| 【発明の名称】 |
コンバインの脱穀部構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】上窪 啓太
【氏名】広瀬 知義
【氏名】正野 潤一
【氏名】市川 友彦
【氏名】杉山 隆夫
【氏名】牧野 英二
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| 【要約】 |
【課題】脱穀部から排藁処理部への受け渡し部分での穀桿の詰まりを防止すること。
【解決手段】本発明では、脱穀部に、第1の扱胴と第2の扱胴とを回動軸の軸線を左右幅方向に向けた状態で前後に間隔を開けてそれぞれ配設し、同第2の扱胴と排藁処理部との間に搬送ビータを回動軸の軸線を左右幅方向に向けた状態で配設し、同搬送ビータは、回動軸の左右いずれかの略半部にビータドラムを取付け、同ビータドラムの外周面に複数の搬送刃を螺旋状に突設するとともに、ビータドラムの外周面端部には、搬送刃を突設していない円筒部を形成し、搬送ビータの直下方位置にガイド体を配設し、同ガイド体は、左右幅方向に伸延させた基端フレームに前後方向に伸延させた複数のガイドフレームを左右に間隔を開けて櫛歯状に配設するとともに、ビータドラムの円筒部の直下方位置には、ガイドフレームを設けていない連通部を形成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体の前端に刈取部(4)を配設するとともに、同刈取部(4)の後方位置に脱穀部(6)を配設し、同脱穀部(6)の後方位置に排藁処理部(8)を配設してなるコンバインにおいて、脱穀部(6)に、第1の扱胴(28)と第2の扱胴(29)とを回動軸(64)の軸線を左右幅方向に向けた状態で前後に間隔を開けてそれぞれ配設し、同第2の扱胴(29)と排藁処理部(8)との間に搬送ビータ(62)を回動軸(76)の軸線を左右幅方向に向けた状態で配設し、同搬送ビータ(62)は、回動軸(76)の左右いずれかの略半部にビータドラム(77)を取付け、同ビータドラム(77)の外周面に複数の搬送刃(78)を螺旋状に突設するとともに、ビータドラム(77)の外周面端部には、搬送刃(78)を突設していない円筒部(89)を形成し、搬送ビータ(62)の直下方位置にガイド体(84)を配設し、同ガイド体(84)は、左右幅方向に伸延させた基端フレーム(85)に前後方向に伸延させた複数のガイドフレーム(88)を左右に間隔を開けて櫛歯状に配設するとともに、ビータドラム(77)の円筒部(89)の直下方位置には、ガイドフレーム(88)を設けていない連通部(90)を形成したことを特徴とするコンバインの脱穀部構造。 【請求項2】 第1の扱胴(28)の外径と第2の扱胴(29)の外径とを同一外径としたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの脱穀部構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインに関するものであり、特に脱穀部の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のコンバインとしては、機体フレームの下部に走行部を配設するとともに、機体フレームの前端部に刈取部を配設し、同刈取部の直後方位置に脱穀部を配設し、同脱穀部の直下方位置に揺動選別部を配設する一方、脱穀部の直後方位置に排藁処理部を配設しており、脱穀部には、第1の扱胴と第2の扱胴とを前後に間隔を開けて配設していた。 【0003】そして、脱穀部によって刈り取られた穀桿を、第1の扱胴の左端部から右端部へ搬送しながら脱穀処理し、さらに、穀桿を第1の扱胴の右端部から第2の扱胴の右端部へと受け渡すとともに、第2の扱胴の右端部から左端部へ搬送しながら脱穀処理した後、排藁を排藁処理部で処理するようにしていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来のコンバインにあっては、脱穀部と排藁処理部との間において穀桿の詰まりが生じるおそれがあったため、脱穀部と排藁処理部との間に穀桿を搬送するための搬送ビータを設けたものも考えられているが、搬送ビータにかかる負荷が大きく、搬送ビータによって穀桿を搬送するために多大な動力が消費されてしまうおそれがあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、機体の前端に刈取部を配設するとともに、同刈取部の後方位置に脱穀部を配設し、同脱穀部の後方位置に排藁処理部を配設してなるコンバインにおいて、脱穀部に、同一外径を有する第1の扱胴と第2の扱胴とを回動軸の軸線を左右幅方向に向けた状態で前後に間隔を開けてそれぞれ配設し、同第2の扱胴と排藁処理部との間に搬送ビータを回動軸の軸線を左右幅方向に向けた状態で配設し、同搬送ビータは、回動軸の左右いずれかの略半部にビータドラムを取付け、同ビータドラムの外周面に複数の搬送刃を螺旋状に突設するとともに、ビータドラムの外周面端部には、搬送刃を突設していない円筒部を形成し、搬送ビータの直下方位置にガイド体を配設し、同ガイド体は、左右幅方向に伸延させた基端フレームに前後方向に伸延させた複数のガイドフレームを左右に間隔を開けて櫛歯状に配設するとともに、ビータドラムの円筒部の直下方位置には、ガイドフレームを設けていない連通部を形成することとした。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明に係るコンバインは、機体の前端に刈取部を配設するとともに、同刈取部の後方位置に脱穀部を配設し、同脱穀部の後方位置に排藁処理部を配設したものである。 【0007】しかも、脱穀部に、同一外径を有する第1の扱胴と第2の扱胴とを回動軸の軸線を左右幅方向に向けた状態で前後に間隔を開けてそれぞれ配設し、同第2の扱胴と排藁処理部との間に搬送ビータを回動軸の軸線を左右幅方向に向けた状態で配設したものである。 【0008】そのため、第1の扱胴、第2の扱胴、及び搬送ビータの回動軸が全て左右幅方向に伸延させた状態となり、機体の左右いずれか一側方に、エンジンの動力を扱胴や搬送ビータに伝達するための動力伝達機構を配設することができ、動力伝達機構の構成を簡単なものとすることができ、従って、機体の小型化を図ることができるものである。 【0009】しかも、従来は後方に位置する第2の扱胴の外径を前方に位置する第1の外径よりも小さくしていたのに対し、第1の扱胴の外径と第2の扱胴の外径を同一径としているため、第2の扱胴での処理面積が大きくなり、脱穀処理を円滑に行うことができるものである。 【0010】また、回動軸の左右いずれかの略半部にビータドラムを取付けることにより、搬送ビータの軽量化を図ることができ、搬送ビータを駆動するための動力を軽減することができるものである。 【0011】また、ビータドラムの外周面に複数の搬送刃を螺旋状に突設することにより、排藁をビータドラムの伸延する方向に拡散させながら円滑に搬送することができ、排藁の詰まりを防止することができるものである。 【0012】特に、ビータドラムの外周面端部に、搬送刃を突設していない円筒部を形成することにより、排藁が搬送刃によって無理に仕切壁に押しつけられることがなくなり、排藁がビータドラムの端部と仕切壁との間に詰まるのを未然に防止することができるものである。 【0013】また、搬送ビータの直下方位置にガイド体を配設し、同ガイド体は、左右幅方向に伸延させた基端フレームに前後方向に伸延させた複数のガイドフレームを左右に間隔を開けて櫛歯状に配設することにより、搬送ビータによって搬送する排藁に穀粒が混在していても、ガイドフレームの間隙から穀粒を揺動選別部へと漏下させることができ、収穫ロスを低減することができるものである。 【0014】特に、ビータドラムの円筒部の直下方位置に、ガイドフレームを設けていない連通部を形成することにより、排藁を搬送ビータからガイドフレームの下方に落下させることができ、これによっても、排藁がビータドラムの端部と仕切壁との間に詰まるのを未然に防止することができるものである。 【0015】 【実施例】以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 【0016】図1は、本発明に係るコンバイン1としての汎用コンバインを示しており、同コンバイン1は、機体フレーム2の下部に左右一対のクローラ式の走行部3,3を配設するとともに、機体フレーム2の前端部に刈取部4を昇降自在に配設し、同刈取部4の直後方位置に搬送部5を配設し、同搬送部5の直後方位置に脱穀部6を配設し、同脱穀部6の直下方位置に揺動選別部7を配設する一方、同揺動選別部7の後方上部であって、脱穀部6の直後方位置に排藁処理部8を配設している。 【0017】また、コンバイン1は、機体フレーム2の前端部であって、搬送部5の直上方位置に運転部9を配設し、同運転部9の直後方位置であって、脱穀部6の直上方位置に穀粒貯留部10を配設し、更には、同穀粒貯留部10の直後方位置であって、揺動選別部7の後端部及び排藁処理部8の直上方位置に原動機部11を配設している。 【0018】以下に、コンバイン1の各部の構造について説明する。 【0019】(走行部3)走行部3は、機体フレーム2の下部に走行フレーム12を取付け、同走行フレーム12の前端部に、原動機部11に連動連結したミッション13を配設し、同ミッション13に駆動輪14を連動連結する一方、走行フレーム12の後端部に遊動輪15を回動自在に軸支し、駆動輪14と遊動輪15との間に履帯16を巻回している。図中、17は転動輪である。 【0020】(刈取部4)刈取部4は、搬送部5の先端部にプラットホーム18を連設し、同プラットホーム18の先端上部に掻き込みリール19を回動可能に横架するとともに、プラットホーム18の下端部に刈刃装置20を横架し、同刈刃装置20の後方に横送りオーガ21を回動可能に横架している。図中、22はディバイダー、23は伝動機構である。 【0021】そして、圃場に植立した穀桿を掻き込みリール19によって掻き込みながら刈刃装置20で穀桿の根本部分を刈り取り、その後、横送りオーガ21で機体の中央部に刈り取った穀桿を寄せ集めて、後方の搬送部5へ受け渡すようにしている。 【0022】(搬送部5)搬送部5は、機体フレーム2の前端部にフィーダハウス24を上下回動自在に取付け、同フィーダハウス24の内部に搬送コンベア25を配設する一方、機体フレーム2の前端上部に搬送ビータ26を回動可能に横架している。図中、27はフィーダハウス24を昇降させるための油圧シリンダーである。 【0023】そして、刈取部4で刈り取った穀桿を搬送コンベア25と搬送ビータ26とで後方の脱穀部6へ搬送するようにしている。 【0024】(脱穀部6)脱穀部6は、図2に示すように、搬送部5の直後方位置に扱室63を形成し、同扱室63の内部に同一外径を有する円筒状の第1の扱胴28と第2の扱胴29とを回動軸64,64の軸線を左右幅方向に向けた状態で前後に間隔を開けて配設し、各扱胴28,29の直下方位置に受網30,31を配設している。図中、32,33は各扱胴28,29の外周部に形成したスパイラー、34は扱歯、35,36は上部壁、37は第1の扱胴28の右側端部と第2の扱胴29の右側端部とを連通連結する連通路である。 【0025】そして、搬送部5によって搬送された穀桿は、第1の扱胴28の作用によって第1の扱胴28の左側端部から右側端部へ移動しながら脱穀処理された後、第2の扱胴29の作用によって第2の扱胴29の右側端部から左側端部へ移動しながら脱穀処理され、穀粒は受網30,31を通過して下方の揺動選別部7へと移動する一方、排藁は後方の排藁処理部8へと移動するようにしている。 【0026】しかも、第1の扱胴28の外径と第2の扱胴29の外径を同一径として、第2の扱胴での処理面積を大きくして、脱穀処理を円滑に行うことができるようにしている。 【0027】(揺動選別部7)揺動選別部7は、第1の扱胴28と第2の扱胴29の直下方位置に、フィードパン38とチャフシーブ39とグレンシーブ40とから一体的に形成された揺動体41を上下方向に揺動可能に配設し、同揺動体41の前側下部に唐箕42を軸線を左右幅方向に向けて回動可能に配設し、同唐箕42と揺動体41の中途下部とを送風路43によって連通連結し、更には、揺動体41の後方下部に穀粒受樋44を配設している。 【0028】そして、揺動体41を揺動させることによって、フィードパン38で穀層を均平化して選別の効率化を図るとともに、比重選別を行った後、チャフシーブ39によって穀粒と排藁とを粗選別し、その後、グレンシーブ40と唐箕42からの唐箕風とによって穀粒と排藁とを精選別し、穀粒を穀粒受樋44に移動させる一方、排藁を排藁処理部8へと移動させて、穀粒と排藁とを選別するようにしている。 【0029】(排藁処理部8)排藁処理部8は、図1〜図3に示すように、第2の扱胴29の直後方位置に略円筒状の搬送ビータ62を回動軸76の軸線を左右幅方向に向けて回動可能に配設し、同搬送ビータ62の後方位置に吸引ファン46を軸線を左右幅方向に向けて回動可能に配設し、同吸引ファン46の後方位置に略円筒状のカッター45を配設している。図中、47はカッター刃である。 【0030】そして、脱穀部6で脱穀処理された後の排藁を搬送ビータ62の作用によってカッター45へ搬送し、同カッター45によって破砕した後に、機体の外部へ排出し、一方、吸引ファン46の作用によって揺動選別部7で選別された排藁を機体の外部に排出するようにしている。 【0031】搬送ビータ62は、図2及び図3に示すように、扱室63の左右側壁74,75の後端部間にビータ軸76を左右幅方向に伸延させた状態で回動自在に架設し、同ビータ軸76の左半部にビータドラム77を取付け、同ビータドラム77の外周面に複数の搬送刃78をビータドラム77の左端部から螺旋状に突設している。図中、79は軸カバー、80は駆動プーリー、81は伝動ベルト、82は軸受、83は仕切壁である。 【0032】また、搬送ビータ62は、ビータドラム77の外周面右側端部に、搬送刃78を突設していない円筒部89を形成している。 【0033】このように、脱穀部6に第1の扱胴28と第2の扱胴29とを回動軸64の軸線を左右幅方向に向けた状態で前後に間隔を開けてそれぞれ配設し、同第2の扱胴29と排藁処理部8との間に搬送ビータ62を回動軸76の軸線を左右幅方向に向けた状態で配設しているため、第1の扱胴28、第2の扱胴29、及び搬送ビータ62の回動軸64,76が全て左右幅方向に伸延させた状態となり、機体の左右いずれか一側方に、エンジン61の動力を扱胴28,29や搬送ビータ62に伝達するための動力伝達機構を配設することができ、動力伝達機構の構成を簡単なものとすることができ、従って、機体の小型化を図ることができる。 【0034】また、ビータ軸76の左半部にのみビータドラム77を取付けているため、搬送ビータ62を軽量化することができる。 【0035】また、ビータドラム77の外周面に複数の搬送刃78を螺旋状に突設しているため、排藁を円滑に搬送することができ、排藁の詰まりを防止することができる。 【0036】搬送ビータ62の直下方位置には、第2の扱胴29で脱穀処理された後の排藁を揺動選別部7に落下させずに排藁処理部8へと確実に送るためのガイド体84を配設している。 【0037】特に、ビータドラム77の外周面右側端部に、搬送刃78を突設していない円筒部89を形成しているため、排藁が搬送刃78によって無理に仕切壁83に押しつけられることがなくなり、排藁がビータドラム77の右側端部と仕切壁83との間に詰まるのを未然に防止することができる。 【0038】ガイド体84は、左右幅方向に伸延させた基端フレーム85の左右両端部に、先端部を上方へ向けて傾斜状に伸延させた支持フレーム86,87の基端部を連設し、同支持フレーム86,87の先端部を扱室63の左側壁74と仕切壁83に取付け、更には、基端フレーム85に、先端部を上方へ向けて傾斜状に伸延させたガイドフレーム88を左右に間隔を開けて櫛歯状に取付けている。 【0039】また、ガイド体84は、基端フレーム85の右側端部であって、かつ、ビータドラム77の円筒部89の直下方位置に、ガイドフレーム88を設けていない連通部90を形成している。 【0040】このように、ガイド体84のガイドフレーム88を櫛歯状に形成しているため、搬送ビータ62によって脱穀部6から排藁処理部8へと搬送される排藁に穀粒が混在していても、ガイドフレーム88の間隙から穀粒を揺動選別部7へと漏下させることができ、これによって、排藁処理部8から機体外部へと排出されてしまう穀粒を少なくして、収穫ロスを低減することができる。 【0041】特に、ビータドラム77の円筒部89の直下方位置に、ガイドフレーム88を設けていない連通部90を形成しているため、排藁を搬送ビータ62からガイドフレーム88の下方に落下させることができ、これによっても、排藁がビータドラム88の端部と仕切壁83との間に詰まるのを未然に防止することができる。 【0042】(運転部9)運転部9は、機体フレーム2の前端中央上部に略矩形箱型状のキャビン48を配設し、同キャビン48の平面視中央後部に座席49を配設し、同座席49の前方位置にフロントコラム50を配設し、同フロントコラム50の上端部にステアリングホイール51と変速レバー52とを設ける一方、座席49の左側部にサイドコラム53を配設し、同サイドコラム53の上端部に各種の操作スイッチ54を設けている。図中、55はフロントガラス、56は天井壁、57は開閉扉である。 【0043】(穀粒貯留部10)穀粒貯留部10は、第1の扱胴28と第2の扱胴29の直上方位置にグレンタンク58を配設し、同グレンタンク58に穀粒受樋44を揚穀コンベア59を介して連通連結するとともに、グレンタンク58に排出オーガ60を連通連結している。 【0044】そして、揺動選別部7によって選別された穀粒をグレンタンク58の内部に貯留するとともに、排出オーガ60によって機体の外部に排出できるようにしている。 【0045】(原動機部11)原動機部11は、機体の上側後部にエンジン61を配設し、同エンジン61を刈刃装置20やミッション13等の各動力機構部に伝動機構(図示省略)を介して連動連結している。 【0046】そして、エンジン61を駆動させることによって、各動力機構部が連動して作動するようにしている。 【0047】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0048】本発明では、脱穀部に、第1の扱胴と第2の扱胴とを回動軸の軸線を左右幅方向に向けた状態で前後に間隔を開けてそれぞれ配設し、同第2の扱胴と排藁処理部との間に搬送ビータを回動軸の軸線を左右幅方向に向けた状態で配設しているため、第1の扱胴、第2の扱胴、及び搬送ビータの回動軸が全て左右幅方向に伸延させた状態となり、機体の左右いずれか一側方に、エンジンの動力を扱胴や搬送ビータに伝達するための動力伝達機構を配設することができ、動力伝達機構の構成を簡単なものとすることができ、従って、機体の小型化を図ることができる。 【0049】しかも、従来は後方に位置する第2の扱胴の外径を前方に位置する第1の外径よりも小さくしていたのに対し、第1の扱胴の外径と第2の扱胴の外径を同一径とすることによって、第2の扱胴での処理面積が大きくなり、脱穀処理を円滑に行うことができる。 【0050】また、回動軸の左右いずれかの略半部にビータドラムを取付けているため、搬送ビータの軽量化を図ることができ、搬送ビータを駆動するための動力を軽減することができる。 【0051】また、ビータドラムの外周面に複数の搬送刃を螺旋状に突設しているため、排藁を円滑に搬送することができ、排藁の詰まりを防止することができる。 【0052】特に、ビータドラムの外周面端部に、搬送刃を突設していない円筒部を形成しているため、排藁が搬送刃によって無理に仕切壁に押しつけられることがなくなり、排藁がビータドラムの右側端部と仕切壁との間に詰まるのを未然に防止することができる。 【0053】また、搬送ビータの直下方位置にガイド体を配設し、同ガイド体は、左右幅方向に伸延させた基端フレームに前後方向に伸延させた複数のガイドフレームを左右に間隔を開けて櫛歯状に配設しているため、搬送ビータによって搬送する排藁に穀粒が混在していても、ガイドフレームの間隙から穀粒を揺動選別部へと漏下させることができ、収穫ロスを低減することができる。 【0054】特に、ビータドラムの円筒部の直下方位置に、ガイドフレームを設けていない連通部を形成しているため、排藁を搬送ビータからガイドフレームの下方に落下させることができ、これによっても、排藁がビータドラムの端部と仕切壁との間に詰まるのを未然に防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【識別番号】000195568 【氏名又は名称】生物系特定産業技術研究推進機構
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| 【出願日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−238538(P2001−238538A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月4日(2001.9.4) |
| 【出願番号】 |
特願2000−54964(P2000−54964) |
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