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【発明の名称】 コンバインの伸縮穀粒移送装置
【発明者】 【氏名】八木 和雄

【氏名】建矢 重好

【氏名】松田 善正

【氏名】釘宮 啓

【氏名】井原 靖

【氏名】山本 次郎

【氏名】指原 宏彦

【要約】 【課題】

【解決手段】固定用移送筒51の外周部には、移動用移送筒52を挿入して設け、この移動用移送筒52が最大伸張状態から所定量収縮状態になると、この収縮状態を検出装置が検出し、この検出に基づいて制御装置48で該移動用移送筒52を最短縮状態に移動制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀粒の供給を受けて移送する固定移送螺旋55を内装した固定用移送筒51と、該固定用移送筒51の外周部へ挿入して伸縮移動自在な各移動用移送螺旋59、60、61を内装した移動用移送筒52と、該移動用移送筒52の移送始端部に複数個の受ロ−ラ装置63と、該移動用移送筒52を保持する保持装置49とを設けたコンバインにおいて、該移動用移送筒52が最大伸張状態から所定量収縮状態になると、この収縮状態を検出装置54で検出してこの検出に基づいて該移動用移送筒52を最短縮状態に移動制御する制御装置48を設けたことを特徴とするコンバインの伸縮穀粒移送装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀粒を移送する固定移送螺旋を内装した固定用移送筒の外周部には、伸縮移動自在な各移動用移送螺旋を内装した移動用移送筒を挿入して設け、この移動用移送筒の移送始端部に受ロ−ラを設けると共に、該移動用移送筒を保持する保持具を設け、該移動用移送筒が最大伸張状態から所定量収縮状態になると、この収縮状態を検出装置で検出し、この検出に基づいて制御装置で該移動用移送筒を最短縮状態に制御する技術であり、コンバインの穀粒伸縮移送装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンバインで収穫作業のときは、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は一時穀粒貯留タンクへ供給されて貯留される。この貯留した穀粒は伸縮穀粒移送装置の固定用移送筒に内装した固定移送螺旋と、この固定用移送筒の外周部に挿入した移動自在な移動用移送筒に内装した伸縮移動自在な各移動移送螺旋とによって機外へ排出される。
【0003】排出が終了して次に収穫する圃場へ圃場内を移動走行するとき、及び路上走行のとき等は、前記移動移動用移送筒を回動操作して、この移動用移送筒を保持装置で保持状態にすると共に、この固定用移送筒の外周部を移動させて最短縮状態に操作して走行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】収穫作業時以外のときの圃場内走行、及び路上走行のときに、移動用移送筒を最短縮状態にせずに、途中で停止させた状態にして走行させると、この移動用移送筒の振動等により、この移動用移送筒の移送始端部に設けた受ロ−ラ装置の各ロ−ラにより、固定用移送筒の外周部がこの各ロ−ラによって叩からて、この固定用移送筒が変形して、固定移送螺旋が当り、この固定移送螺旋が回転しなくなって、破損すること等が発生していたが、この発明により、この問題点を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、穀粒の供給を受けて移送する固定移送螺旋55を内装した固定用移送筒51と、該固定用移送筒51の外周部へ挿入して伸縮移動自在な各移動用移送螺旋59、60、61を内装した移動用移送筒52と、該移動用移送筒52の移送始端部に複数個の受ロ−ラ装置63と、該移動用移送筒52を保持する保持装置49とを設けたコンバインにおいて、該移動用移送筒52が最大伸張状態から所定量収縮状態になると、この収縮状態を検出装置54で検出してこの検出に基づいて該移動用移送筒52を最短縮状態に移動制御する制御装置48を設けたことを特徴とするコンバインの伸縮穀粒移送装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインで収穫作業のときは、このコンバインの刈取機で刈取した刈取り穀稈は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は一時穀粒貯留タンクへ供給されて貯留される。この貯留した穀粒は伸縮穀粒移送装置の固定用移送筒51に内装した固定移送螺旋55と、この固定用移送筒51の外周部に挿入して移動自在な移動用移送筒52に内装した伸縮移動自在な各移動移送螺旋59、60、61とによって機外へ排出される。
【0007】排出が終了して次に収穫する圃場内を移動するとき、及び路上走行のとき等は、これら走行の前段で前記移動用移送筒52を回動操作して、この移動用移送筒52を保持装置49で保持状態にすると共に、この移動用移送筒52を固定用移送筒51の外周部を移動すべく操作すると、この移動用移送筒52が所定距離収縮状態に移動すると、この収縮状態の移動が検出装置54で検出され、この検出に基づいて制御装置48により、この移動用移送筒52は最短縮状態に自動制御される。この最短縮状態で走行が行われる。
【0008】
【発明の効果】圃場内移動走行、及び路上走行のときに、移動用移送筒52を固定用移送筒51の外周部を移動すべく操作して、この移動用移送筒52が最短縮状態になる途中で移動操作を停止しても、この移動用移送筒52が所定距離移動すると検出状態54で移動が検出され、この検出に基づいて制御装置48でこの移動用移送筒52は最短縮状態に制御されることにより、この移動用移送筒52が途中で停止状態になることがなくなり、該固定用移送筒51の変形、及び固定移送螺旋55の破損が防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1に載置した脱穀機2に装着した穀粒貯留タンク8に貯留した穀粒を排出すべく、この穀粒貯留タンク8の上側に設けた伸縮穀粒移送装置3を図示して説明する。
【0010】前記コンバイン1の車台4の下部には、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ5を張設した走行装置6を配設し、該車台4上部には、フィ−ドチエン7と挾持杆31とに挾持されて搬送される刈取り穀稈を脱穀し、脱穀された穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク8を横側に装着した脱穀機2を載置している。
【0011】前記脱穀機2の前部には、前端位置から立毛穀稈を分草する分草体9と、この分草された穀稈を引き起す引起装置10と、引き起された穀稈を刈り取る刈刃装置11と、刈り取られた穀稈を搬送し、フィ−ドチエン7と挾持杆31とへ受渡しする穀稈掻込搬送装置12等を設けた刈取機13は、油圧駆動による伸縮シリンダ14により、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成としている。
【0012】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作制御を行う操作装置15と、作業者が搭乘する操縦席16とを設け、この操縦席16の下部には、エンジン17を搭載すると共に、後方には、穀粒貯留タンク8を設置する。これら走行装置6、脱穀機2、刈取機13、エンジン17等によって、該コンバイン1の機体18を構成している。
【0013】前記刈取機13の穀稈掻込搬送装置12によって形成される穀稈搬送経路中には、刈り取られて搬送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀稈供給の有無を検出する穀稈センサ19を設けている。車台4の前端部に装架された走行用ミッション20の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ21を設けた構成としている。
【0014】前記脱穀機2は、図8で示す如く上部側には、脱穀室22と、排塵処理室23と、二番処理室24とを設け、下部側には、選別室25を各々配置した構成である。該脱穀室22内には、各種の多数の扱歯26aを装着して刈取り穀稈を脱穀処理する扱胴26を前後方向に軸架内装した構成としている。平面視前記脱穀室22の右側に平行し前部側に位置させた二番処理室24内には、還元される未脱穀処理物(二番物)を前方へ移送しながら処理し、選別室25へ排出する移送始端部から順次二番移送螺旋27aと、多数の処理歯27bと、二番排出羽根27cとを装着した二番処理胴28と、後部側に位置させた排塵処理室23内には、該脱穀室22から供給される一部の未脱穀処理物を後方へ移送しながら再処理する移送始端部から順次排塵移送螺旋29aと、多数の処理歯29bと、排塵排出羽根29cとを装着した排塵処理胴30とを同軸で軸架内装した構成としている。
【0015】前記脱穀室22の平面視左側の扱ぎ口26bに沿って、刈取り穀稈を挾持するフィ−ドチエン7と、挾持杆31とを配設すると共に、扱歯26aの外周縁下部から扱胴カバ−32までの間を包囲する扱網26cと、各処理歯27b,29bの各外周縁下部側を段差を設けて包囲する後側には、棒状部材を所定間隔に設けた漏下具33と、二番受網34とを各々配設している。該漏下具33の移送終端部側には、該排塵処理室23内で処理された藁屑、及び稈切等の排塵物を排出する排塵排出口33aを設け、又、該二番受網34の移送終端部側には、二番処理室24内で脱穀処理された一部の処理物を排出する二番排出口34aを設けた構成である。
【0016】前記選別室25内には、扱網26cから漏下した脱穀物と、漏下具33、及び二番受網34から漏下した処理物と、二番排出口34aから排出される処理物と、排塵排出口33aから排出される排塵物との供給を受けて、移送しながら揺動して選別する揺動選別装置35を、扱胴26の軸方向に沿わせて設けている。この揺動選別装置35は前部より、順次移送棚36a,チャフシ−ブ36b,ストロ−ラック36cを設け、該チャフシ−ブ36bの下部には、グレンシ−ブ36dを設けた構成であり、該チャフシ−ブ36bは移送角度を調節可能に構成し、漏下量を調節できる構成としている。
【0017】前記揺動選別装置35の移送方向始端部側(上手側)の下部には、送風羽根37aを回転自在に内装した送風機37を設け、この送風機37で起風した選別風を送風して穀粒と塵埃とに風選別する構成であり、37bは風割である。前記送風機37の下手側の先端部は、一番選別棚38から流下選別される穀粒を収容して一番螺旋39aにより、横送りする一番受樋39bの上手側と接続し、その下手側は該一番選別棚38の下端部と接続させ、この一番選別棚38の上端部近傍下側には、二番選別棚40から流下選別される未脱穀処理物(二番物)を収容して、二番螺旋41aにより、横送りする二番受樋41bの上手側上端部を適宜の間隔を設けて、重接状態に位置させ、この二番選別棚40の上端部は、機外へ開放させた構成である。
【0018】前記一番螺旋39aで横送りされた穀粒は、揚穀装置(図示せず)等で引継して、穀粒貯留タンク8内へ揚送して貯留する構成である。前記二番螺旋41aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)を引継して、二番処理室24内へ揚送する揚送螺旋42bを内装した二番還元筒42aを脱穀機2の平面視右側に斜設した構成である。
【0019】前記揺動選別装置35の移送終端部上方側には、送風機37の選別風と、該揺動選別装置35の揺動選別とによる選別塵埃を共に、機外へ排出する排塵フアン43を設けた構成である。前記穀粒貯留タンク8内の底部には、貯留穀粒を後方へ横送りする横移送螺旋8aを前後方向に設けると共に、横送りされた穀粒を引継して、継手ケ−ス44を介して方向変換する縦移送螺旋45bを内装した排穀支持筒45aを略垂直姿勢で回動可能に該継手ケ−ス44の上側で該穀粒貯留タンク8の後側に支承して設け、この排穀支持筒45aの上端部を支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘り伸縮して、機外へ穀粒を排出する伸縮穀粒移送装置3を設けた構成である。
【0020】前記操作装置15には、図6で示す如く伸縮穀粒移送装置3を主して操作する各種スイッチを図示して説明すると、該伸縮穀粒移送置3を上下、及び左右に操作するオ−ガレバ−46aと、エンジン17の動力をこの伸縮穀粒移送装置3に伝える籾排出レバ−46bと、この籾排出レバ−46bを排出位置へ操作すると穀粒貯留タンク8内の穀粒が排出される構成である。
【0021】又、前記伸縮穀粒移送装置3を停止させるときに操作するON−OFFスイッチ方式の停止スイッチ47aと、旋回させるときに操作するON−OFFスイッチ方式の旋回スイッチ47bと、該伸縮穀粒移送装置3の後逑する移動用移送筒52を伸張、又は収縮させるときに操作するON−OFFスイッチ方式で切換式の伸縮スイッチ47cを設けた構成である。
【0022】前記操作装置15内には、CPU48aを内装した制御装置48を設けた構成である。オ−ガレバ−46aの横側の近傍には、伸縮穀粒移送装置3の移動用移送筒52を受けて保持する保持装置49を設け、この保持装置49は主柱49a上側に、略逆山形状の受板49bを固着した構成である。前記伸縮穀粒移送装置3は、図1〜図5で示す如く継手メタル50に装着した固定用移送筒51と、この固定用移送筒51の外周部51aへ挿入して、伸縮移動自在な移動用移送筒52と、この移動用移送筒52を伸縮移動させる移動装置53と、該移動用移送筒52の初期の収縮移動を検出する検出装置54等よりなる構成である。
【0023】前記固定用移送筒51には、図1で示す如く固定移送螺旋55を内装して設け、この固定移送螺旋55は移送螺旋プレ−ト55aを外周部に固着した固定螺旋軸55bよりなる構成であり、この固定螺旋軸55bの内径部には、六角形状の挿入孔55cを設け、この固定螺旋軸55bの移送終端の内径部には、該挿入孔55cより小径で六角形状の挿入孔56aを内径部に設けた補助軸56を固着した構成である。
【0024】前記固定用移送筒51の移送終端部の外径部は、継手メタル50の外壁の内径部へ挿入して軸支し、この継手メタル50の内径部に設けたベアリング50aの内径部へ補助軸56の外径部を挿入して軸支させている。固定螺旋軸55bの移送始端部は、継手具57aに内装して設けた受メタル57bで軸支した構成である。
【0025】前記継手メタル50の外壁は円形状に形成し、この円形状の外壁部を移動用移送筒52が摺動移動して伸縮自在な構成である。前記移動用移送筒52には、図1、及び図4〜図5で示す如く移動用螺旋軸58と、この移動用螺旋軸58の両端部に軸支した移動用移送螺旋59、61と、これら移動用移送螺旋59、61との間で、該移動用螺旋軸58で軸支した複数個の移動用移送螺旋60とを内装した構成である。
【0026】前記移動用移送筒52の移送終端部はL字形状に形成し、移送終端部には、排穀口52aを設けると共に、該排穀口52aの上部には、移動用螺旋軸58の移送終端部を軸受けする受メタル52bを設けて軸受けさせ、又図1で示す如く移動用移送螺旋59の螺旋内ボス62aの移送始端部の内径部は、固定螺旋軸55bの移送終端部に設けた補助軸56の外径部へ挿入して軸支し、ボルト56bで装着した構成である。これら補助軸56、及び螺旋内ボス62a内を該移動用螺旋58が前後に移動自在にした構成である。
【0027】前記移動用移送筒52の移送始端部で外周の上部には、中心部にネジ孔を設けた移動用支持メタル64を設けると共に、移送始端部で外周部の三箇所には、受ロ−ラ装置63を設け、この受ロ−ラ装置63は支持板63aに、回転自在にロ−ラ63bを軸支した構成である。この各ロ−ラ63bは固定用移送筒51の外周部に接触して回転自在で前後方向に移動し、この前後移動により、該移動用移送筒52は該固定用移送筒51に対して伸張、及び収縮状態になる構成である。
【0028】前記移動用移送筒52の移送始端部で外周の下部には、検出装置54を図1、及び図2で示す如く設け、この検出装置54はON−OFFスイッチ方式の収縮センサ65を設け、この収縮センサ65の下側には、前後両側で左右両側には、スプリング66aで吊り下げ状態に支持した略半円形状の支持板66bを設けた構成である。
【0029】前記伸縮穀粒移送装置3の移動用移送筒52が保持装置49の受板49bで保持状態になる位置へ旋回スイッチ47bを操作して回動させ、更に伸縮スイッチ47cを収縮側へ操作し、該移動用移送筒52を収縮作動させると、最高伸張状態位置から、例えば、収縮方向へ約300mm程度移動すると、この移動によって、保持装置49の受板49bにより、支持板66bが押され、収縮センサ65がON状態になると、所定量収縮方向へ移動されたと判定される。このON状態が制御装置48のCPU48aへ入力され、この入力によって、該制御装置48の該CPU48aにより、該動用移送筒52は最短縮状態位置へ自動で収縮移動する構成である。
【0030】前記移動用移送螺旋59は、内径が六角形状で外径が円形状で所定長さの移送始端部側にボルト挿入ネジを有する螺旋内ボス62aと、この螺旋内ボス62aの外径部に固着したパイプ形状で螺旋プレ−ト62cの、例えば、1.5ピッチ分の長さの螺旋外ボス62bの外周部に固着した1.5ピッチ分の長さの該螺旋プレ−ト62cと、この螺旋プレ−ト62cの移送終端部側に設けた補強ピン62d等よりなる構成である。
【0031】前記螺旋外ボス62bの一方側の非移送側は、該螺旋外ボス62bに固着した螺旋プレ−ト62cの非移送側の基部と同じ形状にすると共に、他方側の移送側は、該螺旋プレ−ト62cの移送始端部側の略0.5ピッチ位置(A)点から移送終端部までは、この螺旋プレ−ト62cの基部から所定幅(L)を設けて、この螺旋プレ−ト62cと同じ形状に形成すると共に、該(A)点から移送終端部までは直線状に形成して、これらによって開口62e部を形成して、この開口62e部へ移動用移送螺旋59の後逑する螺旋外ボス67bの後逑する開口67d部以外の箇所を挿入する構成である。
【0032】前記移動用移送螺旋59の螺旋内ボス62aの移送始端の内径部を固定螺旋軸55bの補助軸56の外径部へ挿入して、該螺旋内ボス62aのネジ孔部へボルト56bを螺挿入して、この移動用移送螺旋59を装着した構成である。前記移動用移送螺旋60は、内径が六角形状で外径が円形状で所定長さの螺旋内ボス67aと、この螺旋内ボス67aの外径部に固着したパイプ形状で、螺旋プレ−ト62cの、例えば1.5ピッチ分の長さの螺旋外ボス67bと、この螺旋外ボス67bの外周部に固着した1.5ピッチの長さの該螺旋プレ−ト62cと、この螺旋プレ−ト62cの移送始端部側に設けたストッパ−板67cと、移送終端部側に設けた補強ピン62d等よりなる構成である。
【0033】前記螺旋外ボス67bの一方側の非移送側は、外螺旋外ボス67bに固着した螺旋プレ−ト62cの非移送側の基部と同じ形状とすると共に、他方側の移送側は、該螺旋プレ−ト62cの移送始端部側の略0.5ピッチ位置(A)点から移送終端部までは、この螺旋プレ−ト62cの基部から所定幅(L)を設けてこの螺旋プレ−ト62cと同じ形状に形成すると共に、移送始端部から略1.0ピッチ位置(B)点までと、該(A)点から移送終端部までとは、対角上に互に直線状に形成にして、これらによって開口67d,67d部を形成して、この開口67d,67d部へ移動用移送螺旋60の該螺旋外ボス67bの該開口67d部以外の箇所、及び移動用移送螺旋61の後逑する螺旋外ボス68bの開口68c部以外の箇所を挿入する構成である。
【0034】前記移動用移送螺旋60が移動して移動用移送螺旋59へ重合すると、これら移動用移送螺旋60の螺旋プレ−ト62cと移動用移送螺旋59の該螺旋プレ−ト62cとの間には、隙間(T)を有する構成であり、該移動用移送螺旋60が移動して、該移動用移送螺旋60へ重合すると、これら各移動用移送螺旋60、60の各螺旋プレ−ト62c,62c間には、隙間(T)を有する構成である。
【0035】前記移動用移送螺旋61は、内径が六角形状で外径が円形状で所定長さで、移送終端側にボルト挿入ネジ孔を有する螺旋内ボス68aと、この螺旋内ボス68aの外径部に固着したパイプ形状で螺旋プレ−ト62cの例えば、1.5ピッチ分の長さの螺旋外ボス68bと、この螺旋外ボス68bの外周部に固着した1.5ピッチ分の長さの該螺旋プレ−ト62cと、この螺旋プレ−ト62cの移送始端部側に設けたストッパ−板67c等より構成である。
【0036】前記螺旋外ボス68bの一方側の非移送側は、該螺旋外ボス68bに固着した螺旋プレ−ト62cの非移送側の基部と同じ形状とすると共に、、該螺旋プレ−ト62cの移送始端部からこの螺旋プレ−ト62cの略1.0ピッチ位置(A)点までは、直線状に形成として、これらによって開口68cを形成して、この開口68c部へ移動用移送螺旋60の螺旋外ボス67bの開口67d部以外の箇所を挿入する構成である。
【0037】前記移動用螺旋軸58の移送終端の外径部は、移動用移送筒52内に設けた受メタル52bの内径部へ挿入して軸支すると共に、移動用移送螺旋61の螺旋内ボス58aのネジ孔部へボルトを螺挿入して、該移動用螺旋軸58へ装着した構成である。前記移動用移送螺旋61が移動して、移動用移送螺旋60へ重合すると、これら移動用移送螺旋61の螺旋プレ−ト62cと移動用移送螺旋60の該螺旋プレ−ト62cとの間には、隙間(T)を有する構成である。これら移動用移送螺旋59、60、61間には、各隙間(T)を設けたことにより、残穀粒が発生しない構成であり、又、移動用移送筒52を完全に縮み状態に操作が可能になる構成である。
【0038】前記移動装置53は、継手具57aの先端部に設けた逆L字形状の支持板69の基部側に移動用モ−タ70を設けると共に、先端部には受メタル71を設け、これら移動モ−タ70には、外周部に螺旋ネジを設けた移送軸72を設け、この移送軸72は移動用移送筒52に設けた移動用支持メタル64へ螺挿入すると共に、先端部は該受メタル71で支持させた構成であり、53aは円形状のカバ−である。
【0039】前記移動モ−タ70の正逆回転駆動により、移送軸72が正逆回転駆動され、移動用支持メタル64を介して、移動用移送筒52が固定用移送筒51の外周部に沿って、伸縮自在に移動する構成であり、この移動用移送筒52の伸縮を介して、内装された各移動用移送螺旋59、60、61等が重合して、伸縮自在な構成である。
【0040】前記各移動用移送螺旋59、60、61は、図4、及び図5で示す如く該各移動用移送螺旋60と該移動用移送螺旋61とは、該移動用移送螺旋59に対して、装着位置を順次略60度ずつずらせて装着した構成である。これにより、これら移送始端部の移動用移送螺旋59以外の各移動用移送螺旋60、及移動用移送螺旋61は移動して縮み状態となり、縮み状態のときに各螺旋プレ−ト62c間には、所定の隙間(T)を有する形状としたことにより、残粒の防止ができると共に、移動用移送筒52を完全な縮み状態に操作ができる構成である。
【0041】前記移動用螺旋軸58は、図1で示す如く移送始端部には、樹脂材よりなる振れ止め用のブッシュ58aを嵌入して、このブッシュ58aの外径の円形状部をパイプ形状の固定螺旋軸55bの内径部を摺動移動する構成として、該移動用螺旋軸58の振れを防止する構成である。これにより、前記移動用螺旋軸58の振れが防止できて、この移動用螺旋軸58がパイプ形状の固定螺旋軸55bの内径部に当接して発生する異音を防止できる。
【0042】前記移動用螺旋軸58は、図12で示す如く六角形状の移送始端部をテ−パ形状73aに形成すると共に、この移動用螺旋軸58が最短縮状態に操作されたときは、この移動用螺旋軸58の移送始端部の先端部を軸支すべく、固定移送螺旋55の固定螺旋軸55bの内径部を六角形状73bと、この六角形状73bより、径大とした円形状73cに形成すると共に、変化部はテ−パ形状73dに形成した構成である。
【0043】これにより、前記移動用螺旋軸58が最短縮状態に操作されたときは、この移動用螺旋軸58を両持ち支持となり、振れによる異音の発生を防止できる。前記固定用移送筒51の外径部で下方側の2箇所には、図11で示す如くコ字形状のレ−ル74aを設け、又、移動用移送筒52の移送始端部の内径部には、この内径部から突出させて、樹脂材で耐久性が良好で固定方式か、又は回転式いずれの方式でも可とする案内具74bを設けると共に、該移動用移送筒52の移送始端の上部には、図3で示す如く支持板63aで軸支したロ−ラ63bよりなる受ロ−ラ装置63を設けた構成である。
【0044】前記案内具74bはレ−ル74aの溝部を摺動移動、又は回転移動する構成であり、ロ−ラ装置63のロ−ラ63bは固定用移送筒51の外周部を回転移動する構成である。これにより、前記移動用移送筒52に内装した移動用移送螺旋59、60、61に穀粒の詰りが発生したときは、該移動用移送筒52が回動することがあったが、これを防止することができた。
【0045】前記穀粒貯留タンク8の底部の横移送螺旋8aの移送終端部には、図9で示す如くカップリング75を設け、このカップリング75の外径部の3箇所には、螺旋プレ−ト8bに接続する1箇所に引継羽根75aを設けると共に、該螺旋プレ−ト8bに接続しない2箇所に引継羽根75bを該カップリング75より突出させて設け、縦移送螺旋45bの螺旋プレ−ト45cに、該引継羽根75b,75bの重合部を多くした構成として、この横移送螺旋8aからこの縦移送螺旋45bへ穀粒の引継ぎを良好とした構成である。
【0046】これにより、穀粒の引継ぎが良好となり、前記継手ケ−ス44内で穀粒の停滞を防止することができる。前記制御装置48のCPU48aには、図7で示す如くオ−ガレバ−46a,籾排出レバ−46b,停止スイッチ47a,旋回スイッチ47b,及び伸縮スイッチ47cが入力される構成であり、この入力に基づいて、該CPU48aにより、エンジン17の出力が伸縮穀粒移送装置3へ入力され、移動モ−タ70が正逆回転始動され、この伸縮穀粒移送装置3が伸縮する構成である。
【0047】前記操作装置15には、警報用ブザ−76を設け、伸縮穀粒移送装置3(オ−ガ)を旋回のときに、ロック状態になると該警報ブザ−76から警報が発生する構成である。図13で示す如く制御装置48の出力により、保護する構成である。手動操作のときは、オ−ガレバ−46aの操作で該警報ブザ−76より警報が発生する。自動で伸張、及び収縮のときは自動停止する。ロック時から所定時間(約5.5秒)経過すると該制御装置48から出力する。又、表示部77へ該伸縮穀粒移送装置3の異常を示表する構成である。78はセンサであり、79は自動時の伸張、及び収縮用の操作スイッチであり、80はオ−ガレバ−46aで伸張、及び収縮用の操作スイッチである。
【0048】図13で示す如く前記警報ブザ−76に変えてリレ−81を設け、旋回のときに、ロック状態が所定時間以上継続すると、エンジン17を自動停止する構成である。これにより、保護回路にサ−マルリレ−、及びヒュ−ズ等が不用となり、コスト低減になると共に、前記移動モ−タ70及びメカ部の破損を防止することができる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成11年9月1日(1999.9.1)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−69846(P2001−69846A)
【公開日】 平成13年3月21日(2001.3.21)
【出願番号】 特願平11−246841