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【発明の名称】 養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置
【発明者】 【氏名】山本 惣一

【氏名】伊藤 栄二

【要約】 【課題】養液栽培温室で栽培した植物の、果実収穫期をおえて枯死してきた植物体の廃棄処理に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、植物栽培床から切り離した果実の収穫後の植物体を、ハウス内に乾くまで放置しておくことなく、すぐにハウスの外に搬出するのが、大きな労働力を要することなく、軽労働で簡単に行なえ、かつ、ハウスから搬出した植物体の処理が合理化し得るようにする。

【解決手段】機枠5aの上面側に、飼料・葉類等を切断処理する農用カッター6と、それにより切断処理した被切断物の切断片を受け入れる収集容器7と前記カッター6を駆動する原動機Eとを装架した台車5を、ハウスa内に持ち込み、この台車5を、それの機枠5aの下面の車輪51…を給湯配管1上に跨架させて走行移動させながら、植物栽培床3に植生している植物体P…を、順次、その植物栽培床3および誘引フック41から切り離してカッター6に供給して切断処理し、それによる切断片を収集容器7に収集していくようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機枠5aの底面側に、養液栽培温室Aのハウスaの床bに取付金具12…により所定高さに配位せしめて敷設せる暖房用の給湯配管1の平行する送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに跨架される車輪51…を軸支し、機枠5aの上面側に、飼料・葉類等を切断処理する農用カッター6と、それにより切断処理した被切断物の切断片を受け入れる収集容器7と前記カッター6を駆動する原動機Eとを装架した台車5を、ハウスa内に持ち込み、この台車5を、それの機枠5aの下面の車輪51…を給湯配管1上に跨架させて走行移動させながら、植物栽培床3に植生している植物体P…を、順次、その植物栽培床3および誘引フック41から切り離してカッター6に供給して切断処理し、それによる切断片を収集容器7に収集していくことを特徴とする養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法。
【請求項2】 機枠5aに支架せるゴム車輪50…により走行自在とした台車5の機枠5aの底面側に、養液栽培温室Aのハウスaの床bに取付金具12…により所定高さに配位して敷設せる暖房用の給湯配管1の平行する送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに跨架される車輪51…を、それらの下周縁が前記ゴム車輪50…の下周縁よりも高く位置するよう配位して軸支し、機枠5aの上面側には、飼料・葉類等を切断処理する農用カッター6と、それを駆動する原動機Eと、カッター6により切断処理した被切断物の切断片を受け入れる収集容器7とを装架せしめてなる養液栽培温室における植物体の廃棄処理装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、温室内に、養液を補給し得るトレーまたは樋を配設し、それの内部にロックウールまたは礫石等からなる床を設置し、その床にトマト等の植物の根を着床させて栽培する養液栽培温室において、栽培した植物体が収穫のシーズンを終えて枯れてきたときに、切断して床から切り離したその根物の茎葉部を、廃棄処理して温室の外に搬出する果実収穫後の植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】養液栽培温室Aは、温室・ハウスを構成する建屋aの内部の床bの上面に、図1にあるように、建屋aの内部を暖房するための給湯配管1…を、それの送り側配管10と戻り側配管11とが、所定の間隔をおき平行して並列するように配位して、その一対の平行する給湯配管1…を、所定の間隔をおき複数列配列させて、取付金具12…により所定の高さとなるよう敷設する。
【0003】これら給湯配管1…の列の間隔内には、図2にあるように、所定の養分に調整して、養液供給パイプ20からドリップチューブ21を経て供給される養液を含浸させて植物体Pに供給するようロックウール等の含浸材または砂礫等の多孔状材を所定形状に成形したスラブよりなる床30と、この床30を収容して支架する樋31と、床30の上面にそれの長手方向に栽培する植物の株間となる間隔をおいて設置する前述の含浸材からなるポット(ポットキューブ)32とからなる植物栽培床3…を、図3に示しているように、それぞれ給湯配管1…と並列するよう配位して、建屋aの床bの上面に立設せる支持機枠33上に支架する。
【0004】それら各植物栽培床3…の樋31には、床30の上面のポット32に供給される養液の余剰液および養分が植物体Pにより消費された排液を排出せしめるホース34を連結・接続し、そのホース34の下端側を、温室・ハウスを構成する建屋aの床bの下方の地中または床bを構成するコンクリート内に埋設しておく排水管35に接続しておき、これらにより、前述の図2にあるよう、ポット32の上面に設けた穴320内に、栽培しようとする植物体Pの根を保持せしめた篭状のプラグ321を挿し込んで、それに前述のドリップチューブ21から養液を供給しながら、給湯配管1に循環させる湯により建屋a内を所定の温度に保持せしめることで、その植物体Pを栽培するようにする。
【0005】そして、温室・ハウスとなる建屋aの内の天井部には、図5に示しているように、スチールパイプまたはケーブル等の誘引線40を張り渡し、これに、誘引フック41を誘引線40の長手方向に移動自在に懸架しておき、この誘引フック41に係止せる紐42で、ポット32から生長してくる植物体Pの先端側を吊り下げ支持せしめ、その植物体Pの生長に伴い、誘引フック41を誘引線40に沿い、同図5の右半側に示しているように順次ずらしていくようにしている。
【0006】また、このようにして栽培する植物体Pの生長が停まり、収穫する果実がなくなって、枯れてきたときの植物体Pの処理は、植物体Pの茎の根元を、ポット32の上面において切断し、先端側を誘引フック41から外すか切断して、植物栽培床3の側方に落として放置し、乾いてきたところで、ハウスaの外に引きずり出し、フォークリフト等により所定の場所に集積処理するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の養液栽培温室で、植物を栽培した際の、果実の収穫し終えた植物体の廃棄処理は、植物栽培床から切り離した植物体を、乾燥するまでハウス内に放置しておき、乾いたところで、作業者がずるずると引きずってハウスの外に引きずり出し、次いで、それを、フォークリフト等の作業車輌により所定場所に搬送して集積させることから、相当な労働力を要する作業となり、また、切り離した植物体を乾燥してくるまでハウス内に放置しておくことで、ハウス内の作業の邪魔になる問題がある。
【0008】また、生乾きの状態で切り離した植物体をハウスの外に引きずり出そうとすると、重量があることで、重労働となる問題がある。
【0009】本発明は、養液栽培温室で栽培した植物の、果実収穫期をおえて枯死してきた植物体の廃棄処理に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、植物栽培床から切り離した果実の収穫後の植物体を、ハウス内に乾くまで放置しておくことなく、すぐにハウスの外に搬出するのが、大きな労働力を要することなく、軽労働で簡単に行なえ、かつ、ハウスから搬出した植物体の処理が合理化し得る新たな手段を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、本発明においては、上述の目的を達成するための手段として、機枠5aの底面側に、養液栽培温室Aのハウスaの床bに取付金具12…により所定高さに配位せしめて敷設せる暖房用の給湯配管1の平行する送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに跨架される車輪51…を軸支し、機枠5aの上面側に、飼料・葉類等を切断処理する農用カッター6と、それにより切断処理した被切断物の切断片を受け入れる収集容器7と前記カッター6を駆動する原動機Eとを装架した台車5を、ハウスa内に持ち込み、この台車5を、それの機枠5aの下面の車輪51…を給湯配管1上に跨架させて走行移動させながら、植物栽培床3に植生している植物体P…を、順次、その植物栽培床3および誘引フック41から切り離してカッター6に供給して切断処理し、それによる切断片を収集容器7に収集していくことを特徴とする養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法を提起し、また、これに併せて、機枠5aに支架せるキャスタ付きのゴム車輪50…により走行自在とした台車5の機枠5aの底面側に、養液栽培温室Aのハウスaの床bに取付金具12…により所定高さに配位して敷設せる暖房用の給湯配管1の平行する送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに跨架される車輪51…を、それらの下周縁が前記ゴム車輪50…の下周縁よりも高く位置するよう配位して軸支し、機枠5aの上面側には、飼料・葉類等を切断処理する農用カッター6と、それを駆動する原動機Eと、カッター6により切断処理した被切断物の切断片を受け入れる収集容器7とを装架せしめてなる養液栽培温室における植物体の廃棄処理装置を提起するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明手段は、図6にあるように、養液栽培温室Aの温室を構成する建屋(ハウス)aの内部に、台車5を用意する。
【0012】台車5は、それの機枠5aの下面側に、ハウスa内の床b面に暖房用として敷設する給湯配管1の送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに跨架される金属材または合成樹脂材よりなる剛体の車輪51…を軸支し、機枠5aの上面側には、飼料・葉類等を切断処理する通常の農用のカッター6と、それを駆動するエンジンまたはモータ等の原動機Eと、カッター6で切断処理した被切断物の切断片を受け入れて収集する収集容器7とを装架しておく。
【0013】この台車5を、それの機枠5aの下面に設けた剛体の車輪51…を、給湯配管1の送り側配管10と戻り側配管11とに跨架させて、その給湯配管1上を、原動機Eの駆動により、または、人力により自在に走行移動するようにする。
【0014】そして、この台車5の給湯配管1上の走行移動により、台車5の機枠5a上に装架せるカッター6を、ハウスa内に給湯配管1に沿い設置してある植物栽培床3に所定の株間となる間隔をおいて植生させてある植物体P…の各株の横に順次位置していくように移動させ、各植物体P…を植物栽培床3および誘引フック41から順次切り離し、その切り離した植物体Pを、その場において、カッター6の供給樋60に供給してそのカッター6により切断処理し、処理した切断片を台車5の機枠5a上の収集容器7に収集させるようにする。
【0015】台車5はそれの機枠5aの下面側に、機枠5aに支架せる回転軸により回動するゴム車輪50…または、自由に回動するキャスタ付きのゴム車輪を支架し、このゴム車輪50…により、コンクリートの打ち込みにより構成されるハウスaの床bの上面を自在に走行し得るようにしておくことが望ましい。
【0016】このようにした台車5は、それの機枠5aの下面側に、前記ゴム車輪50…の外に、ハウスa内の室温を所定温度に暖房せしめるために床bの上面に取付金具12…を介して敷設されている給湯配管1の、所定の間隔をおいて平行させてある送り側配管10と戻り側配管11とを走行軌条として、それに跨架されて回動する車輪51…を金属材または合成樹脂材により剛体に成形して、図11にあるよう前記ゴム車輪50を軸支する回転軸52に、ゴム車輪50と並列させて軸支するか、回転軸52と別に機枠5aに支架する回転軸に軸支して装設するが、その車輪51…は、それの前記送り側配管10および戻り側配管11よりなる給湯配管1に対して当接する下周縁の高さ位置を、前述のキャスタ付きのゴム車輪50の下周縁の高さ位置よりも、高くなるように装設しておいて、取付金具12…により床bの上面より高く位置して設置してある走行軌条となる給湯配管1上に、この剛体の車輪51…により台車5が支架された状態においては、ゴム車輪50…が床bの上面から浮き上がって宙吊りの自由な状態となり、前述の走行軌条となる給湯配管1の長手方向の両端部が位置するハウスaの両端部において、図8・図9にあるようそのハウスaの床bの両端に形成しておく、床bの上面を次第に上昇させるスロープを介し接続する一段高い枕地部分b’・b’の上面に、台車5が位置してきたときに、図10にあるようその枕地部分b’・b’の上面にゴム車輪50…が当接して、台車5の下面の前述の車輪51…を走行軌条となる給湯配管1から浮き上がらせて、台車5がゴム車輪50…により、床bの上面を自由に走行する状態となるようにする。
【0017】このように構成する台車5には、それの機枠5aの上面側に、飼料・葉類を切断処理する農用のカッター6を装架するが、そのカッター6は、それに被切断物を供給する供給樋60が、台車5の走行軌条たる給湯配管1上を走行するときの走行方向の前後の一端において、その方向に沿い突出する姿勢として装架する。
【0018】台車5の機枠5aの上面側に装架するカッター6は、図6にあるようそれの機枠6aに装架せるケ−シング61の前面側に開設した供給口の前面に、上下に対向する一対の送込ロール62・62を軸支した機筺を設け、それの前面側に供給樋60を接続させて設け、前記ケーシング61内には回転軸63により回動するホイル64を軸支し、それに設けた回転刃65とケーシング61の前面側に開設せる前記供給口の口縁に固定装設した固定刃66とからなる切断機構を収蔵して、供給樋60から供給される被切断物を、回転刃65と固定刃66とにより切断し、切断処理した切断片を前記ホイル64に設けておく羽根板によりケーシング61の肩部に設けた排出筒67に吹き上げる通常の吹上型のカッターを用いてよい。
【0019】また、図7に示しているよう、機枠6aに装架したケーシング61内には、回転軸63に刃物取付金を介して装着されてその回転軸63の周囲をシリンダ状の軌跡をもって回転する回転刃65とケーシング61内の前面側に開放する供給口の口縁に設けた固定刃66とからなる切断機構を収蔵し、ケーシング61の供給口の前面に、上下に一対に対向する送込ロール62・62を軸支せる機筺を装架し、それに接続させて装設した供給樋60から供給する被切断物を、送込ロール62・62によりケーシング61内に送り込み、回転刃65と固定刃66とからなる切断機構で切断処理し、切断片を刃物取付金に設けておく跳出翼板によりケーシング61の後面側に設けてある排出口に吐出し、その排出口に接続する排出筒または排出樋68から排出させるシリンダ型のカッターを用いてもよく、供給する被切断物を切断処理し得るものであれば、どのような形態のものでもよい。
【0020】このようにカッター6を装架した台車5には、それの機枠5aに、エンジンまたは電動モータ等の原動機Eを装架し、それの作動により、カッター6の切断機構の回転軸63および送込ロール62・62を駆動するようにする。このとき、原動機Eは、機枠5aの下面側に軸支せる車輪51…または別に軸支する駆動輪(図示していない)の回転軸に伝導機構を介し伝導し、原動機Eの駆動により台車5を自走して走行するように構成してよい。
【0021】そして、台車5の機枠5aには、カッター6の排出筒67または排出樋68から排出される被切断物の切断片を収集するための篭状の箱または通気性の袋からなる収集容器7を装架する。
【0022】この収集容器7は、それを袋とした場合にあっては、図6にあるように、台車5の機枠5aの後端側に形設した荷台5b上に取下ろし自在に載架して、それの開口70を、カッター6の排出筒67の吐出口に嵌挿して結束紐により結縛することで、排出されてくる切断片を収集するようにする。
【0023】また、収集容器7を箱とした場合にあっては、図7にあるように、台車5の機枠5aの後端側に形成した前述の荷台5b上に、それの上面側に開放する開口70がカッター6の排出筒67または排出樋68の吐出口から排出される切断処理物たる切断片を受け入れるように配位して、取下ろし自在に装架しておく。
【0024】このように、機枠5aの下面側に軸支した剛体の車輪51…により、ハウスa内の床bの上面に敷設せる暖房用の給湯配管1を軌条として走行し得るようにした台車5の前記機枠5aの下面側に、給湯配管1を軌条として走行するときには下周縁が宙に浮いた状態となるゴム車輪50…を、それの下周縁が前記車輪51…の下周縁よりも下方を占める高さ位置に軸支しておいて、この台車5の機枠5aの上面側に、飼料・葉類等を切断処理する農用のカッター6と、そのカッター6で切断処理されてそれの排出筒67または排出樋68の吐出口から排出される切断片を収集する収集容器7とを装架することで、養液栽培温室における果実の収穫後の植物体の廃棄処理装置Bを構成する。
【0025】このように構成する養液栽培温室における果実の収穫後の植物体の廃棄処理装置Bは、ハウスa内の植物栽培床3で栽培した植物体Pが、それからの果実の収穫が終わって枯死してきたときに、その植物体Pを廃棄処理する際に使用する。
【0026】これには、まず、カッター6を機枠5aの上面側に装架した台車5を、それの機枠5aの下面側に軸支してあるゴム車輪50により走行させて、ハウスa内に乗り入れる。
【0027】この台車5の走行は、機枠5aに搭載した原動機Eにより台車5の自走走行が可能としてあるときは、その原動機Eの駆動により行なってよく、また、原動機Eによる駆動走行が行なえないように構成してある場合にあっては、例えば、図6・図7にあるように、台車5の機枠5aの前端側に設けておくハンドル杆52の操作により、手押し、または引っ張ることで走行させる。
【0028】そして、図10の如くハウスaの床bの、床面が一段と高くなっている枕地部分b’において、機枠5aの下面側の剛体の車輪51…が、並列している給湯配管1…のうちから選択した給湯配管1の送り側配管10と戻り側配管11に対応していくように、台車5の姿勢および位置をあわせた後、台車5を床bの枕地部分b’のスロープに沿い給湯配管1に向け走行させ、図8・図9にあるよう車輪51…が、給湯配管1の送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに跨架した状態とし、機枠5aの上面に装架してあるカッター6を、原動機Eの駆動により作動させる。
【0029】この状態において、給湯配管1…の条列の間隔内に位置して給湯配管1に沿い敷設している植物栽培床3のポット32…から植生している植物体Pのうちの、台車5に近い植物体Pの茎を、ポット32の上面において鋏等により切断し、その植物体Pの上端側を誘引線40に誘引フック41を介して吊っている紐42を解き放すか切断し、その植物体Pを手繰り寄せてカッター6の供給樋60に投入し、カッター6により切断処理し、カッター6の排出筒67から吐出される切断片を、台車5の機枠5aに設けた荷台5b上に載架せる収集容器7内に収集させる。
【0030】そして、一つのポット32から植生している株の植物体Pの切断処理が終わったところで、台車5を次位のポット32に植生している植物体Pの脇まで走行移動させ、そこで、前述の茎の切断と誘引線40からの解放の作業を行なって、同様に植物体Pを切断処理し、これを繰り返して一列の養液栽培床3に植生している植物体P…を順次処理する。
【0031】次に、台車5を、ハウスaの床bの他端側の枕地部分b’に移動させて、ゴム車輪50…により走行する状態とし、それにより台車5を次に走行させる給湯配管1と対応する姿勢・位置に動かして、その給湯配管1に車輪51…が跨架する状態とし、同様に作業を行ない、これにより、ハウスa内の植物栽培床3…に植生していた植物体P…を順次切断していく。
【0032】このとき、収集容器7は、それが一杯になったとき、または、台車5が床bの枕地部分b’に位置したときに、新しい収集容器7と交換し、切断片が一杯になった収集容器7は枕地部分b’に放置しておく。そして、枕地部分b’に放置した収集容器7…は、ハウスaの外に運び出し、トラック等の運搬車により所定の場所に搬送して集積させ、焼却するか、堆肥積みするなどの処理を行なう。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明手段は、養液栽培温室のハウス内に設けた植物栽培床において、養液の供給により栽培した植物体を、果実の収穫のシーズンを終えたことで、廃棄するときに、農用のカッターを装架した台車を、暖房用の給湯配管を軌条として走行させ、植物栽培床に所定の株間となる間隔をおいて植生している植物体を、順次、植物栽培床から切り離し、それを、その場において台車上のカッターに供給して切断処理し、収集容器内に収集していくのだから、植物栽培床から切り離した植物体を、ハウス内に存在させずに廃棄処理できるようになり、また、ハウスからの植物体の搬出および後処理も著しく合理化し得るようになる。
【出願人】 【識別番号】000144898
【氏名又は名称】株式会社山本製作所
【出願日】 平成12年6月6日(2000.6.6)
【代理人】 【識別番号】100065053
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 和郎
【公開番号】 特開2001−346427(P2001−346427A)
【公開日】 平成13年12月18日(2001.12.18)
【出願番号】 特願2000−169327(P2000−169327)