トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 コンバインの伸縮穀粒移送装置
【発明者】 【氏名】菊沢 尋正

【氏名】酒井 昌

【氏名】鈴木 弘二

【要約】 【課題】第3移送螺旋を内装した移動用移送筒を伸縮移動させる伸縮装置の伸縮用ピニオンと伸縮用ラックとの噛合を確実にしようとするものである。

【解決手段】穀粒を移送する第1移送螺旋28を内装する第1固定用移送筒23と、第2移送螺旋29を内装する第2固定用移送筒24の内径部へ挿入して伸縮装置47で伸縮自在な第3移送螺旋30を内装した移動用移送筒22とを設け、これら第1・第2固定用移送筒23、24を接続する継手メタル39の上方部に該伸縮装置47の移動モータ26を設けると共に、該継手メタル39に該移動モータ26のモータ軸26aと、伸縮用ピニオン49軸50を挿入して支持する挿入孔53と、該伸縮用ピニオン49に噛合する伸縮用ラック51を支持する支持孔52とを直交させて設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀粒を移送する第1移送螺旋28を内装する第1固定用移送筒23と、第2移送螺旋29を内装する第2固定用移送筒24と、該第2固定用移送筒24の内径部へ挿入して伸縮装置47で伸縮自在な第3移送螺旋30を内装した移動用移送筒22とを設けたコンバインにおいて、該第1固定用移送筒23と該第2固定用移送筒24とを接続する継手メタル39の上方部に該伸縮装置47の移動用モータ26を設けたことを特徴とするコンバインの伸縮穀粒移送装置。
【請求項2】 請求項1の構成において、該継手メタル39に該移動用モータ26のモータ軸26aと、伸縮用ピニオン49軸50とを挿入して支持する挿入孔53と、該伸縮用ピニオン49に噛合する伸縮用ラック51を支持する支持孔52とを直交させて設けたことを特徴とするコンバインの伸縮穀粒移送装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀粒を移送する第1移送螺旋を内装する第1固定用移送筒と、第2移送螺旋を内装する第2固定用移送筒の内径部へ挿入して伸縮装置で伸縮自在な第3移送螺旋を内装した移動用移送筒とを設け、該第1固定用移送筒と該第2固定用移送筒とを接続する継手メタルの上方部に該伸縮装置の移動モータを設けると共に、該継手メタルに該移動用モータのモータ軸と、伸縮用ピニオン軸を挿入して支持する挿入孔と、該伸縮用ピニオンに噛合する伸縮用ラックを支持する支持孔とを直交させて設けた技術であり、コンバインの伸縮穀粒移送装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンバインで立毛穀稈を収穫作業するときは、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留される。この貯留した穀粒を機外へ排出するときは、この穀粒は該コンバインに設けた縦移送筒から供給を受けて、伸縮穀粒移送装置の移送始端部側の第1固定用移送筒に内装した第1移送螺旋から、第2固定用移送筒に内装した第2移送螺旋を経て移動用移送筒に内装した第3移送螺旋で引継ぎ移送されて、機外へ排出される。
【0003】この排出で遠距離位置へ排出するときは、前記伸縮穀粒移送装置の移動用移送筒、及び第3移送螺旋は、所定の遠距離位置まで重合状態で伸縮装置により、伸張移動され、又、この伸縮穀粒移送装置は所定位置へ回動移動、及び所定高さ位置へ上昇移動されて排出される。
【0004】この伸張移動のときは、伸縮装置の移動用モータは第2固定用移送筒の外周部に設けた支持板の上側面に装着した移動用モータの回転により、この移動用モータのモータ軸に軸支した伸縮用ピニオンの回転により、この伸縮用ピニオンと噛合する伸縮用ラックが伸張移動され、この伸縮用ラックを装着した移動用の移動用支持杆が伸張移動され、この伸張移動により、該移動用支持杆を介して移動用移送筒、及び第3移送螺旋が伸張されて、穀粒は遠距離位置へ排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】伸縮用ピニオンを軸支した移動用モータは、第2固定用移送筒の外周部に設けた支持板へ装着されていることにより、この支持板の強度不足によって、伸縮用ピニオンと伸縮用ラックとの噛合状態が悪くなり、移動用移送筒、及び第3移送螺旋がスムーズな伸縮移動が行われないことがあったが、この発明により、この問題点を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、穀粒を移送する第1移送螺旋28を内装する第1固定用移送筒23と、第2移送螺旋29を内装する第2固定用移送筒24と、該第2固定用移送筒24の内径部へ挿入して伸縮装置47で伸縮自在な第3移送螺旋30を内装した移動用移送筒22とを設けたコンバインにおいて、該第1固定用移送筒23と該第2固定用移送筒24とを接続する継手メタル39の上方部に該伸縮装置47の移動用モータ26を設け、該継手メタル39に該移動用モータ26のモータ軸26aと、伸縮用ピニオン49軸50とを挿入して支持する挿入孔53と、該伸縮用ピニオン49に噛合する伸縮用ラック51を支持する支持孔52とを直交させて設けたことを特徴とするコンバインの伸縮穀粒移送装置の構成とする。
【0007】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を収穫作業するときは、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留される。この貯留した穀粒を機外へ排出するときは、この穀粒は該コンバインに設けた縦移送筒から供給を受けて、伸縮穀粒移送装置の移送始端部側の第1固定用移送筒23に内装した第1移送螺旋28から、第2固定用移送筒24に内装した第2移送螺旋29を経て移動用移送筒22に内装した第3移送螺旋30で引継ぎ移送されて、機外へ排出される。
【0008】この排出で遠距離位置へ排出するときは、前記伸縮穀粒移送装置の移動用移送筒22、及び第3移送螺旋30は、所定の遠距離位置まで重合状態で伸縮装置47により、伸張移動され、又、この伸縮穀粒移送装置は所定位置へ回動移動、及び所定高さ位置へ上昇移動されて排出される。
【0009】この伸縮移動のときは、前記第1固定用移送筒23と第2固定用移送筒24とを接続する継手メタル39の上方部には、移動用モータ26を設け、この継手メタル39の挿入孔53には、伸縮装置47の該移動用モータ26のモータ軸26aと、伸縮移動させる伸縮用ピニオン49軸50を挿入して軸支させ、該移動用モータ26の正逆回転により、該伸縮用ピニオン49が正逆回転駆動され、この伸縮用ピニオン49の正逆回転駆動により、該伸縮用ピニオン49と噛合する該挿入孔53に直交する支持孔52で支持した伸縮用ラック51と、この伸縮用ラック51に装着した移動用支持杆が伸縮摺動移動され、この伸縮摺動移動に連動して、移動用移送筒22、及び第3移送螺旋30が遠距離位置、又は近距離位置へ伸縮移動され、穀粒は伸縮穀粒移送装置の該第1固定用移送筒23の第1移送螺旋28から該第2固定用移送筒24の第2移送螺旋29を経て伸張移動された該移動用移送筒22の第3移送螺旋30へと、引継ぎされて移送され、機外へ排出される。
【0010】
【発明の効果】第1固定用移送筒23と第2固定用移送筒24とを接続する継手メタル39の上方部に直交状態に設けた挿入孔53へ伸縮用ピニオン49軸50を挿入して軸支し、又、この挿入孔53と直交する支持孔52で、この伸縮用ピニオン49と噛合する伸縮用ラック51を軸支して設けたことにより、これらピニオン49とラック51との噛合が確実となり、移動用移送筒22、及び第3移送螺旋30がスムーズに伸縮移動すると共に、伸縮装置47がコンパクトになった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2上側に載置した脱穀機3の右横側に装着した穀粒貯留タンク4に貯留した穀粒を排出する排出装置である伸縮穀粒移送装置5を図示して説明する。
【0012】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ6aを張設した走行装置6を配設し、該走行車台2の上側には、フィードチエン3aと挟持杆3bとにより、刈取機7で立毛穀稈を刈取りした刈取り穀稈は、この刈取機7から引継ぎ挟持移送して脱穀し、脱穀された穀粒を選別回収して、一時貯留する穀粒貯留タンク4を右横側に装着した脱穀機3を載置した構成である。
【0013】前記脱穀機3の前部で走行車台2の前側には、前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド8a、及び分草体8bと、この分草された穀稈を引き起す引起装置9と、引き起された穀稈を刈り取る刈刃装置10と、刈り取られた穀稈を移送し、フィードチエン3aと挟持杆3bとへ受渡しする穀稈掻込搬送装置11等を設けた刈取機7は、油圧駆動による伸縮シリンダ12により、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成である。
【0014】前記脱穀機3側には、コンバイン1の各種操作、及び各種調節操作等の操作を行う操作装置13と、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席13aとを設け、この操縦席13aの下部で走行車台2の上側には、エンジン15を載置すると共に、後方には、穀粒貯留タンク4を配設する。これら走行装置6と、脱穀機3と、刈取機7と、エンジン15等によって、該コンバイン1の機体1aを構成している。
【0015】前記刈取機7の穀稈掻込搬送装置11によって形成される穀稈移送経路中には、刈り取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ16を設けている。走行車台2の前端部に装架された走行用ミッションケース17の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ17aを設けた構成である。
【0016】前記穀粒貯留タンク4内の底部には、貯留穀粒を後方へ横送りする横移送螺旋4aを前後方向に設けると共に、横送りされた穀粒を引継ぎして、継手ケース18を介して方向変換する縦移送螺旋19aを内装した縦移送筒19を略垂直姿勢で回動可能に、該継手ケース18の上側で該穀粒貯留タンク4の後側に設けた構成である。
【0017】前記縦移送筒19の上端部には、上端部を支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘り伸縮自在、上下回動自在、旋回自在で穀粒を機外へ排出する伸縮穀粒移送装置5を設けた構成である。前記操作装置13の表面板13bの外側面には、図15で示す如く伸縮穀粒移送装置5を主として操作する各種スイッチ、及び各種レバー等を図示して説明する該伸縮穀粒移送装置5を上下回動、及び左右旋回操作するオーガレバー20a、エンジン15の動力をこの伸縮穀粒移送装置5へ伝える籾排出レバー20bとを設け、この籾排出レバー20bを排出位置へ操作すると、穀粒貯留タンク4内の穀粒を排出する構成である。
【0018】又、前記伸縮穀粒移送装置5等を停止させるときに操作するON−OFFスイッチ方式の停止スイッチ21aと、旋回させるときに操作するON−OFF方式の旋回スイッチ21b、及びランプスイッチ21dと、後逑する移動用移送筒22を伸張、又は収縮させるときに操作するON−OFF方向式で切換方式の伸縮スイッチ21cとを設けた構成である。
【0019】前記オーガレバー20aの横側近傍には、伸縮穀粒移送装置5の移動用移送筒22と、第2固定用移送筒24との重合部を受けて保持する保持装置25aを設け、この保持装置25aは主柱25bの上側に逆山形状の受板25cを固着した構成である。
【0020】前記操作装置13内の制御装置14には、図13で示す如く各種レバー20a,20bと、各種スイッチ21a,21b,21c,21dとの操作、及び後記する最長・最短検出スイッチ55a,55bの検出が入力回路27aからCPU27bへ入力される構成である。これらの入力に基づいて、該CPU27bから出力回路27cを経て穀粒貯留タンク4内の横移送螺旋4a、縦移送筒19内の縦移送螺旋19a、伸縮穀粒移送装置5の後逑する第1移送螺旋28、第2移送螺旋29、及び第3移送螺旋30等を回動駆動する構成である。又、移動用モータ26の正・逆回転により、該移動用移送筒22、及び第3移送螺旋30を伸縮制御する構成であり、昇降シリンダ25を始動、及び停止制御する構成であり、作業灯31を点灯制御する構成である。
【0021】前記伸縮穀粒移送装置5は、図1〜図7で示すごとく継手メタル39に装着した第1固定用移送筒23と、第2固定用移送筒24と、この第2固定用移送筒24の内径24a部へ挿入して、伸縮移動自在な移動用移送筒22と、この移動用移送筒22を伸縮移動させる伸縮装置47と、該第1固定用移送筒23の移送始端部と、縦移送筒19の移送終端部との間には、該伸縮穀粒移送装置5を上下に回動移動させる油圧・シリンダ方式の昇降シリンダ25等よりなる構成である。
【0022】前記第1固定用移送筒23の外径部は、図1で示す如く継手メタル39小径側(後側)の外周壁の内径部へ挿入して軸支した構成である。又、第2固定用移送筒24の外径部は、該継手メタル39大径側(前側)の外周壁の円径部へ挿入して軸支した構成である。
【0023】これにより、穀粒の流れの移送終端側の内径を大きくしたことにより、穀粒の停滞が防止できて、穀粒に脱ぷ粒の発生、及び損傷粒の発生等の防止を行うことができる。前記第1固定用移送筒23には、図1、及び図5で示す如くパイプ形状の第1螺旋軸32の外周部に第1螺旋プレート33を固着した第1移送螺旋28を内装した構成である。この第1螺旋軸32の前端部の内径部には、外形が六角形状で内径が円形状の前支持メタル32aを固着した構成であり、又、後端部の内径部には、外形が円形状で内径が六角形状の後支持メタル32bを固着した構成である。該第1螺旋軸32の移送終端部の外周部には、カバー32cを設け、このカバー32cで継手メタル39の内側ボス39aを覆う構成である。
【0024】前記第2固定用移送筒24には、図1、及び図4で示す如くパイプ形状の第2螺旋軸34の外周部に第2螺旋プレート35を固着した第2移送螺旋29を内装した構成である。該第2螺旋軸34には、第3移送螺旋30の螺旋プレート38が伸縮自在に移動する移動用溝36を螺旋状に移送終端部から移送始端部の近傍部まで設けた構成である。該移動用溝36は該螺旋プレート35の前後方向略中央部に設けた構成である。該第2螺旋軸34の移送始端部の内径部には、外径が円形状で内径が六角形状の接合軸34aを固着して設け、この接合軸34aの移送始端側の外径は径大34bとして、この径大34b部の前先部は、継手メタル39の内ボス39aの内径部へ挿入した構成である。
【0025】前記移動用移送筒22には、図1で示す如く丸棒材よりなる第3螺旋軸37の外径部に第3螺旋プレート38を固着した第3移送螺旋30を内装した構成である。この第3移送螺旋30の該第3螺旋軸37は、第2移送螺旋29の第2螺旋軸34内を伸縮移動すると共に、該第3移送螺旋30の該第3螺旋プレート38は該第2移送螺旋29の該第2螺旋軸34の移動用溝36内を伸縮移動する構成である。
【0026】前記継手メタル39の内側ボス39aの内径部には、図1で示す如くベアリング38a,38を設け、このベアリング38a,38aの内径部には、外径が六角形状で内径が円形状の補助軸40を挿入して軸支した構成である。この補助軸40の外径の六角部の一方側の先端部は、第1螺旋軸32に設けた前支持メタル32aの内径の六角部へ挿入して軸支した構成であり、又、他方側の先端部は、第2螺旋軸34に設けた接合軸34aの内径の六角部へ挿入して軸支すると共に、この接合軸34aを該補助軸40へボルト等により装着した構成である。この補助軸40の内径部を丸孔としたことにより、第3移送螺旋30の第3螺旋軸37を丸棒軸にすることができて、この第3移送螺旋の伸縮移動がスムーズである。
【0027】前記第3移送螺旋30を内装した移動用移送筒22は、第2固定用移送筒23の内径部24aへ伸縮自在に挿入した構成であり、この移動用移送筒22の外周部の複数箇所には、前後方向に複数個の円周方向に所定幅の支持受具45を固着して設け、この移動用移送筒22が該第2固定用移送筒24の内径部24aをスムーズに伸縮移動する構成である。
【0028】前記第3移送螺旋30の第3螺旋軸37が最短縮状態に収縮したときには、第2移送螺旋29の第2螺旋軸34に設けた移動用溝36の移送始端部に位置する箇所の、この第3螺旋軸37の外径部には、図6で示す如く受メタル44を設けると共に、該第3螺旋軸37に設けた支持ピン44aには、回動ローラ44bを回転自在に軸支し、この回転ローラ44bが該第2螺旋軸34の該移動用溝36の側壁部を回転移動する構成であり、該回転ローラ44bの外径は該移動用溝36の溝巾より、小径として所定の隙間を設けた構成であり、該第3移送螺旋30の伸縮移動をスムーズにした構成である。又、該第3螺旋軸37が最短縮状態のときは、この第3螺旋軸37の移送始端側の軸端部は、第1移送螺旋28の第1螺旋軸32内へ収納状態になる構成である。
【0029】前記第1移送螺旋28の第1螺旋軸32の移送始端部の後支持メタル32bの内径の六角部は、上継手メタル41に設けた支持メタル41bで軸支した外径が六角形状の始端支持軸41aへ挿入して軸支した構成であり、又、移送終端部の前支持メタル32aは補助軸40で軸支した構成である。
【0030】前記第3移送螺旋30の第3螺旋軸37の伸縮移動範囲は、補助軸40の内径の丸孔部で軸支すると共に、移送終端部側の先端の小径37a部は、移動用移送筒22の排出口43を形成する前側板43aに設けた支持メタル43bに内装したベアリング43cで軸支した構成である。
【0031】前記第1移送螺旋28が回転駆動すると、この第1移送螺旋28の第1螺旋軸32の前支持メタル32aの内径部に挿入した補助軸40が回転駆動され、この回転駆動により、この補助軸40の外径部に挿入した第2移送螺旋29の第2螺旋軸34の接合軸34aが回転駆動されて、この第2移送螺旋29が回転駆動され、この回転駆動により、この第2移送螺旋29の該第2螺旋軸34の移動用溝36が同時に回転駆動され、この回転駆動により、第3移送螺旋30の第3螺旋軸37の回動ローラ44bが回転駆動されて、該第3移送螺旋30が回転駆動される構成であり、該第1移送螺旋28から順次該第2移送螺旋29、該第3移送螺旋30へと回転駆動される構成である。
【0032】これにより、前記移動用移送筒22の前端部のベアリング34cが自転用の軸受を使用できることにより、構成が簡略化できると共に、伸縮移動がスムーズである。前記第2固定用移送筒24の移送終端部の外周部には、図7〜図9で示す如く、例えば、4個所に箱形状の支持板46をボルト等で装着して設け、この支持板46に設けた支持ピン46aでローラ46bを回転自在に軸支した構成であり、この各ローラ46bは移動用移送筒22の外周部を回転移動する構成であり、この移動用移送筒22の伸縮移動をスムーズにする構成である。又、この移動用移送筒22の外周部には、各該ローラ46bの外側に位置させて、前後方向で該移動用移送筒22の伸縮移動範囲内にガイド板46cを設けた構成として、該移動用移送筒22の円周方向への回動を規制した構成である。
【0033】前記伸縮装置47は、図1〜図4、及び図7で示す如くパイプ材よりなる移動用支持杆48と、移動用モータ26と、伸縮用ピニオン49軸50と伸縮用ラック51等よりなる構成である。前記移動用支持杆48は、図1、図2、及び図7で示す如く前端部は移動用移送筒22の前端部に設けた支持板48aへボルト等により、装着した構成であり、又、基部(根元)側は、継手メタル39の上部の支持部39bの下段側で前後方向に設けた支持孔52と、第2固定用移送筒24の外周部に固着して設けたラックガイド51aとで軸支した構成であり、この移動用支持杆48の上側面には、伸縮用ラック51を装着した構成である。該継手メタル39の上部の該支持部39bの下段側で前後方向には、該支持孔52を設けると共に、上段側で左右方向には、挿入孔53を設けた構成であり、これら支持孔52と挿入孔53とは直交する状態に設けた構成である。
【0034】前記移動用モータ26は図1、及び図2で示す如く継手メタル39の上部の支持部39bへ装着した構成である。該継手メタル39の支持部39bには、モータ取付ステー54をボルト等によって装着した構成であり、このモータ取付ステー54へ該移動用モータ26をボルト等によって装着した構成である。該移動用モータ26のモータ軸26aは該継手メタル39の挿入孔53へ挿入した構成である。該継手メタル39の該挿入孔53に設けたベアリング53a,53aで軸支した伸縮用ピニオン49軸50を設けた構成であり、この軸50の一方側の軸端部は、該モータ軸26の軸端部へ挿入して接続させた構成である。このベアリング53a,53aは抜け止めを施した構成である。
【0035】前記移動用モータ26の正逆回転により、この移動用モータ26へ接続させた伸縮用ピニオン49軸50のこの伸縮用ピニオン49が回転駆動され、この伸縮用ピニオン49と、移動用支持杆48に設けた伸縮用ラック51とが噛合することにより、この伸縮用ラック51が前後へ移動すると共に、該移動用支持杆48が前後方向へ摺動移動され、この前後への摺動移動に伴ない移動用移送筒22、及び第3移送螺旋30が伸縮移動する構成である。26bはモータカバーである。
【0036】前記移動用移送筒22の最長伸張状態と、最短収縮状態との両者を検出して、移動用モータ26を停止制御するON−OFFスイッチ方式の最長検出スイッチ55aと最短検出スイッチ55bとは、図2で示す如く継手メタル39とラックガイド51aとの間で、移動用支持杆48の左右両側で、第1固定用移送筒23の外周部に設けた構成である。これら最長検出スイッチ55aは平面視左側に設け、最短検出スイッチ55bは右側に設けた構成である。
【0037】前記移動用支持杆48の外周部の平面視左右両側には、図2で示す如く最長検出スイッチ55aがON状態になって最長状態を検出する左凹部48bと、最短検出スイッチ55bがON状態になって最短状態を検出する右凹部48cとを設けた構成である。
【0038】これにより、前記最長・最短検出スイッチ55a,55bを近接させて設けたことにより、これら最長・最短検出スイッチ55a,55bのハーネスの配置が容易であり、又、調整を容易に行うことができる。前記第1・第2固定用移送筒23、24の外周部の上側には、図7、及び図10で示す如く所定間隙でコ字形状の取付板56cを固着して設け、この取付板56cには、略箱形状の外カバー56aをボルト等により、着脱自在に設けると共に、この外カバー55a内には、上下、及び左右に所定隙間を設けて、移動用支持杆48の外周部に固着して設けた略箱形状の内カバー56bを前後方向に移動自在に設けた構成である。これら外・内カバー56a,56bにより、該移動用支持杆48の前後移動範囲をカバーする構成である。
【0039】これにより、前記外・内カバー56a,56b全体に切目がなく安定して見えると共に、外観形状が良好である。前記移動用移送筒22の前端部に設けた作業灯31のハーネス57は、図11、及び図12で示す如くパイプ材よりなる移動用支持杆48内に内装すると共に、この移動用支持杆48に固着して設けた内カバー56bの後方部外側には、所定長さのL字形状のハーネス取付板57aを固着して設け、これらハーネス取付板57aの内側面と、内カバー56bの外側面との間には、該移動用移送筒22が最短縮状態の時に余る余分な該ハーネス57を収納すると共に、この余る余分の該ハーネス57の略半分位置を該ハーネス取付板57aの内側面へハーネス用クランプ57bで支持させた構成である。
【0040】前記移動用移送筒22が最長状態に移動するときは、余分な該ハーネス57が順次伸びる構成である。このハーネス57の一方側の端部は作業灯31へ接続され、又、他方側の端部は、操作装置13へ接続した構成である。これにより、前記移動用移送筒22の伸縮移動に伴ない、作業灯31のハーネス57も伸縮するが、このハーネス57の伸縮構成を安価にすることができる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成12年3月14日(2000.3.14)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−251949(P2001−251949A)
【公開日】 平成13年9月18日(2001.9.18)
【出願番号】 特願2000−70812(P2000−70812)