揚穀装置10の間に空間部48を形成し、該空間部48に前記排出用筒部材14の横排出筒部28を格納させたコンバインの排出装置としたものであるから、空間部48に排出用筒部材14の横排出筒部28を格納できる。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12には一端を送風機15に接続した排出用筒部材14の中間部を接続し、排出用筒部材14の他端側には穀物排出口16を設け、前記グレンタンク3は、その下部を下方に至るに従い細くなる漏斗部11に形成し、該漏斗部11の下方に前記排出部12を設け、該排出部12の上方の穀粒を貯留する部分を合成樹脂によりブロー成形し、前記漏斗部11の内側傾斜板55の下方にエンジンからの回転を受けた出力プーリ54と該出力プーリ54の下手側の回転を入り切りする52を配置したコンバインの排出装置としたものであるから、漏斗部11の下方空間を有効利用できる。本発明は、前記出力プーリ54は刈取脱穀カウンタギヤボックス50に設け、刈取脱穀カウンタギヤボックス50と前記送風機15との間に逆転増速ギヤボックス51を設け、逆転増速ギヤボックス51の入力プーリ65と刈取脱穀カウンタギヤボックス50の出力プーリ54との間に掛け回した60に送風機15への伝動を入り切りする伝動入り切りクラッチ52を設け、前記ベルト60にはベルト60の張り具合を調節可能なアイドルプーリー63を当接させたコンバインの排出装置としたものであるから、ベルト60の長さの変化に容易に対応でき、生産性、メンテナンス容易性を向上させ、伝動も確実にする。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月14日(2000.6.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089934 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 淳一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−352833(P2001−352833A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月25日(2001.12.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−178597(P2000−178597) |
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