| 【発明の名称】 |
玉葱収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】只野 克紀
【氏名】松井 修
【氏名】河村 修
【氏名】藤本 俊徳
【氏名】岸 徹
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| 【要約】 |
【課題】玉葱を圃場から拾上げる拾上コンベヤ(11)をシリンダ(40)により持上げ高さを調節可能に昇降させ、且つ、ゲージ輪(12)により地面の凹凸に追従して上下動させる。
【解決手段】拾上コンベヤ(11)をその昇降範囲中設定高さ(H)以上の範囲で昇降操作位置にシリンダ(40)により位置保持し、且つ、前記設定高さ(H)以下の範囲でシリンダ(40)の圧力を開放してゲージ輪(12)により地面の凹凸に追従して上下動させるフローティング機構を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 玉葱を圃場から拾上げる拾上コンベヤをシリンダにより昇降させる玉葱収穫機において、拾上コンベヤをその昇降範囲中設定高さ以上の範囲で昇降操作位置にシリンダにより位置保持し、且つ、前記設定高さ以下の範囲でシリンダの圧力を開放してゲージ輪により地面の凹凸に追従して上下動させるフローティング機構を設けたことを特徴とする玉葱収穫機。 【請求項2】 フローティング機構は、拾上コンベヤの高さが設定高さ以上か以下かを検出する検出器の出力に基づいて、シリンダからタンクへの流路を開閉する電磁弁を、設定高さ以上のときは昇降操作後「閉」状態に、設定高さ以下のときは昇降操作後「開」状態に切換る請求項1記載の玉葱収穫機。 【請求項3】 フローティング機構を作業クラッチが「入」のときにのみ作動させる牽制部材を設けた請求項1又は2記載の玉葱収穫機。 【請求項4】 拾上コンベヤの上昇操作時にフローティング動作を中断させる上昇優先部材を設けた請求項1又は2又は3記載の玉葱収穫機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、玉葱収穫機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、玉葱を圃場から拾上げる拾上げコンベヤをクローラ走行装置を有する機台の前方側に装備し、拾上げた玉葱を機台の後側に搭載するコンテナに持上コンベヤ,茎葉分離コンベヤ,小玉抜コンベヤ,選別コンベヤ等を介して搬送する過程で、土砂,茎葉,小玉,小石,傷付き玉,腐敗玉等を除去し、規格玉だけをコンテナに積込む玉葱収穫機があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の拾上コンベヤは、作業時にはゲージ輪により地面の凹凸に追従して上下動させ、圃場の端で収穫済みの畦から未収穫の畦に回行移動するときや路上走行するとき等の移動時にはシリンダにより一定の高さに持上げて位置保持できるようになっているが、持上げ高さを調節することができないため、圃場の端での回行移動時等には拾上コンベヤが必要以上に持上げられ、次工程の作業開始に時間がかかる等の問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、玉葱を圃場から拾上げる拾上コンベヤをシリンダにより昇降させる玉葱収穫機において、拾上コンベヤをその昇降範囲中設定高さ以上の範囲で昇降操作位置にシリンダにより位置保持し、且つ、前記設定高さ以下の範囲でシリンダの圧力を開放してゲージ輪により地面の凹凸に追従して上下動させるフローティング機構を設けたもので、拾上コンベヤをその昇降範囲中設定高さ以上の範囲で持上げ高さを調節し得るから、従来のような問題を解消し得るものである。 【0005】また、フローティング機構は、拾上コンベヤの高さが設定高さ以上か以下かを検出する検出器の出力に基づいて、シリンダからタンクへの流路を開閉する電磁弁を、設定高さ以上のときは昇降操作後「閉」状態に、設定高さ以下のときは昇降操作後「開」状態に切換るもので、既存構造を有効利用して簡単に得られるから、製造コストの上昇を抑え得るものである。 【0006】また、フローティング機構を作業クラッチが「入」のときにのみ作動させる牽制部材を設けたもので、フローティング機構を作業時にのみ作動可能とするから、移動時にフローティング機構により拾上コンベヤを不用意に下降させて破損させる等の誤動作を防止し得るものである。 【0007】また、拾上コンベヤの上昇操作時にフローティング動作を中断させる上昇優先部材を設けたもので、拾上コンベヤを上昇操作だけでいつでも確実に持上げ得るから、圃場の端での回行移動時の操作が煩雑になるのを防止し得ると共に、拾上コンベヤを緊急に持上げることも行えて作業を安全に行い得るものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は玉葱収穫機全体の側面図、図2は同概略平面図、図3は同作業説明図であり、図中(1)はクローラ走行装置(2)を有する機台、(3)は機台(1)の前半部に配置してエンジン(4)及びミッション(5)等を内蔵するエンジン部、(6)は機台(1)の一側に突出配置してエンジン部(3)の左又は右外側に並設する操縦部、(7)は機台(1)の前方側からエンジン部(3)の上方にわたって後上がり傾斜状態に配置して機台(1)に昇降自在に取付ける持上コンベヤ、(8)は持上コンベヤ(7)の下端側前方に配置して掘取刃(9)及び掻込羽根(10a)を有する掻込コンベヤ(10)及び拾上コンベヤ(11)及び左右のゲージ輪(12)を設けるピックアップ部、(13)は持上コンベヤ(7)の上端部とその下方のエンジン部(3)の山形のボンネット(14)との間に後下がり傾斜状態で配置する前送りベルトコンベヤである茎葉分離コンベヤ、(15)は機台(1)の後側に昇降及び回動自在に装備するフォークリフト、(16)はフォークリフト(15)に搭載する収穫物集積用のコンテナ、(17)は機台(1)の後半部に配置されて内部を十字形の隔壁(18)を介して四つの受箱(19)に仕切る上面開放の貯留箱、(20)は茎葉分離コンベヤ(13)の後側から貯留箱(17)の上方を通過してコンテナ(16)部に後上がり傾斜状態で張設する選別コンベヤ、(21)は選別コンベヤ(20)の左右外側部から下方の後部左右受箱(19)に延設する左右のシュート、(22)は選別コンベヤ(20)の左右外側に選別作業者を搭乗させるための左右の選別作業用ステップ、(22a)は操縦部(6)側と反対側の選別作業用ステップ(22)に設けるはしご、(23)は茎葉分離コンベヤ(13)と選別コンベヤ(20)の間に配置する小玉抜コンベヤであり、機体を走行移動させながら、掘取刃(9)と掻込コンベヤ(10)の掻込羽根(10a)を介して玉葱を圃場から拾上コンベヤ(11)上に拾上げ、拾上げた玉葱を拾上コンベヤ(11)から持上コンベヤ(7),茎葉分離コンベヤ(13),小玉抜コンベヤ(23)を介して選別コンベヤ(20)に搬送し、選別コンベヤ(20)の後端からコンテナ(16)に積込むものである。 【0009】また、圃場の玉葱と一緒に拾上コンベヤ(11)上に拾上げられる土砂及び茎葉等のうち、土砂等は拾上コンベヤ(11)及び持上コンベヤ(7)の搬送中にそのコンベヤ(11)(7)から抜落ち、茎葉等は持上コンベヤ(7)の上端から玉葱と一緒に茎葉分離コンベヤ(13)上に落とされ、玉葱が茎葉分離コンベヤ(13)の後下がり傾斜で後方に転がり落ちて小玉抜コンベヤ(23)に入れられる一方で、茎葉等が茎葉分離コンベヤ(13)上に止まって前送りされ、その茎葉分離コンベヤ(13)の前端から下方のボンネット(14)の前下がり傾斜面上に落とされ、ボンネット(14)の前下がり傾斜面上を滑落させて機台(1)の前側から圃場に落している。また土砂及び茎葉等が分離除去された玉葱のうち規格サイズ以下の小玉やその他小石等は小玉抜コンベヤ(23)で濾過され、下方のボンネット(14)の後下がり傾斜面上に落とされ、ボンネット(14)の後下がり傾斜面上を滑落させ、下方の前部左右受箱(19)に落とされて収集され、規格サイズ以上の玉葱だけが選別コンベヤ(20)に搬入される。そして規格サイズ以上の玉葱を選別コンベヤ(20)で後送りする過程で、選別作業者により選別コンベヤ(20)上から傷付玉及び腐敗玉等の不良品が除去され、放出シュート(21)を介して下方の後部左右受箱(19)に落とされて収集され、規格サイズ以上で傷や腐りのない玉葱だけが選別コンベヤ(20)の後端からコンテナ(16)に積込まれるものである。 【0010】図4乃至図6に示す如く、前記フォークリフト(15)は、後方に傾けた状態で機台(1)の後端に立設固定する左右の支柱(24)と、支柱(24)の上部後面に形成する縦長のガイド孔(25)に回動支点軸(26)を介して背面側上部を昇降及び回動自在に支持するフォーク(27)と、機台(1)の後端部とフォーク(27)の背面部との間に張設する左右の油圧シリンダ(28)からなり、シリンダ(28)を伸縮させてフォーク(27)及びそれに搭載するコンテナ(16)を昇降及び回動させるもので、図6に示すようにシリンダ(28)を縮小させ、フォーク(27)先端部を圃場に載置されたコンテナ(16)の底面に対し抜差しできる高さにフォーク(27)を下降させ、その状態で機体を前後に移動させることによりコンテナ(16)の積降しを行う。また空のコンテナ(16)をフォーク(27)に搭載した状態でシリンダ(28)を伸長させて行き、図4の実線に示すようにガイド孔(25)の上端に回動支点軸(26)が位置する最上昇位置にフォーク(27)と空のコンテナ(16)を持上げ、図4の仮想線に示すようにさらにシリンダ(28)を最伸長状態まで伸長させて行き、ガイド孔(25)の上端に位置する回動支点軸(26)を中心にフォーク(27)と空のコンテナ(16)を反時計方向に回動させ、そのコンテナ(16)の中に選別コンベヤ(20)の後部を入れ込み、その状態で玉葱の収穫作業を開始し、以後、コンテナ(16)に積込まれた玉葱の量に応じてシリンダ(28)を縮小して行き、ガイド孔(25)の上端に位置する回動支点軸(26)を中心にフォーク(27)とコンテナ(16)を時計方向に回動させ、コンテナ(16)を順次起こして行きながら玉葱の積込みを行い、荷降ろしが近ずいたらガイド孔(25)の上端に回動支点軸(26)が位置する最上昇位置でフォーク(27)とコンテナ(16)を起立状態に戻し(図4の実線状態)、コンテナ(16)が満杯になるまで玉葱を積込み、コンテナ(16)が満杯になるとシリンダ(28)をさらに縮小させ、コンテナ(16)の底面が接地するまでフォーク(27)を下降させ(図6の状態)、満杯状態のコンテナ(16)を圃場に載置し、別の空のコンテナ(16)をフォーク(16)に積込むように構成している。 【0011】また、前記フォークリフト(15)は、支柱(24)の中間部後側面に回転自在に軸支するガイドローラ(29)とフォーク(27)の背面側に突出固定するリブ板であるならい板(30)とからなるチルト機構を設け、フォーク(27)の背面側に最も多く張出すならい板(30)の上端部に前記回動支点軸(26)を横架し、フォーク(27)を時計方向に回り勝手に支柱(24)に支持させ、ガイドローラ(29)にならい板(30)の端縁を押当てながらフォーク(27)を最上昇位置から下降させるもので、ならい板(30)に台形状の凹部(31)を設け、図4の実線に示すようにフォーク(27)を最上昇位置で位置保持しているとき、凹部(31)の真下のならい板(30)の下部作用端縁(32)をガイドローラ(29)に押当てることにより、コンテナ(16)の底面に差込むフォーク(27)先端部を地面と平行状態に保持し、フォーク(27)を最上昇位置から下降させるとき、ならい板(30)の下部作用端縁(32)と連続する凹部(31)の下部斜辺である傾斜状の中間作用端縁(33)から凹部(31)の底片である上部作用端縁(34)を連続的にガイドローラ(29)に押当てることにより、フォーク(27)を順次時計方向に傾動させて行き、図6に示すようにフォーク(27)をコンテナ積降ろし位置に下降させたとき、フォーク(27)先端部を後下がり傾斜状態に保持し、この状態でコンテナ(16)の積降ろしを行わせように構成している。 【0012】上記のように、フォーク(27)を最上昇位置から下降させながら、チルト機構によりフォーク(27)先端部を後下がり傾斜状態に傾斜させ、それに搭載しているコンテナ(16)の底面を後部から順に接地させることにより、コンテナ(16)を圃場にスムーズに載置することができ、またフォーク(27)先端部を後下がり傾斜状態に保持し、その状態で機体を前後に移動させてフォーク(27)先端部をコンテナ(16)の底面に対し抜差しすることにより、コンテナ(16)の積降ろしがスムーズに行えるものである。 【0013】前記フォーク(27)には、それに搭載したコンテナ(16)の左右外側に作業者が立ってコンテナ(16)に積込まれた玉葱の均平作業を行わせるための左右の均平作業用ステップ(35)が設けられ、選別作業中にその作業者が選別作業者用ステップ(22)から均平作業用ステップ(35)に乗移り可能とすると共に、均平作業用ステップ(35)には、それに圃場から直接搭乗するためのはしご(36)が設けられている。さらにフォーク(27)に対するコンテナ(16)の左右位置決めを左右の均平作業用ステップ(35)で行わせ、フォーク(27)にコンテナ(16)が左又は右に位置ズレした状態で搭載されたり、フォーク(27)に搭載したコンテナ(16)が左又は右に位置ズレするのを左右の均平作業用ステップ(35)で防止している。 【0014】図7及び図8に示す如く、前記ピックアップ部(8)は、拾上コンベヤ(11)のコンベヤ側板(37)に掘取刃(9)及び掻込コンベヤ(10)及び左右のゲージ輪(12)を取付けて構成するもので、拾上コンベヤ(11)をその後部コンベヤ軸(38)を介して持上コンベヤ(7)の左右のコンベヤ側板(39)の下端部に上下動自在に枢支し、拾上コンベヤ(11)をゲージ輪(12)により地面の凹凸に追従して上下動させると共に、拾上コンベヤ(11)のコンベヤ側板(37)と持上コンベヤ(7)のコンベヤ側板(39)との間に左右の油圧シリンダ(40)を張設し、拾上コンベヤ(11)をシリンダ(40)により昇降させるように構成している。 【0015】また、持上コンベヤ(7)のコンベヤ側板(39)の下端部にリミットスイッチレバー(41)付きのリミットスイッチ(42)を取付けると共に、リミットスイッチ(42)の操作ピン(43)を拾上コンベヤ(11)のコンベヤ側板(37)に取付け、図8に示すように拾上コンベヤ(11)をそれが略水平姿勢になる設定高さ(H)に上昇させたとき操作ピン(43)とリミットスイッチレバー(41)を接触させ、拾上コンベヤ(11)を設定高さ(H)以上に上昇させたとき操作ピン(43)でリミットスイッチレバー(41)を押してリミットスイッチ(42)をオフ保持させ、拾上コンベヤ(11)を設定高さ(H)以下に下降させたとき操作ピン(43)をリミットスイッチレバー(41)から離してリミットスイッチ(42)をオン保持させ、拾上コンベヤ(11)の高さが設定高さ(H)以上か以下かを前記リミットスイッチ(42)で検出するように構成している。 【0016】また、図9に示すように前記シリンダ(40)は単動形で、油圧ポンプ(44)の吐出ポートに上昇用電磁切換弁(45)を介して接続され、ポンプ(44)からシリンダ(40)への流路にチェックバルブ(46)を設けると共に、シリンダ(40)からオイルタンク(47)への流路を開閉する下降用電磁弁(48)を設けている。また図10に示すようにバッテリ(49)に上昇用電磁切換弁(45)の上昇切換ソレノイド(45a)と下降用電磁弁(48)の下降ソレノイド(48a)を並列に接続させ、上昇切換ソレノイド(45a)を上昇操作スイッチ(50)を介して短絡させ、下降ソレノイド(48a)を下降操作スイッチ(51)を介して短絡させている。そして下降操作スイッチ(51)がオフで下降ソレノイド(48a)への通電が遮断された状態で、下降用電磁弁(48)がその復帰バネ(48b)で右側のブロックに切換保持され、その右側のブロックのチェックバルブ(48c)により、シリンダ(40)からオイルタンク(47)への流路が閉鎖された状態(図9の状態)で、上昇操作スイッチ(50)をオン操作することにより、その間上昇切換ソレノイド(45a)に通電し、上昇用電磁切換弁(45)を右側のブロックに切換え、ポンプ(44)からシリンダ(40)に圧力油を送り、そのシリンダ(40)を縮小させ、拾上コンベヤ(11)を上昇させ、且つ、上昇操作スイッチ(50)をオフにしたときの上昇操作位置でシリンダ(40)により拾上コンベヤ(11)を位置保持させる一方、下降操作スイッチ(51)をオン操作することにより、その間下降ソレノイド(48a)に通電し、下降用電磁弁(48)を左側のブロックに切換え、シリンダ(40)からオイルタンク(47)への流路を開放し、シリンダ(40)の圧力を開放し、拾上コンベヤ(11)の重量でシリンダ(40)を伸長させ、拾上コンベヤ(11)を下降させ、且つ、下降操作スイッチ(51)をオフにしたときの下降操作位置でシリンダ(40)により拾上コンベヤ(11)を位置保持させるように構成している。 【0017】そして、拾上コンベヤ(11)の高さが設定高さ(H)以上か以下かを検出する前記リミットスイッチ(42)の出力に基づいて、前記下降用電磁弁(48)を設定高さ(H)以上のときは昇降操作後「閉」状態(図9の状態)に、設定高さ(H)以下のときは昇降操作後「開」状態に切換えるフローティング機構を設けるもので、図10に示すように前記バッテリ(49)にフローティングスイッチ(52)を介して接続され、且つ、前記リミットスイッチ(42)を介して短絡されるリレーコイル(53a)と、前記下降ソレノイド(48a)と下降操作スイッチ(51)の間に組込まれ、下降ソレノイド(48a)を下降操作スイッチ(51)を介して短絡させる回路と直接短絡させる回路に切換えるリレースイッチ(53b)とからなるフローティングリレー(53)を設け、フローティングスイッチ(52)がオン操作された状態で、リミットスイッチ(42)がオフ操作されている間、即ち拾上コンベヤ(11)の昇降範囲中、設定高さ(H)以上の範囲で、フローティングリレー(53)のリレーコイル(53a)への通電を遮断し、下降ソレノイド(48a)を下降操作スイッチ(51)を介して短絡させる回路にリレースイッチ(53)を介して切換えることにより、上昇操作スイッチ(50)及び下降操作スイッチ(51)による拾上コンベヤ(11)の昇降操作とその昇降操作位置でのシリンダ(40)による拾上コンベヤ(11)の位置保持を可能とする一方、リミットスイッチ(42)がオン操作されている間、即ち拾上コンベヤ(11)の昇降範囲中、設定高さ(H)以下の範囲では、フローティングリレー(53)のリレーコイル(53a)へ通電し、下降ソレノイド(48a)を直接短絡させる回路にリレースイッチ(53b)を介して切換えることにより、拾上コンベヤ(11)をゲージ輪(12)が接地するまで下降させ、拾上コンベヤ(11)をゲージ輪(12)により地面の凹凸に追従して上下動させるように構成している。 【0018】また、フローティングスイッチ(52)の二次側にリレーコイル(54a)とリレースイッチ(54b)を並列に接続させる上昇優先リレー(54)を設け、フローティングスイッチ(52)に上昇優先リレー(54)のリレースイッチ(54b)を介してフローティングリレー(53)のリレーコイル(53a)を接続させ、上昇優先リレー(54)のリレーコイル(54a)を上昇操作スイッチ(50)を介して短絡させるもので、上昇操作スイッチ(50)がオン操作されている間、上昇優先リレー(54)のリレーコイル(54a)に通電してリレースイッチ(54b)をオフ保持することにより、フローティングリレー(53)のリレーコイル(53a)への通電を遮断し、フローティング動作を中断させるように構成している。 【0019】また、持上コンベヤ(7)及び拾上コンベヤ(11)及び掻込コンベヤ(10)にエンジン(4)動力を継断自在に伝達するための後述する作業クラッチが「入」のときオンになり「切」のときオフになる作業クラッチスイッチ(55)を設け、その作業クラッチスイッチ(55)をバッテリ(49)とフローティングスイッチ(52)の間に組込み、作業クラッチが「入」のとき、即ち作業時にのみ上記フローティング機構を作動させるように構成している。 【0020】上記から明らかなように、玉葱を圃場から拾上げる拾上コンベヤ(11)をシリンダ(40)により昇降させる玉葱収穫機において、拾上コンベヤ(11)をその昇降範囲中設定高さ(H)以上の範囲で昇降操作位置にシリンダ(40)により位置保持し、且つ、前記設定高さ(H)以下の範囲でシリンダ(40)の圧力を開放してゲージ輪(12)により地面の凹凸に追従して上下動させるフローティング機構を設けたもので、拾上コンベヤ(11)をその昇降範囲中設定高さ(H)以上の範囲で持上げ高さを調節できるから、路上での移動時等には拾上コンベヤ(11)を最上昇位置に持上げて位置保持でき、圃場の端での回行移動時等には拾上コンベヤ(11)を最上昇位置ではなく、設定高さ(H)より少しだけ高い位置に持上げて位置保持でき、次工程の作業に素早く取りかかれるものである。またフローティング機構は、拾上コンベヤ(11)の高さが設定高さ(H)以上か以下かを検出する検出器であるリミットスイッチ(42)の出力に基づいて、シリンダ(40)からタンク(47)への流路を開閉する電磁弁(48)を、設定高さ(H)以上のときは昇降操作後「閉」状態に、設定高さ(H)以下のときは昇降操作後「開」状態に切換るもので、既存構造を有効利用して簡単に得られるから、製造コストの上昇を抑えることができるものである。またフローティング機構を作業クラッチが「入」のときにのみ作動させる牽制部材である作業クラッチスイッチ(55)を設けたもので、フローティング機構を作業時にのみ作動可能とするから、移動時にフローティング機構により拾上コンベヤ(11)を不用意に下降させて破損させる等の誤動作を防止できるものである。また拾上コンベヤ(11)の上昇操作時にフローティング動作を中断させる上昇優先部材である上昇優先リレー(54)を設けたもので、拾上コンベヤ(11)を上昇操作だけでいつでも確実に持上げることができるから、圃場の端での回行移動時の操作が煩雑になるのを防止できると共に、拾上コンベヤ(11)を緊急に持上げることも行えて作業を安全に行えるものである。 【0021】図7及び図8に示す如く、拾上コンベヤ(11)のコンベヤ側板(11)に上下動自在に枢支する左右の支持フレーム(56)にゲージ輪(12)を取付け、その支持フレーム(56)間に横杆(57)を回転自在に横架し、横杆(57)に設けるアーム(58)を連結杆(59)を介して拾上コンベヤ(11)のコンベヤ側板(11)に連結すると共に、アーム(58)と支持フレーム(56)間に油圧シリンダ(60)を張設するもので、シリンダ(60)の伸縮によりゲージ輪(12)を昇降させ、拾上コンベヤ(11)の対地高さを調節するように構成している。 【0022】図11及び図12に示す如く、前記持上コンベヤ(7)は、そのコンベヤ側板(39)が上コンベヤ側板(39a)と下コンベヤ側板(39b)とに分割され、上下のコンベヤ側板(39a)(39b)が中間軸(61)を介して折曲自在に連結され、コンベヤ側板(39)の折曲部で折曲がり可能とされるもので、機台(1)からエンジン部(3)の左右外側に立設固定する左右のガードフレーム(62)の上に左右の支持フレーム(63)を立設固定させ、持上コンベヤ(7)を上コンベヤ側板(39a)の端部に横架する上部コンベヤ軸(64)を介して支持フレーム(63)の上端部に上下動自在に枢支させると共に、下コンベヤ側板(39b)の下端部を左右のリフトアーム(65)を介して機台(1)に上下動自在に枢支させ、機台(1)とリフトアーム(65)間に張設する油圧シリンダ(66)により持上コンベヤ(7)をコンベヤ側板(39)の折曲部で折曲げながら昇降させるように構成している。 【0023】また、図7及び図8にも示すように平坦な圃場で機体が前後に傾いていない状態で、持上コンベヤ(7)を地面から所定高さ(約100ミリ前後)持上げたときの通常作業位置、それ以下に持上コンベヤ(7)が下降するのを規制する下降規制部材である左右のストッパー(67)とその下降規制を解除する操作部材である操作レバー(68)を設けるもので、ストッパー(67)は下コンベヤ側板(39b)の下部外面で、リフトアーム(65)の上側に前後方向の軸回りで回動自在に取付けられ、内面が下コンベヤ側板(39b)の外面に当接して下向き姿勢となる作用位置にコイルバネ(69)で常時バネ付勢され、且つ、操縦部(6)側の下コンベヤ側板(39b)の上部外面に傾倒操作自在に取付けた操作レバー(68)にワイヤー(70)を介して連動連結され、図7及び図11に示すように持上コンベヤ(7)をその重量で通常作業位置まで下降させたとき、作用位置に下向き姿勢で位置保持されているストッパー(67)をリフトアーム(65)に上方から当接させることにより、持上コンベヤ(7)が通常作業位置以下に下降するのを規制し、持上コンベヤ(7)を通常作業位置に位置保持する一方、操縦部(6)のオペレータにより操作レバー(68)を操作させ、ストッパー(67)のワイヤー(70)を引っ張り、図12に示すようにストッパー(67)を作用位置から外側に回動変位させてリフトアーム(65)との係止を解除することにより、持上コンベヤ(7)を通常作業位置以下に下降可能とするように構成している。 【0024】上記から明らかなように、クローラ走行装置(2)を有する機台(1)の前方側から上方に亘って後上がり傾斜状態に持上コンベヤ(7)を配置し、持上コンベヤ(7)を昇降自在に機台(1)に取付けると共に、圃場から玉葱を拾上げる拾上コンベヤ(11)を持上コンベヤ(7)の下端側に取付ける玉葱収穫機において、持上コンベヤ(7)が通常作業位置以下に下降するのを規制する下降規制部材であるストッパー(67)とその下降規制を解除する操作部材である操作レバー(68)を設けたもので、平坦な圃場では図7及び図11に示すように持上コンベヤ(7)をストッパー(67)により最下降位置より高い通常作業位置に位置保持し、ゲージ輪(12)を接地させた状態で、拾上コンベヤ(11)をゲージ輪(12)により地面の凹凸に追従して上下動させながら作業を行い、圃場の端等では旋回の轍等で地面が掘下げられているため、収穫済みの畦から未収穫の畦に回行移動して作業を開始するときの機体姿勢が後下がりとなり、ゲージ輪(12)及び拾上コンベヤ(11)が地面から浮上がった状態となって、玉葱を圃場から拾上げ得ないことが起こる。このような場合に、図12に示すようにストッパー(67)による持上コンベヤ(7)の下降規制を解除して、持上コンベヤ(7)を通常作業位置以下に下降させることにより、ゲージ輪(12)を接地させることができて、拾上コンベヤ(11)をゲージ輪(12)により地面の凹凸に追従して上下動させることができ、拾上コンベヤ(11)の拾上げ高さを適切な高さに調節できるから、玉葱を圃場から確実に拾上げて拾残しのない収穫作業が行えるものである。また持上コンベヤ(7)のコンベヤ側板(39)を上下に分割して折曲自在に連結し、持上コンベヤ(7)を上コンベヤ側板(39a)の端部で機台(1)に立設固定する支持フレーム(63)に上下動自在に枢支させると共に、下コンベヤ側板(39b)をリフトアーム(65)を介して機台(1)に上下動自在に枢支させ、持上コンベヤ(7)をコンベヤ側板(39)の折曲部で折曲げながら昇降させるもので、持上コンベヤ(7)の昇降時に、持上コンベヤ(7)の下部は平行移動又は略平行移動しながら昇降するから、拾上コンベヤ(11)と持上げコンベヤ(7)間の玉葱の受継姿勢をあまり変化させることなく安定した受継性能を得られるものである。またストッパー(67)は、下コンベヤ側板(39b)に回動自在に取付けられて、作用位置に常時バネ付勢され、且つ、操作レバー(68)と連動連結され、持上コンベヤ(7)が通常作業位置に下降したときにリフトアーム(65)に当接させることにより、持上コンベヤ(7)を通常作業位置に位置保持する一方、操作レバー(68)によりストッパー(67)を非作用位置に回動させ、リフトアーム(65)との係止を解除することにより、持上コンベヤ(7)を通常作業位置以下に下降可能とするもので、簡単な構造で製造コストを抑えながら持上コンベヤ(7)の下降規制及びその解除を行えるものである。また機台(1)の一側に突出して配置される操縦部(6)側の持上コンベヤ(7)のコンベヤ側板(39)に操作レバー(68)を配置したもので、操縦部(6)から持上コンベヤ(7)の下降規制解除操作を他の操作と同時に行え、作業を連続して適正に行えるものである。 【0025】図11及び図12に示す如く、エンジン部(3)にエンジン(4)とミッション(5)と共に作業用の変速ケース(71)を内蔵し、エンジン(4)の出力軸(72)からミッション(5)の入力軸(73)に伝動ベルト(74)で動力を伝達してクローラ走行装置(2)を駆動する一方、エンジン(4)の出力軸(72)から変速ケース(71)の入力軸(75)に伝動ベルト(76)で動力を伝達し、その変速ケース(71)の出力軸であるPTO軸(77)から作業用の動力を取出すもので、そのPTO軸(77)から支持フレーム(63)の下部に設けるカウンタ軸(78)に伝動ベルト(79)及びテンションローラである作業クラッチ(80)で動力を継断自在に伝達し、カウンタ軸(78)から持上コンベヤ(7)の後部コンベヤ軸(64)に伝動チェン(81)で動力を伝達し、その持上コンベヤ(7)を駆動すると共に、カウンタ軸(78)から茎葉分離コンベヤ(13)の後部コンベヤ軸(82)に伝動チェン(83)で動力を伝達し、その茎葉分離コンベヤ(13)を駆動している。また拾上コンベヤ(11)はその後部コンベヤ軸(38)に持上コンベヤ(7)の下部コンベヤ軸(84)から伝動チェン(85)で動力が伝達されて駆動され、掻込コンベヤ(10)はその後部コンベヤ軸(86)に拾上コンベヤ(11)の後部コンベヤ軸(38)から伝動チェン(87)で動力が伝達されて駆動されている。 【0026】図13乃至図15に示す如く、機台(1)の後半部に固定して貯留箱(17)及び左右の選別作業者用ステップ(22)を取付ける選別台(88)の上にコンベヤ台(89)を固定し、前記選別コンベヤ(20)の左右のコンベヤ側板(90)をコンベヤ台(89)に後上がり傾斜状態に上載固定し、選別コンベヤ(20)を後上がり傾斜状態に設けている。選別コンベヤ(20)のコンベヤ側板(90)の前端側には複数の小玉抜ローラ(91)が前後方向に並設され、且つ、後側の小玉抜ローラ(91)ほど支持高さが低くなるように、各小玉抜ローラ(91)が選別コンベヤ(20)のコンベヤ側板(90)に回転自在に横架され、小玉抜コンベヤ(23)が選別コンベヤ(20)の直前に後下がり傾斜状態で形成されている。 【0027】選別コンベヤ(20)は、その前部コンベヤ軸(92)を小玉抜コンベヤ(23)の最後の小玉抜ローラ(91)の直後でコンベヤ側板(90)に横架し、後部コンベヤ軸(93)をコンベヤ側板(90)の後端部に横架し、前部コンベヤ軸(92)と後部コンベヤ軸(93)との間にスプロケット(94)を介して左右の無端状のコンベヤチェン(95)を張設すると共に、横杆であるコンベヤローラ(96)をそれぞれローラ軸(97)を介してコンベヤチェン(95)の間に等間隔に横架し、ローラコンベヤに形成している。 【0028】また、選別コンベヤ(20)の後部コンベヤ軸(93)はその両端部をコンベヤ側板(90)に対し前後移動自在に軸受けされ、且つ、図示しないテンションバネで後方に弾圧され、コンベヤチェン(95)のテンション調節を行えるようになっている。またコンベヤ側板(90)の中間部外側面には放出シュート(21)が取付けられると共に、一側のコンベヤ側板(90)の前部外側面には選別コンベヤ(20)の駆動源である油圧モータ(98)が取付けられ、選別コンベヤ(20)がその前部コンベヤ軸(92)にモータ(98)の出力軸(99)から伝動チェン(100)で伝達される動力で駆動され、小玉抜コンベヤ(23)の各小玉抜ローラ(91)が選別コンベヤ(20)の前部コンベヤ軸(92)から伝動チェン(101)で伝達される動力で駆動されている。 【0029】また、選別コンベヤ(20)の各コンベヤ軸(92)(93)上にコンベヤローラ(96)を回行案内する左右の円板状の回行ガイド(102)を設けている。さらにコンベヤ側板(90)の下端から内側に直角に延出する延出部(90a)を設け、選別コンベヤ(20)の非搬送側直走区間を移動するコンベヤローラ(96)の左右端部を延出部(90a)で下側から支持するもので、多数のコンベヤローラ(96)のうち、あるコンベヤローラ(96a)が非搬送側直走区間の終端側に移動したときその直後のコンベヤローラ(96)との隙間を拡大させ、搬送側直走区間のコンベヤローラ(96)の隙間から抜落ちて非搬送側直走区間のコンベヤローラ(96)の隙間を抜落ちずに前側の回行部内側に溜まる小石等を定期的に排出する詰まり防止機構を設けている。 【0030】詰まり防止機構は、あるコンベヤローラ(96a)のローラ軸(97a)の左右の端部をその直前のコンベヤローラ(96)のローラ軸(97)の左右の端部に左右の揺動リンク(103)によって回動変移自在に支持すると共に、コンベヤローラ(96)(96a)の左右端部を非搬送側直走区間の始端(コンベヤ後端)から終端(コンベヤ前端)の手前までを左右のコンベヤ側板(90)の延出部(90a)によって下側から支持することにより、左右の揺動リンク(103)によって直前のコンベヤローラ(96)に回動変移自在に支持したコンベヤローラ(96a)が延出部(90a)が無い非搬送側直走区間の終端部に移動すると、そのコンベヤローラ(96a)がその直前のコンベヤローラ(96)の真下に吊下がる状態に回動変移し、その直後のコンベヤローラ(96)との隙間を拡大するように構成している。左右のコンベヤチェン(95)に回動変移自在に支持するコンベヤローラ(96a)を設ける本数は適宜選択することができる。1本だけ設ける場合には、搬送側直走区間のコンベヤローラ(96)の隙間から抜落ちて非搬送側直走区間のコンベヤローラ(96)の隙間を抜落ちずに前側の回行部内側に溜まる小石等の排出を、選別コンベヤ(20)の1回転当たり1回行い、2本等間隔に設ける場合には選別コンベヤ(20)の2分の1回転当たり1回行い、3本等間隔に設ける場合には選別コンベヤ(20)の3分の1回転当たり1回行い、n本等間隔に設ける場合には選別コンベヤ(20)のm分の1回転当たり1回行うようになる(n=m)。詰まり防止機構によって選別コンベヤ(20)の各コンベヤ軸(92)(93)及び各スプロケット(94)及び各コンベヤチェン(95)を小石等の噛込みによって耐久性を著しく低下させるのを防止するようになっている。詰まり防止機構によって選別コンベヤ(20)の前端部から下方に排出される小石等は小玉抜コンベヤ(23)で濾過されたものと同様に前部左右受箱(19)に落とされて収集されるようになっている。選別コンベヤ(20)の非搬送側直走区間の終端の手前から前側の回行部の下側を経て小玉抜コンベヤ(23)の後部の下側までのコンベヤ側板(90)を下方に膨出する左右の膨出部(104)を設け、膨出部(104)で延出部(90a)を他の部分より下側に設けることによって、揺動リンク(103)によって直前のコンベヤローラ(96)に回動変移自在に支持したコンベヤローラ(96a)を非搬送側直走区間の終端部の手前から前側の回行部の前端で直前のコンベヤローラ(96)の真下に吊下がる状態に回動変移できるようにしている。 【0031】さらに、図16及び図17にも示す如く、選別コンベヤ(20)のコンベヤローラ(96)(96a)を搬送側直走区間の所定区間でのみ左右に傾動(ローリング)させるローリング機構を設けるもので、そのローリング機構は、コンベヤローラ(96)(96a)の左右端部を搬送側直走区間でこの前端から後端に亘って下側から支持する縦杆である左右のコンベヤレール(105)を設け、その左右のコンベヤレール(105)を前・中・後の三つに分割し、左右の前部コンベヤレール(106)と左右の後部コンベヤレール(107)を左右のコンベヤ側板(90)にそれを一体連結している前後の横連結フレーム(108)を介して固定し、また左右の中間コンベヤレール(109)の下側で左右のコンベヤ側板(90)間に2組の平行軸(110a)(110b)・(111a)(111b)を回転自在に横架し、1組の平行軸(110a)(110b)の左端部から一体延出する前後一対の平行リンク(112a)(112b)を左側の中間コンベヤレール(109)に連結する一方、残り1組の平行軸(111a)(111b)の右端部から一体延出する前後一対の平行リンク(113a)(113b)を右側の中間コンベヤレール(109)に連結し、左右の中間コンベヤレール(109)を左右独立して上下動自在にコンベヤ側板(90)に支持させ、さらに左側の平行リンク(112a)(112b)を一体延出した1組の平行軸(110a)(110b)のうち後側の軸(110b)の右端部を右側のコンベヤ側板(90)の外側に突出させ、その突出端に操作レバー(114)を取付けると共に、その操作レバー(114)を挿通させて各操作位置に係止させるレバー溝(115)を有するレバー係止板(116)を右側のコンベヤ側板(90)に取付ける一方、右側の平行リンク(113a)(113b)を一体延出した1組の平行軸(111a)(111b)のうち後側の軸(111b)の左端部を左側のコンベヤ側板(90)の外側に突出させ、その突出端に操作レバー(117)を取付けると共に、その操作レバー(117)を挿通させて各操作位置に係止させるレバー溝(118)を有するレバー係止板(119)を左側のコンベヤ側板(90)に取付けている。 【0032】そして、左右の操作レバー(117)(114)を各レバー溝(118)(115)の上端側の下降操作位置に保持し、左右の平行リンク(112a)(112b)・(113a)(113b)を倒伏させ、左右の中間コンベヤレール(109)をその下側の2組の平行軸(110a)(110b)(111a)(111b)に当接支持させることにより、左右の中間コンベヤレール(109)をその上縁が前後のコンベヤレール(106)(107)の上縁と一直線状になる高さに位置保持し、選別コンベヤ(20)のコンベヤローラ(96)(96a)をその搬送側直走区間の始端から終端までの全区間に亘って傾動させずに移動させ、選別コンベヤ(20)の前端から後端に亘って平坦な搬送面を形成し、また左右の操作レバー(117)(114)を各レバー溝(118)(115)の下端側の上昇操作位置に保持し、左右の平行リンク(112a)(112b)・(113a)(113b)を起立させ、左右の中間コンベヤレール(109)をその下側の2組の平行軸(110a)(110b)(111a)(111b)から同じ高さだけ持上げ支持させることにより、左右の中間コンベヤレール(109)をその上縁が前後のコンベヤレール(106)(107)の上縁より高くなる高さに位置保持し、選別コンベヤ(20)のコンベヤローラ(96)(96a)をその搬送側直走区間のうち、コンベヤローラ(96)(96a)が中間コンベヤレール(109)上を移動する区間だけ、コンベヤローラ(96)(96a)が前後のコンベヤレール(106)(107)上を移動する区間よりも、高い位置で、且つ、傾動させずに移動させ、選別コンベヤ(20)の前端から後端に中間部のみが前部と後部より高くなる搬送面を形成し、また図16の(a)及び図17の(a)に示すように、右側の操作レバー(114)をレバー溝(115)の下端側の上昇操作位置に保持する一方、左側の操作レバー(117)をレバー溝(118)の上端側の下降操作位置に保持し、左側の平行リンク(112a)(112b)を起立させる一方、右側の平行リンク(113a)(113b)を倒伏させ、左側の中間コンベヤレール(109)をその下側の2組の平行軸(110a)(110b)(111a)(111b)から持上げ支持させる一方、右側の中間コンベヤレール(109)をその下側の2組の平行軸(110a)(110b)(111a)(111b)に当接支持させることにより、左側の中間コンベヤレール(109)をその上縁が前後のコンベヤレール(106)(107)の上縁より高くなる高さに位置保持する一方、右側の中間コンベヤレール(109)をその上縁が前後のコンベヤレール(106)(107)の上縁と一直線状になる高さに位置保持し、選別コンベヤ(20)のコンベヤローラ(96)(96a)をその搬送側直走区間のうち、コンベヤローラ(96)(96a)が中間コンベヤレール(109)上を移動する区間だけ、コンベヤローラ(96)(96a)の左端部が右端部より高くなる傾斜姿勢で移動させ、選別コンベヤ(20)の前端から後端に中間部のみが左上がりの傾斜面となる搬送面を形成し、また図16の(b)及び図17の(b)に示すように、左側の操作レバー(117)をレバー溝(118)の下端側の上昇操作位置に保持する一方、右側の操作レバー(114)をレバー溝(115)の上端側の下降操作位置に保持し、右側の平行リンク(113a)(113b)を起立させる一方、左側の平行リンク(112a)(112b)を倒伏させ、右側の中間コンベヤレール(109)をその下側の2組の平行軸(110a)(110b)(111a)(111b)から持上げ支持させる一方、左側の中間コンベヤレール(109)をその下側の2組の平行軸(110a)(110b)(111a)(111b)に当接支持させることにより、右側の中間コンベヤレール(109)をその上縁が前後のコンベヤレール(106)(107)の上縁より高くなる高さに位置保持する一方、左側の中間コンベヤレール(109)をその上縁が前後のコンベヤレール(106)(107)の上縁と一直線状になる高さに位置保持し、選別コンベヤ(20)のコンベヤローラ(96)(96a)をその搬送側直走区間のうち、コンベヤローラ(96)(96a)が中間コンベヤレール(109)上を移動する区間だけ、コンベヤローラ(96)(96a)の右端部が左端部より高くなる傾斜姿勢で移動させ、選別コンベヤ(20)の前端から後端に中間部のみが右上がりの傾斜面となる搬送面を形成するものである。 【0033】また、中間コンベヤレール(109)は台形状に形成され、また前部コンベヤレール(106)と後部コンベヤレール(107)より少し内側又は外側に位置ズレさせた位置に配置されると共に、前部が前部コンベヤレール(106)の後部と側面視でラップし、且つ、後部が後部コンベヤレール(107)の前部と側面視でラップする長さに形成され、コンベヤローラ(96)(96a)を前部コンベヤレール(106)から中間コンベヤレール(109)にその前端の後上がり傾斜縁(109a)を介してスムーズに移動させ、コンベヤローラ(96)(96a)を後部コンベヤレール(107)に中間コンベヤレール(109)からその後端の後下がり傾斜縁(109b)を介してスムーズに移動させるように構成している。 【0034】通常、選別コンベヤ(20)の左右外側に搭乗する二人の選別作業者により、選別コンベヤ(20)上から傷付き玉及び腐敗玉等が除去されるのであるが、傾斜地等で玉葱が選別コンベヤ(20)の一側に片寄って搬送される場合、選別作業が行い難くなり、また平坦地等で玉葱が選別コンベヤ(20)の一側に片寄らずに搬送される場合、一人の選別作業者では選別作業が行い難くなるが、上記から明らかなように、圃場から拾上げた玉葱をコンテナ(16)に積込む選別コンベヤ(20)を設けた玉葱収穫機において、選別コンベヤ(20)の搬送面を形成する多数の横杆であるコンベヤローラ(96)(96a)を搬送側直走区間の所定区間でのみ左右に傾動自在に構成したもので、二人の選別作業者により選別作業を行っている場合で、傾斜地等で玉葱が選別コンベヤ(20)の一側に片寄って搬送され、選別作業が行い難くなる場合には、搬送側直走区間の所定区間でのみコンベヤローラ(96)(96a)を圃場の傾斜と反対に傾動させて水平姿勢に戻し、また一人の選別作業者により選別作業を行っている場合で、平坦地等で玉葱が選別コンベヤ(20)の一側に片寄らず、選別作業が行い難くなる場合には、搬送側直走区間の所定区間でのみコンベヤローラ(96)(96a)を選別作業者側か低くなるように傾動させて傾斜姿勢にすることにより、選別作業が行い易くなり、また選別コンベヤ(20)全体を左右に傾動させないから、選別コンベヤ(20)を機台(1)に固定支持して振動防止及び支持構造の簡素化等を容易に図ることができると共に、コンベヤローラ(96)(96a)を搬送側直走区間の中間の所定区間でのみ左右に傾動させることにより、選別コンベヤ(20)の玉葱受入れ及び放出を一定姿勢で適正に行えるものである。また選別コンベヤ(20)のコンベヤ側板(90)を機台(1)に固定し、搬送側直走区間を移動するコンベヤローラ(96)(96a)の左右端部を支持する左右の縦杆である左右のコンベヤレール(105)を複数に分割し、コンベヤローラ(96)(96a)を左右に傾動させる区間以外の左右のコンベヤレール(106)(107)をコンベヤ側板(90)に固定し、コンベヤローラ(96)(96a)を左右に傾動させる区間のコンベヤレール(109)をコンベヤ側板(90)に左右独立して上下動自在に支持するもので、新規な選別コンベヤ(20)を既存構造を有効利用して簡単に安価に得られ、また選別コンベヤ(20)の玉葱搬送高さが選別作業者に対し低い場合には、上下動自在な左右のコンベヤレール(109)を左右同時に上げ、選別コンベヤ(20)の玉葱搬送高さを高くすることにより、楽な姿勢で選別作業を行えるものである。またコンベヤ側板(90)に左右独立して上下動自在に支持したコンベヤレール(109)のうち、左側のコンベヤレール(109)を操作する操作部材である操作レバー(114)を選別コンベヤ(20)の右外側に設け、右側のコンベヤレール(109)を操作する操作部材である操作レバー(117)を選別コンベヤ(20)の左外側に設けるもので、コンベヤローラ(96)(96a)の傾動を操作者側と反対側のコンベヤローラ(96)(96a)端部を持上げて行うから、搬送側直走区間の所定区間でのみコンベヤローラ(96)(96a)を左右に傾動させることができるものである。また選別コンベヤ(20)を後上がり傾斜状態に設けるもので、圃場の端等では旋回の轍等で地面が掘下げられているため、収穫済みの畦から未収穫の畦に回行移動して作業を開始するときの機体姿勢が後下がりとなる場合があり、この場合でもコンテナ(16)底面を地面に接触させない高さにコンテナ(16)を搭載できると共に、選別コンベヤ(20)が後下がりとなり、玉葱が選別コンベヤ(20)上を転がり選別を行えなくなるのを防止できるものである。 【0035】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明の玉葱収穫機は、玉葱を圃場から拾上げる拾上コンベヤ(11)をシリンダ(40)により昇降させる玉葱収穫機において、拾上コンベヤ(11)をその昇降範囲中設定高さ(H)以上の範囲で昇降操作位置にシリンダ(40)により位置保持し、且つ、前記設定高さ(H)以下の範囲でシリンダ(40)の圧力を開放してゲージ輪(12)により地面の凹凸に追従して上下動させるフローティング機構を設けたもので、拾上コンベヤ(11)をその昇降範囲中設定高さ(H)以上の範囲で持上げ高さを調節できるから、従来のような問題を解消でき、次工程の作業に素早く取りかかれるものである。 【0036】また、フローティング機構は、拾上コンベヤ(11)の高さが設定高さ(H)以上か以下かを検出する検出器であるリミットスイッチ(42)の出力に基づいて、シリンダ(40)からタンク(47)への流路を開閉する電磁弁(48)を、設定高さ(H)以上のときは昇降操作後「閉」状態に、設定高さ(H)以下のときは昇降操作後「開」状態に切換るもので、既存構造を有効利用して簡単に得られるから、製造コストの上昇を抑えることができるものである。 【0037】また、フローティング機構を作業クラッチ(80)が「入」のときにのみ作動させる牽制部材である作業クラッチスイッチ(55)を設けたもので、フローティング機構を作業時にのみ作動可能とするから、移動時にフローティング機構により拾上コンベヤ(11)を不用意に下降させて破損させる等の誤動作を防止できるものである。 【0038】また、拾上コンベヤ(11)の上昇操作時にフローティング動作を中断させる上昇優先部材である上昇優先リレー(54)を設けたもので、拾上コンベヤ(11)を上昇操作だけでいつでも確実に持上げることができるから、圃場の端での回行移動時の操作が煩雑になるのを防止できると共に、拾上コンベヤ(11)を緊急に持上げることも行えて作業を安全に行えるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社 【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【識別番号】000107653 【氏名又は名称】スター農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月7日(2000.6.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2001−346421(P2001−346421A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月18日(2001.12.18) |
| 【出願番号】 |
特願2000−170001(P2000−170001) |
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