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【発明の名称】 コンバインのグレンタンク
【発明者】 【氏名】河野 健治

【氏名】山本 次郎

【要約】 【課題】グレンタンクの組立、内部清掃やメンテナンスを容易にすることを目的とする。

【解決手段】グレンタンクを上部タンクと下部タンクとに2分割構成し、上部タンクを合成樹脂材で形成すると共に、この上部タンクを下部タンクに対して上方から着脱自在に装着する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】脱穀済み穀粒を収容するグレンタンク16の後側部に排穀螺旋4の後端部を支持する排出筒22を連接し、この排出筒22に縦螺旋筒23を鉛直姿勢に設けると共に旋回用のモータ24によって旋回自在に設け、縦螺旋筒23の上端に横螺旋筒25を上下回動自在に支持したコンバインにおいて、前記グレンタンク16を上部タンク1と下部タンク2とで構成すると共に、上部タンク1を合成樹脂で形成し、この上部タンク1を下部タンク2に対して上方から着脱自在に装着したことを特徴とするコンバインのグレンタンク。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインのグレンタンクに関するもので、グレンタンクを上下に分離できる構成とし、組立、内部掃除やメンテナン等を容易化することを目的とする。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】コンバインのグレンタンクを上部タンクと下部タンクとに分離できる形態では、下部タンクを車体上に搭載してから、この下部タンク上に上部タンクを積重ねるために、下部タンクが高い程その組立作業が面倒で難くなる。又、上部タンクが重いとメンテナンス等に手数を要する。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、脱穀済み穀粒を収容するグレンタンク16の後側部に排穀螺旋4の後端部を支持する排出筒22を連接し、この排出筒22に縦螺旋筒23を鉛直姿勢に設けると共に旋回用のモータ24によって旋回自在に設け、縦螺旋筒23の上端に横螺旋筒25を上下回動自在に支持したコンバインにおいて、前記グレンタンク16を上部タンク1と下部タンク2とで構成すると共に、上部タンク1を合成樹脂で形成し、この上部タンク1を下部タンク2に対して上方から着脱自在に装着したことを特徴とするコンバインのグレンタンクの構成とする。
【0004】
【発明の作用】下部タンク2を車体上に搭載し、この下部タンク2の上側に上部タンク1を上から嵌合させてグレンタンクを連結する。脱穀装置8で脱穀される穀粒は、揚穀機9によって上部タンク1の揚穀口10から供給されて、これら下部タンク2及び上部タンク1内に収容貯留される。又、グレンタンク内の収容穀粒を機外へ排出するときは、排穀螺旋4を駆動する。
【0005】
【発明の効果】この発明は、脱穀済み穀粒を収容するグレンタンク16の後側部に排穀螺旋4の後端部を支持する排出筒22を連接し、この排出筒22に縦螺旋筒23を鉛直姿勢に設けると共に旋回用のモータ24によって旋回自在に設け、縦螺旋筒23の上端に横螺旋筒25を上下回動自在に支持したコンバインにおいて、前記グレンタンク16を上部タンク1と下部タンク2とで構成すると共に、上部タンク1を合成樹脂で形成し、この上部タンク1を下部タンク2に対して上方から着脱自在に装着したことを特徴とするコンバインのグレンタンクの構成であるから、グレンタンク16内のメンテナンス作業や下部タンク2内の清掃作業が簡単に行なえ、特に上部タンク1が合成樹脂材で形成されているので軽く組立も容易である。
【0006】
【実施例】コンバインは、自脱形態で、左右一対のクローラ走行装置14を有する車体15上に、脱穀装置8とグレンタンク16を左右に配置し、この脱穀装置8の前方には、刈取装置17を設けて、刈取られる穀稈を後方へ搬送して脱穀装置8へ供給し、フィードチエンと挾扼杆とで挾持し搬送する穀稈の穂部を脱穀室へ供給して脱穀させる。又、グレンタンク16の前側にはエンジンカバー18下にエンジンを搭載し、操縦席19や操縦台20等を配置している。
【0007】前記グレンタンク16は、下部タンク2と上部タンク1とに分離できるが、下部タンク2は、車体15上に搭載し、前後方向に沿った排穀螺旋4の軸5端を前後壁部21に軸受けし、この後壁部には排出口3を設けている。又、この排穀螺旋4の上側に沿って正面視で山形状の傘板6を設け、上方から流下する穀粒を排穀螺旋4の左右両側部に案内する。該前後壁部21の上縁12は傘板6と同様に左右へ傾斜して外側へ折曲げた形態としている。又、これら前後壁部21の上縁12の傾斜下端部間を連結する側壁縁7は、前記排穀螺旋4の高さとほぼ同高さに形成され、傘板6よりも下位に設定されて、できるだけ低く構成している。
【0008】又、上部タンク1は、合成樹脂製として、揚穀機9と対向する側には揚穀口10を有して、揚穀機9の上端を連通させることができ、底部は前記側壁縁7と同様の傾斜に形成し、下端縁11を下部タンク2の内側面に沿って差込むようにして、上部タンク1の底部を下部タンク2の内側に嵌合させることができる。この下端縁11の前後壁部21に対向する部分は傘板6の上面に支持乃至接近するように嵌合されている。この上部タンク1の下部周面には、該側壁縁7及び上縁12に支持される支持縁13が突設されて、上部タンク1を嵌合させたときこの支持縁13が側壁縁7及び上縁12に係止されて嵌合支持される。
【0009】前記グレンタンク16後側部の排出口3には、排穀螺旋4の後端部を回転させる排出筒22が連接され、この排出筒22に鉛直方向の縦螺旋筒23がモータ24によって旋回自在に設けられ、この縦螺旋筒23の上端部に横螺旋筒25が伸縮シリンダ26によって上下回動自在にして連接され、前記排穀螺旋4の駆動によって各筒23,25内の螺旋を回転してグレンタンク16内の収容穀粒を搬送し、先端の排出口27から機外へ排出させることができる。
【0010】図4において、上例と異なる点は、合成樹脂製の上部タンク1を、中段部の径を大きくした角太鼓形態に構成し、この高さの中央位置に周面に沿って内側へ窪ませた窪条28を形成して、グレンタンクの補強を図る。図5において、上例と異なる点は、穀粒袋29を保持する袋ホルダ30を、横螺旋筒25に対して左右に移動可能に設けたものである。31は操作ボックスで、前記排穀螺旋4を伝動して穀粒を排出口27から排出させる操作スイッチ32を有し、この操作ボックス31よりも先端側の排出口27側に袋ホルダ30が設けられる。33は袋ホルダ30の移動を固定するボルトである。又、袋ホルダ30は袋29の袋口部の左右両側端に設けられる鳩目を嵌合させて支持するホーク形態の構成としている。穀粒を取出して袋詰するときは、袋ホルダ30を中央部に位置させ、袋ホルダ30を使用しないときは邪魔にならない側へ移動させればよい。
【0011】図6において、上例と異なる点は、前記操作ボックス31を横螺旋筒25の根元側Aと先端側Bとに付替えできる構成としたものである。この操作ボックス31には前記排穀螺旋4の伝動クラッチを入り切りするクラッチレバー34を設けて、クラッチとワイヤー35で連動させている。36は操作ボックス31をボルト締等で着脱するブラケットで、横螺旋筒25の根元側側面Aと先端側側面Bとに設けられる。排穀操作の行い易い位置に取付ける。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成8年1月12日(1996.1.12)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−136827(P2001−136827A)
【公開日】 平成13年5月22日(2001.5.22)
【出願番号】 特願2000−320371(P2000−320371)