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【発明の名称】 脱穀機の清掃装置
【発明者】 【氏名】二神 伸

【氏名】泉 浩二

【氏名】水本 武

【氏名】土居原 純二

【氏名】岡田 利彦

【要約】 【課題】コンバインで収穫作業後に、このコンバイン内の清掃を簡単で確実に行えるようにしようとするものである。

【解決手段】上部に穀粒を脱穀する各種扱歯26aを植設した扱胴26と、下部に穀粒と藁屑等とに選別する選別室5内には、選別装置32、及び送風機4を設け、該選別室5に該送風機4とは別な送風装置6を設け、この送風装置6はパイプ43を配索した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上部に穀粒を脱穀する各種扱歯26aを植設した扱胴26と、下部に穀粒と藁屑等とに選別する選別室5に選別装置32と、送風機4等とを設けた脱穀機において、該選別室5内には、該送風機4とは別な送風装置6を設けたことを特徴とする脱穀機の清掃装置。
【請求項2】 請求項1の構成において、該送風装置6はパイプ43を配索したことを特徴とする脱穀機の清掃装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上部に穀粒を脱穀する各種扱歯を植設した扱胴と、下部に穀粒と藁屑等とに選別する選別室には、選別装置、及び送風機を設け、該選別室に該送風機とは別な送風装置を設け、この送風装置はパイプを配索した技術であり、脱穀機の清掃装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンバインで立毛穀稈を収穫作業するときは、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は移送され、該コンバインに載置した脱穀機へ供給され、この脱穀機の上部の各種扱歯を植設した扱胴で脱穀され、脱穀済み穀粒は選別室内の選別装置上へ落下供給され、穀粒と藁屑等とに選別され、更に該選別室内の送風機からの起風によって風選され、選別済み穀粒は一時貯留される。
【0003】収穫作業が終了して清掃作業を行うときには、通常は納屋の前で前記コンバインの選別装置の選別棚等を取り外して、例えば、納屋に収納したコンプレッサ−を始動させ、このコンプレッサ−からの起風を脱穀機内へ吹き付けて清掃される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】脱穀機内の清掃はコンプレッサ−からの起風を吹き付けて清掃を行うことにより、吹き付ける方向に制限があることにより、十分な清掃ができない箇所があったが、この発明により、この問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、上部に穀粒を脱穀する各種扱歯26aを植設した扱胴26と、下部に穀粒と藁屑等とに選別する選別室5に選別装置32と、送風機4等とを設けた脱穀機において、該選別室5内には、該送風機4とは別な送風装置6を設け、該送風装置6はパイプ43を配索したことを特徴とする脱穀機の清掃装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバイで立毛穀稈を収穫作業するときには、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は移送され、該コンバインに載置した脱穀機へ供給され、この脱穀機の上部に内装した各種扱歯26aを植設した扱胴26で脱穀され、脱穀済み穀粒は下部の選別室5に内装した選別装置32上へ落下供給され、穀粒と藁屑とに選別され、更に該選別室5に内装した送風機4からの起風によって風選され、選別済み穀粒は一時貯留される。
【0007】収穫作業が終了して、清掃作業を行うときには、通常は納屋の前で前記コンバインの選別室5内に、送風機4とは別の送風装置6の配索して設けたパイプ43へ納屋に収納したコンプレッサ−を接続し、このコンプレッサ−を始動させて、このコンプレッサ−から発生する起風は、該パイプ43を経て脱穀機内の各部へ送風されて、この脱穀機内の各部へこの起風が吹き付けられて清掃される。
【0008】
【発明の効果】コンプレッサ−と、選別室5内の送風装置6の配索したパイプ43とを接続することにより、脱穀室内の各部の清掃が容易にできると共に、清掃作業の効率の向上を図ることができた。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の上側に載置した脱穀機3の前部の下部には、穀粒と藁屑とに選別する選別室5内に、選別装置32、及び送風機4等を設け、この選別室5内には、該送風機4とは別の送風装置6を設けた構成である。この送風装置6を図示して説明する。
【0010】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ7aを張設した走行装置7を配設し、該走行車台2の上側には、フィ−ドチエン8aと挟持杆8bとにより、刈取機9の刈刃装置10aで立毛穀稈を刈取りした刈取り穀稈は、この刈取機9から引継ぎ挾持移送して脱穀し、脱穀された穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク11を平面視右横側に装着した脱穀機3を載置した構成である。
【0011】前記脱穀機3の前部で走行車台2の前側には、前端位置から立毛穀稈を分離するナロ−ガイド12a、及び分草体12bと、この分離された穀稈を引き起す引起装置10bと、この引き起された穀稈を刈り取る刈刃装置10aと、刈り取られた穀稈を移送して、フィ−ドチエン8aと挟持杆8bとへ受渡しする穀稈掻込搬送装置13a等を設けた刈取機9は、油圧駆動による伸縮シリンダ13bにより、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成である。
【0012】前記脱穀機3側には、コンバイン1の各種操作、及び各種調節操作等の操作を行う操作装置14aと、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席14bとを設け、この操縦席14bの下部で走行車台2の上側には、エンジン15を載置すると共に、後方には、穀粒貯留タンク11を配設する。これら走行装置7と、脱穀機3と、刈取機9と、エンジン15等によって、該コンバイン1の機体1aを構成している。
【0013】前記刈取機9の穀稈掻込搬送装置13aによって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ16を設けている。前記走行車台2の前端部に装架された走行用ミションケ−ス17の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ17aを設けた構成である。
【0014】前記走行用ミッションケ−ス17には、図3で示す如く左右両側へ突出する左・右ホイル軸18a,18aを設け、これら左・右ホイル軸18a,18aの軸端部には、左・右ホイルスプロケット18b,18bを設けた構成である。該左・右ホイル軸18a,18aの外周部の外側で、該左・右スプロケット18b,18bと該走行用ミッションケ−ス17との間には、該左・右ホイル軸18a,18aと同時に回転する左・右ホイルパイプ18c,18cを設けた構成である。該走行用ミッション17から該左・右ホイル軸18a,18a、及び該左・右ホイルパイプ18c,18c、及び該左・右スプロケット18b,18bを介して、走行装置7の走行クロ−ラ7a,7aを回転駆動する構成である。
【0015】前記左・右ホイルパイプ18c,18cの外周部で、中央部の走行ミッションケ−ス17の左右両側と、走行車台2の各転輪19aを支持する左・右支持杆19b,19bの内側との間には、図3で示す如く円盤形状のカッタ刃20を左右方向所定間隔に固着して設け、落下して該左・右ホイルパイプ18c,18cへ巻き付く葉をこの各カッタ刃20で切断して、巻き付きを防止する構成である。
【0016】従来であると、前記ホイルパイプ18c,18cに巻き付いた藁の上に、泥が付着することにより、洗車時にこの泥は非常に落ちにくく、このために、洗車に長時間を要していたが、本発明により、該ホイルパイプ18c,18cに藁が巻き付くことがなくなり、簡単に泥が落ちることにより、洗車が短時間で終了する。
【0017】前記左・右ホイルパイプ18c,18cの外周部で、中央部の走行ミッションケ−ス17の左右両側と、走行車台2の左・右支持杆19b,19bとの間には、図4で示す如く筒形状の外カバ−20aを設け、この外カバ−20aの外周長さは、該左・右ホイルパイプ18c,18cへ巻きつく藁の稈長より、長く形成して落下する葉がこの左・右ホイルパイプ18c,18cに巻き付きを防止した構成である。
【0018】これにより、落下する藁が前記ホイルパイプ18c,18cへ巻き付くことを防止できる。前記脱穀機3は、図1で示す如く上部には、脱穀室21と、排塵処理室22と、二番処理室23とを設け、下部の選別室5は、送風室24と、一番室36と、二番室38とよりなる構成であり、これら送風室24、一番室36、及び二番室38を各々配設した構成である。該脱穀室22内には、各種の多数の扱歯26aを装着して、刈取り穀稈を脱穀処理する扱胴26を前後方向に軸架内装した構成である。
【0019】平面視前記脱穀室21の右側に平行し前部の二番処理室23内には、還元される未脱穀物(二番物)を前方移送しながら処理し、選別室5へ排出する処理歯28aと、二番排出羽根28bとを装着した二番処理胴28と、後部の拝塵処理室22内には、該脱穀室21から供給される一部の未脱穀処理物を後方へ移送しながら再処理する処理歯27aを装着した排塵処理胴27とを同軸で軸架内装した構成である。
【0020】前記脱穀室21の平面視左側の扱ぎ口29に沿って、刈取り穀稈を挟持するフィ−ドチエン8aと、挟持杆8bとを配設すると共に、扱歯26aの外周縁下部から扱胴カバ−21aまでの間を包囲する扱網29aと、各処理歯27a、及び28aの各外周縁下部側を包囲する後側に排塵網30と、前側に棒状部材を所定間隔に設けた漏下具31とを各々配設している。該排塵網30の移送終端部には、排塵物を排出する排塵排出口30aを設け、又、該漏下具31の移送終端部には、二番処理室23内で脱穀処理された一部の処理物を排出する二番排出口31aを設けた構成である。
【0021】前記刈取機9の穀稈掻込移送装置13aで移送される刈取り穀稈は、扱ぎ口29の下側で前側機壁3aから前方へ突出させて設けた入口漏斗3bで受け、上下移動自在な挟持杆8bと、フィ−ドチエン8aとによって挟持されて引継ぎされ、脱穀室21内へ供給され、この脱穀室21内を移送中に脱穀する構成である。
【0022】前記選別室5内には、扱網29aから漏下した脱穀物と、漏下具31、及び排塵網30から漏下した処理物と、二番排出口31aから排出される処理物と、排塵排出口30aから排出される排塵物との供給を受け、移送しながら揺動選別する選別室5内には、選別装置32を、扱胴26の軸方向に沿わせて設けている。
【0023】前記選別室5内の選別装置32は前部より、順次移送棚33a,チャフシ−ブ33b,ストロ−ラック33cを設け、該チャフシ−ブ33bの下部には、グレンシ−ブ33dを設けた構成であり、該チャフシ−ブ33bは移送角度を調節可能に構成し、漏下量を調節できる構成である。前部の上手側の前端部に揺動支点34を設けると共に、後端部に設けた揺動カム34aによって揺動可能に架設した構成である。
【0024】前記選別室5内の選別装置32の移送方向始端部(上手側)下側には、送風機4を設け、この送風機4は送風ケ−ス25で送風室24を形成し、この送風室24内には、回転自在に送風羽根4aを内装して設け、この送風機4のこの送風羽根4aで起風した選別風を送風して穀粒と塵埃とに、風選別する構成である。
【0025】前記送風装置6は、図1で示す如く一方側の端部の基部側は前側機壁3a側より、所定長さ前方へ突出させると共に、他方側の端部は二番室38を形成する二番受樋39の上手側の上部へ位置させて設けた構成である。前記送風装置6はパイプ43よりなる構成であり、このパイプ43を選別室5内の送風室24内から一番室36内を経て二番室38内へと配索した構成である。このパイプ43の該送風室24の前方部に位置する箇所には、送風室用送風口44aを設け、該一番室36の前方部に位置する箇所には、一番室用送風口44bを設け、該二番室38の前部に位置する箇所には、二番室用送風口44cを設けた構成である。
【0026】前記コンバイン1で収穫作業が終了して、このコンバイン1を清掃するときには、例えば、納屋にコンプレッサ−45を収納しているときに、この納屋の前で該コンバイン1の選別室5内に配索した送風装置6のパイプ43の基部と、該コンプレッサ−45とを接続させる構成である。この接続が終了して、該コンプレッサ−45を始動させることにより、このコンプレッサ−45からの起風が該パイプ43内へ送風され、このパイプ43の各送風口44a,44b,44cから排風され、この排風により、送風室24、一番室36、及び二番室38等内の残穀粒、藁屑、及び塵埃等が機外へ排出され、清掃を行うことができる構成である。
【0027】前記パイプ43は左右方向略中央部に一本設けるもよく、又、左右両側と中央部との3箇所に設けた構成とするもよい。脱穀済み排藁は、排藁チエン35と排藁挟持杆35aとの間で挟持し、後方へ移送する構成である。
【0028】前記送風室24の下手側には、一番室36を設けた構成である。送風ケ−ス25の下手側の先端部は、該一番室36を形成する一番選別棚36aから流下選別される穀粒を収容し、一番螺旋37aにより、横送りする一番受樋37の上手側と接続し、その下手側は該一番選別棚36aの下端部と接続させた構成である。
【0029】前記選別室5の一番室36の下手側には、二番室38を設けた構成である。この二番室38を形成する二番選別棚38aから流下選別される未脱穀処理物(二番物)を収容し、二番螺旋39aにより、横送りする二番受樋39の上手側上端部は、一番選別棚36aの下側面に接合させて設けた構成であり、該二番受樋39の下手側の上端部は、該二番選別棚38aの下端部に重接状態に位置させ、この二番選別棚38aの上端部は、機外へ放出させた構成である。
【0030】前記一番螺旋37aで横送りされた穀粒は、揚穀装置(図示せず)等で引継ぎして、穀粒貯留タンク11内へ揚送して貯留する構成である。前記二番螺旋39aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)を引継ぎして、二番処理室23内へ揚送する二番揚送螺旋42aを内装した二番還元筒42を脱穀機3の平面視右側に斜設した構成である。
【0031】前記選別装置32の移送終端部の上方側には、送風機4の選別風と、該選別装置32の揺動選別とによる選別塵埃は、排塵フアン40で機外へ排出する構成である。前記穀粒貯留タンク11の後側には、縦移送螺旋41aを内装した排出支持筒41bを略垂直姿勢で回動可能に支承して設け、この排出支持筒41bの上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋41cを収縮自在に内装した排出オ−ガ41dを収縮自在、上下回動自在、及び左右旋回可能に横方向へ配設した構成である。
【0032】前記コンバイン1の後端部には、図2で示す如く排藁チエン35と排藁挟持杆35aとで挟持されて移送される排藁を切断する排藁カッタ46を設け、このカッタ46の下部には、支持ピン46aで回動自在にコ字形状の回動板46bを設けた構成であり、この排藁カッタ46で切断された切断藁は、この回動板46bで受け、前後両側から圃場へ排出する構成である。
【0033】補助供支装置47は、図5で示す如く支持板47aと、補助挟持杆47bとよりなる構成であり、この支持板47aの後方上部を、脱穀機3の挟持杆8bの挟持始端部へピン47cにより、上下回動自在に装着した構成である。前記補助供支装置47の支持板47aのピン47c側の所定位置と、排藁カッタ46の下部に設けた回動板46bとは、ワイヤ−48で接続させた構成である。該補助供支装置47を上方へ回動操作すると、該ワイヤ−48を介して、該回動板46bの後方部が後方上部へ回動する構成であり、切断藁の排出位置を変更できる構成である。
【0034】これにより、圃場の4隅を枕刈取りした刈取り穀稈を、作業者が前記脱穀機3へ供給して脱穀するときは、コンバイン1を停止して脱穀することが多く、このために、排藁カッタ46で切断した切断排藁が溜り、これによって排塵フアン40の排塵口を塞ぐことがあたが、この手扱ぎ作業のときは、補助供支装置47を上部へ回動して、枕取りの刈取り穀稈を供給するが、この回動に連動して、回動板46bが回動することにより、切断排藁の排出方向が変ることにより、排塵口を塞ぐことを防止できる。
【0035】前記排塵処理胴27、及び二番処理胴28は、図6で示す如く二番処理胴軸49aには、該二番処理胴28に設けた前後両側の二番受メタル50c,50cを介して、この二番処理胴28を軸支した構成である。前記排塵軸49bは前後両側の軸受メタル50b,50bを介して、軸支した構成である。この排塵軸49bには、排塵処理胴27に設けた前後両側の排塵受メタル50a,50aを介して、この排塵処理胴28を軸支した構成である。
【0036】変速回転用の二番モ−タ49の軸端部には、図6で示す如くプ−リ51aを装着し、このプ−リ51aと二番処理胴軸49aの一方側の軸端部に設けたプ−リ51bとには、ベルト51cを掛け渡した構成である。この二番モ−タ49の変速回転により、この二番処理胴軸49aに軸支した二番処理胴28は、該各プ−リ51a,51b、及び該ベルト51cを介して変速回転駆動する構成である。
【0037】前記二番処理胴軸49aの他方側の軸端部には、プ−リ52aを設け、このプ−リ52aとカウンタ軸49c一方側の軸端部に設けたプ−リ52bとには、ベルト52cを掛け渡した構成である。又、該カウンタ軸49cの他方側の軸端部には、割プ−リ53bを設け、この割プ−リ53bと排塵軸49bの一方側の軸端部に設けたプ−リ53aとには、ベルト53cを掛け渡した構成であり、これらプ−リ53a,53b間には、回動自在なテンションプ−リ53dを設けた構成である。このテンションプ−リ53dの回動により、該割プ−リ53bの開度が調節され、この割プ−リ53bの開度調節により、該排塵軸49bに軸支した排塵処理胴27は、該各プ−リ53a,53b、及び該ベルト53cを介して変速回転駆動する構成である。
【0038】前記脱穀機3には、図1で示す如くフィ−ドチエン8aと挾持杆8bとで挾持して移送される刈取り穀稈の層厚を検出する。例えば、ポテンションメ−タ54aを設けると供に、二番還元筒42内を還元される二番物の還元量を検出する二番還元量センサ54bは、該二番還元筒42内に設けた構成である。
【0039】前記フィ−ドチエン8aと挾持杆8bとで挾持移送される刈取り穀稈の層厚は、ポテンションメ−タ54aで検出され、この検出層厚(B2)と操作装置14a内に設けた制御装置14cに設定して記憶させた層厚設定基準値(B1)とが比較され、この比較結果により、この制御装置14cによって、図7で示す如く二番モ−タ49の回転数と、割プ−リ53bとが調節制御され、これらの制御により、排塵処理胴27の回転数が制御される構成である。
【0040】前記二番還元筒42内を還元される二番物還元量は、二番還元量センサ54bで検出され、この検出二番還元量(A2)と操作装置14a内に設けた制御装置14cに設定して記憶させた二番還元量設定基準(A1)とが比較され、この比較結果により、この制御装置14cによって、図7で示す如く二番モ−タ49の回転数が制御され、この制御により、二番処理胴28の回転数が制御される構成である。
【0041】これにより、前記排塵処理胴27と二番処理胴28とを別々の軸で軸支する構成としたことにより、この排塵処理胴27の回転数は、脱穀のときに移送される刈取り穀稈の層厚によって制御され、又、二番処理胴28の回転数は、脱穀のときの二番還元量によって制御されることにより、脱穀のときの藁屑の発生量と、二番還元量に合わせて別々に制御を行うことにより、脱穀性能は安定する。
【0042】前記コンバイン1に載置して穀粒を一時貯留する樹脂材等よりなるグレンタンク55は、図8、及び図9で示す如く開閉方式として、中央部にヒンジ部55aを設け、このヒンジ部55a部で開閉する構成であると供に、両側の外形55b部に複数個の装着孔55cを設け、これら左右両側の装着孔55c,55cへボルトを挿入し、ナット等により、締付する構成である。下端部には、排穀口55dを設けている。
【0043】これにより、輸送時は前記グレンタンク55を重ね合わせて輸送できることにより、輸送効率を向上させることができる。前記コンバイン1に載置して穀粒を一時貯留する樹脂材等よりなるグレンタンク56は、図10で示す如く上部の蓋状の天井板57と下部の箱形状の本体部58とよりなる構成である。該天井板57は明かり取りのために、透明、又は半透明の樹脂材等よりなり、外周部に設けた挿入孔57a部をボルト、及びナット等により、該本体部58の上部へ装着した構成であり、57bは穀粒投入口である。
【0044】前記本体部58の上部には、のぞき窓58aを設け、こののぞき窓58aから内部に貯留される穀粒量を見ることができる構成である。この本体部58の下部には、穀粒を排出する排穀口58bを設けた構成である。これにより、前記グレンタンク56の本体部58に溜る穀粒量は、この本体部58へ明かりが入ることにより、確実に見ることができる。
【0045】前記コンバイン1に載置して穀粒を貯留するグレンタンク59には、図11で示す如く貯留される穀粒の満量状態を検出するON−OFFスイッチ方式の穀粒量センサ59bは、下方へ傾斜する取付板59aの上側面に設けた構成である。この穀粒量センサ59bは揚穀装置60の反対側の該グレンタンク59の側壁部に設けた構成である。
【0046】前記グレンタンク59の一方側の外側には、揚穀装置60を配設し、この揚穀装置60は揚穀筒60aに内装した穀粒を揚送する揚穀螺旋60bと、この揚穀螺旋60bの上端部に設けた排出羽根60cとよりなる構成である。前記揚穀装置60の揚穀螺旋60bで揚送される穀粒は、排出羽根60cにより、グレンタンク59の供給口59cを経て、このグレンタンク59内へ投入される構成である。この投入穀粒で穀粒量センサ59bがON状態になると、該グレンタンク59内が満量状態であると検出する構成である。
【0047】前記穀粒量センサ59bを揚穀装置60の反対側に設けたことにより、図11で示す如くグレンタンク59内の穀粒量は満量状態より、早く検出する構成であり、貯留穀粒量は該揚穀装置60側と反対側とでの高さの差(H)状態で検出される構成である。
【0048】これにより、貯留穀粒量を少なくしたい時(湿田作業時、及び小麦収穫時)に効果がある。前記操作装置14aの下部には、図1、及び図12で示す如くフロントケ−ス61内には、ヒュ−ズボックス61a,ダイオ−ド61b,チャ−ジカイロユニット61c,タイマ−リレ−62a,フラッジヤユニット62b,ホ−ン62c,を設けると供に、レギュレ−タ62d,始動リレ−63a、ダイオ−ドユニット63b,各5Pリレ−63c,各4Pリレ−63d等を一列に設けた構成である。
【0049】これにより、各ハ−ネスの短縮化、及び配索の容易化を図った。グレンタンク(図示せず)内のON−OFFスイッチ方式のグレンセンサ68が該グレンタンク内が穀粒で満量状態となり、ON状態になると、このON状態により、図13で示す如くON−OFFスイッチ方式のブザ−スイッチ70がONされて、ブザ−71から警報が発生すると共に、満杯表示ランプ69が点灯される構成である。
【0050】又、ON−OFFスイッチ方式のブザ−停止スイッチ72のON操作により、ブザ−71からの警報の発生が停止され、満杯表示ランプ69の点灯は継続される構成である。これにより、従来は前記ブザ−停止スイッチ72をON操作すると、ブザ−71からの警報発生の停止と共に、満杯表示ランプ69は消灯されていたが、本明により、ブザ−71からの警報発生のみが停止となり、満量状態であることがよくわかり、又、コストを低減することができる。
【0051】前記操作装置14aのパネル14dの下部には、図14で示す如く支持プレ−ト64を設け、この操作装置14aに設けたスロットルレバ−65の後部で、該支持プレ−ト64には、ACDリレ−(L)・(R)64a,64bを設けると共に、ビバタッチスイッチ用のACKリレ−(S)・(D)64c,64dを該ACDリレ−(L)・(R)64a,64bの後方部へ並べて設けた構成である。
【0052】これにより、各ハ−ネスの短縮化、及び配索の容易化を図った。前記エンジン15を緊急停止させるときは、図15、及び図16で示す如くメインスイッチ66のOFF操作により、タイマリレ−66aを介して緊急停止スイッチ66bが作動され、この作動に連動してエンジン停止用モ−タリレ−接点66cを経てエンジン停止用モ−タ作動リレ−67aが作動され、この作動に連動してエンジン停止用モ−タ67bが作動され、該エンジン15のカバ−ナ15aが該エンジン15停止位置へ作動され、このエンジン15が停止される構成である。
【0053】これにより、安全性が向上して安全な収穫作業を行うことができる。前記エンジン15の出力回転数の変更、及び緊急停止等を行うスロットルレバ−65は、図16で示す如く開位置、閉位置(アイドリング位置)、及び該エンジン15の停止位置の3操作に区分されて、該エンジン15は接続ワイヤ−65aを経て制御される構成である。従来は該エンジン15の停止は、作業者(操縦者)が手動で該エンジン15停止位置まで引き操作して、このエンジン15を停止させていたが、本発明により、図15で示す回路図の如くこの作動操作をエンジン停止用モ−タ67bで該エンジン15を自動停止制御する構成である。
【0054】これにより、安全性が向上して安全な収穫作業を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成12年2月4日(2000.2.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−211737(P2001−211737A)
【公開日】 平成13年8月7日(2001.8.7)
【出願番号】 特願2000−27811(P2000−27811)