| 【発明の名称】 |
唐箕ファン |
| 【発明者】 |
【氏名】浜谷 功二
【氏名】平田 晋
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| 【要約】 |
【課題】唐箕ファン自体の送風能力を増強することなく、唐箕ファンからの選別風量を増量することのできるものを提供する点にある。
【解決手段】唐箕ファンからの選別風を穀粒選別部に誘導する風洞部15における右側壁部11bに、絞り案内部19を設ける。絞り案内部19は、右側壁部11bに固着されている基端部19Aと、その基端部19Aより屈曲形成されて、風洞部15の風下側でその風洞部15の内部に向けて斜めに突出する状態で延出された傾斜絞り部19Bとで構成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 選別部に選別風を供給する羽根車を備えるとともに、ケーシングの羽根車回転軸心方向での両横側に吸入口を設けてある唐箕ファンであって、前記羽根車からの選別風を選別部に案内する風洞部における両横側面の内の少なくとも一方に、選別風の導入幅を風下側程狭くする絞り案内部を形成している唐箕ファン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、選別部に選別風を供給する羽根車を備えるとともに、ケーシングの羽根車回転軸心方向での両横側に吸入口を設けてある唐箕ファンに関する。 【0002】 【従来の技術】上記のように、唐箕ファンからの選別風によって選別作用を行うものにおいては、必要とする選別風量は唐箕ファンからの風量によって賄うことになる。そうすると、選別部での選別性能の向上を図るために、必要とする選別風量が多くなった場合には、必然的に大きな風量が出せる容量の大きな唐箕ファンが必要である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、唐箕ファンの大型化を図るとすると、唐箕ファンを設置するスペースを確保する必要があり、機器の大型化を招来することになる。例え、その大型の唐箕ファンを設置できたとしても、必ずしも、大型ファンの送風能力と要求する選別風量とがマッチせず、大型ファンの送風能力が大きすぎることもあるために、取り替える前のファン能力と取替える大きなファン能力との間の、中間位置の能力を備えた唐箕ファンを設置することが難しい場合もある。本発明の目的は、上記したように、唐箕ファンを取替えることが難しい場合や必要とする風量の唐箕ファンが選定できない場合であって、選別部での要求風量等を満たすことのできる唐箕ファンを提供する点にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】[構成]請求項1 に係る本発明の特徴構成は、前記羽根車からの選別風を選別部に案内する風洞部における両横側面の内の少なくとも一方に、選別風の導入幅を風下側程狭くする絞り案内部を形成している点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 [作用]つまり、絞り案内部によって選別風が通っていく風洞部の導入幅が狭くなるので、選別風は絞り作用を受けて風速があがる。これによって、必要な風量を得ることができる。また、風洞部における左右の部分で風速が異なっている場合にも、前記絞り案内部を設けることによって、風速の偏りを修正することができる。 [効果]したがって、大掛かりな改造を必要とする唐箕ファンの取り替え等を行うことなく、風洞部に絞り案内部を設けるだけの簡単な改造を施すだけで、選別部の要求に合った選別風量を供給することのできる唐箕ファンを提供できるに至ったものである。 【0005】 【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、脱穀フィードチェーン1によって刈取穀稈の穂先側を扱室2に供給して回動する扱胴3によって脱穀処理し、脱穀排わらを脱穀フィードチェーン1によって扱室2から搬出するように脱穀部Aを構成してある。扱室2から受網4を通って落下する脱穀処理物、扱室2の排出口5から排出される脱穀処理物を受け入れて機体後方側に搬送しながら選別処理する駆動揺動自在な揺動選別装置6と、この揺動選別装置6の前方に位置する唐箕ファンFによって供給される選別風とによって脱穀処理物を穀粒と塵埃とに選別処理し、塵埃を選別風とともに吸引ファン7によって吸引して機外に排出するように穀粒選別部Cを構成してある。揺動選別装置6の前端側から落下した一番処理物を機体横外側に搬出する一番スクリューコンベア8a、揺動選別装置6の後端側から落下した二番処理物を機体横外側に搬出する二番スクリューコンベア8bを穀粒選別部Cの底部に設けるとともに、二番スクリューコンベア8bからの二番処理物を揚送装置9によって脱穀部Aの底部の横側に揚送して機体内に送り込み、受網4と機体横側壁との間から揺動選別装置6の始端側に落下させて再度選別処理するように構成し、もって、コンバイン用の脱穀機を構成してある。 【0006】図2及び3に示すように、唐箕ファンFは、脱穀機における穀粒選別部Cの左横側壁を形成している部材の一部で左側壁部(横側面の一例)11aを、穀粒選別部Cの右横側壁を形成している部材の一部で右側壁部(横側面の一例)11bを夫々形成してあるケーシング10と、このケーシング10の内部に位置する複数枚の送風用の羽根21を有する羽根車20とによって構成してある。 【0007】ケーシング10は、左右一対の側壁部11a、11bと、左側側壁部11aの内面側と右側壁部11bの内面側とにわたって連結している湾曲板でなるファンガイド12とによって構成してある。左側壁部11aに正方形の吸入口13aを設け、右側壁部11bに円形の吸入口13bを設けてある。ファンガイド12を形成している板体の一端側の平板部分と、他端側の平板部分と、両平板部分を挟んでいる左右側壁部11a、11b夫々の一部分とにより、揺動選別装置6の前端側の下方に開口する吐出口14と、この吐出口14をファンガイド12の内部に連通させる風洞部15とを形成してある。 【0008】図2及び3に示すように、羽根車20は、ケーシング10の左側壁部11aの外面側に連結ボルト16によって固定してある左ブラケット17aが支持するベアリング18と、ケーシング10の右側壁部11bの外面側に連結ボルト16によって固定してある右ブラケット17bが支持するベアリング18とによって回転自在に支持されている回転軸22と、この回転軸22のケーシング10の内部に位置する部分の両端側から各別に一体回転自在に延出する左右一対の支持アーム23,23にわたって取付けてある複数枚の羽根21とによって構成してある。複数枚の羽根21の夫々は、支持アーム23に連結する基端側の取付部分と先端側部分21aとの間に位置するとともに回転軸22に平行な折り曲げ線21bで折り曲げ加工した板体によって作成してあり、先端側部分21aにおいて羽根車20の外周側に至るほど羽根車回転方向下手側に位置する前向き羽根になっている。ただし、羽根21の形状としては、折り曲げ線で折り曲げた前向き羽根でなく、折り曲げてない平板状のものに形成してもよい。 【0009】図2に示すように、羽根車20の回転軸22のケーシング10から右外側に突出する軸端部に入力ベルトプーリ24を取付け、入力ベルトプーリ24により、コンバインの走行機体に搭載されているエンジンからの回動力を回転軸22に導入して羽根車20を駆動するように構成してある。入力ベルトプーリ24に、この入力ベルトプーリ24の回動力を扱胴3に伝達する出力ベルトプーリ25を一体回転自在に備えさせ、羽根車20の回転軸22のケーシング10が左外側に突出する軸端部に、回転軸22の回動力を脱穀フィードチェーン1、スクリューコンベア8a、8b、揺動選別装置6、吸引ファン7の夫々に伝達する2個の出力ベルトプーリ26,26を一体回転自在に備えさせてある。 【0010】図3に示すように、左右のブラケット17a,17b夫々のベアリングホルダー17cよりも前側に位置する部分と、後側に位置する部分との二個所に、ケーシング10の吸入口13a,13bからの吸気を容易にするための通気孔17dを設けてある。 【0011】唐箕ファンFは、入力ベルトプーリ24に回動力が伝達されると、この動力によって回動する羽根車20により、ケーシング10の羽根車回転軸心方向での両端側に位置する吸入口13a,13aから吸気し、選別風を風洞部15に送り込んで吐出口14から穀粒選別部Cに供給する。 【0012】風洞部15に絞り案内部19を設ける構造について説明する。図2に示すように、風洞部15の右側壁部11bにおいて円形の吸入口13bと吐出口14との間に、板状の絞り案内部19を設けてある。この絞り案内部19は、右側壁部11bに固着されている基端部19Aと、その基端部19Aより屈曲形成されて、風洞部15の風下側でかつその風洞部15の内部に向けて斜めに突出する状態で延出された傾斜絞り部19Bとで構成してある。 【0013】〔別実施の形態〕 A. 絞り案内部19を設ける構成としては、次のようなものでもよい。つまり、図4に示すように、上記実施の形態では、板状のものを折り曲げて使用したが、基端部19Aと傾斜絞り部19Bとを立体状に形成したものを、右側壁部11bに取付け固定してもよい。板状のものに比べて、傾斜絞り部19Bの先端における風の流れの剥離による乱れが少なくなるので、圧損を抑えることができる。 B. 絞り案内部19を設ける構成としては、次のようなものでもよい。つまり、図5に示すように、傾斜絞り部19Bに相当する部分を、右側壁部11bの一部を絞り加工等によって内向きに突出させて膨出部状に形成してもよい。そうすることによって、板状の絞り案内部19のように右側壁部11bとは別の部品を形成する必要がない。 C. 以上いままでの説明では、絞り案内部19として右側壁部11bに設けるものだけについて記載してきたが、図2に示すように、左右の側壁部11a、11bに絞り案内部19を設けてもよい。あるいは、左右の風速の均一化を図るために、左側壁部11aだけに設けてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成12年2月16日(2000.2.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−224239(P2001−224239A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月21日(2001.8.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−38530(P2000−38530) |
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