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【発明の名称】 コンバインの穀稈移送装置
【発明者】 【氏名】里路 久幸

【氏名】越智 昌次

【氏名】永木 和男

【氏名】井原 靖

【氏名】奥本 康治

【氏名】岡田 利彦

【要約】 【課題】穂先移送装置24と供給移送チエンとで移送される穀稈を内・外補助移送チエンで確実に引継ぎさせて、フィ−ドチエンと挾持杆とへ確実に受け渡しさせようとするものである。

【解決手段】穂先移送装置24と供給移送チェン6とで移送する穀稈は、脱穀機9前側の内・外補助移送チェン7、8で引継ぎ移送し、更に該脱穀機9のフィ−ドチェン10と挾持杆11とで引継ぎ移送中に脱穀する。該フィ−ドチエン10、該内・外補助移送チエン7、8の穀稈を移送する山形状の突出部29、30、31の高さ(M1),(M2),(M3)は、(M1)より(M2),(M3)を高くすると共に、該内補助移送チエン7へ穀稈を案内する内ガイド板12と、該外補助移送チエン8と該フィ−ドチエン10とへ穀稈を案内する外ガイド板13とを設け、該内ガイド板12は回動自在とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台2の前側の刈取機3で刈取る刈取り穀稈を移送する穂先移送装置24及び供給移送チエン6と、該穂先移送装置24と該供給移送チエン6とから該穀稈を引継ぎ移送する脱穀機9前側の内補助移送チエン7及び外補助移送チエン8と、該内・外補助移送チエン7、8からフィ−ドチエン10と挾持杆11とで該穀稈を引継ぎして移送中に脱穀する該脱穀機9を該走行車台2の上側に載置して設けたコンバインにおいて、該フィ−ドチエン10の該穀稈を移送する山形状の突出部29の高さ(H1)より、該内・外補助移送チエン7、8の該穀稈を移送する山形状の突出部30、31の高さ(H2),(H3)を所定高さ高く形成して設けたことを特徴とするコンバインの穀稈移送装置。
【請求項2】 請求項1の構成において、前方下部から上方後部へ上り傾斜する該供給移送チエン6の略作用範囲内で略同じ傾斜状態に該穀稈を案内する内ガイド板12を設けたことを特徴とするコンバインの穀稈移送装置。
【請求項3】 請求項1及び請求項2の構成において、該外補助移送チエン8と該フィ−ドチエン10の移送始端部との間にわたって該穀稈を案内する外ガイド板13を設けたことを特徴とするコンバインの穀稈移送装置。
【請求項4】 請求項1、請求項2、及び請求項3の構成において、該内ガイド板12を上下回動自在に設けたことを特徴とするコンバインの穀稈移送装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穂先移送装置と供給移送チエンとで移送する穀稈は、脱穀機前側の内・外補助移送チエンで引継ぎして移送し、更に該脱穀機のフィ−ドチエンと挾持杆とで引継ぎ移送中に脱穀する。このフィ−ドチエンと該内・外補助移送チエンとの穀稈を移送する山形状の突出部の高さを該フィ−ドチエンより、該内・外補助移送チエンを高くすると共に、該内補助移送チエンヘ穀稈を案内する内ガイド板と、該外補助移送チエンと該フィ−ドチエンとへ穀稈を案内する外ガイド板とを設け、該内ガイド板を回動自在とした技術であり、コンバインの穀稈移送装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を収穫作業するときは、このコンバインの前部に設けた刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈はこの刈取機の穂先移送装置、及び供給移送チエン等で上部へ移送される。脱穀機の前側の穀稈を移送する山形状の突出部が、フィ−ドチエンの穀稈を移送する山形状の突出部と同じ高さの外・内補助移送チエンヘ引継ぎして移送される。更に該脱穀機の該フィ−ドチエンと挾持杆とへこの穀稈は引継ぎされて移送中に脱穀される。脱穀済みで選別済みの穀粒は一時貯留される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】刈取機の穂先移送装置と供給移送チエンとで移送される穀稈を外・内補助移送チエンヘ引継ぎのときに、引継ぎ部で穀稈が停滞ぎみとなり、これにより、穀稈のこぼれが発生したり、移送姿勢がみだれたり、株揃えが悪くなったりすることがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、走行車台2の前側の刈取機3で刈取る刈取り穀稈を移送する穂先移送装置24及び供給移送チエン6と、該穂先移送装置24と該供給移送チエン6とから該穀稈を引継ぎ移送する脱穀機9前側の内補助移送チエン7及び外補助移送チエン8と、該内・外補助移送チエン7、8からフィ−ドチエン10と挾持杆11とで該穀稈を引継ぎして移送中に脱穀する該脱穀機9を該走行車台2の上側に載置して設けたコンバインにおいて、該フィ−ドチエン10の該穀稈を移送する山形状の突出部29の高さ(H1)より、該内・外補助移送チエン7、8の該穀稈を移送する山形状の突出部30、31の高さ(H2),(H3)を所定高さ高く形成して設け、前方下部から上方後部へ上り傾斜する該供給移送チエン6の略作用範囲内で略同じ傾斜状態に該穀稈を案内する内ガイド板12を設け、該外補助移送チエン8と該フィ−ドチエン10の移送始端部との間にわたって該穀稈を案内する外ガイド板13を設け、該内ガイド板12を上下回動自在に設けたことを特徴とするコンバインの穀稈移送装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を収穫作業するときは、このコンバインの前部に設けた刈取機3で立毛穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈はこの刈取機3の前方下部から後方上部へ上り傾斜した穂先移送装置24、及び供給移送チエン6等と、この供給移送チエン6の作用範囲内で略同じに上り傾斜して回動自在な穀稈を案内する内ガイド板12とにより、上部へ移送される。この穀稈は脱穀機9の前側の穀稈を移送する内・外補助移送チエン7、8の山形状の突出部30、31の高さ(H2),(H3)が、フィ−ドチエン10の穀稈を移送する山形状の突出部29の高さ(HI)より所定高さ高い該内・外補助移送チエン7、8と、該外補助移送チエン8と該フィ−ドチエン10の移送始端部との間にわたって設けた穀稈を案内する外ガイド板13とにより、引継ぎして移送される。更に該脱穀機9の該フィ−ドチエン10と挾持肝11とに、この穀稈は引継ぎされて移送中に脱穀される。脱穀済みで選別済みの穀粒は一時貯留される。
【0006】
【発明の効果】内・外補助移送チエン7、8の穀稈を移送する山形状の突出部30、31の高さ(H2),(H3)をフィ−ドチエン10の穀稈を移送する山形状の突出部29の高さ(H1)より、所定高さ高くし、又、供給移送チエン6部で該内補助移送チエン7へ穀稈を案内する内ガイド板12と、該外補助移送チエン8と該フィ−ドチエン10とへ穀稈を案内する外ガイド板13とを設け、更に該内ガイド板12を回動自在に設けたことにより、刈取機3の穂先移送装置24、及び該供給移送チエン6等とによって移送される穀稈は、該内・外補助移送チエン7、8で確実に引継ぎされて停滞することがなくなり、これにより、穀稈のこぼれ防止、移送姿勢のみだれ防止、及び株揃えのみだれ防止等ができた。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の前側に設けた刈取機3の刈刃装置4で刈取りした刈取り穀稈は、穂先移送装置24、及び上部の供給移送チエン6等で移送され、内・外補助移送チエン7、8で引継ぎ移送し、更に該刈取機3の後方で該走行車台2に載置した脱穀機9のフィ−ドチエン10と挾持杆11とにより、引継ぎして移送する構成である。
【0008】前記内・外補助移送チエン7、8及びフィ−ドチエン10の形状、及び穀稈を案内する内・外ガイド板12、13等を図示して説明する。前記コンバイン1の走行車台2の下側には、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ14aを張設した走行装置14を配設した構成である。該走行車台2の上側には、フィ−ドチエン10と挾持杆11とにより、刈取り穀稈を内・外補助移送チエン7、8から引継ぎ挾持して移送中に脱穀し、脱穀済み穀粒を選別回収して、一時貯留する穀粒貯留タンク15を平面視右横側に設けた脱穀機9を載置した構成である。
【0009】前記穀粒貯留タンク15の後側には、縦移送螺旋16aを内装した排出支持筒16を略垂直姿勢で回動自在に装着して設け、この排出支持筒16の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋17aを収縮自在に内装した排出オ−ガ17を収縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に横方向へ配設した構成である。
【0010】前記脱穀機9側には、コンバイン1の操作を行う操作装置53と、操縦作業者が搭乗する操縦席54等を設け、この操縦席54の下側には、エンジン55を載置すると共に、後方部には穀粒貯留タンク15を配設した構成である。これら走行装置14と、脱穀機9と、刈取機3と、エンジン55等により、該コンバイン1の機体1aを構成している。
【0011】前記走行車台2の前側には、走行用のミッションケ−ス56を設け、このミションケ−ス56内の伝動経路中には、出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ56aを設けた構成である。前記脱穀機9の前部で走行車台2の前側には、先端部位置から立毛穀稈を分離するナロ−ガイド18a、及び分草体18bと、分離された穀稈を引起す引起装置19と、引起された穀稈を掻込みする掻込スタホイル20a、及び掻込ラグ付ベル20b等よりなる掻込装置20と、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置4と、刈取られた穀稈を移送する穂先移送装置24、及び供給移送チエン6等を設けてなる刈取機3を設けた構成である。
【0012】前記刈取機3は油圧駆動による伸縮シリンダ21により、土壌面に対して昇降自在に作動する構成である。前記刈取機3は、図4で示す如く株元移送チエン22と、扱深調節チエン23と、穂先移送装置24等よりなる構成である。該扱深調節チエン23は下部の回動メタル23aを回動中心として、扱深モ−タ23bの正逆回転により、上下回動移動する構成である。又、該穂先移送装置24は上下両側に上・下穂先ケ−ス25a,25bに内装した上・下穂先ラグ付チエン26a,26bを張設した構成である。
【0013】前記穂先移送装置24の上側には、移送される穀稈の長稈、及び短稈を検出する長稈検出杆27a、及び短稈検出杆27bの作動を検出するON−OFFスイッチ方式の検出スイッチ(図示せず)等よりなる穀稈センサ27を設けた構成である。
【0014】前記穂先移送装置24の下側に所定間隔を設けて、三角形状に供給移送チエン6を張設した構成である。前記脱穀機9の平面視左側部の移送始端部には、図1、及び図6で示す如く駆動スプロケット28aを軸支すると共に、移送終端部には、従動スプロケット28bを軸支して設け、これら駆動・従動スプロケット28a,28bには、フィ−ドチエン10を掛け渡した構成である。
【0015】前記フィ−ドチエン10の上側には、上下移動自在に挾持杆11を設けた構成である。該フィ−ドチエン10の左右両側のチエンプレ−ト10a,10aの一方側には、図1、及び図3で示す如く穀稈を移送する山形状の突出部29を設けた構成であり、この突出部29の高さ(H1)は、所定高さに形成した構成である。又、後逑する内補助移送チエン7の左右両側のチエンプレ−ト7a,7aの一方側には、図1、及び3で示す如く穀稈を移送する山形状の突出部30を設けた構成であり、この突出部30の高さ(H2)は、所定の高さに形成した構成である。後逑する外補助移送チエン8の左右両側のチエンプレ−ト8a,8aの一方側には、図1、及び図3で示す如く穀稈を移送する山形状の突出部31を設けた構成であり、この突出部31の高さ(H3)は所定高さに形成した構成である。
【0016】前記フィ−ドチエン7の突出部29の高さ(H1)より、内・外補助移送チエン7、8の突出部30、31の高さ(H2),(H3)を所定高さ高く形成した構成であり、穂先移送装置24と供給移送チエン6とで移送される穀稈の引継ぎ移送を確実にする構成である。{(H1)<(H2)=(H3)}引継ぎ部での移送姿勢の向上、株揃えの向上、及び穀稈のこぼれを防止する構成である。
【0017】支持メタル32と脱穀機9の前側機壁9aの折曲部9bとの間には、図1、及び図2で示す如く断面形状コ字状の接続プレ−ト33を設けた構成である。前記接続プレ−ト33の外側面には、図1〜図3で示す如く内・外補助移送チエン7、8よりなる補助移送装置34の伝動機構35aを内装した伝動ケ−ス35を設け、この伝動ケ−ス35に軸支した下軸36の一方側の軸端部に設けたプ−リ36aと、保持メタル37の外側に設けたプ−リ37aとには、ベルト38を掛け渡した構成である。
【0018】前記伝動ケ−ス35に軸支した中軸39の一方側の軸端部には、スプロケット39aを軸支して設け、他方側の軸端部には、ギヤ−39bを軸支して設けた構成である。このスプロケット39aと、下軸36の他方側の軸端部に設けたスプロケット36bとには、チエン38aを掛け渡した構成である。
【0019】前記伝動ケ−ス35に軸支した上軸40の一方側の軸端部には、ギヤ−40aを軸支して設けると共に、他方側の軸端部には、スプロケット40bを軸支した構成である。このギヤ−40aと中軸39のギヤ−39bとは噛合する構成である。
【0020】前記内補助移送チエン7は、上軸40のスプロケット40bと、支持軸41で軸支した二段スプロケット42の内側スプロケット42aと、該上軸40の上側に設けた支持軸43aで軸支したスプロケット43bとに、略三角形状に掛け渡した構成であり、この内補助移送チエン7の上側部は略水平状態に形成した構成である。
【0021】前記外補助移送チエン8は二段スプロケット42の外側スプロケット42bと、支持軸43cで軸支したスプロケット43dとに掛け渡した構成であり、この外補助移送チエン8の上側部はチエン摺し等により、大外径の円形状に形成した構成であり、この外補助移送チエン8の外側には、箱形状の安全カバ−44を設けた構成である。
【0022】前記フィ−ドチエン10の移送始端部の前後位置、及び上下位置は支持軸43aと略同じ位置とし、又、左右方向位置は外補助移送チエン8と略同じ位置とした構成である。前記刈取機2の穂先移送装置24と供給移送チエン6とで移送される刈取り穀稈は、補助移送装置34の内・外補助移送チエン7、8へ供給され、これら内・外補助移送チエン7、8及び後逑する内・外ガイド板12、13により、確実に株元側と、この株元側より、若干穂先側との両方を引継ぎ挾持して移送され、更にフィ−ドチェン10と挾持杆11とへ引継ぎして挾持移送され、この移送中に脱穀機9で脱穀する構成である。
【0023】前記フィ−ドチエン10の左右両側のチエンプレ−ト10aの突出部29の高さ(H1)と、内・外補助移送チエン7、8の左右両側のチエンプレ−ト7a,8aの突出部30、31との関係は、前記以外に次の如く形成した構成とするもよい。
【0024】前記フィ−ドチエン10の突出部29の高さ(H1)と、外補助移送チエン8の突出部31の高さ(H3)とは、略同じ高さとし、これら高さ(H1),(H3)より、内補助移送チエン7の突出部30の高さ(H2)を所定高さ高く形成した構成である。{(H1)=(H3)〈(H2)}。
【0025】これにより、引継ぎ部での穀稈の移送姿勢、及び株揃えが向上する。又、穀稈のこぼれが防止できる。前記フィ−ドチエン10の突出部29の高さ(H1)と、内補助移送チエン7の突出部30の高さ(H2)とは、略同じ高さとし、これら高さ(H1),(H2)より、外補助移送チエン8の突出部31の高さ(H3)を所定高さ高く形成した構成である。{(H1)=(H2)〈(H3)}。
【0026】これにより、引継ぎ部での穀稈の移送姿勢、及び株揃えが向上する。又、穀稈のこぼれが防止できる。前記フィ−ドチェン10の突出部29の高さ(H1)より、外補助移送チエン8の突出部31の高さ(H3)を所定高さ高く形成し、更にこの高さ(H3)より、内補助移送チエン7の突出部30の高さ(H2)を所定高さ高く形成した構成である。{(H1)〈(H3)〈(H2)}。
【0027】これにより、引継ぎ部での穀稈の移送姿勢、及び株揃えが向上する。又、穀稈のこぼれが防止できる。前記フィ−ドチエン10の突出部29の高さ(H1)より、内補助移送チエン7の突出部30の高さ(H2)を所定高さ高く形成し、更にこの高さ(H2)より、外補助移送チエン8の突出部31の高さ(H3)を所定高さ高く形成した構成である。{(H1)〈(H2)〈(H3)}。
【0028】これにより、引継ぎ部での穀稈の移送姿勢、及び株揃えが向上する。又、穀稈のこぼれを防止できる。前記供給移送チエン6の左側には、図5、及び図6で示す如く刈取機3の支持杆48の上方部に設けた支持板45に支持軸45aを固着した構成である。
【0029】前記内ガイド板12は、図5、及び図6で示す如く挿入孔46aを中央部に設けた回動ボス46の一方側端部に略L字形状の取付板47を固着して設け、この取付板47の縦板の上端部には、該回動ボス46の挿入孔46aに重合する挿入孔47aを設けた構成である。該取付板47の下板の下側面には、板バネ材よりなる該内ガイド板12を装着した構成である。該回動ボス46の該挿入孔46、及び該取付板47の挿入孔47aを支持板45の支持軸45aへ挿入し、該内ガイド板12は該支持軸45aを回動中心として、上り傾斜は同じ傾斜状態に上下に回動自在に設けた構成である。
【0030】前記内ガイド板12は板バネ材よりなる構成であり。全長(L2)は供給移送チエン6の作用範囲(L1)より、若干長くした構成である。又、傾斜角は、該供給チェン6の上り傾斜と略同じ上り傾斜に装着すると共に、左右方向位置は内補助移送チエン7と略同じ位置に位置させて設けた構成である。
【0031】これにより、前記内ガイド板12は板バネ材よりなり、供給移送チエン6の上り傾斜と略同じにしたことにより、この供給移送チエン6に対する挾持が強く、面で穀稈を押すことにより、穀稈移送の抵抗になりにくく、又、上下回動させたことにより移送する穀稈量に関係なく確実に移送することができる。
【0032】前記外ガイド13は、図5、及び図6で示す如く刈取機3の支持杆48の上方部の上側面には、断面形状コ字形状の受板49を固着して設け、この受板49の上側面に該外ガイド板13を装着した構成である。前記外ガイド板13は、図5、及び図6で示す如く板バネ材よりなる構成であり、この外ガイド板13は外補助移送チエン8からフィ−ドチェン10の移送始端部間にわたり、これら外補助移送チエン8、及びフィ−ドチェン10の上側に、該外補助チエン8より、所定幅狭幅にして設けた構成である。
【0033】これにより、前記外ガイド板13は外補助移送チエン8、及びフィ−ドチエン10に対して、略直角状に作用することにより、確実に穀稈を挾持して移送できる。前記穂先移送装置24の上下両側の上・下穂先ケ−ス25a,25bに内装した上穂先ラグ付チエン26aの穂先ラグ24aは、起立、及び倒伏状態に回動自在に装着した構成である。上側の上穂先ケ−ス25aの非作用側の取付板50には、図7、及び図8で示す如くゴム材、又は樹脂材よりなるスクレ−パ51を所定角度(α)位置に設けると共に、このスクレ−パ51の内側端部には、該穂先ラグ24aに接触して符付する泥、及び藁屑等を除去する切欠部51aを設けると共に、該スクレ−パ51の外側端部には、L字形状の装着板52を設け、この装着板52の先端部には、穂先ラグ24aを非作用状態の倒し状態にするラグ当具52aを設けた構成である。
【0034】これにより、前記上・下穂先ケ−ス25a,25b内へ泥、及び藁屑等の持込みが防止できる。又、穂先ラグ24aに泥、及び藁屑等の付着がないことにより、作用側でのすべりが良好となり、穀稈の移送が確実になる。前記スクレ−パ51の先端部は、図10、及び図11で示す如く円形状に、ボルト、及びナット等の締付により、形成した構成として、ラグ当具52aを廃止した構成である。
【0035】これにより、前記ラグ当具52aを廃止できて、コスト低減ができる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成12年1月17日(2000.1.17)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−197822(P2001−197822A)
【公開日】 平成13年7月24日(2001.7.24)
【出願番号】 特願2000−7779(P2000−7779)