| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】赤嶋 晋
【氏名】梶原 康一
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| 【要約】 |
【課題】穀物タンク内の穀物を外部に取出す排出オーガと、該排出オーガ先端部に備える排出口との穀物排出位置での取扱作業を容易とさせる。
【解決手段】穀物タンク13と、穀物タンク13内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガ15と、排出オーガ15先端部で回動自在である排出口25とを備えるコンバインであって、排出オーガ15の昇降、左右旋回を行うオーガ操作レバー93と、該オーガ操作レバー93の先端部に配設され排出口25の回動操作を行うトグルスイッチであるスイングスイッチ94とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材と、排出口の回動を操作する排出口操作部材とを一つの操作ボックス上に配置し、該操作ボックスを複数箇所配設したことを特徴とするコンバイン。 【請求項2】 穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材と、排出口の回動操作を行う排出口操作部材を同一のレバー上に配置したことを特徴とするコンバイン。 【請求項3】 穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、排出口の回動操作を行う排出口操作部材を二方向スイッチとしたことを特徴とするコンバイン。 【請求項4】 穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーの先端部に排出口の回動操作を行う排出口操作部材を配置したことを特徴とするコンバイン。 【請求項5】 穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの操作と排出口の操作を同一のレバーで行うことを可能とし、該レバーに両操作を切り換える切換手段を設けたことを特徴とするコンバイン。 【請求項6】 穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーを捩じることにより排出口の回動操作を行うことを特徴とするコンバイン。 【請求項7】 穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーを押し引きすることにより排出口の回動操作を行うことを特徴とするコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は脱穀部で脱穀及び選別処理された穀物を穀物タンクに貯蔵すると共に、穀物タンク内の穀物を排出オーガによって外部に取出すコンバインに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、排出オーガの先端に設ける排出口は固定構造のため、排出位置を変更したい場合には機体の移動や、排出オーガの旋回及び上下動に頼るしか方法はない。そのため、排出口を前後方向に移動調節したい場合には排出オーガの上下動あるいは機体の移動の二通りの方法が行われているが、排出オーガの上下動で動かす排出口の前後移動量は僅かであり、また機体を動かすにはその都度排出オーガの駆動を一時停止させる必要があるなどの作業性の悪さがある。 【0003】 【発明が解決しようとしている課題】したがって本発明は、穀物タンク内の穀物を取出す排出オーガを穀物タンク上方に旋回自在に備えたコンバインにおいて、排出オーガの先端に排出口を回動自在に連結させ、排出オーガの旋回や排出口の回動などの動作を行う操作装置を、排出口の回動支点近傍に一体的に設けて、例えばトラック荷台上で作業者が穀物の溜まり具合を見ながら排出オーガの旋回及び昇降操作や排出口の回動操作を行って穀物を均一且つ効率良好に排出させるもので、排出口が何れの位置に回動しても十分に作業者の手が届いて操作装置を適確に操作可能とさせるものである。また、排出オーガと排出口の操作装置を排出オーガのオーガ筒先端に設けて、この排出オーガと排出口の操作部材をコンパクトに構成して操作性を向上させるものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。即ち、請求項1においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材と、排出口の回動を操作する排出口操作部材とを一つの操作ボックス上に配置し、該操作ボックスを複数箇所配設したものである。 【0005】請求項2においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材と、排出口の回動操作を行う排出口操作部材を同一のレバー上に配置したものである。 【0006】請求項3においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、排出口の回動操作を行う排出口操作部材を二方向スイッチとしたものである。 【0007】請求項4においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーの先端部に排出口の回動操作を行う排出口操作部材を配置したものである。 【0008】請求項5においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの操作と排出口の操作を同一のレバーで行うことを可能とし、該レバーに両操作を切り換える切換手段を設けたものである。 【0009】請求項6においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーを捩じることにより排出口の回動操作を行うものである。 【0010】請求項7においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーを押し引きすることにより排出口の回動操作を行うものである。 【0011】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を説明する。図1はコンバインの全体側面図、図2は同じく平面図、図3は穀物タンク部の平面説明図、図4は縦送りオーガ部の説明図、図5は排出口の側面説明図、図6は排出口回動部の側面説明図、図7は同じく正面説明図、図8は同じく平面説明図、図9は操作ボックスの側面説明図、図10は第一実施例における操作ボックスを示す斜視図、図11はオーガ制御回路図、図12は第二実施例における操作ボックスを示す斜視図、図13は第三実施例における操作ボックスを示す斜視図、図14は第四実施例における操作ボックスを示す斜視図、図15は第五実施例における操作ボックスを示す斜視図、図16は第六実施例における操作ボックスを示す斜視図である。 【0012】1は走行クローラ2を装設するトラックフレーム、3は前記トラックフレーム1に架設する機台、4はフィードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴7を内蔵している脱穀部、8は刈刃9及び穀稈搬送機構10などを備える刈取部、11は排藁チェン12終端を臨ませる排藁処理部、13は脱穀部4からの穀粒を楊穀筒14を介して搬入する穀物タンク、15は前記タンク13内の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、16は運転操作部17及び運転席18を備える運転キャビン、19は運転キャビン16下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。 【0013】図3に示す如く、前記楊穀筒14の楊穀コンベア20下端を中継コンベア21を介し脱穀部4の1番コンベア22に連動連結させて、脱穀部4で脱穀された穀粒を楊穀コンベア20を介し穀物タンク13内に投入して貯留する一方、前記穀物タンク13底部に設ける前後方向の底部横送りオーガ23によって穀物タンク13内底部の穀粒を後部に横送りし縦送りオーガ24に受継いでタンク13上方位置まで搬送した後、排出オーガ15に受継いで先端の排出口25より機外に穀物を取出すように構成している。 【0014】なお、26は各オーガ15・23・24の駆動及び駆動停止を行うオーガクラッチである。 【0015】図4に示す如く、前記排出オーガ15は後部を中心として水平方向に旋回自在に設けるもので、前記排出オーガ15の後側基部を中心に前側先端部を昇降させる油圧昇降シリンダ27を設け、前記縦送りオーガ24上端部に排出オーガ15基部を水平軸芯回りに上下回動自在に連結させると共に、縦送りオーガ24の上半分を一対のギヤ28・29を介し軸芯回りに回転させる電動旋回モータ30を設け、縦送りオーガ24の略垂直な軸芯回りに縦送りオーガ24上半分及び排出オーガ15を一体回転させるもので、前記昇降シリンダ27制御によって排出オーガ15先端の排出口25を昇降させる共に、前記旋回モータ30制御によって排出オーガ15先端の排出口25を左右に旋回させるように構成している。 【0016】さらに、前記旋回モータ30上面に固設するセンサブラケット31にポテンショメータ型オーガ位置センサ32を取付け、該オーガ位置センサ32の検出軸33を小径のギヤ28に取外し自在に連結させて、前記排出オーガ15の旋回位置(旋回角度)をオーガ位置センサ32で検出するように構成している。 【0017】図5乃至図9に示す如く、前記排出口25は、排出オーガ15のオーガ筒34先端下側に横方向の回動支点軸35を介して回動自在に取付ける側面視略逆L形状の排出部材36と、排出部材36の先端外周にボルト37を介し取外し自在に固定する断面略四角形状で縦長の筒部である排出筒38とを備え、図9に示す如く排出筒38は一枚のゴムや合成樹脂等を四角筒状に折り曲げて両端の重合部をビス或いはリベットなど締結部材39によって固着させ、排出部材36の先端の左右外側と排出筒38の左右内側との間に側面視U字形の左右一組のバネ鋼(丸棒、ピアノ線)製などの鋼線体40上端をボルト37を介し固定させ、鋼線体40の下端を排出筒38の下端に略一致させる長さに鋼線体40の上下長さを形成して、可撓性排気筒38の筒形状保持を図ると共に、トラック荷台などに排出筒38が当接した場合にも排出筒38が破損するなどの事故を防止するように構成している。 【0018】前記オーガ筒34の先端外周上面に軸受部材41を取外し自在に固設させ、排出オーガ15のオーガ軸15a先端を軸受部材41に回転自在に支持させると共に、軸受部材41より基端側のオーガ筒34下部外側に回動ベース板42を固設させ、前記回動支点軸35を回転自在に支持する筒軸43を回動ベース板42下面にボルト44を介し取外し自在に固定させている。 【0019】また、回動駆動部材である排出口回動モータ45を取付けるモータ台46を前記回動ベース板42の左側面にボルト47を介し取外し自在に固定させると共に、排出口回動モータ45のモータ軸48に取付ける小径のギヤ49を前記回動支点軸35の固定大径ギヤであるギヤ50に結合させ、回動支点軸35の左右両端に固設する左右枢着板51を前記排出部材36の左右内側面にボルト52を介し取外し自在に固定させて、排出口回動モータ45の駆動で回動支点軸35を回動させるとき回動支点軸35と一体に排出部材36及び排出筒38もオーガ軸15aの軸芯方向となる前後方向に回動させるように構成している。 【0020】さらに、前記排出部材36は、オーガ筒34の先端開口部を臨ませる外周壁を前記回動支点軸35を中心とした円弧部36aに形成すると共に、該円弧部36aより一定寸法外側で円弧部36aに沿う内周面53aを有する排出口カバー53をオーガ筒34外側に連結固定させて、オーガ筒34に近接してオーガ筒34と略平行に折畳む排出口25の収納状態のとき、円弧部36aより開放させるオーガ筒34の先端上方域をカバー53で覆って、排出口25に塵埃や雨水などが浸入するのを防止するように構成している。 【0021】また、前記回動支点軸35に連結するポテンショメータ型排出口位置センサ54をセンサブラケット55を介し排出口カバー53に取付けて、オーガ筒34と排出口25との相対角変化を検出するように構成している。 【0022】さらに、前記排出口25を回動する回動機構である排出口回動モータ45及びギヤ49・50は、オーガ筒34と排出部材36及び排出口カバー53の左側板間に配設され、排出口回動モータ45の長手方向を排出オーガ15の軸芯方向に一致させて、排出口カバー53の左側板で常に排出口回動モータ45を覆って保護すると共に、ギヤ49・50を側面視で排出部材36の左側板の外観線より常に内側に位置させて、ギヤ49・50の露出を防止しギヤ49・50を保護するように構成している。 【0023】そして前記排出口回動モータ45の駆動制御によって、図5に示す如く排出口25を回動角(θ)が0°の水平収納状態より90°〜180°の最大回動角(θ1)の間の回動範囲で回動させて、排出口25の先端投口25aを常に水平より下方向に臨ませ、穀物のスムーズな排出を促進させるもので、また排出オーガ15の昇降でオーガ15が何れかの傾斜角にあるときにも排出口25の投口25aを常に下方向に臨ませる制御も可能とさせて、穀物タンク13からの良好な穀物の取出しを行うよう構成している。 【0024】これより本発明の要部である、操作装置である操作ボックス56の構成について説明する。第一実施例のコンバインにおける操作ボックスは、図9に示す如く、前記排出口カバー53の左外側面で回動支点軸35の近傍位置に設けられている。図9、図10に示す如く、操作ボックス56には、排出オーガ15を昇降及び旋回操作する排出オーガ操作部材としてのオーガ操作レバー57と、前記オーガクラッチ26の入切を行うオーガクラッチ入切スイッチ58と、排出口25を前後回動操作する排出口操作部材としてのスイングスイッチ80とが設けられ、トラック荷台など運転席18より離れた排出作業位置でオーガ操作レバー57、オーガクラッチ入切スイッチ58、スイングスイッチ80を操作して排出オーガ15の旋回や排出口25の回動を行うように構成している。なお、オーガクラッチ入切スイッチ58は入・切の二段階の切換を行うシーソスイッチで構成され、スイッチ上部58aを作業者が押すことでオーガクラッチ26は入力状態に変更され、スイッチ下部58bを押すことで切断状態に変更することが可能である。オーガクラッチ入切スイッチ58では入・切の二段階の状態が存在する。また、オーガ操作レバー57は四方向レバーであり、該オーガ操作レバー57の上下動、左右動によってそれぞれ、排出オーガ15の昇降、左右旋回の操作を行うことができる。作業者がオーガ操作レバー57を上下左右のいずれかの方向に倒しているときのみ排出オーガ15の操作は行われ、作業者が該オーガ操作レバー57より手を離している際には、中立状態となるのである。スイングスイッチ80は前・中立・後の三段階の切換を行うシーソスイッチで構成され、スイッチ上部80aを作業者が押すことで排出口25を排出オーガによる搬送方向に対して前方へ回動させ、スイッチ下部80bを押すことで排出口25を後方へ回動させる。また、作業者がスイングスイッチ80から手を離した際には該スイングスイッチ80は中立状態となる。つまり排出口25の前方及び後方回動は作業者がスイッチ上部80a・スイッチ下部80bを押している間のみ有効となるのである。また、前記操作ボックス56を排出口25後位置の排出オーガ15のオーガ筒34の左外側面、排出部材36の左側面に設ける構成でも良い。排出部材36の左側面に設ける場合は、排出口25の回動位置と共に操作ボックス56も回動し、常に排出口25の一定位置で操作ボックス56の操作を行うことができる。 【0025】また図2、図11に示す如く、運転席18近傍のオーガ操作パネル62にも、前述同様のオーガ操作レバー57及びオーガクラッチ入切スイッチ58と、操作ボックス56に設けられているスイングスイッチ80の代わりにスイングレバー81が設けられている。スイングレバー81は前・中立・後の三段階の切換を行う二方向レバーであり、前方に倒すことで排出口25を前方へ回動させ、後方に倒すことで排出口25を後方へ回動させるのである。また、作業者がスイングレバー81から手を離した際には該スイングレバー81は中立状態となり、排出口25の回動は停止する。排出口25の前方及び後方回動は作業者がスイングレバー81を前後のいずれかに倒している間のみ有効となるのである。その他、機体外側の排出セット位置まで旋回した排出オーガ15を自動で元のオーガレスト59位置まで戻す自動収納操作部材であるオートリターンスイッチ60と、排出口25を排出セット位置或いは収納位置に回動操作するスイングスイッチ80と、前記排出オーガ15を自動でオーガレスト59の収納位置から機体外側の排出セット位置まで旋回するオートセットスイッチ63と、この排出セット位置を任意に設定するポテンショメータ型のオートセット設定ボリウム64と、前記排出口25の排出セット位置を任意に設定するポテンショメータ型の排出口セットボリウム65とを設けて、運転席18で排出オーガ15の各種操作を行うように構成している。 【0026】そして図11に示す如く、コントローラ74には、前記オーガ操作レバー57の昇降操作を検出するオーガ上昇スイッチ66・下降スイッチ67と、前記オーガ操作レバー57の旋回操作を検出するオーガ左旋回スイッチ68・オーガ右旋回スイッチ69と、前記オーガクラッチ入切スイッチ58の入切操作を検出するオーガクラッチ入スイッチ70・オーガクラッチ切スイッチ71と、前記スイングスイッチ80又はスイングレバー81の前後回動操作を検出する排出口前方回動スイッチ77・排出口後方回動スイッチ78と、オートリターンスイッチ60と、スイングスイッチ80のセット及び収納操作を検出する排出口セットスイッチ72・収排出口収納スイッチ73と、オートセットスイッチ63と、オートセット設定ボリウム64と、排出口セットボリウム65と、オーガ位置センサ32と、排出口位置センサ54とを接続させると共に、前記油圧昇降シリンダ27を作動する電磁昇降バルブ75と、オーガ旋回モータ30と、前記オーガクラッチ26を入切駆動するオーガクラッチモータ76と、排出口回動モータ45とにコントローラ74を接続させて、排出オーガ15の自動及び手動による旋回や排出口25の自動及び手動による回動などを行うように構成している。 【0027】第二実施例における操作ボックスについて説明する。第二実施例における操作ボックス90では、図12に示す如く、第一実施例の場合のオーガ操作レバー57に代えて、同じ機能を有するオーガ操作レバー91が配設され、該オーガ操作レバー91の先端部には前記スイングスイッチ80が配設されている。また前記オーガクラッチ入切スイッチ58も第一実施例と同様に、操作ボックス90に配設されている。 【0028】第三実施例における操作ボックスについて説明する。第三実施例における操作ボックス92では、図13に示す如く、第一実施例の場合のオーガ操作レバー57に代えて、同じ機能を有するオーガ操作レバー93が配設され、該オーガ操作レバー93の先端部にはスイングスイッチ94が配設されている。スイングスイッチ94は前・中立・後の三段階の切換を行うトグルスイッチで構成され、レバー体であるスイングスイッチ94を作業者が上方へ傾けることで、排出口25を排出オーガによる搬送方向に対して前方へ回動させ、下方へ傾けることで排出口25を後方へ回動させる。また、中立位置では排出口25の回動は停止する。また、前記オーガクラッチ入切スイッチ58も第一実施例と同様に、操作ボックス92に配設されている。 【0029】第四実施例における操作ボックスについて説明する。第四実施例における操作ボックス95では、図14に示す如く、第一実施例の場合のオーガ操作レバー57に代えて、同じ機能を有する両用操作レバー96が配設されている。該両用操作レバー96の上下動、左右動によってそれぞれ、排出オーガ15の昇降、左右旋回の操作を行うことができる。また、両用操作レバー96は排出オーガ15及び排出口25の操作の両方を兼ねている。両用操作レバー96の該両用操作レバー96を軸芯とする捩じり回動を行うことで、排出口25の前後回動を操作することができる。図中の矢印Fの向き(左回り)に両用操作レバー96を回動するとき排出口25は前方へ回動を行い、矢印Bの向き(右回り)に回動するとき排出口25は後方へ回動するのである。なお、両用操作レバー96の中立状態では排出オーガ15は停止し、捩り操作が加えられない場合には排出口25は停止するものである。また、前記オーガクラッチ入切スイッチ58も第一実施例と同様に、操作ボックス95に配設されている。 【0030】第五実施例における操作ボックスについて説明する。第五実施例における操作ボックス97では、図15に示す如く、第四実施例の場合の両用操作レバー96に代えて、同じ機能を有する両用操作レバー98が配設されている。両用操作レバー98は排出オーガ15及び排出口25の操作の両方を兼ねており、該両用操作レバー98先端部に配設されている切換スイッチ99によって、操作の切換が行われる。切換手段としての切換スイッチ99は押しスイッチであり、押し・引きの二段階の切換によって操作の切換を行う。切換スイッチ99のOFF状態(図中一点鎖線)では排出オーガ15の操作状態となり、両用操作レバー98の上下動、左右動によってそれぞれ、排出オーガ15の昇降、左右旋回の操作を行うことができる。また、切換スイッチ99のON状態(図中実線)では排出口25の操作状態となり、両用操作レバー98の上下動によって排出口の前後回動の操作を行うことができる。なお、OFF状態、ON状態のいずれの場合においても、中立状態では排出オーガ15、排出口25は停止するのである。また、前記オーガクラッチ入切スイッチ58も第一実施例と同様に、操作ボックス95に配設されている。但し、前記切換スイッチ99やスイングスイッチ80・94は本実施例では先端に設けているが、側面に配置することも可能である。 【0031】第六実施例における操作ボックスについて説明する。第六実施例における操作ボックス100では、図16に示す如く、第四実施例の場合の両用操作レバー96に代えて、同じ機能を有する両用操作レバー101が配設されている。両用操作レバー101は排出オーガ15及び排出口25の操作の両方を兼ねており、該両用操作レバー101の該操作ボックス100への押し込みによって操作が切換わる構成となっている。すなわち両用操作レバー101は一つの押しスイッチとしての機能をも有しており、押し・引きの二段階の切換によって操作の切換を行う。スイッチOFF状態(両用操作レバー101引き状態)では排出オーガ15の操作状態となり、両用操作レバー101の上下動、左右動によってそれぞれ、排出オーガ15の昇降、左右旋回の操作を行うことができる。また両用操作レバー101のON状態(両用操作レバー101押し状態)では排出口25の操作状態となり、両用操作レバー101の上下動によって排出口の前後回動の操作を行うことができる。なお、OFF状態、ON状態のいずれの場合においても、中立状態では排出オーガ15、排出口25は停止するのである。また、前記オーガクラッチ入切スイッチ58も第一実施例と同様に、操作ボックス95に配設されている。 【0032】 【発明の効果】次に効果を説明する。請求項1記載の如く、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材と、排出口の回動を操作する排出口操作部材とを一つの操作ボックス上に配置し、該操作ボックスを複数箇所配設したので、排出オーガの傾きに関わらず独立に排出口を回動させてトラック荷台やコンテナ等の穀物収容容器へ適切に穀物を排出することができる。また、排出オーガ15の上下動と旋回操作及び排出口25の回動操作を行う操作ボックス56を排出口25の回動支点近傍に一体的に設けたことによって、作業者は例えばトラック荷台上で穀物の溜まり具合を見ながら該操作を行うことを可能としている。さらに排出オーガの昇降、左右旋回操作は四方向レバーにより、排出口の回動操作は三段階のシーソスイッチによって行うことができるので、これらの操作部材を配置する操作ボックスを小さくすることができて、取付が簡単に行えるようになり、また、片手で操作できて、その操作も素早くでき、操作性の向上が実現されたのである。 【0033】請求項2記載の如く、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材と、排出口の回動操作を行う排出口操作部材を同一のレバー上に配置したので、作業者は一本の四方向レバーを握りながら排出オーガの昇降、左右旋回操作を行え、同時に排出口の回動操作を行うことができる。 【0034】請求項3においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、排出口の回動操作を行う排出口操作部材を二方向スイッチとしたので、作業者は一本の四方向レバーを握りながら排出オーガの昇降、左右旋回操作を行い、親指で二方向スイッチを操作して排出口の回動を行うことができ、片手で作業を行うことができて操作性の向上が実現され、また、省スペースに操作部材を配置することができるのである。 【0035】請求項4においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーの先端部に排出口の回動操作を行う排出口操作部材を配置したので、作業者は一方の手で四方向レバーの回動操作で排出オーガの昇降、左右旋回操作を行うことができ、必要に応じて指先の操作で排出口の回動操作を行うことができて、片手で操作でき、操作性の向上が実現されているのである。 【0036】請求項5においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの操作と排出口の操作を同一のレバーで行うことを可能とし、該レバーに両操作を切り換える切換手段を設けたので、作業者は一方の手で両用四方向レバーを握りながら、作業の必要に応じて操作の切換を行い、排出オーガの昇降、左右旋回操作及び排出口の回動を片手で行うことができて、操作性の向上が実現されているのである。 【0037】請求項6においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーを捩じることにより排出口の回動操作を行うので、作業者は一方の手で四方向レバーを握りながら、作業の必要に応じて四方向レバーのを捩じる操作で切換を行い、排出オーガの昇降、左右旋回操作及び排出口の回動を片手で行うことができて、操作性の向上が実現されているのである。 【0038】請求項7においては、穀物タンクと、穀物タンク内の穀物を取出し、昇降及び左右旋回自在である排出オーガと、排出オーガ先端部で回動自在である排出口とを備えるコンバインであって、排出オーガの昇降、左右旋回を行う排出オーガ操作部材を四方向レバーとし、該四方向レバーを押し引きすることにより排出口の回動操作を行うので、作業者は一方の手で四方向レバーを握りながら、作業の必要に応じて四方向レバーの押し引きで操作の切換を行い、排出オーガの昇降、左右旋回操作及び排出口の回動を片手で行うことができて、操作性の向上が実現されているのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月1日(2000.2.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−211735(P2001−211735A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月7日(2001.8.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−23996(P2000−23996) |
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